【R18】Under Control〜公安刑事がドSインテリヤクザに調教されるBL〜

MINAMI@白鳥湖

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FALL DOWN(媚薬+拘束+玩具攻め)

④やっと……!

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 快感の余韻が、脳の奥に滲んで残っている。
 もう、何度目になるのかもわからない。イけそうになるたび、寸前で断ち切られ、高ぶった身体を放置されたまま、また次の波を与えられる。
 最初は、ただただ屈辱で、悔しくて、恥ずかしかった。
 プライドがずたずたに傷ついて苦しかった。
 それが今は────“こわい”。
 イきたいのに、イかせてもらえない。
 イかないと、終わらない。
 終わらないのに、イけない。
 ────それが、怖い。
 けれど。
「ねえ、榊原さん」
 黒崎の声が落ちる。低く、やさしく、甘やかすように。
「もっといじめていいですか?」
 その言葉を聞いた瞬間、身体がぴくりと跳ねた。
 拒絶の反応じゃない。
────“期待”だった。
「……ぁ、あ……だ、め……や、めて……」
 榊原はかすれた声でそう言った。
 でも、その声はどこまでも“弱い”。
 「やめてほしい」なんて、心のどこにもなかった。
 黒崎は、きっとそれをちゃんとわかっていたのだろう。
「ふふ……やっぱり。やめてほしくないんですね」
 黒崎は、テーブルの上の黒い袋から、また別の玩具を取り出した。二つの小さな装置。なんとなく胸に使うものだとはわかった。
 黒崎はまたローションを手に取り、手のひらに出して、温める。榊原は、アナルバイブの緩慢な刺激に喘ぎ声を漏らしながら、その様子を眺めていた。
 きゅん、と身体の中が疼く。
 その玩具で何をされるのかを想像しただけで、ナカがぎゅっと締まってしまう。
「ん、ふぅ……は、、ぁ」
 とろり、と生温かいローションがまた乳首に塗りつけられる。榊原はその感覚にも身震いしてしまった。
 そして小さな装置が両胸に取り付けられる。それはきゅっと吸引する形で乳首に吸い付いた。その内側には、触手のような無数のシリコンの突起がついている。まだ振動していないというのに、その触手が乳首の表面に触れる感覚に腰を揺らした。
「いっぱい気持ちよくなりましょうね」
「ぉお゛ッ……ッッ⁈」
 無数のブラシの細かな突起が、容赦なく突起を刺激する。
 機械仕掛けの快楽が、脳を焼く。
「は、……ッ、ん、ぅう……あ゛、ぁあッ」
 口から声が止まらない。
 いや、もう止められない。
 自分の意思とは関係なく、身体が勝手に喘ぎ、震え、快感を貪る。
「かわいいなぁ……榊原さん、どんどん素直になってきてる。じゃあ最後はこれです」
 身体を震わせながら、黒崎の様子を覗き見る。
「や、だぁ……ッ! それ、は……だめッ!」
 黒崎が最後に取り出したのは、電動マッサージ機であった。それを手に、黒崎は榊原の目の前に近づいてくる。
「まだここを可愛がっていませんでしたね?」
 黒崎の手が、何度も射精を寸止めされて限界にまで膨れ上がったペニスを掴んだ。
 そして、スイッチを入れる。ヴヴヴヴ!という大きなモーター音と共にマッサージ機が激しく振動し始めた。
「だめ、……ッ! やめて、くろさきく……んっ!」
 マッサージ機の先端が内腿に触れる。そして太ももの上をすべらせ、どんどんと内側に近づいてくる。
「やだ、……ッ! いや、……っ!」
 こんなもの、今の状態の局部に当てられたら────
 想像して冷や汗が出た。
 身体は、乳首とアナルへの攻め苦でもうすでに限界を迎えている。
 さらなる快感なんか与えられてしまったら────
 榊原はぎゅっと目を瞑った。
 しかし。
 嫌なのに。
 嫌なのに何故か期待している自分がいることに気づいた。
 もっと─────気持ちよくしてほしい。
 もっともっと────壊してほしい。
 そんな狂った感情が、脳の隅に生まれ始めている。
「ほら、もうおかしくなっていいんですよ」
 マッサージ機が、膨れ上がった陰茎の先端に押し当てられる。
「────ッ!」
 声は、出なかった。
 強烈な快感に、身体は感電したかのように硬直し、仰け反ったたま動かなくなる。
「もっともっと素直に感じてください」
 熱いものが込み上げる。
 腰が、勝手に揺れる。
 喉が鳴る。息が乱れる。
 アナルバイブの振動もまた、知らぬ間に激しさを取り戻していた。前立腺をなぞり、叩き潰すように激しく振動を続ける。そして乳首は、きゅうっと強く吸い上げられながら、柔らかな突起に表面を擦り上げられている。
「あ゛あ゛…………ッ!」
 全身が、敏感になっている。
 もう脳は蕩けていた。
 全身は、電気椅子で処刑された囚人のように、ガクガクと痙攣している。
────イきたい。
──────イかせてほしい。
 榊原は再び口を開いた。
「く、ろ、さき……くんッ! んぉ゛ッ! あ、あああ…………ッ!」
「ん? どうしました?」
 黒崎がマッサージ機を陰茎に押しつけたまま、こちらを見る。
 榊原は、きゅっと結んだ唇を解いた。
「おね、がい……ッ! ……も、う限界……だ、、からッ!は、ぁああああんッ! や、ぁああッ! だ、からその……っ! く、ぅ……」
「限界だから、なんです?」
 白くて細い指が、顎を持ち上げた。
 力が入らず、ただ呆けたように顔を晒す。
 黒崎の表情は相変わらず穏やかだった。
 僕はもう、耐えられなかった────
「い、かせて……くだ……さい……! おね、がいしま、す…………ッ!」
 ぐちゃぐちゃだった。
 頭の中も、身体の感覚も、時間の流れすらも。
 どれだけ喘いで、泣いて、懇願して、拒んで、求めたのかも、もう思い出せなかった。
 何度も寸止めされて、煽られて、焦らされて、
 そのたびに、快感だけが身体の奥に積み上がっていく。
 それが、ようやく。
 ────ようやく、許された。
「…………いいですよ」
 バイブが、前立腺を的確に穿つ。
 吸引ローターの触手が、焼けたような乳首をなぞる。
 電動マッサージ機の強烈な振動が亀頭を嬲る。
 「あ、……ッ! ああ…………ッ」
 イったら、壊れる。
 そうわかっているのに、もう止まらない。
 ナカが痙攣しはじめた。
 ペニスが疼いて、張り詰めて、もう限界だと叫んでいる。
「榊原さん」
 黒崎の声が、耳元に落ちた。
「そろそろ、“許して”あげますね」
──────その瞬間。
「──ッぁあああああああああああアアアアアアアアッッッ!!」
 全身が跳ねた。
 視界が真っ白になり、
 脳がひっくり返るような衝撃が、背骨を駆け上がった。
 股間から火花のような快感が噴き上がる。
 震える腹筋、突き上がる腰、びくびくと痙攣する脚──
 すべてが、暴走していた。
「ん゛お゛お゛お゛……ッ……!! きも、、ちいいッ! きもち……ッ! い゛い゛ッ!……おか、しく……ッ なっちゃ、う…………ッ! ん゛ぁああああッ!」
 言葉にもならない声を吐き出しながら、榊原は絶頂した。
 白濁が噴水のように飛び出す。
 しかし、それは一度では終わらなかった。
「や、、ぁああああっ! イッたって! ねぇッ! イった、からとめ、ッ……てっ!」
 イったばかりで敏感になっている全身を、無機質な機械は容赦なく攻め続ける。
「ぁ、……ぁあ゛あ゛あ゛ーーーーーーーーッ! い゛、い゛ぐッ! イ゛グぅああああああああ!!」
 榊原はあっという間に二回目の絶頂を迎えた。堰を切ったように、精液が噴き出す。
 快感に耐えきれず身体を暴れさせるたび、乳首が擦れ、さらに刺激が加わってしまう。そしてナカを抉るバイブの動きが、延々と快感を上塗りしていく。
「ふふ……気持ちよさそうですね」
 黒崎の言葉は、もう耳に届いていなかった。
 白い天井が、ぐるぐると回る。
────だめ。またイっちゃう────
 呼吸の仕方を忘れたみたいに、肺が動かない。
 口はだらしなく開き、涎が零れた。
「ぁあ゛…………ッ!」
 最後の一撃で、意識の輪郭が溶けた。
 目の焦点が合わない。視界が霞む。身体が完全に弛緩する。
 そして、がくん、と力が抜けて、拘束された手枷に身体を預けたまま、ゆっくりと沈む。
 もう、何も、考えられなかった。
 黒崎の手が、頬に触れる。
 やさしく撫でられたその感触だけが、
 どこか、遠い夢みたいに、心地よかった。
「……やっと、イきましたね。榊原さん」
 それが、“終わり”の合図だった。
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