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1章
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神様~side~
「疲れたわ~」
10日徹夜して仕事をしていたせいで
私はとても疲れていた。
私は神なので暫く寝なくても平気だか疲れるのに変わりは無い。
その日は、疲れていたから仕事をつい投げやりにしてしまった。
その日から1週間が経った。
「大変です!!」
私の秘書から報告が入る。
「作業ミスで魂が元の状態のまま生まれたばかりの体に入ってしまいました!」
「なんですって!!」
私は急いでその子の今の状態を確認する。
「今は異常ないみたい」
私は神だから見たいと思っただけで
その人のことを見れる。
そして見る時間軸も選べる。
続いてその子の…シャルロットの未来の様子を見る。
シャルロットは丁度
処刑台に登らされているところだった
周りは少し離れた所で
「魔力が無い恐ろしい女を早く処刑しろ!!!」と罵声を飛ばしている。
シャルロットは光の消えた目でその光景を見る。
処刑台の下では彼女の両親が必死に抗議していた。
するとシャルロットの感情が流れ込んできた。
『何で、私ばかりいつもこんな目に会うんだろう?
私が幸せになろうとしたのが間違いだったの?
結局学んだ事も全て無駄になったな』
人は異質なものを、自分と違う物を恐れ嫌う。
そしてそれはこの世界でも変わらなかった。
シャルロットは鉄の刃が首に刺さる寸前クスリと自嘲気味に笑いながらこう思った。
『…死ぬのは怖いけれどこれで良かったのかもしれない
だって私が幸せになれるはずが無かったんだから』
そうしてシャルロットの意識は途絶えた。
「…っ、今すぐシャルロットに魔力を授けるわよ!! 」
「残念ながら…それはできません。
貴方だって分かっているでしょう
神が外界に必要以上に関わると関わった世界はその強大な神の力により滅びてしまうと…」
「それはそうだけど、でもっ…!」
元はと言えば私が仕事を適当にやったせいで、シャルロットをこんな目に合わせてしまうのに何もしないなんてそんなの最低だ。
それにあの子は前世でも不遇な扱いを受けていたはず。
「直接的に関わる事はできませんが、
教会などの神聖な場所に来たら未来に起こる事を伝えるくらいはできます。
幸いにもミスした時に器官も発達したままになっていますし、言葉も分かる様になっていますから親の性格上訪れる機会はすぐきます…それでも伝える機会は一度だけですからね」
秘書も未来を見たのだろう。
苦しそうに伝えてくる。
「シャルロットに何とか魔力を持たせる方法はないの?」
「1つだけあります」
「何!!」
「魔術神様が作った物を取り込む事です」
「それは…」
あのバカ息子が面白半分で作った物
色々危険だがシャルロットが生きるためにはそれしか方法が無いのも事実だった。
「疲れたわ~」
10日徹夜して仕事をしていたせいで
私はとても疲れていた。
私は神なので暫く寝なくても平気だか疲れるのに変わりは無い。
その日は、疲れていたから仕事をつい投げやりにしてしまった。
その日から1週間が経った。
「大変です!!」
私の秘書から報告が入る。
「作業ミスで魂が元の状態のまま生まれたばかりの体に入ってしまいました!」
「なんですって!!」
私は急いでその子の今の状態を確認する。
「今は異常ないみたい」
私は神だから見たいと思っただけで
その人のことを見れる。
そして見る時間軸も選べる。
続いてその子の…シャルロットの未来の様子を見る。
シャルロットは丁度
処刑台に登らされているところだった
周りは少し離れた所で
「魔力が無い恐ろしい女を早く処刑しろ!!!」と罵声を飛ばしている。
シャルロットは光の消えた目でその光景を見る。
処刑台の下では彼女の両親が必死に抗議していた。
するとシャルロットの感情が流れ込んできた。
『何で、私ばかりいつもこんな目に会うんだろう?
私が幸せになろうとしたのが間違いだったの?
結局学んだ事も全て無駄になったな』
人は異質なものを、自分と違う物を恐れ嫌う。
そしてそれはこの世界でも変わらなかった。
シャルロットは鉄の刃が首に刺さる寸前クスリと自嘲気味に笑いながらこう思った。
『…死ぬのは怖いけれどこれで良かったのかもしれない
だって私が幸せになれるはずが無かったんだから』
そうしてシャルロットの意識は途絶えた。
「…っ、今すぐシャルロットに魔力を授けるわよ!! 」
「残念ながら…それはできません。
貴方だって分かっているでしょう
神が外界に必要以上に関わると関わった世界はその強大な神の力により滅びてしまうと…」
「それはそうだけど、でもっ…!」
元はと言えば私が仕事を適当にやったせいで、シャルロットをこんな目に合わせてしまうのに何もしないなんてそんなの最低だ。
それにあの子は前世でも不遇な扱いを受けていたはず。
「直接的に関わる事はできませんが、
教会などの神聖な場所に来たら未来に起こる事を伝えるくらいはできます。
幸いにもミスした時に器官も発達したままになっていますし、言葉も分かる様になっていますから親の性格上訪れる機会はすぐきます…それでも伝える機会は一度だけですからね」
秘書も未来を見たのだろう。
苦しそうに伝えてくる。
「シャルロットに何とか魔力を持たせる方法はないの?」
「1つだけあります」
「何!!」
「魔術神様が作った物を取り込む事です」
「それは…」
あのバカ息子が面白半分で作った物
色々危険だがシャルロットが生きるためにはそれしか方法が無いのも事実だった。
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