花忍

まめだだ

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花乞

花乞・追記2

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「前から思っていたけれど、清白のここは才能あるよね。オレのも誰より上手に飲み込むし」

「や、まって、うあぁん……っ!!」


ぼくに覆い被さっていた槐様がいきなり上体を起こして、ぐり、と中の弱いところを抉る。びくびくと腹が波打ち、手の中でびゅくと白濁が飛び散った。


「っ、はぁ…っ!」


情けなさに眉を下げて見上げると、槐様は目を細めて妖艶に微笑っていた。


「最高」


「んう、は、ああぁっ」

改めて体勢を整えた槐様がゆるゆると腰を揺らす。

呼吸が乱れたまま新たな快感を重ねられて、ぼくは溺れたように喘ぐしかない。


「まだ菘の方が同世代だし、年下だし、もっと楽だっただろうにね」

「ひぅ、ああ……!なんで槐様、いじわる、ばっかり…っ」


こんなときに菘の話なんて。さっきの挿入のときだって、まるで他の誰かと比べているような言い方で。なんで、と横目できつく見つめれば、槐様はそっと目を伏せた。


「清白と一回り近く離れてるんだよ。結構気にしてるんだ」

「そんなの、ぼくだって……んやあ、だめっ!」


徐に足の指を舐めしゃぶられ、悲鳴を上げる。
汚いです!と咎めようとして、突き上げる角度が変わったせいでなにも反論できなくなる。

ずるい、と泣けば、「年の功だよ」と言われる。ずるい。


「ああ、あっ、槐様が…っ、いちばん、なのにっ!」


だんだん動きが大きくなって、また下腹の奥がきつくなってくる。


「ひあぁ…っ!だめ、またきちゃ、きちゃう…!きもちいいよぅ……!」


槐様の腕をきつく握り締めて頭を振る。


「くそ!」

「や、あっ、なん、なんで…っ!」


槐様は突然、その大きな手でぼくの中心を戒めて倒れ込んできた。出口を失った絶頂感と大人の男の重みに混乱する。

槐様の高い鼻が頬に擦り付けられ、そのままがぶりと耳朶に歯を立てられる。耳元で槐様の荒い息遣いを感じて、繋がった場所がますます熱くなる。とろとろに蕩けて二人の境目がなくなってしまいそうだ。


「あっ、あ、あ、あぁッ!」

「く…っ、清白の中、熱……っ」


大きく唇を塞がれ、ぬるりと舌を絡められる。ぼくは眦に涙を浮かべて槐様の首にすがりついた。至近距離で美しい双眸に射抜くように見つめられ、口づけたままへらりと笑みを返す。

直後、どくんとまたひとつ槐様が大きくなった。


「え…っ、や、な…!?」

「くそ、かわいすぎる…!!」


ぎちぎちに広がった後ろはすでにぎゅうぎゅうと槐様を締めつけていて、もうこれ以上受け止めきれない。無理だと涙を散らすが、槐様はその凶悪なほど大きいものでなおも深く穿ってくる。


「あー!あーーっ!」


槐様の肩に額を擦りつけて叫ぶ。
きつく戒められたまま、びくびくと背中が激しく震え、頭の中が真っ白になった。

意識が飛んだのは一瞬。

色っぽいうめき声でぼくの中で達する槐様の背中にしがみつきながら、びりびりと指の先まで痺れるような衝撃に耐える。


頭の奥がぼんやりとしてなにも考えられない。
槐様の指の縛りを解かれたそこは力なく萎えて、粗相してしまったかのようにだらだらと粘液が溢れ続け、時折とぷりと白濁を吐き出す。

「う、ううっ」

ぼくの意思とは関係ない動きでびくびくんと身体が震える。


「ひう、う、う――っ」


苦しい。つらい。
過度の愉悦に頭が混乱してるのか、ぼろぼろと涙が溢れる。

槐様はしがみつくぼくの背中を宥めるように撫でてくれて、それすらつらくて泣いた。


「清白」

「あっあっ、やだ、」


長い指が二本、ぼくのものに絡みついてきゅうと残滓を絞り出そうとする。痛いほどの刺激にやめてと手で押さえて、爪に残る血の跡にぎょっとした。


「槐様……!?申し訳ございません!」

「いい。構わない」


槐様の背中はぼくがつけた爪痕で傷だらけだった。慌てて謝るぼくに槐様は平然と首を横に振る。

するり、と尻を撫でた手がむにむにと不埒な動きをする。


「まだ終わってないからね」

「んぁんっ!?」


ぱつん、と腰を打ちつけられて、目を見開いた。

中に収まったままの槐様は再びその存在感を増している。むしろ萎えていた覚えがない。


「は、前も後ろもどろどろ。やらしい。」

「やっ、うそ…!槐様、まって、ほんとに……!?」


少し動く度にぐちゅぐちゅと濡れた音が立つ。

膝は震えてるし、腰に力が入らないし、押しやろうと伸ばした腕を取られ、槐様の望む体勢に促される。


「ひゃあんっ!」


もはやどこをどうされても涙が溢れる。

槐様はぺろりと流れた滴を舐めとり、美しく獰猛に笑った。



「愛してるよ、清白」



ぼくは思い知った。いままでも散々翻弄されてきたけれど、あの程度は槐様にとっては手加減の範疇だったこと。


「あっ、あっ、う、あん……っ!」


槐様を本気にさせたことを、すこし後悔した。



こわいからおわり!
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