新しい家族は保護犬きーちゃん

ゆきむらさり

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保護犬ちゃん・譲渡編

4話 可哀想な保護犬と両親の言葉

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先住犬のチワワのピースちゃんが永眠してから心が鬱蒼と晴れない私。

そんな或る日。私の母が言った。

「人助けならぬ犬助け? 助けを待つ可哀想な保護犬ちゃん達がいっぱいいるよ。だから家族に迎え入れてあげたらどうかな? 保護犬ちゃんは可愛いよ。1匹でも多く助けになって欲しいの……」

そう告げる母と父の元には2匹の保護犬のヨークシャテリヤヨーキーがいる。動物好きの両親の元には、絶えずワンコちゃんがいる。保護犬ちゃんをも引き取っている。

子供にも愛情深い私の両親は、どうやらワンコちゃんにも愛情深い。

最初こそペットショップからの購入(そういう言葉はあまり好きではないが……)で、ワンコちゃんを迎え入れていた両親だったが、その子達が永眠後は、動物愛護の観点からも保護犬ちゃんを2匹引き取り、家族に迎え入れている。

昨今は動物愛護が謳われている。良い事だと思う。その観点から、私や両親共にペットショップで売られる子達には、少々複雑な想いを抱く。

なにせ、両親が引き取った2匹の保護犬ちゃん共に、繁殖をさせる為だけの目的地で、5年から7年もの長い間、ずっと檻に閉じ込められ、劣悪な環境の中で子を産まされ続け、ようやく助け出された子達だ。当時は人間を恐れ、人を信じない保護犬ちゃん達。

おしゃれなペットショップなどで売られているワンコちゃん達の陰には、そうした可哀想な繁殖目的の為だけに、生かされ続けているワンコちゃん達がいることを忘れないで欲しい。だから、ペットショップの前を通る度に居た堪れなくなる。なんとも言えない複雑な気持ちに襲われる。

やるせなさと切ない気持ちが込み上げる。

本音を言ってしまえば、あまりペットショップで売られているワンコちゃん達をまともに見ることができない。どうしても繁殖目的で虐待されたワンコちゃん達の姿がよぎるから、やっぱり気持ちは晴れない。

だからこそ、1匹でも多く「手を差し伸べてあげて……」それが両親の言葉。それが決めて。

私も保護犬ちゃんを迎え入れる為に動こうと思う。
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