39 / 50
後宮妃・二の妃と林家編②
37.招かれざる客と対峙する宝玉
しおりを挟む
〈温宮〉で迎える清々しい朝。
宝玉と宮女・美玉は、いつものように畑仕事に繰り出す。
季節に応じた野菜を植えつつ、土壌に優しい宿根野菜も増え、今日も余分な雑草を抜いては水撒きをし、丹精込めて育てている。
宝玉と宮女・美玉は日除けのための斗笠(※藺草や竹などを編んで作られる円錐形の帽子)をかぶり、二人仲良く並んでは、おしゃべりにも花を咲かせる。
こうした何気ない日常が楽しく、心が癒される。
顔や手に泥や土が付いても、一向に気にしない二人は、互いの汚れた顔を見ては「あはははっ!」と大笑い。
◇
こう見えても、一人は、かつては「後宮の三妃」とまで言われた元後宮妃・美玉。
煌びやかで取り澄ました後宮妃の時よりも、今の方がよっぽど生き生きと輝いて見える彼女。薄く化粧をしてはいるが、ほぼ素顔をさらし、ありのままの自然体の美しさを誇っている。
「うわぁ……やっぱり可愛いよ、美玉さん!」
皇帝・王炫の図らいで宦官のふりをしては、こっそりと〈温宮〉の警護にあたる近衛の李暁明。
図らずも、宮女・美玉に魅せられっぱなしの彼は、意外と純朴青年で女性経験がなかったりするから、人は見かけによらない。
そしてもう一人は、自ら望んで後宮妃になった田舎娘・宝玉。
いまだに動きやすい侍女服姿のせいで、誰がどう見ても後宮妃には見えない彼女。それでも皇帝・王炫の“秘匿の寵妃”だから、人を見かけで判断してはいけない。
誰が見ても、今は侍女にしか見えない二人。
おかげで閉ざされた〈後宮〉の中にいながらも、比較的自由に行動できる二人は、他の後宮妃に比べ、案外幸せかもしれない。
◇
「美玉ちゃん……改めておはようございます。今日も気持ちの良い朝で心が躍んでおります」
「こちらこそ……改めておはようございます、宝玉様。今日も清々しい朝ですね」
寝台で共に眠る二人は、起き抜けも挨拶を交わすが、畑仕事をする前にも互いにぺこりと挨拶を交わす。
「宝玉様……朝の空気は新鮮で心地よいですね。今日の分の務めが終われば、香草茶でもお淹れしますね。ここはたくさんの野草や熊笹もあるので、日々のお茶には困りませんね」
「香草茶は体にも良いし……それにお茶の一杯を味わうぐらいのゆとりも大事だと思います。心のゆとりが平穏をもたらすものだと思っています。それに美玉ちゃんの淹れるお茶はとても美味しいので大好きです。私には格別です」
えへへっ、うふふっ……と楽しそうな二人は、ほぼ座り込んだ状態で土いじり。
その穏やかな空気が突然の暴挙で破られる。
◇
ドカッ!!
突如、二人の視界に映り込んだのは誰かの足。しかも、その足が堂々と踏みつけているのは、宝玉たちが丹精込めて作っている葉野菜たち。
「「……っ?!」」
唖然と声を失う二人。
見上げれば、見かけない侍女が平然と野菜を踏みつけたまま立っていた。
「ああっ、宝玉様! せっかくのお野菜がー!」
宮女・美玉が悲鳴を上げる。
宝玉は無言で酷い行為をした侍女を見上げる。だが、その視線が向くのは侍女ではなく、その後方に立つ人影。
頭から外衣を目深にかぶるお忍び姿の女性とおぼしき貴人。
田舎娘の宝玉とはいえ、〈後宮〉に暮らすようになり、後宮妃・麗香に仕える今では、相手の身に付ける衣装が「上物であるのか、そうでないのか」ぐらいは見当が付く。
——上質な外衣からして後宮妃の一人に違いない。わざわざ〈温宮〉にまで出向いてくる後宮妃がいるとしたら、それは……。
宝玉は理解する。
——“二の妃”様に違いない。
意外と感が鋭い宝玉は、実は「いずれは来るだろう……」と思っていたのだ。
義妹・美玉をけしかけ、貶めようとした義姉・“二の妃”だけに、〈温宮〉暮らしを満喫している義妹の今の現状を許すはずがない。
宝玉の隣の宮女・美玉も、視線の先に貴人女性の姿を捉える。
それが誰であるか……を醸し出される雰囲気から察した。
ーーまさか、お義姉様?!
嫌な予感は大概当たる。
◇
元より、義妹・美玉を快く思わない義姉・氷翠だけに、急に〈後宮〉から消えた義妹・美玉を黙って見過ごすはずがない。
嫌な空気が流れる中、侍女が不敵に言い放った。
「あらあらっ、泥だらけで“三の妃”様も落ちたものですわね。まぁ、汚らしい!」
だが、宝玉は侍女の言葉にはあえて応えず、無言のままゆっくりと立ち上がる。
「……宝玉様?」
宮女・美玉の不安げな声。
「大丈夫です、美玉ちゃん」
宮女・美玉には安心させるように笑みを向けた宝玉。
だが、愚かな行為へと及んだ侍女には、これ以上ないほどの冷めた眼差しを向けた。
うっ! とたじろぐ侍女。
次に宝玉が向かったのは、視界に映るお忍び姿の貴人女性。彼女の目の前で止まる宝玉は一応の拝礼はし、卑屈にならない為にも礼儀は重んじる。
『相手が誰であれ、礼儀を尽くすことで余計な諍いを回避することもあるのよ。いついかなる時でも礼節を重んじ、自分の行動には誇りを持ってね』
後宮妃・麗香の教えが効いている。
相手の思惑に乗せられない為にも自分を律する宝玉。そこにいるのは田舎娘の宝玉ではなく、まるで威厳ある貴婦人のよう。
後宮妃・宝玉が顔を出す。
「お尋ねしてもよろしいでしょうか? 貴女様が愚かな行為に及んだ侍女の主人とお見受けいたしますが……」
「……もし、そうだと告げたらどうだというの? あなたのような泥臭い小娘が、後宮妃である私を咎めようとでも言うの?」
それこそあり得ないわ……と小馬鹿にしたような口調で宝玉へと言い放つ。
「侍女の愚かな行為は主人の責任です。貴女様が責任を取るべきです。食べ物を粗末にするような方は誰であれ許せません。それが、たとえ“二の妃”様であろうとも変わりません」
「私が誰だかわかっていながら、そのような口を聞くとは生意気な小娘だこと。たかが侍女の分際で……一体どのような手口で公主様に取り入ったのか? 何せよ、皇帝陛下の〈後宮〉で勝手な真似は許さないわ」
「それはこちらもです」
宝玉、激怒。
人生、生まれて初めての激しい憤りを感じる宝玉がいる。
宝玉と宮女・美玉は、いつものように畑仕事に繰り出す。
季節に応じた野菜を植えつつ、土壌に優しい宿根野菜も増え、今日も余分な雑草を抜いては水撒きをし、丹精込めて育てている。
宝玉と宮女・美玉は日除けのための斗笠(※藺草や竹などを編んで作られる円錐形の帽子)をかぶり、二人仲良く並んでは、おしゃべりにも花を咲かせる。
こうした何気ない日常が楽しく、心が癒される。
顔や手に泥や土が付いても、一向に気にしない二人は、互いの汚れた顔を見ては「あはははっ!」と大笑い。
◇
こう見えても、一人は、かつては「後宮の三妃」とまで言われた元後宮妃・美玉。
煌びやかで取り澄ました後宮妃の時よりも、今の方がよっぽど生き生きと輝いて見える彼女。薄く化粧をしてはいるが、ほぼ素顔をさらし、ありのままの自然体の美しさを誇っている。
「うわぁ……やっぱり可愛いよ、美玉さん!」
皇帝・王炫の図らいで宦官のふりをしては、こっそりと〈温宮〉の警護にあたる近衛の李暁明。
図らずも、宮女・美玉に魅せられっぱなしの彼は、意外と純朴青年で女性経験がなかったりするから、人は見かけによらない。
そしてもう一人は、自ら望んで後宮妃になった田舎娘・宝玉。
いまだに動きやすい侍女服姿のせいで、誰がどう見ても後宮妃には見えない彼女。それでも皇帝・王炫の“秘匿の寵妃”だから、人を見かけで判断してはいけない。
誰が見ても、今は侍女にしか見えない二人。
おかげで閉ざされた〈後宮〉の中にいながらも、比較的自由に行動できる二人は、他の後宮妃に比べ、案外幸せかもしれない。
◇
「美玉ちゃん……改めておはようございます。今日も気持ちの良い朝で心が躍んでおります」
「こちらこそ……改めておはようございます、宝玉様。今日も清々しい朝ですね」
寝台で共に眠る二人は、起き抜けも挨拶を交わすが、畑仕事をする前にも互いにぺこりと挨拶を交わす。
「宝玉様……朝の空気は新鮮で心地よいですね。今日の分の務めが終われば、香草茶でもお淹れしますね。ここはたくさんの野草や熊笹もあるので、日々のお茶には困りませんね」
「香草茶は体にも良いし……それにお茶の一杯を味わうぐらいのゆとりも大事だと思います。心のゆとりが平穏をもたらすものだと思っています。それに美玉ちゃんの淹れるお茶はとても美味しいので大好きです。私には格別です」
えへへっ、うふふっ……と楽しそうな二人は、ほぼ座り込んだ状態で土いじり。
その穏やかな空気が突然の暴挙で破られる。
◇
ドカッ!!
突如、二人の視界に映り込んだのは誰かの足。しかも、その足が堂々と踏みつけているのは、宝玉たちが丹精込めて作っている葉野菜たち。
「「……っ?!」」
唖然と声を失う二人。
見上げれば、見かけない侍女が平然と野菜を踏みつけたまま立っていた。
「ああっ、宝玉様! せっかくのお野菜がー!」
宮女・美玉が悲鳴を上げる。
宝玉は無言で酷い行為をした侍女を見上げる。だが、その視線が向くのは侍女ではなく、その後方に立つ人影。
頭から外衣を目深にかぶるお忍び姿の女性とおぼしき貴人。
田舎娘の宝玉とはいえ、〈後宮〉に暮らすようになり、後宮妃・麗香に仕える今では、相手の身に付ける衣装が「上物であるのか、そうでないのか」ぐらいは見当が付く。
——上質な外衣からして後宮妃の一人に違いない。わざわざ〈温宮〉にまで出向いてくる後宮妃がいるとしたら、それは……。
宝玉は理解する。
——“二の妃”様に違いない。
意外と感が鋭い宝玉は、実は「いずれは来るだろう……」と思っていたのだ。
義妹・美玉をけしかけ、貶めようとした義姉・“二の妃”だけに、〈温宮〉暮らしを満喫している義妹の今の現状を許すはずがない。
宝玉の隣の宮女・美玉も、視線の先に貴人女性の姿を捉える。
それが誰であるか……を醸し出される雰囲気から察した。
ーーまさか、お義姉様?!
嫌な予感は大概当たる。
◇
元より、義妹・美玉を快く思わない義姉・氷翠だけに、急に〈後宮〉から消えた義妹・美玉を黙って見過ごすはずがない。
嫌な空気が流れる中、侍女が不敵に言い放った。
「あらあらっ、泥だらけで“三の妃”様も落ちたものですわね。まぁ、汚らしい!」
だが、宝玉は侍女の言葉にはあえて応えず、無言のままゆっくりと立ち上がる。
「……宝玉様?」
宮女・美玉の不安げな声。
「大丈夫です、美玉ちゃん」
宮女・美玉には安心させるように笑みを向けた宝玉。
だが、愚かな行為へと及んだ侍女には、これ以上ないほどの冷めた眼差しを向けた。
うっ! とたじろぐ侍女。
次に宝玉が向かったのは、視界に映るお忍び姿の貴人女性。彼女の目の前で止まる宝玉は一応の拝礼はし、卑屈にならない為にも礼儀は重んじる。
『相手が誰であれ、礼儀を尽くすことで余計な諍いを回避することもあるのよ。いついかなる時でも礼節を重んじ、自分の行動には誇りを持ってね』
後宮妃・麗香の教えが効いている。
相手の思惑に乗せられない為にも自分を律する宝玉。そこにいるのは田舎娘の宝玉ではなく、まるで威厳ある貴婦人のよう。
後宮妃・宝玉が顔を出す。
「お尋ねしてもよろしいでしょうか? 貴女様が愚かな行為に及んだ侍女の主人とお見受けいたしますが……」
「……もし、そうだと告げたらどうだというの? あなたのような泥臭い小娘が、後宮妃である私を咎めようとでも言うの?」
それこそあり得ないわ……と小馬鹿にしたような口調で宝玉へと言い放つ。
「侍女の愚かな行為は主人の責任です。貴女様が責任を取るべきです。食べ物を粗末にするような方は誰であれ許せません。それが、たとえ“二の妃”様であろうとも変わりません」
「私が誰だかわかっていながら、そのような口を聞くとは生意気な小娘だこと。たかが侍女の分際で……一体どのような手口で公主様に取り入ったのか? 何せよ、皇帝陛下の〈後宮〉で勝手な真似は許さないわ」
「それはこちらもです」
宝玉、激怒。
人生、生まれて初めての激しい憤りを感じる宝玉がいる。
78
あなたにおすすめの小説
愛する女性を側室に望むのなら、いっそ私との婚約は解消してほしいのですが?
四折 柊
恋愛
公爵令嬢ジョゼフィーヌには好きな人がいた。その人は隣国の王子様リック。ジョゼフィーヌはリックと結婚したくて努力をしてきた。そして十六歳になり立派な淑女になれたと自信を得たジョゼフィーヌは、リックにプロポーズをしようとした。ところが彼に婚約者がいたことが発覚し悲しみに暮れる。今まで確認しなかった自分も悪いが、なぜかリックも家族もそのことを教えてくれなかった。そんなときジョゼフィーヌに婚約の打診が来た。その相手は自国のアルバン王太子殿下。断りたいが王命が下り仕方なく受け入れた。それなのに、ある日夜会でアルバンが可憐な令嬢に一目惚れをした。その後、アルバンはその令嬢を側室にしたいと望んだので、お互いのために婚約を解消したいと申し出たが拒絶されて……。ジョゼフィーヌの未来はどうなるのか?!
子供のままの婚約者が子供を作ったようです
夏見颯一
恋愛
公爵令嬢であるヒルダの婚約者であるエリックは、ヒルダに嫌がらせばかりしている。
嫌がらせには悪意しか感じられないのだが、年下のヒルダの方がずっと我慢を強いられていた。
「エリックは子供だから」
成人済みのエリックに、ヒルダの両親もエリックの両親もとても甘かった。
昔からエリックのやんちゃな所が親達には微笑ましかったらしい。
でも、エリックは成人済みです。
いつまで子供扱いするつもりですか?
一方の私は嫌がらせで寒い中長時間待たされたり、ご飯を食べられなかったり……。
本当にどうしたものかと悩ませていると友人が、
「あいつはきっと何かやらかすだろうね」
その言葉を胸に、私が我慢し続けた結果。
エリックは子供を作りました。
流石に目が覚めた両親とヒルダは、エリックと婚約破棄するも、今まで甘やかされたエリックは本当にしつこい。
ねえエリック、知ってる?
「私にはもっと相応しい人がいるのよ?」
非常識な婚約者に悩まされていたヒルダが、穏やかな結婚をするまでの物語。
一年だけの夫婦でも私は幸せでした。
クロユキ
恋愛
騎士のブライドと結婚をしたフローズンは夫がまだ婚約者だった姉を今でも想っている事を知っていた。
フローズンとブライドは政略結婚で結婚式当日にブライドの婚約者だった姉が姿を消してしまった。
フローズンは姉が戻るまでの一年の夫婦の生活が始まった。
更新が不定期です。誤字脱字がありますが宜しくお願いします。
〈完結〉八年間、音沙汰のなかった貴方はどちら様ですか?
詩海猫(8/29書籍発売)
恋愛
私の家は子爵家だった。
高位貴族ではなかったけれど、ちゃんと裕福な貴族としての暮らしは約束されていた。
泣き虫だった私に「リーアを守りたいんだ」と婚約してくれた侯爵家の彼は、私に黙って戦争に言ってしまい、いなくなった。
私も泣き虫の子爵令嬢をやめた。
八年後帰国した彼は、もういない私を探してるらしい。
*文字数的に「短編か?」という量になりましたが10万文字以下なので短編です。この後各自のアフターストーリーとか書けたら書きます。そしたら10万文字超えちゃうかもしれないけど短編です。こんなにかかると思わず、「転生王子〜」が大幅に滞ってしまいましたが、次はあちらに集中予定(あくまで予定)です、あちらもよろしくお願いします*
私が行方不明の皇女です~生死を彷徨って帰国したら信じていた初恋の従者は婚約していました~
marumi
恋愛
「あら アルヴェイン公爵がドゥーカス令嬢をエスコートされていますわ」
「ご婚約されたと噂を聞きましたが、まさか本当だとは!」
私は五年前までこの国の皇女エリシアだった。
暗殺事件に巻き込まれ、幼なじみで初恋の相手だった従者――アルヴェイン公子と共に命からがら隣国、エルダールへ亡命した。
彼の「必ず迎えに来る」その言葉を信じて、隣国の地で彼を待ち続けた……。
それなのに……。
やっとの思いで帰国した帝国の華やかなパーティー会場で、一際目立っているのは、彼と、社交界の華と言われる令嬢だった――。
※校正にAIを使用していますが、自身で考案したオリジナル小説です。
※イメージが伝わればと思い、表紙画像をAI生成してみました。
裏切ったのはあなたですよね?─湖に沈められ記憶を失った私は、大公女として返り咲き幸せを掴みます
nanahi
恋愛
婚約者ウィルとその幼馴染ベティに罠にはめられ、湖へ沈められた伯爵令嬢アミアン。一命を取り留め、公女として生まれ変わった彼女が見たのは、裏切り者の幸せな家庭だった。
アミアンは絶望を乗り越え、第二の人生を歩む決意をする。いまだ国に影響力を持つ先の王弟の大公女として、輝くほど磨き上げられていったアミアンに再会したウィルは激しく後悔するが、今更遅かった。
全ての記憶を取り戻したアミアンは、ついに二人の悪事を断罪する。
教養が足りない、ですって
たくわん
恋愛
侯爵令嬢エリーゼは、公爵家の長男アレクシスとの婚約披露宴で突然婚約破棄される。理由は「教養が足りず、公爵夫人として恥ずかしい」。社交界の人々の嘲笑の中、エリーゼは静かに会場を去る。
さようなら、お別れしましょう
椿蛍
恋愛
「紹介しよう。新しい妻だ」――夫が『新しい妻』を連れてきた。
妻に新しいも古いもありますか?
愛人を通り越して、突然、夫が連れてきたのは『妻』!?
私に興味のない夫は、邪魔な私を遠ざけた。
――つまり、別居。
夫と父に命を握られた【契約】で縛られた政略結婚。
――あなたにお礼を言いますわ。
【契約】を無効にする方法を探し出し、夫と父から自由になってみせる!
※他サイトにも掲載しております。
※表紙はお借りしたものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる