70 / 88
公爵家・現在編
64.奇跡の愛の告白と何処ぞの王女
しおりを挟む
今や我が家のように平然とグラント公爵家へと来訪する王太子フェリクス。躊躇いもなく正面玄関を突破。
以前に、グラント公爵夫人キャロラインからは自由な出入りを許されているおかげ。例えそうでなくとも王太子フェリクスに越えられない壁……もとい、侵入出来ない屋敷はない。
それって不法侵入だよね?……などと、もはや瑣末な事は気にしないで欲しい。
◇
事のあらましを知る意味でも少々時間を巻き戻す。
王太子フェリクスが「何処ぞの王女」と戯れていた現場を偶然にも目撃したアンジェラ。
驚愕するアンジェラは一瞬で青褪め、一瞬で綺麗さっぱり茶会のことさえ頭から吹っ飛ぶ。脱兎の如く逃げ去るアンジェラは、溢れる涙を堪えることさえできない。
まるで恋愛ドラマのワンシーンのよう。
一方、めざとくアンジェラを視界に捉える王太子フェリクス。こちらはこちらでアンジェラが〈王宮〉にいることに驚き桃の木なんとやら。傍らに立つ「何処ぞの王女」には構わず、アンジェラを追いかける。
「待ってくれ! アンジェラーーー!!」
振り向きざまに叫ぶアンジェラ。
「王太子殿下の馬鹿……! 私のことを愛しているとか言っておきながら浮気者の殿下なんか大っ嫌い! わぁーん……!」
捨て台詞を叫び、泣きながら逃げ去るアンジェラ。
色恋に疎いアンジェラだが、実は芽生え始めた想いのせいで、「王太子殿下はいつも自分だけを想ってくれている」と当たり前のように感じていたところがある。
なんだかとっても腹立たしい。
これ以上、他の令嬢とイチャコク王太子フェリクスを見るのは忍びない。いや、我慢ならないアンジェラ。
だから逃げる。しかも予想以上に足が速い。
「待てー……アンジェラーーー!」
意外と足が速いな……と唸る王太子フェリクスの猛追もなんのその。
元は田舎育ちのアンジェラ。豊かな大自然が彼女を鍛えている。おかげで一目散に逃げ去る彼女は、待機しているグラント公爵家の馬車へと素早く乗り込む。
「早く……出してー……!」
御者も戦々恐々なアンジェラの大声。大急ぎで馬車は帰途へ。
帰宅早々、母キャロラインの胸へと飛び付くアンジェラは人目も憚らず大泣き。
◇
この様子を見れば、純朴で色恋に疎いアンジェラが、ようやく恋心を完全に自覚したのだと分かる。
迷うことなく愛馬を走馬させ、颯爽とアンジェラの後を追って来た王太子フェリクス。
初めて嫉妬心を見せたアンジェラに、不謹慎だが心が躍る王太子フェリクス。やきもちを焼くアンジェラが可愛く仕方がない。
痘痕も靨は健在。
「とうとう私のアンジェラが……私を好きになってくれたようだ。まさに人生最良の日だ!」
胸が熱くなる王太子フェリクスは感無量。
だが、事情を知らないアンジェラは母キャロラインへと泣いて縋る始末。
「ママ、ママ……王太子殿下が知らない御令嬢と仲良くしていたの。私だけだと思っていたのに……私がだけが特別ではなかったの……哀しいよぉ」
さすがに聞き捨てならないと憤る王太子フェリクス。今、言わなければ男が廃る。
「違うぞ、アンジェラ! 愛するアンジェラこそが特別だ! アンジェラだけが私を欲情させる!」
「王太子殿下、不埒な言動は謹んでください」
何を言っているんだ、この馬鹿は……グラント公爵ダリウスが冷めた視線を向ける。
「騒がしいですよ、王太子殿下。懐妊中のキャロラインにもお腹の子にも触ります。我が子を驚かさないで下さい。誤解があるのならアンジェラにはきちんと弁名を……私達は下がりますので2人だけでお話し下さい」
意外かな。物分かりの良いグラント公爵ダリウスがいる。それだけ告げれば愛妻キャロラインを抱き上げ、客間を後にする。
どうやら……彼も愛娘アンジェラの至福を考えるようになったらしい。
◇
この後、アンジェラを必死に宥める王太子フェリクスがいる。
誤解が解けた2人の関係には変化が。
遂には、王太子フェリクスへと愛を告白するアンジェラの姿がある。これを奇跡と言わずして何と呼ぶ?
「私は王太子殿下のことが好きです。どうか……お側にいさせて下さい」
「私もアンジェラが大好きだ。心から愛している。あの時からずっとだ。ずっと私の天使だけを想っていた」
「……王太子殿下っ?!」
アンジェラの翡翠の瞳が潤む。胸が熱くなる。改めて「この御方が好き……」そう自覚するアンジェラ。
「どうかフェリクスと呼んで欲しい……愛しいアンジェラ」
「それは……まだ恥ずかしいです……」
一瞬で頬を薔薇色に染めては、恥ずかしそうに俯くアンジェラ。
「なんて愛らしいんだ! 私のアンジェラが可愛い……愛しい……食べてしまいたい」
恍惚と宣う王太子フェリクス。
愛の告白を捧げ合った2人。どさくさ紛れにアンジェラを抱き締める王太子フェリクスだが、そっと寄り添うアンジェラもいる。
「これぞまさしく感無量……」
涙さえ流す王太子フェリクスがいる。
何処ぞの王女の登場で結果オーライ。
アンジェラの貴重な光景に、内心では悶絶する侍女マイリーがいる。実は同じ部屋に空気のように控えていた彼女は、邪魔にならないように2人を見守っていた。どのちみち、2人だけの世界に浸るアンジェラ達の視界には入らない。
「……まるで恋人同士のようだった」
グラント公爵家の面々に、後日報告する侍女マイリーがいる。
◇
ちなみに何処ぞの王女だが。
「ちょっと……何処ぞの王女ではなくてよ!」
可愛く頬を膨らませては抗議する何処ぞの王女だが、彼女の正体はイーデン国王フレデリックの姪。王太子フェリクスには従妹にあたる。
彼女の母后フラヴィアは、元はイーデン王国の王女。若い時に和睦の為、隣国シエンナ王家へと輿入れをし、夫君シエンナ国王との間に一男一女をもうけている。
それが王太子スティーヴンと王女セレニア。
シエンナ王国王女セレニアは、今回プチ留学の為に来訪。おおかた物見遊山と思いきや、実はそうでもない。
濡羽色の髪が美しい王女セレニアには、イーデン王国に目当ての貴公子がいる。
彼に逢いに来たのが1番の理由。
お見合いから逃げて来たのが最大の理由。
以前に、グラント公爵夫人キャロラインからは自由な出入りを許されているおかげ。例えそうでなくとも王太子フェリクスに越えられない壁……もとい、侵入出来ない屋敷はない。
それって不法侵入だよね?……などと、もはや瑣末な事は気にしないで欲しい。
◇
事のあらましを知る意味でも少々時間を巻き戻す。
王太子フェリクスが「何処ぞの王女」と戯れていた現場を偶然にも目撃したアンジェラ。
驚愕するアンジェラは一瞬で青褪め、一瞬で綺麗さっぱり茶会のことさえ頭から吹っ飛ぶ。脱兎の如く逃げ去るアンジェラは、溢れる涙を堪えることさえできない。
まるで恋愛ドラマのワンシーンのよう。
一方、めざとくアンジェラを視界に捉える王太子フェリクス。こちらはこちらでアンジェラが〈王宮〉にいることに驚き桃の木なんとやら。傍らに立つ「何処ぞの王女」には構わず、アンジェラを追いかける。
「待ってくれ! アンジェラーーー!!」
振り向きざまに叫ぶアンジェラ。
「王太子殿下の馬鹿……! 私のことを愛しているとか言っておきながら浮気者の殿下なんか大っ嫌い! わぁーん……!」
捨て台詞を叫び、泣きながら逃げ去るアンジェラ。
色恋に疎いアンジェラだが、実は芽生え始めた想いのせいで、「王太子殿下はいつも自分だけを想ってくれている」と当たり前のように感じていたところがある。
なんだかとっても腹立たしい。
これ以上、他の令嬢とイチャコク王太子フェリクスを見るのは忍びない。いや、我慢ならないアンジェラ。
だから逃げる。しかも予想以上に足が速い。
「待てー……アンジェラーーー!」
意外と足が速いな……と唸る王太子フェリクスの猛追もなんのその。
元は田舎育ちのアンジェラ。豊かな大自然が彼女を鍛えている。おかげで一目散に逃げ去る彼女は、待機しているグラント公爵家の馬車へと素早く乗り込む。
「早く……出してー……!」
御者も戦々恐々なアンジェラの大声。大急ぎで馬車は帰途へ。
帰宅早々、母キャロラインの胸へと飛び付くアンジェラは人目も憚らず大泣き。
◇
この様子を見れば、純朴で色恋に疎いアンジェラが、ようやく恋心を完全に自覚したのだと分かる。
迷うことなく愛馬を走馬させ、颯爽とアンジェラの後を追って来た王太子フェリクス。
初めて嫉妬心を見せたアンジェラに、不謹慎だが心が躍る王太子フェリクス。やきもちを焼くアンジェラが可愛く仕方がない。
痘痕も靨は健在。
「とうとう私のアンジェラが……私を好きになってくれたようだ。まさに人生最良の日だ!」
胸が熱くなる王太子フェリクスは感無量。
だが、事情を知らないアンジェラは母キャロラインへと泣いて縋る始末。
「ママ、ママ……王太子殿下が知らない御令嬢と仲良くしていたの。私だけだと思っていたのに……私がだけが特別ではなかったの……哀しいよぉ」
さすがに聞き捨てならないと憤る王太子フェリクス。今、言わなければ男が廃る。
「違うぞ、アンジェラ! 愛するアンジェラこそが特別だ! アンジェラだけが私を欲情させる!」
「王太子殿下、不埒な言動は謹んでください」
何を言っているんだ、この馬鹿は……グラント公爵ダリウスが冷めた視線を向ける。
「騒がしいですよ、王太子殿下。懐妊中のキャロラインにもお腹の子にも触ります。我が子を驚かさないで下さい。誤解があるのならアンジェラにはきちんと弁名を……私達は下がりますので2人だけでお話し下さい」
意外かな。物分かりの良いグラント公爵ダリウスがいる。それだけ告げれば愛妻キャロラインを抱き上げ、客間を後にする。
どうやら……彼も愛娘アンジェラの至福を考えるようになったらしい。
◇
この後、アンジェラを必死に宥める王太子フェリクスがいる。
誤解が解けた2人の関係には変化が。
遂には、王太子フェリクスへと愛を告白するアンジェラの姿がある。これを奇跡と言わずして何と呼ぶ?
「私は王太子殿下のことが好きです。どうか……お側にいさせて下さい」
「私もアンジェラが大好きだ。心から愛している。あの時からずっとだ。ずっと私の天使だけを想っていた」
「……王太子殿下っ?!」
アンジェラの翡翠の瞳が潤む。胸が熱くなる。改めて「この御方が好き……」そう自覚するアンジェラ。
「どうかフェリクスと呼んで欲しい……愛しいアンジェラ」
「それは……まだ恥ずかしいです……」
一瞬で頬を薔薇色に染めては、恥ずかしそうに俯くアンジェラ。
「なんて愛らしいんだ! 私のアンジェラが可愛い……愛しい……食べてしまいたい」
恍惚と宣う王太子フェリクス。
愛の告白を捧げ合った2人。どさくさ紛れにアンジェラを抱き締める王太子フェリクスだが、そっと寄り添うアンジェラもいる。
「これぞまさしく感無量……」
涙さえ流す王太子フェリクスがいる。
何処ぞの王女の登場で結果オーライ。
アンジェラの貴重な光景に、内心では悶絶する侍女マイリーがいる。実は同じ部屋に空気のように控えていた彼女は、邪魔にならないように2人を見守っていた。どのちみち、2人だけの世界に浸るアンジェラ達の視界には入らない。
「……まるで恋人同士のようだった」
グラント公爵家の面々に、後日報告する侍女マイリーがいる。
◇
ちなみに何処ぞの王女だが。
「ちょっと……何処ぞの王女ではなくてよ!」
可愛く頬を膨らませては抗議する何処ぞの王女だが、彼女の正体はイーデン国王フレデリックの姪。王太子フェリクスには従妹にあたる。
彼女の母后フラヴィアは、元はイーデン王国の王女。若い時に和睦の為、隣国シエンナ王家へと輿入れをし、夫君シエンナ国王との間に一男一女をもうけている。
それが王太子スティーヴンと王女セレニア。
シエンナ王国王女セレニアは、今回プチ留学の為に来訪。おおかた物見遊山と思いきや、実はそうでもない。
濡羽色の髪が美しい王女セレニアには、イーデン王国に目当ての貴公子がいる。
彼に逢いに来たのが1番の理由。
お見合いから逃げて来たのが最大の理由。
205
あなたにおすすめの小説
悪役令嬢は調理場に左遷されましたが、激ウマご飯で氷の魔公爵様を餌付けしてしまったようです~「もう離さない」って、胃袋の話ですか?~
咲月ねむと
恋愛
「君のような地味な女は、王太子妃にふさわしくない。辺境の『魔公爵』のもとへ嫁げ!」
卒業パーティーで婚約破棄を突きつけられた悪役令嬢レティシア。
しかし、前世で日本人調理師だった彼女にとって、堅苦しい王妃教育から解放されることはご褒美でしかなかった。
「これで好きな料理が作れる!」
ウキウキで辺境へ向かった彼女を待っていたのは、荒れ果てた別邸と「氷の魔公爵」と恐れられるジルベール公爵。
冷酷無慈悲と噂される彼だったが――その正体は、ただの「極度の偏食家で、常に空腹で不機嫌なだけ」だった!?
レティシアが作る『肉汁溢れるハンバーグ』『とろとろオムライス』『伝説のプリン』に公爵の胃袋は即陥落。
「君の料理なしでは生きられない」
「一生そばにいてくれ」
と求愛されるが、色気より食い気のレティシアは「最高の就職先ゲット!」と勘違いして……?
一方、レティシアを追放した王太子たちは、王宮の食事が不味くなりすぎて絶望の淵に。今さら「戻ってきてくれ」と言われても、もう遅いです!
美味しいご飯で幸せを掴む、空腹厳禁の異世界クッキング・ファンタジー!
偽聖女と追放された私は、辺境で定食屋をはじめます~こっそり生活魔法で味付けしていたら、氷の騎士団長様が毎日通ってくるんですけど!?~
咲月ねむと
恋愛
【アルファポリス女性向けHOTランキング1位達成作品!!】
あらすじ
「役立たずの偽聖女め、この国から出て行け!」
聖女として召喚されたものの、地味な【生活魔法】しか使えず「ハズレ」の烙印を押されたエリーナ。
彼女は婚約者である王太子に婚約破棄され、真の聖女と呼ばれる義妹の陰謀によって国外追放されてしまう。
しかし、エリーナはめげなかった。
実は彼女の【生活魔法】は、一瞬で廃墟を新築に変え、どんな食材も極上の味に変えるチートスキルだったのだ!
北の辺境の地へ辿り着いたエリーナは、念願だった自分の定食屋『陽だまり亭』をオープンする。
すると、そこへ「氷の騎士団長」と恐れられる冷徹な美形騎士・クラウスがやってきて――。
「……味がする。お前の料理だけが、俺の呪いを解いてくれるんだ」
とある呪いで味覚を失っていた彼は、エリーナの料理にだけ味を感じると判明。
以来、彼は毎日のように店に通い詰め、高額な代金を置いていったり、邪魔する敵を排除したりと、エリーナを過保護なまでに溺愛し始める。
最強の騎士団長と騎士たちに胃袋を掴んで守られながら、エリーナは辺境で幸せなスローライフを満喫中?
お掃除侍女ですが、婚約破棄されたので辺境で「浄化」スキルを極めたら、氷の騎士様が「綺麗すぎて目が離せない」と溺愛してきます
咲月ねむと
恋愛
王宮で侍女として働く私、アリシアは、前世の記憶を持つ転生者。清掃員だった前世の知識を活かし、お掃除に情熱を燃やす日々を送っていた。その情熱はいつしか「浄化」というユニークスキルにまで開花!…したことに本人は全く気づいていない。
そんなある日、婚約者である第二王子から「お前の周りだけ綺麗すぎて不気味だ!俺の完璧な美貌が霞む!」という理不尽な理由で婚約破棄され、瘴気が漂うという辺境の地へ追放されてしまう。
しかし、アリシアはへこたれない。「これで思う存分お掃除ができる!」と目を輝かせ、意気揚々と辺境へ。そこで出会ったのは、「氷の騎士」と恐れられるほど冷徹で、実は極度の綺麗好きである辺境伯カイだった。
アリシアがただただ夢中で掃除をすると、瘴気に汚染された土地は浄化され、作物も豊かに実り始める。呪われた森は聖域に変わり、魔物さえも彼女に懐いてしまう。本人はただ掃除をしているだけなのに、周囲からは「伝説の浄化の聖女様」と崇められていく。
一方、カイはアリシアの完璧な仕事ぶり(浄化スキル)に心酔。「君の磨き上げた床は宝石よりも美しい。君こそ私の女神だ」と、猛烈なアタックを開始。アリシアは「お掃除道具をたくさんくれるなんて、なんて良いご主人様!」と、これまた盛大に勘違い。
これは、お掃除大好き侍女が、無自覚な浄化スキルで辺境をピカピカに改革し、綺麗好きなハイスペックヒーローに溺愛される、勘違いから始まる心温まる異世界ラブコメディ。
虐げられた私が姉の策略で結婚させられたら、スパダリ夫に溺愛され人生大逆転しました。
専業プウタ
恋愛
ミリア・カルマンは帝国唯一の公爵家の次女。高貴な皇族の血を引く紫色の瞳を持って生まれたワガママな姉の陰謀で、帝国一裕福でイケメンのレナード・アーデン侯爵と婚約することになる。父親であるカルマン公爵の指示のもと後継者としてアカデミーで必死に勉強してきて首席で卒業した。アカデミー時代からの恋人、サイラスもいる。公爵になる夢も恋人も諦められない。私の人生は私が決めるんだから、イケメンの婚約者になど屈しない。地位も名誉も美しさも備えた婚約者の弱みを握り、婚約を破棄する。そして、大好きな恋人と結婚してみせる。そう決意して婚約者と接しても、この婚約者一筋縄ではいかない。初対面のはずなのに、まるで自分を知っていたかのような振る舞い。ミリアは恋人を裏切りたくない、姉の思い通りになりたくないと思いつつも彼に惹かれてく気持ちが抑えられなくなっていく。
継子いじめで糾弾されたけれど、義娘本人は離婚したら私についてくると言っています〜出戻り夫人の商売繁盛記〜
野生のイエネコ
恋愛
後妻として男爵家に嫁いだヴィオラは、継子いじめで糾弾され離婚を申し立てられた。
しかし当の義娘であるシャーロットは、親としてどうしようもない父よりも必要な教育を与えたヴィオラの味方。
義娘を連れて実家の商会に出戻ったヴィオラは、貴族での生活を通じて身につけた知恵で新しい服の開発をし、美形の義娘と息子は服飾モデルとして王都に流行の大旋風を引き起こす。
度々襲来してくる元夫の、借金の申込みやヨリを戻そうなどの言葉を躱しながら、事業に成功していくヴィオラ。
そんな中、伯爵家嫡男が、継子いじめの疑惑でヴィオラに近づいてきて?
※小説家になろうで「離婚したので幸せになります!〜出戻り夫人の商売繁盛記〜」として掲載しています。
【完結】転生したら悪役継母でした
入魚ひえん@発売中◆巻き戻り冤罪令嬢◆
恋愛
聖女を優先する夫に避けられていたアルージュ。
その夜、夫が初めて寝室にやってきて命じたのは「聖女の隠し子を匿え」という理不尽なものだった。
しかも隠し子は、夫と同じ髪の色。
絶望するアルージュはよろめいて鏡にぶつかり、前世に読んだウェブ小説の悪妻に転生していることを思い出す。
記憶を取り戻すと、七年間も苦しんだ夫への愛は綺麗さっぱり消えた。
夫に奪われていたもの、不正の事実を着々と精算していく。
◆愛されない悪妻が前世を思い出して転身したら、可愛い継子や最強の旦那様ができて、転生前の知識でスイーツやグルメ、家電を再現していく、異世界転生ファンタジー!◆
*旧題:転生したら悪妻でした
そのご寵愛、理由が分かりません
秋月真鳥
恋愛
貧乏子爵家の長女、レイシーは刺繍で家計を支える庶民派令嬢。
幼いころから前世の夢を見ていて、その技術を活かして地道に慎ましく生きていくつもりだったのに——
「君との婚約はなかったことに」
卒業パーティーで、婚約者が突然の裏切り!
え? 政略結婚しなくていいの? ラッキー!
領地に帰ってスローライフしよう!
そう思っていたのに、皇帝陛下が現れて——
「婚約破棄されたのなら、わたしが求婚してもいいよね?」
……は???
お金持ちどころか、国ごと背負ってる人が、なんでわたくしに!?
刺繍を褒められ、皇宮に連れて行かれ、気づけば妃教育まで始まり——
気高く冷静な陛下が、なぜかわたくしにだけ甘い。
でもその瞳、どこか昔、夢で見た“あの少年”に似ていて……?
夢と現実が交差する、とんでもスピード婚約ラブストーリー!
理由は分からないけど——わたくし、寵愛されてます。
※毎朝6時、夕方18時更新!
※他のサイトにも掲載しています。
【完結】長い眠りのその後で
maruko
恋愛
伯爵令嬢のアディルは王宮魔術師団の副団長サンディル・メイナードと結婚しました。
でも婚約してから婚姻まで一度も会えず、婚姻式でも、新居に向かう馬車の中でも目も合わせない旦那様。
いくら政略結婚でも幸せになりたいって思ってもいいでしょう?
このまま幸せになれるのかしらと思ってたら⋯⋯アレッ?旦那様が2人!!
どうして旦那様はずっと眠ってるの?
唖然としたけど強制的に旦那様の為に動かないと行けないみたい。
しょうがないアディル頑張りまーす!!
複雑な家庭環境で育って、醒めた目で世間を見ているアディルが幸せになるまでの物語です
全50話(2話分は登場人物と時系列の整理含む)
※他サイトでも投稿しております
ご都合主義、誤字脱字、未熟者ですが優しい目線で読んで頂けますと幸いです
※表紙 AIアプリ作成
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる