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公爵家・対面と思惑編
13.公爵の契約婚と予期せぬ来訪者
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グラント公爵家の存続を憂いた国王フレデリックに泣きつかれたグラント公爵ダリウス。
ようやく妻を迎えることに同意する。
グラント公爵ダリウスが選んだのは、ドウェイン伯爵未亡人ブルーナ。実はダリウスが若かりし頃に、一度は婚約話が浮上しこともある相手。
当時は然程興味もなかった相手だが、何処からかグラント公爵ダリウスが「妻を探していること」を聞きつけ、アプローチを掛けてきたのである。
◇
社交界では、派手な暮らしぶりで有名なドウェイン伯爵家。
情け無いことに今や零落寸前。
風向きが変わったのは、伯爵未亡人ブルーナの夫ドウェイン伯爵の急逝。富裕貴族であったにもかかわらず、一家の派手な散財が原因で今や困窮。おかげで夫に先立たれた伯爵夫人ブルーナは、生活の安定を図る為に、早急に富裕貴族をゲットする必要に駆られる。
伯爵夫人ブルーナが目星を付けたのが、一度は婚約話の出たこともある相手で、王国一の富を誇るグラント公爵ダリウス。
「公爵様に折いって相談したい事がありますの……」
無遠慮にも手紙を送り付けてきのは、伯爵未亡人ブルーナ。意外にも会うことを承諾するグラント公爵ダリウス。
「下手に若い妻をもらうよりは、薹のたった未亡人の方が面倒がなくて良い」
そうした思いからグラント公爵邸で会うことを了承し、無謀にも即日にして婚約が成立。その背景には打算もあるが、端的にいえば、グラント公爵ダリウスの自暴自棄ともいえる。
グラント公爵ダリウスは、ドウェイン伯爵家の負債を肩代わりし、伯爵未亡人ブルーナをグラント公爵夫人として迎え入れる代わりに「絶対的な条件」を提示し、彼女に「お飾りの妻」としての立場さえ承諾させる。
一方の困窮する伯爵未亡人ブルーナ。背に腹はかえられず、此の婚姻にはおいての主導権をグラント公爵ダリウスが握ることを了承する。
端的に云えばこうだ。
「贅沢はさせてやるが口は出すな。黙って従えば良い」
グラント公爵ダリウスはそう言いたいのである。
美味しい餌(財貨と爵位)が欲しければ、グラント公爵ダリウスの要求を飲むしかない。それでも構わないのが欲深い伯爵未亡人ブルーナ。
「私が求めているのは形式上の妻。公爵夫人としての務めを果たしてくれるなら不自由はさせない。月々の小遣いも与えよう。贅沢はできるはずだ。その代わり、他には何も求めないでもらいたい。勿論、寝所も別だ。私に夫としての役割を期待しないでもらいたい。私達はあくまでも形式上の夫婦。その事をお忘れなきように願う。これが私が提示する条件だ」
淡々と告げるグラント公爵ダリウス。この婚姻にあるのは双方の利害関係のみ。愛情などはもってほか。
「わかりましたわ、公爵様。その条件で問題ありません。むしろ感謝しているぐらいですわ」
「……感謝だと?」
「貴方様が救いの手を差し伸べて下さったおかげで、私も娘も路頭に迷うことがなくなりました。このまま貴族社会で生きてゆくことが許されます。お優しい公爵様……私と娘を受け入れて下さり、心からお礼を申し上げます」
迷うことなく条件を飲み、承諾する伯爵未亡人ブルーナ。ここは下手に出た方が得策。
王国一の富を有するグラント公爵家。その恩寵は計り知れない。彼ほど美味しい再婚相手はいない。
「おーっほっほっー……! 私は運がいいわ!」
彼女には下心がある。
婚姻後にグラント公爵ダリウスを誘惑し、子を孕み、我が子を次代に据えようとの浅はかな打算。そうなれば次代のグラント公爵家当主の母として、永遠の富を約束されたも同然。
(……見ていなさい! 必ず彼を落としてみせるわ!)
内心では高笑いが止まらない伯爵未亡人ブルーナがいる。
◇
互いに、腹に一物抱えながらの婚約。
婚約の署名はしていないグラント公爵ダリウスと伯爵未亡人ブルーナ。おかげで口約束のみの婚約に留まっている。
それと云うのも、先代グラント公爵夫人ハリエッタが「待った」をかけたせいだ。
次代公爵夫人が誕生していないグラント公爵家では、彼女の影響力は大きい。今だに女主人の役割を担い、屋敷を取り仕切っているのは、他でもない先代公爵夫人ハリエッタ。
「ダリウス……いくら国王陛下の命とはいえ早急過ぎます。それに伯爵未亡人には多額の負債があるとも聞きます。そのような者を当家の嫁として認めることはできません。もう少し慎重におなりなさい」
苦言を呈する先代グラント公爵夫人ハリエッタ。最初から財貨目当ての伯爵未亡人ブルーナには難色を示す。
「今の当主は私です。母上に意見を求めるような歳でもありません。今回ばかりは自由にさせてもらいます。口出しは無用です」
ピシャリと撥ね除ける。
「母上……ちょうど今日にでも紹介しようと思い、伯爵未亡人とご息女を当家に招いてあります」
「私は許しませんよ、ダリウス」
「母上……そのようなお顔をなさらないで下さい。それに以前から身を固めるように仰っていたのは、母上ご自身ではありませんか? どうか伯爵未亡人を受け入れて下さいませんか?」
反対されるのを分かり切っているグラント公爵ダリウス。
母ハリエッタには敢えて告げずに、伯爵未亡人ブルーナと娘ブルネッタを招待している。
実は伯爵未亡人ブルーナには、亡夫であるドウェイン伯爵との間に、17歳になる娘が一人いる。
一方のグラント公爵ダリウスには、幼な子を一から育て上げるよりは「面倒がなくて済む」ぐらいの想いしかない。おまけに寡婦であれば家の切り盛りもお手のもの。慣れているはず。
国王フレデリックからは、グラント公爵家の後継を望まれているが、実のところグラント公爵ダリウスには、愛してもいない女性との間に子をもうけるつもりはなく、ましてや夜の睦事も必要としていない。
「正直、反吐が出る」
それがグラント公爵ダリウスの言い分。
好きでもない女性を抱くほど落ちぶれてはいない。何よりも元妻キャロラインに去られてからは、全くと言っていいほど欲情しないのだ。
だからこそ、董の立った伯爵未亡人ブルーナを迎え入れることを決める。
◇
嘗て、グラント公爵ダリウスが心から愛した元妻キャロライン。
美しい稀代の歌姫。私のキャロライン。
忽然と消息を絶った今は何処にいるのかさえわからない。
「誰よりも、深く深く君を愛していたのに……!」
過去に裏切らたとは云え、実は今でも心の奥底には元妻キャロラインへの恋情が燻る。尽きない想いがある。
大概、男の方が女々しい。
未練タラタラなのはグラント公爵ダリウスの方かもしれない。だが、あえては口には出さない。一度でも口に出してしまえば、自分を捨てた元妻キャロラインの裏切りを赦してしまうことになりかねない。
「それに……もう逢うこともない……」
少々、感傷的なグラント公爵ダリウス。
そこへ家令が来客を告げる。
招待した伯爵未亡人ブルーナ母娘かと思い、自ら出迎えに向かうグラント公爵ダリウスを待ち受けていたのは、まるで予想もしない訪問者。
「君は……誰だ……?!」
誰かを髣髴とさせるような緩やかな金色の長い髪を垂らし、満面の花笑みでグラント公爵ダリウスへと告げる。
「パパっー!」
開口一番、あり得ない言葉を口にする。
「パパっ、パパだよね? 初めましてパパ。私はアンジェラです。パパ……私はあなたの娘です」
その刹那、ひゅっと息を呑むグラント公爵ダリウス。冷静沈着なはずの彼が、これ以上ない程に目を見開き、驚愕。
「……そんな馬鹿なっ?!」
「パパ……?」
(……そんな事があるはずがない……!)
声にならない悲鳴さえ上げるグラント公爵ダリウス。
間の悪いことに、時を同じくして現れたのが当家へと招待しているドウェイン伯爵未亡人ブルーナ母娘。
馬車から降り立つなり、ただならない雰囲気に眉根を寄せる伯爵未亡人ブルーナがいる。
ようやく妻を迎えることに同意する。
グラント公爵ダリウスが選んだのは、ドウェイン伯爵未亡人ブルーナ。実はダリウスが若かりし頃に、一度は婚約話が浮上しこともある相手。
当時は然程興味もなかった相手だが、何処からかグラント公爵ダリウスが「妻を探していること」を聞きつけ、アプローチを掛けてきたのである。
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社交界では、派手な暮らしぶりで有名なドウェイン伯爵家。
情け無いことに今や零落寸前。
風向きが変わったのは、伯爵未亡人ブルーナの夫ドウェイン伯爵の急逝。富裕貴族であったにもかかわらず、一家の派手な散財が原因で今や困窮。おかげで夫に先立たれた伯爵夫人ブルーナは、生活の安定を図る為に、早急に富裕貴族をゲットする必要に駆られる。
伯爵夫人ブルーナが目星を付けたのが、一度は婚約話の出たこともある相手で、王国一の富を誇るグラント公爵ダリウス。
「公爵様に折いって相談したい事がありますの……」
無遠慮にも手紙を送り付けてきのは、伯爵未亡人ブルーナ。意外にも会うことを承諾するグラント公爵ダリウス。
「下手に若い妻をもらうよりは、薹のたった未亡人の方が面倒がなくて良い」
そうした思いからグラント公爵邸で会うことを了承し、無謀にも即日にして婚約が成立。その背景には打算もあるが、端的にいえば、グラント公爵ダリウスの自暴自棄ともいえる。
グラント公爵ダリウスは、ドウェイン伯爵家の負債を肩代わりし、伯爵未亡人ブルーナをグラント公爵夫人として迎え入れる代わりに「絶対的な条件」を提示し、彼女に「お飾りの妻」としての立場さえ承諾させる。
一方の困窮する伯爵未亡人ブルーナ。背に腹はかえられず、此の婚姻にはおいての主導権をグラント公爵ダリウスが握ることを了承する。
端的に云えばこうだ。
「贅沢はさせてやるが口は出すな。黙って従えば良い」
グラント公爵ダリウスはそう言いたいのである。
美味しい餌(財貨と爵位)が欲しければ、グラント公爵ダリウスの要求を飲むしかない。それでも構わないのが欲深い伯爵未亡人ブルーナ。
「私が求めているのは形式上の妻。公爵夫人としての務めを果たしてくれるなら不自由はさせない。月々の小遣いも与えよう。贅沢はできるはずだ。その代わり、他には何も求めないでもらいたい。勿論、寝所も別だ。私に夫としての役割を期待しないでもらいたい。私達はあくまでも形式上の夫婦。その事をお忘れなきように願う。これが私が提示する条件だ」
淡々と告げるグラント公爵ダリウス。この婚姻にあるのは双方の利害関係のみ。愛情などはもってほか。
「わかりましたわ、公爵様。その条件で問題ありません。むしろ感謝しているぐらいですわ」
「……感謝だと?」
「貴方様が救いの手を差し伸べて下さったおかげで、私も娘も路頭に迷うことがなくなりました。このまま貴族社会で生きてゆくことが許されます。お優しい公爵様……私と娘を受け入れて下さり、心からお礼を申し上げます」
迷うことなく条件を飲み、承諾する伯爵未亡人ブルーナ。ここは下手に出た方が得策。
王国一の富を有するグラント公爵家。その恩寵は計り知れない。彼ほど美味しい再婚相手はいない。
「おーっほっほっー……! 私は運がいいわ!」
彼女には下心がある。
婚姻後にグラント公爵ダリウスを誘惑し、子を孕み、我が子を次代に据えようとの浅はかな打算。そうなれば次代のグラント公爵家当主の母として、永遠の富を約束されたも同然。
(……見ていなさい! 必ず彼を落としてみせるわ!)
内心では高笑いが止まらない伯爵未亡人ブルーナがいる。
◇
互いに、腹に一物抱えながらの婚約。
婚約の署名はしていないグラント公爵ダリウスと伯爵未亡人ブルーナ。おかげで口約束のみの婚約に留まっている。
それと云うのも、先代グラント公爵夫人ハリエッタが「待った」をかけたせいだ。
次代公爵夫人が誕生していないグラント公爵家では、彼女の影響力は大きい。今だに女主人の役割を担い、屋敷を取り仕切っているのは、他でもない先代公爵夫人ハリエッタ。
「ダリウス……いくら国王陛下の命とはいえ早急過ぎます。それに伯爵未亡人には多額の負債があるとも聞きます。そのような者を当家の嫁として認めることはできません。もう少し慎重におなりなさい」
苦言を呈する先代グラント公爵夫人ハリエッタ。最初から財貨目当ての伯爵未亡人ブルーナには難色を示す。
「今の当主は私です。母上に意見を求めるような歳でもありません。今回ばかりは自由にさせてもらいます。口出しは無用です」
ピシャリと撥ね除ける。
「母上……ちょうど今日にでも紹介しようと思い、伯爵未亡人とご息女を当家に招いてあります」
「私は許しませんよ、ダリウス」
「母上……そのようなお顔をなさらないで下さい。それに以前から身を固めるように仰っていたのは、母上ご自身ではありませんか? どうか伯爵未亡人を受け入れて下さいませんか?」
反対されるのを分かり切っているグラント公爵ダリウス。
母ハリエッタには敢えて告げずに、伯爵未亡人ブルーナと娘ブルネッタを招待している。
実は伯爵未亡人ブルーナには、亡夫であるドウェイン伯爵との間に、17歳になる娘が一人いる。
一方のグラント公爵ダリウスには、幼な子を一から育て上げるよりは「面倒がなくて済む」ぐらいの想いしかない。おまけに寡婦であれば家の切り盛りもお手のもの。慣れているはず。
国王フレデリックからは、グラント公爵家の後継を望まれているが、実のところグラント公爵ダリウスには、愛してもいない女性との間に子をもうけるつもりはなく、ましてや夜の睦事も必要としていない。
「正直、反吐が出る」
それがグラント公爵ダリウスの言い分。
好きでもない女性を抱くほど落ちぶれてはいない。何よりも元妻キャロラインに去られてからは、全くと言っていいほど欲情しないのだ。
だからこそ、董の立った伯爵未亡人ブルーナを迎え入れることを決める。
◇
嘗て、グラント公爵ダリウスが心から愛した元妻キャロライン。
美しい稀代の歌姫。私のキャロライン。
忽然と消息を絶った今は何処にいるのかさえわからない。
「誰よりも、深く深く君を愛していたのに……!」
過去に裏切らたとは云え、実は今でも心の奥底には元妻キャロラインへの恋情が燻る。尽きない想いがある。
大概、男の方が女々しい。
未練タラタラなのはグラント公爵ダリウスの方かもしれない。だが、あえては口には出さない。一度でも口に出してしまえば、自分を捨てた元妻キャロラインの裏切りを赦してしまうことになりかねない。
「それに……もう逢うこともない……」
少々、感傷的なグラント公爵ダリウス。
そこへ家令が来客を告げる。
招待した伯爵未亡人ブルーナ母娘かと思い、自ら出迎えに向かうグラント公爵ダリウスを待ち受けていたのは、まるで予想もしない訪問者。
「君は……誰だ……?!」
誰かを髣髴とさせるような緩やかな金色の長い髪を垂らし、満面の花笑みでグラント公爵ダリウスへと告げる。
「パパっー!」
開口一番、あり得ない言葉を口にする。
「パパっ、パパだよね? 初めましてパパ。私はアンジェラです。パパ……私はあなたの娘です」
その刹那、ひゅっと息を呑むグラント公爵ダリウス。冷静沈着なはずの彼が、これ以上ない程に目を見開き、驚愕。
「……そんな馬鹿なっ?!」
「パパ……?」
(……そんな事があるはずがない……!)
声にならない悲鳴さえ上げるグラント公爵ダリウス。
間の悪いことに、時を同じくして現れたのが当家へと招待しているドウェイン伯爵未亡人ブルーナ母娘。
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