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王家の舞踏会・社交界編
48.美辞麗句の専属護衛と天使
イーデン王家主催の〈披露目の舞踏会〉は〈黄金の大広間〉での開催される。
新たに社交界入りする若い蕾は、イーデン王家の国王夫妻へと拝礼する栄誉をも与えられる。お言葉を賜わることはないにしてもイーデン国王夫妻を前に、見事な拝礼をしてみせなければならない。これが意外と難しい。
実は通常とは別の入城門から他の招待客よりも一足早めに入城したアンジェラ。それには理由がある。
◇
ちょいと遡る。
グラント公爵家へと早めに迎えに現れた専属護衛エヴァン。イーデン王家が寄越した豪華な馬車へと乗り込むアンジェラへと告げる。
「天使様……実は早めにご訪問させて頂いたことには理由があります。王妃様が舞踏会前にお会いしたいとお望みなのです」
「……王妃様が?」
「王妃様がグラント公爵夫人と“知己の友”であることはご存知ですよね?」
「うん。それを聞いた時には本当に驚いたよ。だって相手は王妃様だよ? ママは凄い方と友達なんだね」
「グラント公爵夫人は、嘗ては“稀代の歌姫”と謳われた程の素晴らしい御方ですからね」
専属護衛エヴァンは真向かいに座るアンジェラへと告げる。
「芸術をこよなく愛する王妃様ですから“稀代の歌姫”を召すのも頷けます。寵愛していたとも聞き及んでおります。彼女の1人でもある貴女様にお会いしたいのでしょう」
柔らかな物言いの専属護衛エヴァン。
◇
やがてイーデン王家の家紋が刻まれた豪華な馬車は〈王宮〉へと到着する。案内されるアンジェラの内心はドキドキもの。
(相手は一国の王妃様だよ?!)
緊張するのは当たり前。ただ、アンジェラの想いとは予想外な事実に遭遇する。
私的な客間でイーデン王妃フレイヤと対面するアンジェラ。さらに見覚えのある老齢の紳士の姿にも驚く。
「えっ、お爺さん? それにお姉さんまで……ええっ?! いったいどういうことなの?!」
驚くアンジェラ。2人共に知見知った顔。
驚嘆するのは当たり前。
アンジェラの運命が動き出す。
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◇
ちょいと遡る。
グラント公爵家へと早めに迎えに現れた専属護衛エヴァン。イーデン王家が寄越した豪華な馬車へと乗り込むアンジェラへと告げる。
「天使様……実は早めにご訪問させて頂いたことには理由があります。王妃様が舞踏会前にお会いしたいとお望みなのです」
「……王妃様が?」
「王妃様がグラント公爵夫人と“知己の友”であることはご存知ですよね?」
「うん。それを聞いた時には本当に驚いたよ。だって相手は王妃様だよ? ママは凄い方と友達なんだね」
「グラント公爵夫人は、嘗ては“稀代の歌姫”と謳われた程の素晴らしい御方ですからね」
専属護衛エヴァンは真向かいに座るアンジェラへと告げる。
「芸術をこよなく愛する王妃様ですから“稀代の歌姫”を召すのも頷けます。寵愛していたとも聞き及んでおります。彼女の1人でもある貴女様にお会いしたいのでしょう」
柔らかな物言いの専属護衛エヴァン。
◇
やがてイーデン王家の家紋が刻まれた豪華な馬車は〈王宮〉へと到着する。案内されるアンジェラの内心はドキドキもの。
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緊張するのは当たり前。ただ、アンジェラの想いとは予想外な事実に遭遇する。
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「えっ、お爺さん? それにお姉さんまで……ええっ?! いったいどういうことなの?!」
驚くアンジェラ。2人共に知見知った顔。
驚嘆するのは当たり前。
アンジェラの運命が動き出す。
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