27 / 28
22話 夏休み前の学校行事とくれば
しおりを挟む
学生が夏休みに入るためには、必要なことがある。
それは終業式だ。
終業式の日に、授業は行なわれない。
基本的にホームルームと、大掃除が行なわれる。
夏休みが始まる直前では、中学生に授業を行なっても頭には入らない。
それ程に浮かれている、友の周囲に集う級友を見るだけですぐに理解できる。
だが、今日この日に限っては、周りが浮き立つのは、夏休みが理由ではなかった。
(まあ、それもそうだわなぁ)
自分の席に座る友は、苦笑を浮かべて、そっと息を吐く。
皆、一様に友を見て目を輝かせていた。
否。正確には友を見ていない。
友の胸元より下に、視線が集まっている。
皆と同じように友も下を見る。
「あははは……」
ディーネが膝の上に座っていた。
友と同じように、ディーネは引き攣った笑みを浮かべている。
先ほどから、級友たちに声を掛けられ続け、些か疲れているようだ。
何者なの、どこから来たの、すっごい可愛い、ぱねえ、草河とどんな関係なの、また草河めえ、一緒に居たお姉さんマジ美人だったんだけど、すっごい胸大きかったよね、おのれ草河ぁ、等々。
(まあ、こうなることは半ば予測していたけどよ)
友は登校したときを思い出して、眉間に皺を寄せる。
一夜明けて、朝を迎えて、友と桜は頭を悩ませた。
ディーネをどうしよう、と。
昨日の戦闘で、精霊溜まりが発生している。
いつ暴走精霊が生じるかわからない状況だった。
暴走精霊が生まれた場合、十中八九、餌を求めて行動する。
餌として標的となるのは、友と桜、そしてディーネだった。
近隣で精霊に襲われる可能性を持つのは、この三人だけだとルフィーは言った。
かと言って、友と桜は学校がある。
明日になれば夏休みだが、今日は午前中だけだが、授業があった。
そうなると、友と桜は学校に行き、ディーネは留守番となる。
桜を友が守り、ルフィーがディーネを護衛することも考えたが、却下された。
仮に友と桜が、暴走精霊に襲われたとき、十全に対応できない。
『風王の剣』を砕いた黒ずくめの男の存在も気になった。
ルフィーは友の側を離れないことを固持した。
ならばと、休むことも視野に入れた。
だが、それはそれで夏休み明けにクラスメイトから何を言われるか、わかったものではない。
休めない。だがディーネを残しておけない。
そのため、友たちは悩んだ挙句に奇策に出た。
「いやあ、しかし一緒に来たお姉さん、美人だったなぁ」
近くに立っていた斉藤が、うっとりと口にした。
周囲の男子も腕を組んで唸り始める。
「クラスに挨拶をしに来たお姉さんだろ、ありゃあ美人だ」
「なんだっけ? 草河のところに夏休みの間、ホームスティするんだっけか」
「ご姉妹そろって美人だもんなぁ」
「桜ちゃんも居るのに、更に美人と美少女」
「くっそ、羨ましいよな」
「でも、一日間違って来ちゃったってさ、可愛いよな」
男子生徒が口にしているのを聞き、友は苦笑する。
友たちが描いた筋書きは、こうだ。
ホームスティに来たルフィーとディーネだが、日付を一日、間違えた。
ルフィーは仕事があるので、妹のディーネを独りにしてしまう。
そのため、学校に預かって貰えるように、友と共に頼み込みに来たのだ。
田舎の学校ゆえの大らかさ、そして午前中のみということで、あっさりと話が通った。
(まあ、ルフィーが美人だったからなぁ。美人は得だこと)
校長や教頭の鼻の下が、伸びきっていたことが忘れられない。
説得力を持たせるためにスーツと眼鏡を装備させたが、効果は高かった。
男性教諭のだいたいが骨抜きにされた風景を見て、友は溜息を吐く。
トドメと言わんばかりに、ルフィーはクラスに挨拶まで告げていった。
ノリノリだった。
敢えて片言の日本語を話し、大袈裟なリアクションを見せて外国人アピールしていた。
友と桜が胡散臭そうに見る横で、男子のほぼ全てが目を奪われていた。
「あのスタイル、すごかったなぁ」
「うん、おっきかった……」
男子の会話の中に、一部女子が混ざり始める。
議論は、ルフィーのスタイルについてだ。
グラビアやテレビでも、海外のモデルも顔負けのスタイルだ。
映像でも見たことのないスタイルの良さに魅了されたらしい。
友は窓の外に視線を向ける。
窓の外には、精霊化したその本人がだらけて漂っている。
欠伸交じりの気の抜けた顔に、友は苦笑を浮かべた。
「しかし、草河ー。重たくないの? 膝の上に乗っけてるけど」
斉藤が友に訊ねてきた。
友は視線をディーネに向ける。
ディーネも友を見上げていた。
友はディーネの頭に手を置き、斉藤に笑いかける。
「大丈夫だね。軽いよ、とても」
「そうだよなぁ。細っこいもんな」
「すごい可愛いし、お人形さんみたい」
「髪も目も綺麗、外国の人って凄いねー」
今度は女子が群がってきた。
友は助けを求めて、前の席の桜を見る。
周りがディーネに集中している今、桜は皆の視界から外れていた。
その所為か、桜は一瞬、呆れたような顔を浮かべる。
友は笑顔を維持しつつも、瞳などで桜に懇願した。
肩を竦めた桜は、席を立ち、手を叩いて注目を集める。
「はいはい! そこまでそこまでー!」
桜が衆目をかき分けて友の横に立つ。
「ほら、大掃除しないとー。夏休みが始まらないよー」
言っている言葉は正しい。
現にホームルームは終わり、自分たちの教室と割り当てられた場所の掃除が待っていた。
(確か、体育館の掃除だっけか)
担任教師の言っていた言葉を思い出す。
広い体育館の掃除は、大変だ。
早めに行動しなければ、帰宅が遅くなる。
桜の正論に誰もが頷くはず、友は期待を込めて一同を見る。
しかし、予想は裏切られた。
皆、生温かい目で桜を見ていた。
「えっ、えっ!? ちょっと予測と違うよ!? みんな!?」
「ああ、桜ちゃん」
「なるほど、お兄ちゃんを取られて不機嫌と」
一様に腕を組み、頷いている。
「ち、違うし! なんでそうなってるの?」
桜が顔を赤くして抗議するが、誰もがわかっていると言わんばかりの顔で踵を返した。
「やー。朝から不機嫌そうだったもんねー」
「理由はわかるよなー。草河は朝からべったりだもん」
「さあて、掃除しますか」
「だべなー。男子は体育館だな」
「教室の掃除は女子に任せといてー」
「あ、桜ちゃんは、お兄ちゃんと一緒に体育館掃除でいいよー」
「ま、いいんでないかい? 俺らも目の保養になるし」
「こらこら。しっかり掃除してよ?」
「草河君がいるから大丈夫だと思うけど」
「したっけー」
ぞろぞろと去って行く級友たち。
男子は廊下に出て体育館に移動を始め、女子は机を教室の端に寄せ始めた。
桜と友、そしてディーネだけが、そのままの姿勢でいた。
友は傍らで呆然と立つ桜を見上げる。
顔を赤くして、ぷるぷるとしていた。
友はディーネを膝から下ろすと立ち上がり、桜の肩をぽんと叩く。
「あー。ドンマイ?」
桜はバッと友に顔を動かした。
顔を真っ赤に染めた桜は、友へ思いの丈を向ける。
「ドンマイじゃあ、ない! 皆! すごい! 勘違い!!」
「あー……、うん。そうだね」
友も理解していた。
ディーネを可愛がるあまり、桜を蔑ろにしていると、級友は思ったのだろう。
それに堪えかねた桜が、拗ねて行動を起こしたとも。
「うー。皆にわたしって、普段からどう思われてるんだろ?」
桜は顎に手を当てて唸り始める。
友も首を傾げた。
少なくとも、今日の桜は普通のはずだ。
ディーネに嫉妬し拗ねていると、学校ではベタベタしていない。
学校から離れた姿を見たならいざ知らずだが。
「考えても、仕方ないさ。とりあえず、行こうか」
級友たちの勘違いの産物ではあるが、巧く固まって行動できる。
ルフィーが周囲を警戒しているが、それでも安全を見た方がいい。
友は、桜の肩を叩き、移動を促した。
「結果オーライってやつだ、校内で離れるのはアレだったし。ね?」
「うー……、納得できないー……」
桜はむくれながらだが、友に押されて歩き始める。
友は宥めつつ、引っかかる何かを覚えていた。
確かに、桜は少し不機嫌である。
学校にいるのに、家にいるときの感情溢れる顔が僅かに見えていた。
「ぬー……」
「なんか、本当に不機嫌だなー?」
「めー……」
「どしたー?」
「むー……」
友が宥めようと色々と声を掛けるが、桜は唸り声で相槌を返す。
そろそろ自分の脚で歩いて欲しいが、歩くことを放棄している。
仕方ないと思い、友は桜を黙々と押し続けた。
ディーネは桜の横に並んで歩き、桜の態度を見ている。
(やっぱりディーネのせいだろうか)
級友の発言は的を射ていたのかと、友は苦笑する。
そして友は桜の背を押しながら、考えながら歩いた。
頭の中は、精霊に襲われないように警戒が半分、桜の態度についてが残りを占めた。
目の前の桜の様子は、考えから外れている。
だから友には聞こえなかった。
「……おにいちゃんがあんなこと言うから……」
桜がぶつぶつと呟いていたことを。
それは終業式だ。
終業式の日に、授業は行なわれない。
基本的にホームルームと、大掃除が行なわれる。
夏休みが始まる直前では、中学生に授業を行なっても頭には入らない。
それ程に浮かれている、友の周囲に集う級友を見るだけですぐに理解できる。
だが、今日この日に限っては、周りが浮き立つのは、夏休みが理由ではなかった。
(まあ、それもそうだわなぁ)
自分の席に座る友は、苦笑を浮かべて、そっと息を吐く。
皆、一様に友を見て目を輝かせていた。
否。正確には友を見ていない。
友の胸元より下に、視線が集まっている。
皆と同じように友も下を見る。
「あははは……」
ディーネが膝の上に座っていた。
友と同じように、ディーネは引き攣った笑みを浮かべている。
先ほどから、級友たちに声を掛けられ続け、些か疲れているようだ。
何者なの、どこから来たの、すっごい可愛い、ぱねえ、草河とどんな関係なの、また草河めえ、一緒に居たお姉さんマジ美人だったんだけど、すっごい胸大きかったよね、おのれ草河ぁ、等々。
(まあ、こうなることは半ば予測していたけどよ)
友は登校したときを思い出して、眉間に皺を寄せる。
一夜明けて、朝を迎えて、友と桜は頭を悩ませた。
ディーネをどうしよう、と。
昨日の戦闘で、精霊溜まりが発生している。
いつ暴走精霊が生じるかわからない状況だった。
暴走精霊が生まれた場合、十中八九、餌を求めて行動する。
餌として標的となるのは、友と桜、そしてディーネだった。
近隣で精霊に襲われる可能性を持つのは、この三人だけだとルフィーは言った。
かと言って、友と桜は学校がある。
明日になれば夏休みだが、今日は午前中だけだが、授業があった。
そうなると、友と桜は学校に行き、ディーネは留守番となる。
桜を友が守り、ルフィーがディーネを護衛することも考えたが、却下された。
仮に友と桜が、暴走精霊に襲われたとき、十全に対応できない。
『風王の剣』を砕いた黒ずくめの男の存在も気になった。
ルフィーは友の側を離れないことを固持した。
ならばと、休むことも視野に入れた。
だが、それはそれで夏休み明けにクラスメイトから何を言われるか、わかったものではない。
休めない。だがディーネを残しておけない。
そのため、友たちは悩んだ挙句に奇策に出た。
「いやあ、しかし一緒に来たお姉さん、美人だったなぁ」
近くに立っていた斉藤が、うっとりと口にした。
周囲の男子も腕を組んで唸り始める。
「クラスに挨拶をしに来たお姉さんだろ、ありゃあ美人だ」
「なんだっけ? 草河のところに夏休みの間、ホームスティするんだっけか」
「ご姉妹そろって美人だもんなぁ」
「桜ちゃんも居るのに、更に美人と美少女」
「くっそ、羨ましいよな」
「でも、一日間違って来ちゃったってさ、可愛いよな」
男子生徒が口にしているのを聞き、友は苦笑する。
友たちが描いた筋書きは、こうだ。
ホームスティに来たルフィーとディーネだが、日付を一日、間違えた。
ルフィーは仕事があるので、妹のディーネを独りにしてしまう。
そのため、学校に預かって貰えるように、友と共に頼み込みに来たのだ。
田舎の学校ゆえの大らかさ、そして午前中のみということで、あっさりと話が通った。
(まあ、ルフィーが美人だったからなぁ。美人は得だこと)
校長や教頭の鼻の下が、伸びきっていたことが忘れられない。
説得力を持たせるためにスーツと眼鏡を装備させたが、効果は高かった。
男性教諭のだいたいが骨抜きにされた風景を見て、友は溜息を吐く。
トドメと言わんばかりに、ルフィーはクラスに挨拶まで告げていった。
ノリノリだった。
敢えて片言の日本語を話し、大袈裟なリアクションを見せて外国人アピールしていた。
友と桜が胡散臭そうに見る横で、男子のほぼ全てが目を奪われていた。
「あのスタイル、すごかったなぁ」
「うん、おっきかった……」
男子の会話の中に、一部女子が混ざり始める。
議論は、ルフィーのスタイルについてだ。
グラビアやテレビでも、海外のモデルも顔負けのスタイルだ。
映像でも見たことのないスタイルの良さに魅了されたらしい。
友は窓の外に視線を向ける。
窓の外には、精霊化したその本人がだらけて漂っている。
欠伸交じりの気の抜けた顔に、友は苦笑を浮かべた。
「しかし、草河ー。重たくないの? 膝の上に乗っけてるけど」
斉藤が友に訊ねてきた。
友は視線をディーネに向ける。
ディーネも友を見上げていた。
友はディーネの頭に手を置き、斉藤に笑いかける。
「大丈夫だね。軽いよ、とても」
「そうだよなぁ。細っこいもんな」
「すごい可愛いし、お人形さんみたい」
「髪も目も綺麗、外国の人って凄いねー」
今度は女子が群がってきた。
友は助けを求めて、前の席の桜を見る。
周りがディーネに集中している今、桜は皆の視界から外れていた。
その所為か、桜は一瞬、呆れたような顔を浮かべる。
友は笑顔を維持しつつも、瞳などで桜に懇願した。
肩を竦めた桜は、席を立ち、手を叩いて注目を集める。
「はいはい! そこまでそこまでー!」
桜が衆目をかき分けて友の横に立つ。
「ほら、大掃除しないとー。夏休みが始まらないよー」
言っている言葉は正しい。
現にホームルームは終わり、自分たちの教室と割り当てられた場所の掃除が待っていた。
(確か、体育館の掃除だっけか)
担任教師の言っていた言葉を思い出す。
広い体育館の掃除は、大変だ。
早めに行動しなければ、帰宅が遅くなる。
桜の正論に誰もが頷くはず、友は期待を込めて一同を見る。
しかし、予想は裏切られた。
皆、生温かい目で桜を見ていた。
「えっ、えっ!? ちょっと予測と違うよ!? みんな!?」
「ああ、桜ちゃん」
「なるほど、お兄ちゃんを取られて不機嫌と」
一様に腕を組み、頷いている。
「ち、違うし! なんでそうなってるの?」
桜が顔を赤くして抗議するが、誰もがわかっていると言わんばかりの顔で踵を返した。
「やー。朝から不機嫌そうだったもんねー」
「理由はわかるよなー。草河は朝からべったりだもん」
「さあて、掃除しますか」
「だべなー。男子は体育館だな」
「教室の掃除は女子に任せといてー」
「あ、桜ちゃんは、お兄ちゃんと一緒に体育館掃除でいいよー」
「ま、いいんでないかい? 俺らも目の保養になるし」
「こらこら。しっかり掃除してよ?」
「草河君がいるから大丈夫だと思うけど」
「したっけー」
ぞろぞろと去って行く級友たち。
男子は廊下に出て体育館に移動を始め、女子は机を教室の端に寄せ始めた。
桜と友、そしてディーネだけが、そのままの姿勢でいた。
友は傍らで呆然と立つ桜を見上げる。
顔を赤くして、ぷるぷるとしていた。
友はディーネを膝から下ろすと立ち上がり、桜の肩をぽんと叩く。
「あー。ドンマイ?」
桜はバッと友に顔を動かした。
顔を真っ赤に染めた桜は、友へ思いの丈を向ける。
「ドンマイじゃあ、ない! 皆! すごい! 勘違い!!」
「あー……、うん。そうだね」
友も理解していた。
ディーネを可愛がるあまり、桜を蔑ろにしていると、級友は思ったのだろう。
それに堪えかねた桜が、拗ねて行動を起こしたとも。
「うー。皆にわたしって、普段からどう思われてるんだろ?」
桜は顎に手を当てて唸り始める。
友も首を傾げた。
少なくとも、今日の桜は普通のはずだ。
ディーネに嫉妬し拗ねていると、学校ではベタベタしていない。
学校から離れた姿を見たならいざ知らずだが。
「考えても、仕方ないさ。とりあえず、行こうか」
級友たちの勘違いの産物ではあるが、巧く固まって行動できる。
ルフィーが周囲を警戒しているが、それでも安全を見た方がいい。
友は、桜の肩を叩き、移動を促した。
「結果オーライってやつだ、校内で離れるのはアレだったし。ね?」
「うー……、納得できないー……」
桜はむくれながらだが、友に押されて歩き始める。
友は宥めつつ、引っかかる何かを覚えていた。
確かに、桜は少し不機嫌である。
学校にいるのに、家にいるときの感情溢れる顔が僅かに見えていた。
「ぬー……」
「なんか、本当に不機嫌だなー?」
「めー……」
「どしたー?」
「むー……」
友が宥めようと色々と声を掛けるが、桜は唸り声で相槌を返す。
そろそろ自分の脚で歩いて欲しいが、歩くことを放棄している。
仕方ないと思い、友は桜を黙々と押し続けた。
ディーネは桜の横に並んで歩き、桜の態度を見ている。
(やっぱりディーネのせいだろうか)
級友の発言は的を射ていたのかと、友は苦笑する。
そして友は桜の背を押しながら、考えながら歩いた。
頭の中は、精霊に襲われないように警戒が半分、桜の態度についてが残りを占めた。
目の前の桜の様子は、考えから外れている。
だから友には聞こえなかった。
「……おにいちゃんがあんなこと言うから……」
桜がぶつぶつと呟いていたことを。
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
義妹がピンク色の髪をしています
ゆーぞー
ファンタジー
彼女を見て思い出した。私には前世の記憶がある。そしてピンク色の髪の少女が妹としてやって来た。ヤバい、うちは男爵。でも貧乏だから王族も通うような学校には行けないよね。
義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。
石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる