119 / 128
~番外編~ 夏の花は優しい日差しに包まれる
第13話
しおりを挟む
「芸大か~………」
カフェでのお喋りが終わり家に帰り部屋に入ると、芹香はそう呟いた。芸術大学は考えたことがなかった。でも、芽衣にもこんなに沢山の「いいね!」が来るという事がセンスがあるという証拠じゃないかと言われて、その選択もいいかもと思ってしまう。
(透の意見も聞いてみようかな………?)
キッチンに行き、母に聞いてみる。
「ねぇ、お母さん。今日は透の家に行く用事ってない?」
「そうねぇ~………。あっ!じゃあ、自家製の漬物を持っていってくれる?すごく好評だったからね」
「はーい」
夕飯後に透の家に持っていくことになり、母がその電話を入れておくということになった。
「こんばんはー!」
「いらっしゃい!芹香ちゃん!」
夕飯が終わり、透の家に行くと颯希が出迎えてくれる。
「やっほー、颯希ちゃん。今日もパトロールしていたの?」
「はい!町の平和は私が守るのです!!」
いつも元気いっぱいの颯希は敬礼のポーズをしながら楽しそうに言う。
「今日は、お兄ちゃんに用事って聞きました!」
「いや………えっと、その………なんていうか………」
なんとなく「透に会いたくて来たんだよね?」みたいな感じに聞こえてしまって芹香は顔を赤らめてしまう。その様子を颯希がニコニコしながら言う。
「芹香ちゃんは、本当に純真って感じですね!」
「そ……そうかな?」
「だからだと思います。おに―――――」
そこまで、言いかけた時だった。
「俺に用事があるんだってな」
後ろから声がした。振り向くと透が腕を組んでこちらを見ている。
「とりあえず、俺の部屋に来いよ」
「う……うん」
透に促されて芹香が付いて行く。その時、透が颯希に振り向きにっこりと笑う。その笑顔に、颯希が恐怖で岩のように固まる。
透のその顔からはいかにも「余計なこと言うんじゃねーぞ」というオーラが漂っていた。
「………で、俺に話って何だ?」
「えっと……その………」
小柄でも威圧感のある透に気おされながら、芹香が芽衣たちとの会話を話していく。
「………なるほど、それで芸大な。まぁ、いいんじゃないのか?確かに写真撮るのは昔から上手だったし、その技術を磨くのは確かに選択肢としてありかも知れないな」
「そうなのかな………?正直自分ではピンときてなくて……」
「まぁ、お金欲しさとか、名声欲しさで写真撮っているわけじゃないからな。そういった黒い部分が無いから、あんだけいい写真が撮れるんじゃないか?一度、チャレンジしてみるがいいというのも確かに分かるよ。まぁ、芸大に行くにしても試験はあるから受からないと行くに行けないけどな」
「うーん……、透も言うなら行くのもアリなのかな………?」
「まぁ、最終的な判断は芹香自身だからな。とことんやってみるのもいいんじゃないか?」
透の意見も芽衣たちと同じことに内心信じられないと感じながら、同じ言葉を言うという事がより自分の写真の腕が良いことを理解していく。
「………やってみようかな?」
透の家から帰ってきて自分のパソコンで芸術大学のことを調べてみる。すると、意外と自分の家から割と近いところにその大学がある事を知る。その大学の情報をより詳しく調べてみると、写真関連学部もある。説明を読んでいく内に、のめり込むようにその学部の魅力に飲み込まれていく。
――――――ピコン!
そこへ、スマホが鳴り確認すると例のサイトから『コメントが届きました』というお知らせがきていた。その内容を確認するのにサイトを開く。
「………え?」
そのコメントを読み、それを書いてくれた人がどういう人なのか調べてみる。そして、調べた結果………、
「えぇ?!」
そのコメントをくれた相手に驚きを隠せなかった………。
その時だった。
「芹香~!ちょっと手伝って~!」
階段の下から母親に声を掛けられて下に降りていく。リビングに行くと沢山のアルバムと写真が散らばっていた。
「良かったら、写真の整理を手伝ってくれないかしら?」
そう言われて、写真の整理を手伝っていく。
(あれ………?)
そんな中、一つの写真に目がいく。幼稚園の頃の写真で芹香の左隣に透も映っている。そして、右隣には可愛らしい女の子が映っている。
(この子、名前なんだったっけ?)
名前が思い出せなくて幼稚園の時に卒園式で貰ったアルバムをめくり、一人一人の卒園者の顔写真を指で追う。しかし、その子の写真が見当たらない。でも、写真で付けているバッチを見ると同じバッチだから同じクラスのはずだ。
不思議に思い母親に尋ねる。
「ねぇ、この子って……」
そう言うと、母が「あぁ」と言って話す。
「めいちゃんね!」
「めいちゃ………ん………?」
「えぇ、そうよ~。懐かしいわね。卒園する前にご両親の都合で引っ越ししたから卒園アルバムには載っていないのよ」
「え………」
「めいちゃんは同い年なのにしっかりした子でね~。よく芹香が遊びまわって怪我をするとすぐ飛んできて絆創膏を貼ってあげたりしてくれてたのよ。芹香よりひと回りくらい小さかったけど、お姉さんみたいな子だったわ」
「………ねぇ、お母さん。この子の苗字はなんて言うの?」
「えっと………、なんだったかしら?ひ……ひじ……?」
「土方?」
「そうそう!!土方芽衣ちゃんよ!!」
母の言葉に芹香が唖然とする。
(芽衣ちゃんと幼稚園が一緒だったってこと?!)
カフェでのお喋りが終わり家に帰り部屋に入ると、芹香はそう呟いた。芸術大学は考えたことがなかった。でも、芽衣にもこんなに沢山の「いいね!」が来るという事がセンスがあるという証拠じゃないかと言われて、その選択もいいかもと思ってしまう。
(透の意見も聞いてみようかな………?)
キッチンに行き、母に聞いてみる。
「ねぇ、お母さん。今日は透の家に行く用事ってない?」
「そうねぇ~………。あっ!じゃあ、自家製の漬物を持っていってくれる?すごく好評だったからね」
「はーい」
夕飯後に透の家に持っていくことになり、母がその電話を入れておくということになった。
「こんばんはー!」
「いらっしゃい!芹香ちゃん!」
夕飯が終わり、透の家に行くと颯希が出迎えてくれる。
「やっほー、颯希ちゃん。今日もパトロールしていたの?」
「はい!町の平和は私が守るのです!!」
いつも元気いっぱいの颯希は敬礼のポーズをしながら楽しそうに言う。
「今日は、お兄ちゃんに用事って聞きました!」
「いや………えっと、その………なんていうか………」
なんとなく「透に会いたくて来たんだよね?」みたいな感じに聞こえてしまって芹香は顔を赤らめてしまう。その様子を颯希がニコニコしながら言う。
「芹香ちゃんは、本当に純真って感じですね!」
「そ……そうかな?」
「だからだと思います。おに―――――」
そこまで、言いかけた時だった。
「俺に用事があるんだってな」
後ろから声がした。振り向くと透が腕を組んでこちらを見ている。
「とりあえず、俺の部屋に来いよ」
「う……うん」
透に促されて芹香が付いて行く。その時、透が颯希に振り向きにっこりと笑う。その笑顔に、颯希が恐怖で岩のように固まる。
透のその顔からはいかにも「余計なこと言うんじゃねーぞ」というオーラが漂っていた。
「………で、俺に話って何だ?」
「えっと……その………」
小柄でも威圧感のある透に気おされながら、芹香が芽衣たちとの会話を話していく。
「………なるほど、それで芸大な。まぁ、いいんじゃないのか?確かに写真撮るのは昔から上手だったし、その技術を磨くのは確かに選択肢としてありかも知れないな」
「そうなのかな………?正直自分ではピンときてなくて……」
「まぁ、お金欲しさとか、名声欲しさで写真撮っているわけじゃないからな。そういった黒い部分が無いから、あんだけいい写真が撮れるんじゃないか?一度、チャレンジしてみるがいいというのも確かに分かるよ。まぁ、芸大に行くにしても試験はあるから受からないと行くに行けないけどな」
「うーん……、透も言うなら行くのもアリなのかな………?」
「まぁ、最終的な判断は芹香自身だからな。とことんやってみるのもいいんじゃないか?」
透の意見も芽衣たちと同じことに内心信じられないと感じながら、同じ言葉を言うという事がより自分の写真の腕が良いことを理解していく。
「………やってみようかな?」
透の家から帰ってきて自分のパソコンで芸術大学のことを調べてみる。すると、意外と自分の家から割と近いところにその大学がある事を知る。その大学の情報をより詳しく調べてみると、写真関連学部もある。説明を読んでいく内に、のめり込むようにその学部の魅力に飲み込まれていく。
――――――ピコン!
そこへ、スマホが鳴り確認すると例のサイトから『コメントが届きました』というお知らせがきていた。その内容を確認するのにサイトを開く。
「………え?」
そのコメントを読み、それを書いてくれた人がどういう人なのか調べてみる。そして、調べた結果………、
「えぇ?!」
そのコメントをくれた相手に驚きを隠せなかった………。
その時だった。
「芹香~!ちょっと手伝って~!」
階段の下から母親に声を掛けられて下に降りていく。リビングに行くと沢山のアルバムと写真が散らばっていた。
「良かったら、写真の整理を手伝ってくれないかしら?」
そう言われて、写真の整理を手伝っていく。
(あれ………?)
そんな中、一つの写真に目がいく。幼稚園の頃の写真で芹香の左隣に透も映っている。そして、右隣には可愛らしい女の子が映っている。
(この子、名前なんだったっけ?)
名前が思い出せなくて幼稚園の時に卒園式で貰ったアルバムをめくり、一人一人の卒園者の顔写真を指で追う。しかし、その子の写真が見当たらない。でも、写真で付けているバッチを見ると同じバッチだから同じクラスのはずだ。
不思議に思い母親に尋ねる。
「ねぇ、この子って……」
そう言うと、母が「あぁ」と言って話す。
「めいちゃんね!」
「めいちゃ………ん………?」
「えぇ、そうよ~。懐かしいわね。卒園する前にご両親の都合で引っ越ししたから卒園アルバムには載っていないのよ」
「え………」
「めいちゃんは同い年なのにしっかりした子でね~。よく芹香が遊びまわって怪我をするとすぐ飛んできて絆創膏を貼ってあげたりしてくれてたのよ。芹香よりひと回りくらい小さかったけど、お姉さんみたいな子だったわ」
「………ねぇ、お母さん。この子の苗字はなんて言うの?」
「えっと………、なんだったかしら?ひ……ひじ……?」
「土方?」
「そうそう!!土方芽衣ちゃんよ!!」
母の言葉に芹香が唖然とする。
(芽衣ちゃんと幼稚園が一緒だったってこと?!)
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
悲報 スライムに転生するつもりがゴブリンに転生しました
ぽこぺん
ファンタジー
転生の間で人間以外の種族も選べることに気付いた主人公
某人気小説のようにスライムに転生して無双しようとするも手違いでゴブリンに転生
さらにスキルボーナスで身に着けた聖魔法は魔物の体には相性が悪くダメージが入ることが判明
これは不遇な生い立ちにめげず強く前向き生きる一匹のゴブリンの物語
(基本的に戦闘はありません、誰かが不幸になることもありません)
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
死んだはずの貴族、内政スキルでひっくり返す〜辺境村から始める復讐譚〜
のらねこ吟醸
ファンタジー
帝国の粛清で家族を失い、“死んだことにされた”名門貴族の青年は、
偽りの名を与えられ、最果ての辺境村へと送り込まれた。
水も農具も未来もない、限界集落で彼が手にしたのは――
古代遺跡の力と、“俺にだけ見える内政スキル”。
村を立て直し、仲間と絆を築きながら、
やがて帝国の陰謀に迫り、家を滅ぼした仇と対峙する。
辺境から始まる、ちょっぴりほのぼの(?)な村興しと、
静かに進む策略と復讐の物語。
社畜OLが学園系乙女ゲームの世界に転生したらモブでした。
星名柚花
恋愛
野々原悠理は高校進学に伴って一人暮らしを始めた。
引越し先のアパートで出会ったのは、見覚えのある男子高校生。
見覚えがあるといっても、それは液晶画面越しの話。
つまり彼は二次元の世界の住人であるはずだった。
ここが前世で遊んでいた学園系乙女ゲームの世界だと知り、愕然とする悠理。
しかし、ヒロインが転入してくるまであと一年ある。
その間、悠理はヒロインの代理を務めようと奮闘するけれど、乙女ゲームの世界はなかなかモブに厳しいようで…?
果たして悠理は無事攻略キャラたちと仲良くなれるのか!?
※たまにシリアスですが、基本は明るいラブコメです。
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
詠唱? それ、気合を入れるためのおまじないですよね? ~勘違い貴族の規格外魔法譚~
Gaku
ファンタジー
「次の人生は、自由に走り回れる丈夫な体が欲しい」
病室で短い生涯を終えた僕、ガクの切実な願いは、神様のちょっとした(?)サービスで、とんでもなく盛大な形で叶えられた。
気がつけば、そこは剣と魔法が息づく異世界。貴族の三男として、念願の健康な体と、ついでに規格外の魔力を手に入れていた!
これでようやく、平和で自堕落なスローライフが送れる――はずだった。
だが、僕には一つ、致命的な欠点があった。それは、この世界の魔法に関する常識が、綺麗さっぱりゼロだったこと。
皆が必死に唱える「詠唱」を、僕は「気合を入れるためのおまじない」だと勘違い。僕の魔法理論は、いつだって「体内のエネルギーを、ぐわーっと集めて、どーん!」。
その結果、
うっかり放った火の玉で、屋敷の壁に風穴を開けてしまう。
慌てて土魔法で修復すれば、なぜか元の壁より遥かに豪華絢爛な『匠の壁』が爆誕し、屋敷の新たな観光名所に。
「友達が欲しいな」と軽い気持ちで召喚魔法を使えば、天変地異の末に伝説の魔獣フェンリル(ただし、手のひらサイズの超絶可愛い子犬)を呼び出してしまう始末。
僕はただ、健康な体でのんびり暮らしたいだけなのに!
行く先々で無自覚に「やりすぎ」てしまい、気づけば周囲からは「無詠唱の暴君」「歩く災害」など、実に不名誉なあだ名で呼ばれるようになっていた……。
そんな僕が、ついに魔法学園へ入学!
当然のように入学試験では的を“消滅”させて試験官を絶句させ、「関わってはいけないヤバい奴」として輝かしい孤立生活をスタート!
しかし、そんな規格外な僕に興味を持つ、二人の変わり者が現れた。
魔法の真理を探求する理論オタクの「レオ」と、強者との戦いを求める猪突猛進な武闘派女子の「アンナ」。
この二人との出会いが、モノクロだった僕の世界を、一気に鮮やかな色に変えていく――!
勘違いと無自覚チートで、知らず知らずのうちに世界を震撼させる!
腹筋崩壊のドタバタコメディを軸に、個性的な仲間たちとの友情、そして、世界の謎に迫る大冒険が、今、始まる!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる