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第三章 世界に降りかかる受難
第530話
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でっかい人改めエドゥアルドがSランクになりました。
外野、と言っても元王様とか元王太子やその取り巻きだけど、平民がどうのと煩かったのでアー君を呼び出してその場でSランクに昇級してもらったの。
「騙されんぞ、そんな簡単に――」
「俺、冒険者ギルド統括。権限あっからな?」
「だからどうした、平民ごときがっ! 我らは王族だぞ、頭を下げよ!!」
「俺らの前で身分語るのかぁ」
「兄ちゃんこいつら食っていい?」
「ちょっと待とうな」
アー君に待てを言い渡されたヨムちゃんが口を尖らせながら僕の傍に戻ってきた。
どうやら元王族の対応はアー君がこなしてくれるようだ。就寝前に申し訳ないなー、あとでブラッシングしてあげよう。
「ヨムちゃん」
「ん?」
「今日ね、パーティーだからお料理いっぱい、でもこの騒ぎでしょ、きっと廃棄されちゃうと思うの」
「もったいねぇな! 俺が食ってやるよ!!」
「夜食だぜ」
『夜にこっそり食べるご飯の背徳感』
「エビありますかねぇ」
ヨムちゃんが料理に向かっていく途中で聞きなれた声が乱入、一緒に料理コーナーへ消えていった気がする。
「アルルン結婚おめでとー、お兄さんは筋肉が素敵だからいい旦那様になってくれるよ」
「待って色々待って、その呼び方も気になるけど、え、旦那様? え、俺、嫁!?」
「ふふ、両方でも構いませんよ」
お兄さんが色気たっぷりの笑みを向け、アルルンがゆでゴリラになった。
すでにラブラブの前兆&尻に敷かれる未来が見えた。
「ごしゅーぎ何がいい?」
「食い物でもいいですか?」
「いーよ、甘いもの?」
「特殊クエスト受注する前に受けた講習会で食べた饅頭が忘れられなくて……こう、丸くて、白い菓子でした」
ふむふむ、ギルドの講習で出たおやつならアー君が分かるかな?
いや、アルルンの記録を辿ればいいか、オープーンー!
この管理画面本当に便利、これからも使いたいなぁ、女神様に返さなくていいかな?
さてさて講習会で食べたお菓子、丸くて白いお菓子、肉まん?
画面をぺしぺししながら探したら、好物欄に「講習会で食べたこしあん饅頭が忘れられない」と出てました。
なるほど、饅頭だったか、肉まんは……近い近い、うむ。
何ということでしょう、ここに偶然にもつい先日奉納された小豆があります。
次に実家からスラちゃんを呼び寄せます、ただのスラちゃんではありません、毎日イネスが神聖力を面白半分に注ぎまくった聖なるスラちゃんです。
事情を話し、小豆を渡して数分待ちます。
その間にも頭の上ではお兄さんとアルルンが甘酸っぱいやり取りをしております、これは婚姻早めないと子供が先に出来るやつ。
幸せオーラを眺めているうちに時間になったので、スラちゃんから完成された饅頭を受け取ります。
何と、紅白饅頭でした!
さすがシャムスのスライム、リクエストしなくても忖度してくれている!!
「イネスー」
「はいどうぞ!!」
すぴゃーんとイネスが跳んできてお饅頭に肉球スタンプをしてくれた。
これで完成「紅白肉球饅頭」、食べるとずっと幸せ。
翌月、新国王誕生とともに、新たな王太子とその婚姻も発表された。
新たに神々の神像が建てられた教会から慶事のお祝いにと配られた紅白の饅頭には、可愛らしい肉球スタンプが付いていたという。
外野、と言っても元王様とか元王太子やその取り巻きだけど、平民がどうのと煩かったのでアー君を呼び出してその場でSランクに昇級してもらったの。
「騙されんぞ、そんな簡単に――」
「俺、冒険者ギルド統括。権限あっからな?」
「だからどうした、平民ごときがっ! 我らは王族だぞ、頭を下げよ!!」
「俺らの前で身分語るのかぁ」
「兄ちゃんこいつら食っていい?」
「ちょっと待とうな」
アー君に待てを言い渡されたヨムちゃんが口を尖らせながら僕の傍に戻ってきた。
どうやら元王族の対応はアー君がこなしてくれるようだ。就寝前に申し訳ないなー、あとでブラッシングしてあげよう。
「ヨムちゃん」
「ん?」
「今日ね、パーティーだからお料理いっぱい、でもこの騒ぎでしょ、きっと廃棄されちゃうと思うの」
「もったいねぇな! 俺が食ってやるよ!!」
「夜食だぜ」
『夜にこっそり食べるご飯の背徳感』
「エビありますかねぇ」
ヨムちゃんが料理に向かっていく途中で聞きなれた声が乱入、一緒に料理コーナーへ消えていった気がする。
「アルルン結婚おめでとー、お兄さんは筋肉が素敵だからいい旦那様になってくれるよ」
「待って色々待って、その呼び方も気になるけど、え、旦那様? え、俺、嫁!?」
「ふふ、両方でも構いませんよ」
お兄さんが色気たっぷりの笑みを向け、アルルンがゆでゴリラになった。
すでにラブラブの前兆&尻に敷かれる未来が見えた。
「ごしゅーぎ何がいい?」
「食い物でもいいですか?」
「いーよ、甘いもの?」
「特殊クエスト受注する前に受けた講習会で食べた饅頭が忘れられなくて……こう、丸くて、白い菓子でした」
ふむふむ、ギルドの講習で出たおやつならアー君が分かるかな?
いや、アルルンの記録を辿ればいいか、オープーンー!
この管理画面本当に便利、これからも使いたいなぁ、女神様に返さなくていいかな?
さてさて講習会で食べたお菓子、丸くて白いお菓子、肉まん?
画面をぺしぺししながら探したら、好物欄に「講習会で食べたこしあん饅頭が忘れられない」と出てました。
なるほど、饅頭だったか、肉まんは……近い近い、うむ。
何ということでしょう、ここに偶然にもつい先日奉納された小豆があります。
次に実家からスラちゃんを呼び寄せます、ただのスラちゃんではありません、毎日イネスが神聖力を面白半分に注ぎまくった聖なるスラちゃんです。
事情を話し、小豆を渡して数分待ちます。
その間にも頭の上ではお兄さんとアルルンが甘酸っぱいやり取りをしております、これは婚姻早めないと子供が先に出来るやつ。
幸せオーラを眺めているうちに時間になったので、スラちゃんから完成された饅頭を受け取ります。
何と、紅白饅頭でした!
さすがシャムスのスライム、リクエストしなくても忖度してくれている!!
「イネスー」
「はいどうぞ!!」
すぴゃーんとイネスが跳んできてお饅頭に肉球スタンプをしてくれた。
これで完成「紅白肉球饅頭」、食べるとずっと幸せ。
翌月、新国王誕生とともに、新たな王太子とその婚姻も発表された。
新たに神々の神像が建てられた教会から慶事のお祝いにと配られた紅白の饅頭には、可愛らしい肉球スタンプが付いていたという。
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