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第三章 世界に降りかかる受難
第623話
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ヨムちゃんは問答無用で却下された。
加護を貰わなくても助けてもらえることを護衛がチクったので一番に却下されました。
アー君とカイちゃんも物騒で怖いと敗退。
魔物がいる世界、力こそ正義だろと抗議したけどダメだった。
残ったのはシャムス、涼玉、イネスの三名。
「俺シャムス様好きですけどねー」
『見る目がある護衛なの』
「じゃあ俺か、俺だな!」
「涼玉様もいいですよ、神子の能力にぴったり!」
「俺、音楽の才能皆無なんだ」
涼玉まさかの敗退、歌はカラオケでも10点以下、体が硬くて踊りには向いておらず、盆踊りもまるでブリキノダンスみたいだと言われたことがあるらしい。
涼玉もお兄さんと相性悪いかぁ。
「じゃあ私ですね! みゃっ!!」
「まっ!」
大人のずる賢さでイネスも断ろうとしたのかもしれない、けれどイネスが聞くわけがない、むしろ警戒心を解くために良く我慢したと思う。
すぴゃんっと華麗なジャンプでお兄さんの額に肉球アタック、不意打ち加護成功です。
「さぁ力の試運転行きましょう!! ダンジョンゴーです! アー君お願いします」
「よし来た!」
「待っ、うわぁああああああ!!」
社畜戦士田中が悲鳴とともに消えました。
アー君だけじゃなくカイちゃんとヨムちゃんもいません、残された本日の護衛がシャムスを撫でまわしながら呆然としています。大丈夫、責任問題にはならないから、犯人の一人がアー君だから王様きっと許してくれる。
イネスの加護を試すならアンデッドが出るダンジョンかなぁ、でもハイテンションなイネスの存在に耐えられるアンデッドが出るダンジョンってどこだろう?
涼玉は優雅にティータイムを続行、華麗に咲き誇る花を見ながらとても満足そう。
僕はどうしようかなぁ、追いかけるのは可能だけど、僕らのために用意されたお菓子たちを残すのは心苦しい。
そうだ、机ごとダンジョンに持っていって、皆の活躍見ながらティータイムはどうだろう?
シャムスと涼玉に提案したら即採用、一度片付けてから、なんて手間はかけずに椅子に座ったまま護衛さんも巻き込んでダンジョンに転移しました。ノータイムで転移したえっちゃん流石。
「あ、ママ来たんだ」
「イネスが張り切って暇だったんだー、俺らもおやつ食べよう」
「そうですね、今日はイネスに活躍の場を譲りましょう」
転移先は洞窟型ダンジョン、アンデッドが出るだけあって薄暗くどんよりした雰囲気――なんてものはどこにもなく、イネスが散々ぺっかぺっかしたのだろう、全体的に眩しい、日当たりのよい庭園よりもさらに眩しい、騎士様でも発光させているのかってぐらい眩しい。
あまりの眩しさに目を細めていたら、僕らに気付いたアー君たちが寄ってきた。
三人の周囲だけ薄っすらと黒くて薄いカーテンのようなものがかかっている。なるほどサングラス代わりね、あれいいね、えっちゃんお願いします。
「こっちくんなよぉぉ!!」
「今度はそっちです、強めにぺかぁです!」
アー君たちが席についた所で悲鳴が聞こえてきて、そちらを見たらイネスを頭に乗せた社畜戦士が疲労を忘れて全力ダッシュしていた。
追いかけているのはアンデッド、基本的に声なんてないはずの骸骨やゾンビ、ゴーストがきゃぁきゃぁ言いながら追いかける光景を見て察しました。多分あれイネスのせいだ。
「社畜様ぁぁ」
「こっちみてー!」
「聖なるキッスで成仏させてぇぇん」
「いやぁぁぁ、こわいぃぃぃ!! 騙されたぁぁぁ!」
アー君曰く、イネスの加護の力を試すため、アンデッドに光魔法を放ったらああなったらしい。
アンデッド系を魅了する聖なる光。うむ、それはイネスの力で間違いないのでござる。
加護を貰わなくても助けてもらえることを護衛がチクったので一番に却下されました。
アー君とカイちゃんも物騒で怖いと敗退。
魔物がいる世界、力こそ正義だろと抗議したけどダメだった。
残ったのはシャムス、涼玉、イネスの三名。
「俺シャムス様好きですけどねー」
『見る目がある護衛なの』
「じゃあ俺か、俺だな!」
「涼玉様もいいですよ、神子の能力にぴったり!」
「俺、音楽の才能皆無なんだ」
涼玉まさかの敗退、歌はカラオケでも10点以下、体が硬くて踊りには向いておらず、盆踊りもまるでブリキノダンスみたいだと言われたことがあるらしい。
涼玉もお兄さんと相性悪いかぁ。
「じゃあ私ですね! みゃっ!!」
「まっ!」
大人のずる賢さでイネスも断ろうとしたのかもしれない、けれどイネスが聞くわけがない、むしろ警戒心を解くために良く我慢したと思う。
すぴゃんっと華麗なジャンプでお兄さんの額に肉球アタック、不意打ち加護成功です。
「さぁ力の試運転行きましょう!! ダンジョンゴーです! アー君お願いします」
「よし来た!」
「待っ、うわぁああああああ!!」
社畜戦士田中が悲鳴とともに消えました。
アー君だけじゃなくカイちゃんとヨムちゃんもいません、残された本日の護衛がシャムスを撫でまわしながら呆然としています。大丈夫、責任問題にはならないから、犯人の一人がアー君だから王様きっと許してくれる。
イネスの加護を試すならアンデッドが出るダンジョンかなぁ、でもハイテンションなイネスの存在に耐えられるアンデッドが出るダンジョンってどこだろう?
涼玉は優雅にティータイムを続行、華麗に咲き誇る花を見ながらとても満足そう。
僕はどうしようかなぁ、追いかけるのは可能だけど、僕らのために用意されたお菓子たちを残すのは心苦しい。
そうだ、机ごとダンジョンに持っていって、皆の活躍見ながらティータイムはどうだろう?
シャムスと涼玉に提案したら即採用、一度片付けてから、なんて手間はかけずに椅子に座ったまま護衛さんも巻き込んでダンジョンに転移しました。ノータイムで転移したえっちゃん流石。
「あ、ママ来たんだ」
「イネスが張り切って暇だったんだー、俺らもおやつ食べよう」
「そうですね、今日はイネスに活躍の場を譲りましょう」
転移先は洞窟型ダンジョン、アンデッドが出るだけあって薄暗くどんよりした雰囲気――なんてものはどこにもなく、イネスが散々ぺっかぺっかしたのだろう、全体的に眩しい、日当たりのよい庭園よりもさらに眩しい、騎士様でも発光させているのかってぐらい眩しい。
あまりの眩しさに目を細めていたら、僕らに気付いたアー君たちが寄ってきた。
三人の周囲だけ薄っすらと黒くて薄いカーテンのようなものがかかっている。なるほどサングラス代わりね、あれいいね、えっちゃんお願いします。
「こっちくんなよぉぉ!!」
「今度はそっちです、強めにぺかぁです!」
アー君たちが席についた所で悲鳴が聞こえてきて、そちらを見たらイネスを頭に乗せた社畜戦士が疲労を忘れて全力ダッシュしていた。
追いかけているのはアンデッド、基本的に声なんてないはずの骸骨やゾンビ、ゴーストがきゃぁきゃぁ言いながら追いかける光景を見て察しました。多分あれイネスのせいだ。
「社畜様ぁぁ」
「こっちみてー!」
「聖なるキッスで成仏させてぇぇん」
「いやぁぁぁ、こわいぃぃぃ!! 騙されたぁぁぁ!」
アー君曰く、イネスの加護の力を試すため、アンデッドに光魔法を放ったらああなったらしい。
アンデッド系を魅了する聖なる光。うむ、それはイネスの力で間違いないのでござる。
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