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第三章 世界に降りかかる受難
第770話
露店がミミックに乗っ取られた気がする樹である。
リザママがなぜかたこ焼き作りにはまり、料理研究の合間の息抜きにアルバイトを始めました。
僕の暇潰しはどうしたら……。
「この間買った魔石、値段に対して効果が滅茶苦茶高かったんだけど」
「俺はプロポーズしたら成功した」
案外どうにかなりました。
お店屋さんごっこではなく、出張相談所みたいな感じになっちゃったけど。
お店は趣味と実益、あと暇潰しにやっているだけなので、お値段は気にしないでね。
あっ、でもご利益あったなら神薙さんにお礼をしておくといいと思います。あの人の御利益は本物なのよ。
「魔物除けだと思ったら魔物が寄ってたかってパーティー開かれました」
愉快そうなお話を持ってきたのはちょっと前に短剣をお買い上げしてもらったパーティーのリーダー、他にも若くて顔がいいのがいるのに、一番モテモテなのがおじいちゃんというあのパーティーである。
どうやら森の中で野営をした際、魔物の襲撃にあって、その時に短剣を抜いたら襲ってきた魔物以外にも突撃され、彼らを囲ってダンスパーティーを開いたらしい。
愉快ですね、イネスと涼玉が喜びそう、クリスタル林檎を使ってミラーボール作って賄賂に使う事を決意した。
背中がゾワゾワするからカイちゃんへの賄賂も欲しい所、何がいいかな?
こう、ちゃんとカイちゃんの事を思って選んだんですよーってアピール出来るものがいい。
「そうだこれ、ダンジョンでボスに貰ったんです。高級菓子っぽいので神子様に」
どんなダンジョンに行ったら高級菓子がドロップするんだろうか、異世界とは誠に不思議である。
「だいふく!」
差し出された高級肉が入っていそうな雰囲気のいかにも高級っぽい桐箱だった。
入っていたのは肉ではなく白くてまぁるい一口サイズの大福だったけど。これはモチモチな予感。
「食べていーい?」
「はいどうぞ」
OKが出たので、えっちゃんが出してくれた小さめのフォークで一ついただきます。
んまぁぁ!!
「んむむ、中身がぶどうさん!」
本当にどこのダンジョン??
アー君からお菓子の出るダンジョンなんて聞いたことないよ?
しかもこの爽やかなグリーンな色と甘酸っぱい感じ、これは――涼玉に違いない、さっさと帰ってこいという未来からのメッセージだろうか、すまない、帰り方分からないのをいいことに過去を満喫しています。
「あとこっちは生還出来たお礼です」
どーんと目の前に置かれたのは僕が丸っと入りそうな大きさの桐箱だった。
ダンジョンの考えている事が分からない、ウケ狙いだろうか。
深紅の紐で封をされているけど、紐というかもはやロープ。
大丈夫? これ中身に何か悪いもの封じられてない??
えっちゃんに手伝ってもらいながら観音開きの蓋を開けたら、つるりとした手触りの布がかけられていた。
この布も高級そうだなぁ。そう思いながら布をどかしたらキラキラエフェクトが。
無駄に手が込んでおる。
「んーー? レモン?」
しかもでっかい。
お菓子かと思ったら巨大なレモンだった件。
「ちび、これ菓子だぞ」
「そうなの?」
「でかすぎて両手に持つのもちびには無理そうだなぁ」
うむ確かにでかい、シャムスの頭ぐらい大きいんじゃない?
これは神薙さんでも食べ応えがありそう、僕じゃ十分の一も食べれそうにないから神薙さんに奉納しよっと。
……一個だけ保存しておいて、シャムスの頭のサイズと比べてみたいでござる。
リザママがなぜかたこ焼き作りにはまり、料理研究の合間の息抜きにアルバイトを始めました。
僕の暇潰しはどうしたら……。
「この間買った魔石、値段に対して効果が滅茶苦茶高かったんだけど」
「俺はプロポーズしたら成功した」
案外どうにかなりました。
お店屋さんごっこではなく、出張相談所みたいな感じになっちゃったけど。
お店は趣味と実益、あと暇潰しにやっているだけなので、お値段は気にしないでね。
あっ、でもご利益あったなら神薙さんにお礼をしておくといいと思います。あの人の御利益は本物なのよ。
「魔物除けだと思ったら魔物が寄ってたかってパーティー開かれました」
愉快そうなお話を持ってきたのはちょっと前に短剣をお買い上げしてもらったパーティーのリーダー、他にも若くて顔がいいのがいるのに、一番モテモテなのがおじいちゃんというあのパーティーである。
どうやら森の中で野営をした際、魔物の襲撃にあって、その時に短剣を抜いたら襲ってきた魔物以外にも突撃され、彼らを囲ってダンスパーティーを開いたらしい。
愉快ですね、イネスと涼玉が喜びそう、クリスタル林檎を使ってミラーボール作って賄賂に使う事を決意した。
背中がゾワゾワするからカイちゃんへの賄賂も欲しい所、何がいいかな?
こう、ちゃんとカイちゃんの事を思って選んだんですよーってアピール出来るものがいい。
「そうだこれ、ダンジョンでボスに貰ったんです。高級菓子っぽいので神子様に」
どんなダンジョンに行ったら高級菓子がドロップするんだろうか、異世界とは誠に不思議である。
「だいふく!」
差し出された高級肉が入っていそうな雰囲気のいかにも高級っぽい桐箱だった。
入っていたのは肉ではなく白くてまぁるい一口サイズの大福だったけど。これはモチモチな予感。
「食べていーい?」
「はいどうぞ」
OKが出たので、えっちゃんが出してくれた小さめのフォークで一ついただきます。
んまぁぁ!!
「んむむ、中身がぶどうさん!」
本当にどこのダンジョン??
アー君からお菓子の出るダンジョンなんて聞いたことないよ?
しかもこの爽やかなグリーンな色と甘酸っぱい感じ、これは――涼玉に違いない、さっさと帰ってこいという未来からのメッセージだろうか、すまない、帰り方分からないのをいいことに過去を満喫しています。
「あとこっちは生還出来たお礼です」
どーんと目の前に置かれたのは僕が丸っと入りそうな大きさの桐箱だった。
ダンジョンの考えている事が分からない、ウケ狙いだろうか。
深紅の紐で封をされているけど、紐というかもはやロープ。
大丈夫? これ中身に何か悪いもの封じられてない??
えっちゃんに手伝ってもらいながら観音開きの蓋を開けたら、つるりとした手触りの布がかけられていた。
この布も高級そうだなぁ。そう思いながら布をどかしたらキラキラエフェクトが。
無駄に手が込んでおる。
「んーー? レモン?」
しかもでっかい。
お菓子かと思ったら巨大なレモンだった件。
「ちび、これ菓子だぞ」
「そうなの?」
「でかすぎて両手に持つのもちびには無理そうだなぁ」
うむ確かにでかい、シャムスの頭ぐらい大きいんじゃない?
これは神薙さんでも食べ応えがありそう、僕じゃ十分の一も食べれそうにないから神薙さんに奉納しよっと。
……一個だけ保存しておいて、シャムスの頭のサイズと比べてみたいでござる。
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