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第三章 世界に降りかかる受難
第772話
僕はいつも思う、いやいつもは思ってないね、たまに……正直に言えばトラブルに巻き込まれた時にチラッと考えることがある。
何で物語の佳境のような場面や、戦闘が始まるような瞬間に呼び出される事が多いのだろうか。
そんなとんでもない状況で呼び出すから、僕を危険に巻き込んだ認定されてカイちゃんを始めとした子供たちが大暴れするんですよ。
幸いというべきか今は過去の世界だからいないけどね、将来は注意してください。無理だと分かっているけど。
さぁ本日の召喚相手はこちら!
「助けて助けて、神様助けて」
「怖いよ、お父さん、お母さん」
「家に帰して」
なんと、助けを求めていたのは小さな子供たちだったのです! どうも、小さいけれど神様や邪神様より厄介な存在と認識されている神子様がやってきましたよ!
どんな事情があろうとも、子供を泣かせた時点で国の一つや二つ滅ぶレベル!
まず周囲の状況を確認。
ドーム状だし闘技場っぽい、子供たちはさしずめ生贄とか試し斬りの的とかそういう感じかな?
シヴァさん呼ぼうか? この世界にはいなくても、ショタの声なら届くと思うんだ。
いやいやいきなりオーバーキルは駄目ね、もっと状況を把握してからでも遅くはない!
さぁ子供たちを泣かせているのはどこの誰だ!
……観客席に誰かいるし、喋っているけど声が聞こえない。
ずらーっと座席が埋まっている訳ではなく、豪華そうな服を着ている人が十数人いるだけ、貴族か、貴族だな!
貴族あるあるお試しの何かだな!
よぉし、これは僕の独壇場な気配!
どこからでも来るがいい、悪魔だろうが魔物だろうが魔神的なものだろうが死角はない!
むしろ来い! 家に連れ帰ってくれる!
出来れば知能が高めで二足歩行で料理とか出来ると嬉しい!
リザママのお手伝いとして雇っちゃう!
そんな事を考えながら子供たちを庇える位置で仁王立ちしていたら、闘技場の扉が開いて誰かが入場してきた。
さぁやってまいりました緊張の一瞬である!
出来ればもふもふがいい、ルーちゃんが連日遊び歩いた挙句、ダンジョンボスとカップリングして最近帰って来ないからもふもふが足りないの!
ダンジョンボスと謎能力で強化済みのケルベロスのカップルとかどんな悪夢だろう、ごめんね冒険者諸君。
「こわいよぉぉ」
「ぱぱままぁぁぁ」
しまったこの時代にヘラ母さんはいない、どうやって子供たちを慰めようか。
すまない、僕も幼児だからぱっと見、頼りないことこの上ないね!
入ってきたのはどこの夜会に行くつもりかと聞きたくなるような豪華なドレスを着た女子と、従う従者、怪しげなローブの男、あと大人がぎっちりと詰め込まれた檻だった。
無念、もふもふ要素がどこにもない!
意義を申し立てる! やり直し! もふもふ連れてこい! 召喚され損じゃ!!
「本当に大丈夫ですの?」
「それを確かめるための今日です」
開けられた檻から大人がのそのそと外に出てくる。
首に首輪を確認、王道パターンで隷属的なアレだと思う。
ドレス姿の女子がローブの男に促され、取り出した杖を掲げて呪文を唱える。
するとなんということでしょう、男たちの体がボコボコと変形し、モザイクになっていくではありませんか!
ちょっと過保護スキル邪魔! 肝心な部分が見えない!
逆に卑猥なんだけどっ!
何で物語の佳境のような場面や、戦闘が始まるような瞬間に呼び出される事が多いのだろうか。
そんなとんでもない状況で呼び出すから、僕を危険に巻き込んだ認定されてカイちゃんを始めとした子供たちが大暴れするんですよ。
幸いというべきか今は過去の世界だからいないけどね、将来は注意してください。無理だと分かっているけど。
さぁ本日の召喚相手はこちら!
「助けて助けて、神様助けて」
「怖いよ、お父さん、お母さん」
「家に帰して」
なんと、助けを求めていたのは小さな子供たちだったのです! どうも、小さいけれど神様や邪神様より厄介な存在と認識されている神子様がやってきましたよ!
どんな事情があろうとも、子供を泣かせた時点で国の一つや二つ滅ぶレベル!
まず周囲の状況を確認。
ドーム状だし闘技場っぽい、子供たちはさしずめ生贄とか試し斬りの的とかそういう感じかな?
シヴァさん呼ぼうか? この世界にはいなくても、ショタの声なら届くと思うんだ。
いやいやいきなりオーバーキルは駄目ね、もっと状況を把握してからでも遅くはない!
さぁ子供たちを泣かせているのはどこの誰だ!
……観客席に誰かいるし、喋っているけど声が聞こえない。
ずらーっと座席が埋まっている訳ではなく、豪華そうな服を着ている人が十数人いるだけ、貴族か、貴族だな!
貴族あるあるお試しの何かだな!
よぉし、これは僕の独壇場な気配!
どこからでも来るがいい、悪魔だろうが魔物だろうが魔神的なものだろうが死角はない!
むしろ来い! 家に連れ帰ってくれる!
出来れば知能が高めで二足歩行で料理とか出来ると嬉しい!
リザママのお手伝いとして雇っちゃう!
そんな事を考えながら子供たちを庇える位置で仁王立ちしていたら、闘技場の扉が開いて誰かが入場してきた。
さぁやってまいりました緊張の一瞬である!
出来ればもふもふがいい、ルーちゃんが連日遊び歩いた挙句、ダンジョンボスとカップリングして最近帰って来ないからもふもふが足りないの!
ダンジョンボスと謎能力で強化済みのケルベロスのカップルとかどんな悪夢だろう、ごめんね冒険者諸君。
「こわいよぉぉ」
「ぱぱままぁぁぁ」
しまったこの時代にヘラ母さんはいない、どうやって子供たちを慰めようか。
すまない、僕も幼児だからぱっと見、頼りないことこの上ないね!
入ってきたのはどこの夜会に行くつもりかと聞きたくなるような豪華なドレスを着た女子と、従う従者、怪しげなローブの男、あと大人がぎっちりと詰め込まれた檻だった。
無念、もふもふ要素がどこにもない!
意義を申し立てる! やり直し! もふもふ連れてこい! 召喚され損じゃ!!
「本当に大丈夫ですの?」
「それを確かめるための今日です」
開けられた檻から大人がのそのそと外に出てくる。
首に首輪を確認、王道パターンで隷属的なアレだと思う。
ドレス姿の女子がローブの男に促され、取り出した杖を掲げて呪文を唱える。
するとなんということでしょう、男たちの体がボコボコと変形し、モザイクになっていくではありませんか!
ちょっと過保護スキル邪魔! 肝心な部分が見えない!
逆に卑猥なんだけどっ!
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