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第三章 世界に降りかかる受難
第939話 戦女神vsインド映画から飛び出した最強モブ
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ある日お散歩に出掛けたら、勝利BGMが流れるおじいちゃんに出会った。
筋肉ムキムキで超かっちょよかったので、そのまま帝国に連れ帰りました。
ノリと勢いで連れ帰ったからその後どうするかまでは考えていなかったのだけど、このおじいちゃんなら帝国兄弟のお世話任せられるんじゃないかなー?
戦争の方は将軍と最強ジジイの居なくなった今、勝てる見込みが相手側になくなったのでひとまず回避。
停戦した訳じゃないのでまた戦争吹っ掛けてくるかもしれないけれど、その時はまた僕が混乱をバラ撒いてこようと思う。
お姫様のことは……ごめんね、僕も今の今まで忘れてた。
女神様がいつか気にかけてくれるといいね?
「強いらしいじゃないか、実力を見せてもらおうか」
強いジジイの噂を聞いて現れたのはレイアさん、おじいちゃんは帝国兄弟に体術を教えている最中だったから断ろうとしたのだけど、当の皇子達に戦いを見たいとおねだりされて手合わせを承諾しました。
「ママ、あれなに」
「強いじいちゃん」
アー君が呆然と見守る先では、レイアさんと勝負するインド映画に出てきそうなモブおじいちゃん。
素手でドラゴンを止めそうだなぁという僕の想像を裏切らず、筋肉だけでレイアさんに対抗している。
最強の戦女神に素手で??
「レイアさん調子悪い?」
「悪いのは調子じゃなくこの世界との相性だと思う」
この間も白熊さんに勝てなくてムキになってたもんね。
謎能力のバフが強すぎる。
「ママ、あの人、地面蹴っただけで衝撃波出てるんだけど?」
「インド映画のじいちゃん強いから」
「あの威風堂々とした姿、主人公にしか見えないのにモブ??」
「つまりインド映画の主人公はあのおじいちゃんに勝てるってこと!?」
『すごーい』
「レイア様が勝つにはどうしたらいいんだ?」
「ママ分かる?」
帝国兄弟の質問にうーんと首を捻る。
インド映画というジャンルがパワーの源であるおじいちゃん、ガチ武闘派の頂点である戦女神のレイアさん、勝つために足りない要素、それは――ジャンル理解という信仰心??
言ってて僕も意味が分からない。でも大体そう言う感じのノリかなぁ?
「目力?」
「確かにじいちゃんの目力凄いけど」
「火炎物も障害物もなかったのに爆発が起きたぞー」
「じいちゃんが爆発に巻き込まれた!!」
轟音の中、黒煙が立ち込める。
慌てる帝国兄弟、消火だと叫ぶ見物人たち。
でもじいちゃんインド映画の住人だし、大丈夫だと思う。
インド映画だよ?
「じいちゃんだ!」
皇子の言葉に皆が渦巻く炎に目を向ける中、火傷一つ負っていないじいちゃんが炎の中から飛び出した。
レイアさんが口元を引きつらせている。とても珍しい光景ですね。
「ねぇあれ本当に人間!?」
レイアさんの疑問に答えられる人間はここにはいません。
なお火はアー君が消してくれました。
筋肉ムキムキで超かっちょよかったので、そのまま帝国に連れ帰りました。
ノリと勢いで連れ帰ったからその後どうするかまでは考えていなかったのだけど、このおじいちゃんなら帝国兄弟のお世話任せられるんじゃないかなー?
戦争の方は将軍と最強ジジイの居なくなった今、勝てる見込みが相手側になくなったのでひとまず回避。
停戦した訳じゃないのでまた戦争吹っ掛けてくるかもしれないけれど、その時はまた僕が混乱をバラ撒いてこようと思う。
お姫様のことは……ごめんね、僕も今の今まで忘れてた。
女神様がいつか気にかけてくれるといいね?
「強いらしいじゃないか、実力を見せてもらおうか」
強いジジイの噂を聞いて現れたのはレイアさん、おじいちゃんは帝国兄弟に体術を教えている最中だったから断ろうとしたのだけど、当の皇子達に戦いを見たいとおねだりされて手合わせを承諾しました。
「ママ、あれなに」
「強いじいちゃん」
アー君が呆然と見守る先では、レイアさんと勝負するインド映画に出てきそうなモブおじいちゃん。
素手でドラゴンを止めそうだなぁという僕の想像を裏切らず、筋肉だけでレイアさんに対抗している。
最強の戦女神に素手で??
「レイアさん調子悪い?」
「悪いのは調子じゃなくこの世界との相性だと思う」
この間も白熊さんに勝てなくてムキになってたもんね。
謎能力のバフが強すぎる。
「ママ、あの人、地面蹴っただけで衝撃波出てるんだけど?」
「インド映画のじいちゃん強いから」
「あの威風堂々とした姿、主人公にしか見えないのにモブ??」
「つまりインド映画の主人公はあのおじいちゃんに勝てるってこと!?」
『すごーい』
「レイア様が勝つにはどうしたらいいんだ?」
「ママ分かる?」
帝国兄弟の質問にうーんと首を捻る。
インド映画というジャンルがパワーの源であるおじいちゃん、ガチ武闘派の頂点である戦女神のレイアさん、勝つために足りない要素、それは――ジャンル理解という信仰心??
言ってて僕も意味が分からない。でも大体そう言う感じのノリかなぁ?
「目力?」
「確かにじいちゃんの目力凄いけど」
「火炎物も障害物もなかったのに爆発が起きたぞー」
「じいちゃんが爆発に巻き込まれた!!」
轟音の中、黒煙が立ち込める。
慌てる帝国兄弟、消火だと叫ぶ見物人たち。
でもじいちゃんインド映画の住人だし、大丈夫だと思う。
インド映画だよ?
「じいちゃんだ!」
皇子の言葉に皆が渦巻く炎に目を向ける中、火傷一つ負っていないじいちゃんが炎の中から飛び出した。
レイアさんが口元を引きつらせている。とても珍しい光景ですね。
「ねぇあれ本当に人間!?」
レイアさんの疑問に答えられる人間はここにはいません。
なお火はアー君が消してくれました。
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