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第三章 世界に降りかかる受難
第949話
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名前持ちの魔物を無事に鎮める事に成功しました。
一人の犠牲もなく解決したというのに、別件でその国が滅びたのは皮肉なお話である。
国が滅びて、人が暮らしていた場所は森に飲み込まれました。
お年寄りとかが逃げ遅れ、そのまま残っていたみたいなので魔物からアー君に相談が来たらしい。
人間からではなく魔物から相談が来るのがアー君らしいね。
なので本日はアー君を隊長に、皆でご老人方に会いに行くことになりましたー! イェーイ!
「おやつは持ちましたかー?」
「串焼き!」
「黄金シリーズ!」
『げっぺぇ!』
「チーズセット!」
この時はまだ誰も気が付いていなかった。
僕がおやつを持っていない事実に――。
ぴょんと転移で一つ目に到着、僕が入ろうとして拒絶されたあの町である。
門前払いを食らった場所に当然ながら誰も立ってはおらず、なんか、こう、木の根っこが門を掴んでばきゃーって引き裂いたかのような破壊のされた方してます。
門だけじゃなく取り囲む壁も破壊されているのだけど、門だけ執拗に破壊されているような?
そして魔物から相談が寄せられた理由が判明、魔物たちが新たな住人として暮らし始めていました。
前にもあったねこんな事。
ギルドと教会はさすがの適応力、言語を理解する魔物に仕事内容などを引継ぎ中だった。
「神子様を門前払いした時点でもうこの国だめだなって思いました」
「地雷の上でタップダンスってああいう感じなんだなって思ったっす」
「ギルド職員に報告したら森で知性ある魔物探して来いって無茶ぶりされました」
地元雇用の職員は逃げてしまっていないけど、刀国から派遣された職員さんは健在で、冒険者が探してきた知性あるイケメン魔物に手取り足取り仕事を教えています。
大丈夫? あの魔物さん露骨に狙われてない??
ギルドに用事があるアー君を置いて一足先に教会に向かうと、マンドラゴラが数体、教会前を掃いたり窓を拭いたりしていました。
司祭は中にいて、にっこにこの笑顔で魔物の子供に歌を教えているところだった。
「いやぁ、前の住人は教会があるのに祈りを捧げにこないどころか、近寄りもしなかったので、久々の地元民との交流に張り切ってしまいました」
「でもこの人、神子様が村に来た時点では一番最初に逃げようとしてたっすよ」
案内してくれた冒険者が暴露しても司祭はご機嫌のまま、話を聞いたら小さな子供たちに読み書きを教えたり、歌の楽しさを教えたくて司祭になった変わり種だった。
でも以前の住人は黒を恐れるあまり、黒目黒髪の神子を崇める教会を避けていたらしい。
「おかげで利用するのは回復を願うむさくるしい冒険者たちだけ、辛かった」
「みぎゃぎゃー」
「きゅー」
「ええ、今は貴方たちと交流できて幸せですよ。私の夢を叶えてくださってありがとうございます」
えっ、今の鳴き声にしか聞こえなかったけど、司祭は言葉分かったの!?
女神様かシヴァさんから何か加護もらってるのだろうか?
「表のマンドラゴラは?」
「涼玉様がご紹介してくださいました」
「人手がいると思って家の近くの竹林でひと踊りした」
「タケノコがにょきよきする光景は面白かったです」
『僕らも一緒に踊ったのよ』
それ、僕も見たかった。
一人の犠牲もなく解決したというのに、別件でその国が滅びたのは皮肉なお話である。
国が滅びて、人が暮らしていた場所は森に飲み込まれました。
お年寄りとかが逃げ遅れ、そのまま残っていたみたいなので魔物からアー君に相談が来たらしい。
人間からではなく魔物から相談が来るのがアー君らしいね。
なので本日はアー君を隊長に、皆でご老人方に会いに行くことになりましたー! イェーイ!
「おやつは持ちましたかー?」
「串焼き!」
「黄金シリーズ!」
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この時はまだ誰も気が付いていなかった。
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門前払いを食らった場所に当然ながら誰も立ってはおらず、なんか、こう、木の根っこが門を掴んでばきゃーって引き裂いたかのような破壊のされた方してます。
門だけじゃなく取り囲む壁も破壊されているのだけど、門だけ執拗に破壊されているような?
そして魔物から相談が寄せられた理由が判明、魔物たちが新たな住人として暮らし始めていました。
前にもあったねこんな事。
ギルドと教会はさすがの適応力、言語を理解する魔物に仕事内容などを引継ぎ中だった。
「神子様を門前払いした時点でもうこの国だめだなって思いました」
「地雷の上でタップダンスってああいう感じなんだなって思ったっす」
「ギルド職員に報告したら森で知性ある魔物探して来いって無茶ぶりされました」
地元雇用の職員は逃げてしまっていないけど、刀国から派遣された職員さんは健在で、冒険者が探してきた知性あるイケメン魔物に手取り足取り仕事を教えています。
大丈夫? あの魔物さん露骨に狙われてない??
ギルドに用事があるアー君を置いて一足先に教会に向かうと、マンドラゴラが数体、教会前を掃いたり窓を拭いたりしていました。
司祭は中にいて、にっこにこの笑顔で魔物の子供に歌を教えているところだった。
「いやぁ、前の住人は教会があるのに祈りを捧げにこないどころか、近寄りもしなかったので、久々の地元民との交流に張り切ってしまいました」
「でもこの人、神子様が村に来た時点では一番最初に逃げようとしてたっすよ」
案内してくれた冒険者が暴露しても司祭はご機嫌のまま、話を聞いたら小さな子供たちに読み書きを教えたり、歌の楽しさを教えたくて司祭になった変わり種だった。
でも以前の住人は黒を恐れるあまり、黒目黒髪の神子を崇める教会を避けていたらしい。
「おかげで利用するのは回復を願うむさくるしい冒険者たちだけ、辛かった」
「みぎゃぎゃー」
「きゅー」
「ええ、今は貴方たちと交流できて幸せですよ。私の夢を叶えてくださってありがとうございます」
えっ、今の鳴き声にしか聞こえなかったけど、司祭は言葉分かったの!?
女神様かシヴァさんから何か加護もらってるのだろうか?
「表のマンドラゴラは?」
「涼玉様がご紹介してくださいました」
「人手がいると思って家の近くの竹林でひと踊りした」
「タケノコがにょきよきする光景は面白かったです」
『僕らも一緒に踊ったのよ』
それ、僕も見たかった。
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