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日常の紹介
第6話
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夢と現の間にある空間を子供達と共有していた当初、アイテムボックスも知らずに共有して子供達に保存食一式を食べ尽くされた事がある。
犯人は主にシャムスだったけど、イネスも使用していた事が最近分かった。
理由がね……うん……この世界らしいって言うか。
番に定めたラーシャを監禁し、少しでも長く中にいるために食料調達を簡略した結果、僕のアイテムボックスから頂戴していたようだ。
そんな細かい説明は求めていない。
ラーシャと言うのは冥府の王のご子息。
冥府の王様が騎士様とお友達で、ほぼ身内扱いされている人、一度会った事があるけれど奥さんの印象が強過ぎて記憶が微妙なんだよね。
そんなお二方の子であるラーシャの誕生はとても喜ばれ、あれこれ加護を与えられたらしい。一般的に言うチートキャラだと言う事実にすっごく驚いた。
だって……うちのイネスに反抗する隙もなく捕獲されて監禁されてるんだもん、しかも組敷かれる側で現在二人目を妊娠中だし。
本来この世界出身じゃないから妊娠する事はないはずだけど、そこはマッドサイエンティストな某Dr.がスキル付与を試した結果、ラーシャが妊娠可能になっちゃったんだよね、直後にうちのイネスに番認定されて現在に至る。
うちのイネス、本当に天使で。
子供達は全員天使だけど、イネスはトップクラスのぬいぐるみっぽさ、成獣にもなれるけど子豹の姿が『色々』都合がいいらしい。
ここだけの話って言うか、ギレンにはまぁバレないようにしようねー的な軽さの秘密なんだけれども、実はイネスは獅皇さんとアカーシャの子である。
獅皇さん曰く「孕む個体が居たから孕ませた」という俺様発言、対するアカーシャは甘酸っぱい初恋疑惑、ハラハラな関係もアカーシャが子供返りした事で曖昧になったけどね。
アカーシャは生まれて数時間でお嫁に行った以外は特殊な力もない普通の人間で、獅皇さんの御子を体内で育てられる器じゃなかったんだ。
奇跡的に産めるとしても命と引き換え……そんな危険な状態だったから、騎士様にお願いして僕のお腹に子供を移してもらい、僕が代わりに生みました! 獅皇さんの御子だからね、対価はなかったよ、奇跡の敷居が低い気もするけど気にしてはいけない。
ぬいぐるみなイネスは本当可愛い、獅皇さん譲りの金色の毛並みにルビーの瞳、肉球は愛らしいピンク色でぷにぷになんだ。あれはずっと触っていられる。
「ラーシャッ!」
「……ぐっ」
「いつも言っているでしょう、声を殺してはダメですよ」
「……っ、ぁ……っ!」
だからまぁ、こんな場面は最も想像しにくい子だったんだよね。
成獣になれる事は知っていたし、運良く数回目にした事もある、でもさー、久々に見るのがこんな場面ってどうなんだろう。
イネスのお部屋はオアシス風。
砂と泉、泉を囲う植物。うん、ゲームの風景を参考にした疑惑があるね、うっかり建物内って事を忘れそうだよ。
現実逃避をする僕の前でイネスは一層激しくラーシャを攻め立てる。
「言って、いつもみたいに」
「……っ!!!」
いやだいやだとラーシャが首を振る。
言葉攻めかぁ、さすが親子。
時間がかかりそうなので解説します。
ラーシャは脳筋と言われるだけあってなかなかな肉体美、ドラゴンにもなれるけれど今は人の姿をとってうつ伏せでお尻だけ高く上げている状態、服を着てないのはイネスに破棄されたか隠されたかどっちかなぁ。
「ラーシャ」
あ、声がちょっと低くなった。
くわっと口を開いたイネスがラーシャの首に咬みついた。
「――っあぁぁぁ!!!」
背中を片足で押さえつけ、首筋に容赦なく牙を突き立てる。相変わらず容赦がない。
一つ言い忘れてた。
イネスは成獣姿、つまり獣……巷で言う『獣姦』ってやつだね。
交わり長いなー、追加食糧置いて帰っていいかな?
それとも見ているのもプレイの一環だろうか、困ったもんだ。
犯人は主にシャムスだったけど、イネスも使用していた事が最近分かった。
理由がね……うん……この世界らしいって言うか。
番に定めたラーシャを監禁し、少しでも長く中にいるために食料調達を簡略した結果、僕のアイテムボックスから頂戴していたようだ。
そんな細かい説明は求めていない。
ラーシャと言うのは冥府の王のご子息。
冥府の王様が騎士様とお友達で、ほぼ身内扱いされている人、一度会った事があるけれど奥さんの印象が強過ぎて記憶が微妙なんだよね。
そんなお二方の子であるラーシャの誕生はとても喜ばれ、あれこれ加護を与えられたらしい。一般的に言うチートキャラだと言う事実にすっごく驚いた。
だって……うちのイネスに反抗する隙もなく捕獲されて監禁されてるんだもん、しかも組敷かれる側で現在二人目を妊娠中だし。
本来この世界出身じゃないから妊娠する事はないはずだけど、そこはマッドサイエンティストな某Dr.がスキル付与を試した結果、ラーシャが妊娠可能になっちゃったんだよね、直後にうちのイネスに番認定されて現在に至る。
うちのイネス、本当に天使で。
子供達は全員天使だけど、イネスはトップクラスのぬいぐるみっぽさ、成獣にもなれるけど子豹の姿が『色々』都合がいいらしい。
ここだけの話って言うか、ギレンにはまぁバレないようにしようねー的な軽さの秘密なんだけれども、実はイネスは獅皇さんとアカーシャの子である。
獅皇さん曰く「孕む個体が居たから孕ませた」という俺様発言、対するアカーシャは甘酸っぱい初恋疑惑、ハラハラな関係もアカーシャが子供返りした事で曖昧になったけどね。
アカーシャは生まれて数時間でお嫁に行った以外は特殊な力もない普通の人間で、獅皇さんの御子を体内で育てられる器じゃなかったんだ。
奇跡的に産めるとしても命と引き換え……そんな危険な状態だったから、騎士様にお願いして僕のお腹に子供を移してもらい、僕が代わりに生みました! 獅皇さんの御子だからね、対価はなかったよ、奇跡の敷居が低い気もするけど気にしてはいけない。
ぬいぐるみなイネスは本当可愛い、獅皇さん譲りの金色の毛並みにルビーの瞳、肉球は愛らしいピンク色でぷにぷになんだ。あれはずっと触っていられる。
「ラーシャッ!」
「……ぐっ」
「いつも言っているでしょう、声を殺してはダメですよ」
「……っ、ぁ……っ!」
だからまぁ、こんな場面は最も想像しにくい子だったんだよね。
成獣になれる事は知っていたし、運良く数回目にした事もある、でもさー、久々に見るのがこんな場面ってどうなんだろう。
イネスのお部屋はオアシス風。
砂と泉、泉を囲う植物。うん、ゲームの風景を参考にした疑惑があるね、うっかり建物内って事を忘れそうだよ。
現実逃避をする僕の前でイネスは一層激しくラーシャを攻め立てる。
「言って、いつもみたいに」
「……っ!!!」
いやだいやだとラーシャが首を振る。
言葉攻めかぁ、さすが親子。
時間がかかりそうなので解説します。
ラーシャは脳筋と言われるだけあってなかなかな肉体美、ドラゴンにもなれるけれど今は人の姿をとってうつ伏せでお尻だけ高く上げている状態、服を着てないのはイネスに破棄されたか隠されたかどっちかなぁ。
「ラーシャ」
あ、声がちょっと低くなった。
くわっと口を開いたイネスがラーシャの首に咬みついた。
「――っあぁぁぁ!!!」
背中を片足で押さえつけ、首筋に容赦なく牙を突き立てる。相変わらず容赦がない。
一つ言い忘れてた。
イネスは成獣姿、つまり獣……巷で言う『獣姦』ってやつだね。
交わり長いなー、追加食糧置いて帰っていいかな?
それとも見ているのもプレイの一環だろうか、困ったもんだ。
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