神様のポイント稼ぎに利用された2

ゆめ

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三食昼寝、家族付き

第936話

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 エルフは自然と共に生きる種族。だったかな?
 だからだろうか、やたらにネヴォラと相性が良かった。

「帰ったらじいちゃんの手作り料理食べさせてやるからな!」
「きゅぅぃ」
「お勧めはうなぎの蒲焼だけど、今日は山菜づくしやるぞ!」
「ネヴォラー、俺らも食べたい」
「おごってー」
「この通り!」
「わたし知ってる、孤児院は門限ある!」
「っく、こんな時ばかり真面目!」
「門限破りは特大の雷落ちるってアカーシャが教えてくれた!」

 エッヘンと主の背中で仁王立ちしつつ胸を張るネヴォラ、子供達はキャッキャッと仲良くしているけど、過去に一撃を食らっただろう冒険者は子供達を盾にして遠巻きにしています。
 護衛が及び腰になってどうするんだろうか。

 そうしている間にも再び主の角が伸び、しゅるしゅると角の先から芽が芽吹く。
 もしやあれはタラの芽じゃ。

「タラの芽出た。じいちゃん大喜び」
「すげぇ」
「え、じゃあこれタラの芽の枝ってこと?」
「地面に刺したら増える?」
「涼玉様どうですか?」
「最初に採取したのはただの角だぞ、なぜなら進化したの今だから」

 だから加工してもタラの芽は採取出来ないと断言する涼玉に、露骨にがっかりする子供達。

「なぁ、主の体からまた別のものが生えてきてる」
「え、どれ?」
「ほらここ、尻尾の付け根辺り」
「……涼玉様、ネヴォラ、これって」
「かあちゃ、主の尻にアスパラ生えた!!」

 なんでや。

「じ、じいちゃん倒れちゃう」
「きょうきらんぶしそーだよな」

 フラフラしながらネヴォラが主の首にしがみつくと、今度はそこからわしゃーーっとそら豆が。
 その場にいる全員が呆然としていると今度は前足の足首辺りから菜の花、後の足首からはこごみがにゅっと生えてきた。
 森の主さん、全身が面白いことになってます。

 慌てて子供達と冒険者が採取するものの、採ったそばからガンガン新芽が生えてくる。
 これ、キリがないな。

「騎士様帰りましょう」
「そうだね」

 山菜が採れるダンジョン探しは出来なかったけど、山菜が採れる魔物は手に入ったので子供達はご機嫌。
 しかも刀国に移住してくれるので今後も採取可能になるかもしれないからね、でも暮らす場所が初級ダンジョンのゴブリンの巣だからなぁ、会えるか怪しい、穴倉から出てこない可能性の方が高いよね。

「それにしても涼玉がいるのに森は枯れかけたままですね」
「基本的な生命力が足りないんだろうね、でもまぁラミアが土地に馴染めばどうにかなるよ」
「そうなんですか?」
「うん、森の主が退いて、ラミアという新しい神が据えられる事で大地が活性化されるはず」

 きりっとした表情で解説する騎士様の手にはアスパラ、しっかりと採取を楽しんだようです。

 今日の夕食は天ぷら中心にしてあげよう。
 僕は大根おろしにポン酢が好きだけど、塩を軽く振って食べるのも捨てがたい。

 でも神薙さんが食べ放題するにはちょっと足りない?
 よし、ネヴォラとゴブリンを夕食に誘って主を庭に招こう、そうすれば食べ放題出来るよね。
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