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君を愛することはない系 1-1
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「君を愛することはない! なぜなら、もうすでに愛しているから!」
ドヤァ!!
「馬鹿なこと言っている暇があったら仕事しなさい」
「はい」
「……あの、お兄ちゃん。私もお姉ちゃんのこと好きだよ?」
「同志よ!!」
「はいはい。シスコンシスコン」
ため息交じりの呆れた声に顔を上げると、書類が山のように追加された。
解せぬ……。
◆ ◆ ◆
「ふぅ~。ようやく終わったなぁ」
「アンタがあほなことを言わなきゃもっと早く終わってたわよ」
「はい、すみません!」
あれから一週間。俺は溜まりに溜まった書類を必死こいて処理した。
捌いても捌いても終わらない書類地獄、正真正銘の悪夢だった。
でもそのおかげで、婚約者と一日中一緒にいれたのだからよしとしよう。でへへ。
俺ってば超頑張ったんだから褒めて!
…………なんて言おうものならまた怒られるだろうから黙っとこう。
それにしても、転生したことに気付いてから約二年。
あっという間だったような気もするけど、やっぱり長かった気がする。
最初は言葉すら分からなくなって混乱したよなぁ。
今はこうして普通に会話できているし、文字も書けるようになった。
全てツンデレ婚約者のおかげである。うんうん。ほんと感謝してるよ。
「……何ニヤついてんのよ気持ち悪い」
おっといけない。
思わず頬が緩んでしまったようだ。
これは失敬。
「何でもありませんことよ」
「まったく。そろそろ行かないと遅刻するわよ」
「あー待ってくれよー」
スタスタと歩き出す婚約者の後を追う。
いつも通りのやり取りだ。
「いよいよね」
「ああ、そうだな」
俺たちは今、王都にある学園に向かう馬車の中にいる。
今日は入学式が行われるのだ。
「ついにこの時が来たか……」
「まぁ私は去年から通ってたんだけどね」
俺は記憶喪失扱いで入学遅れたからなぁ~、ツンツンしながらも付きっ切りで勉強教えてくれた二年。
思い出すだけでも笑みが浮かびそうになるな!頑張れ表情筋!
「知っているか、入学式の日に現れるピンク髪は高確率で危険人物だ!」
「え? そうなの?」
「俺調べでは90%以上だ!」
特に男爵に引き取られたばかりとかは要注意さ!
俺はラノベを嗜んでいたから詳しいぜぇ!
「まぁいいわ。どうせすぐに分かることだし」
「それもそうだな」
そんな話をしているうちに目的地に着いたらしい。
馬車の外には立派な校舎が建っている。
ここが今日から俺たちの通う場所――王立魔法学園である。
「んじゃ行きますかね」
「はいはい」
こうして俺たちの学園生活が始まった。
ドヤァ!!
「馬鹿なこと言っている暇があったら仕事しなさい」
「はい」
「……あの、お兄ちゃん。私もお姉ちゃんのこと好きだよ?」
「同志よ!!」
「はいはい。シスコンシスコン」
ため息交じりの呆れた声に顔を上げると、書類が山のように追加された。
解せぬ……。
◆ ◆ ◆
「ふぅ~。ようやく終わったなぁ」
「アンタがあほなことを言わなきゃもっと早く終わってたわよ」
「はい、すみません!」
あれから一週間。俺は溜まりに溜まった書類を必死こいて処理した。
捌いても捌いても終わらない書類地獄、正真正銘の悪夢だった。
でもそのおかげで、婚約者と一日中一緒にいれたのだからよしとしよう。でへへ。
俺ってば超頑張ったんだから褒めて!
…………なんて言おうものならまた怒られるだろうから黙っとこう。
それにしても、転生したことに気付いてから約二年。
あっという間だったような気もするけど、やっぱり長かった気がする。
最初は言葉すら分からなくなって混乱したよなぁ。
今はこうして普通に会話できているし、文字も書けるようになった。
全てツンデレ婚約者のおかげである。うんうん。ほんと感謝してるよ。
「……何ニヤついてんのよ気持ち悪い」
おっといけない。
思わず頬が緩んでしまったようだ。
これは失敬。
「何でもありませんことよ」
「まったく。そろそろ行かないと遅刻するわよ」
「あー待ってくれよー」
スタスタと歩き出す婚約者の後を追う。
いつも通りのやり取りだ。
「いよいよね」
「ああ、そうだな」
俺たちは今、王都にある学園に向かう馬車の中にいる。
今日は入学式が行われるのだ。
「ついにこの時が来たか……」
「まぁ私は去年から通ってたんだけどね」
俺は記憶喪失扱いで入学遅れたからなぁ~、ツンツンしながらも付きっ切りで勉強教えてくれた二年。
思い出すだけでも笑みが浮かびそうになるな!頑張れ表情筋!
「知っているか、入学式の日に現れるピンク髪は高確率で危険人物だ!」
「え? そうなの?」
「俺調べでは90%以上だ!」
特に男爵に引き取られたばかりとかは要注意さ!
俺はラノベを嗜んでいたから詳しいぜぇ!
「まぁいいわ。どうせすぐに分かることだし」
「それもそうだな」
そんな話をしているうちに目的地に着いたらしい。
馬車の外には立派な校舎が建っている。
ここが今日から俺たちの通う場所――王立魔法学園である。
「んじゃ行きますかね」
「はいはい」
こうして俺たちの学園生活が始まった。
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