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自分の気持ちを考えてみた
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遥香と久美は駅に到着するまで映画の話で盛り上がり、そして電車に乗り込むと今度は二人とも若木に渡された脚本に夢中になっていた。食事をするレストランに到着しても二人は脚本を読みふける。
料理が出てくる時には二人とも脚本を読み終わっていた。
サラダにフォークを刺しながら遥香は真っ直ぐな目で久美を見て、率直な意見を聞いてみた。
「ねえ、久美、この脚本どう思った?」
「う~ん、正直言っていい?」
「もちろん」
そう言って久美の言葉を待つ遥香。
「なんかさ、推理ってよりもサスペンスに近いのかなって思う」
「それ、私もそう思った」
「遥香も? 推理物って言う私のイメージは……見た目は子供、頭脳は大人的な感じなの」
「あ~、それ凄く分かる」
遥香が久美の言葉に相槌を打つ。
「だから、この脚本はどちらかって言うと、2時間サスペンスドラマ、崖の上でネタバラシって感じ」
「凄くよく分かる例えをありがとう、久美。確かにもう少し崩した感じが良いような気はするね」
そう言いながら遥香は爆笑し、久美の意見に賛成しながら自分の意見を言い始める。
「私的には題材が有り触れているのがどうかと思うんだよね」
「どういうこと?」
「なんかベタじゃない? どこかで見たことあるような内容だしね」
「確かにね。でも、しょうがない。そんな斬新な内容なんてなかなか出来ないよ。総監督の若木君だっけ? 監督がどう変えていくかを期待しようよ」
「そうだね」
あっ、そうだ。鳳斗さんの連絡、忘れてた。どこまで進んでるのかな。
……昨日の今日だからそんなに進んでないよね。あまり期待しすぎても駄目だよね。でも、なんで鳳斗さんが書く小説が気になるんだろう? ちょっとブログ読んだだけなのにな。
う~ん、まあいいや。とりあえず確認しよっと。
「誰かに電話でもするの? もしかして昨日の鳳斗さん?」
その様子を見ていた久美が身を乗り出して遥香に聞いてくる。
「まあ、相手はそうなんだけど、」
「あれ? 遥香についに春がやってきた? これ、洒落じゃないからね」
「言わなきゃ気付かないし、そんなんじゃないよ」
遥香はすぐさま否定をし、茶々を入れる久美を無視して、鳳斗に連絡をする。
【返事が遅くなってごめんなさい。友達と今度撮影に入る映画の打ち合わせをしていました。今度の日曜日の昼間なら空いています。でも、そんなに早く小説って書けますか? 無理しないでくださいね。私はいつでも良いですから】
遥香が送信ボタンを押して鳳斗にメールを送る。携帯をバックに収める遥香を見て久美が関西のおばさんのように遥香に詰め寄ってきた。
「ねえねえ、あれからどんな話したの? 口説かれているの?」
「く、口説かれてはいないかな。それははっきり言えると思う」
「へっ? ……はぁ~、何やってんのよ! 遥香が気に入ったんだったら積極的に行かないと」
少し後ずさりしながら遥香がオドオドしながら答えると、久美が少しだけ怒ったような目で遥香を見る。
「気に入ったのは鳳斗さんの文章を作る、書く才能だよ。多分だけど」
「確かにあのブログは面白かった。それは分かる。で、連絡したの? されたの?」
遥香の声は段々小さくなっていくが、次々に久美の質問が切れることなく続いてくる。
「こっちからした。しかも夜中の3時に」
「3時~?」
「うん」
ん? 冷静に考えると私って結構非常識な事をしてない? 夜中の3時、しかも昨日初めてあった人にメールとはいえ、携帯を鳴らすなんて。え~と、私って映画の事になると周りが見えなくなっちゃうところあるな。これから気を付けないと。
「寝てるとは思ったんだよ。でも、小説の内容がどうしても気になっちゃって。それで、ついね」
「それにしても3時は普通、連絡しないでしょ」
「だよね。ちょっとどうかしていました」
「まあ、逆に遥香がそこまで鳳斗さんの才能に惚れ込んだって事か。でも、私はそんなに印象ないんだよね。どこが良かったの?」
ん~確かに私は鳳斗さんの事、何も知らないや。
昨日も小説の話しかしてないし。何が良かったのって言われてもね。私が知りたいよ。鳳斗さんの何が気になってるの、私。まあ、あの漫才みたいな関係は面白かったけどね。
遥香が昨日の中で思い出すのは、幸と呼ばれる幸隆がボケたり、鳳斗がツッコミをいれたり、ヨッシーと呼ばれる良孝をイジくっていたシーンしか思い浮かばない。鳳斗と話した時間はごく僅か。しかし鳳斗の隣で座っていた時間はとても居心地がよく、遥香にとっては初めての経験であった。
「まあ、なんとなくかな」
「なんとなくって」
「でもね、家に帰ってから他のブログも読んでみたの。凄く面白いの」
そう言いながら遥香はバッグに納めた携帯を取り出し、保存しておいた鳳斗のブログを久美に見せる。鳳斗のブログを真剣に読み始める久美。読み進める久美の表情が次第に緩んでいく。その内、久美はクスクスと笑い出した。
「確かに面白いね。日常の事なのに書き方で面白くしてるね。私が同じようなブログを書いたら5行ぐらいで終わる。それは間違いない。だけど、それをこんなに面白く書けるなんて、凄い才能かも」
そう言って久美が遥香に携帯を返した。すると携帯を受け取った遥香は
「でしょ、でしょ。凄い文才だと思わない? こんなブログを書く人が、小説とか脚本とかを書いたら読んでみたいって思うでしょ」
と、目を輝かせながら久美に詰め寄った。その遥香の行動に今度は久美が後ずさりする。
「う、うん。そ、そうかもね。あと遥香、近いって」
目を輝かせながら遥香が久美に力説する。握り拳を作り、熱く語る遥香に対し若干引き気味になりつつ、顔を赤くする久美。そんな雰囲気の空気を出しても遥香は熱く語る事を辞めなかった。
「だから、それが楽しみでしょうがないの」
「あ、そう。それは良かったね」
それってさ、遥香を口説くため、興味を引こうと思って書いているだけだよね。気付いていないの、この娘は!
まあ、遥香が他人に興味を示すことは珍しいし。しかも、相手は男。天然で映画バカの遥香にとっては重大な出来事。ここは面白そうだから……もとい、親友として温かく見守るとしましょうか。
「んで、書き上がるのはいつ?」
(ここで1年後とか言われたらどうしよう)
聞いておいて久美は急に不安になった。しかし、その久美の心配は杞憂に終わる。
「来週の日曜日だって」
「早っ! って、それって早過ぎない? そんなに早く書けるものなの?」
驚きの声を上げる久美に対してきょとんとする遥香。
「ん~、そうだよね。早すぎるよね」
「気付くの遅っ! そんなに早く書けるものじゃないでしょ」
「だよね。うん、私もそう思うよ。でも、書けるって言ってるから、楽しみに待ってみる」
天然の遥香に少し呆れながら、久美はもはや何も言えなくなった。嬉しそうに自分に男の話題を振ってくる遥香を見て
(まあ、遥香がこれだけ人に期待するって事はやっぱりそれなり才能を持った人なのかも)
と、久美は自信も根拠も全くないがそう思った。
「んで、彼氏は今も頑張ってると」
「だから彼氏じゃないって」
久美がテーブルに肩肘を着きながら遥香にそう言うと、遥香は慌てて強く否定する。
「でも、好きなんでしょ? 鳳斗さんの事。好きな男じゃないとそこまで期待しないでしょ?」
「う~ん、どうかな。好きなのかな? いやでも……う~ん」
久美がきっぱりと遥香に言うが、煮え切らない態度の遥香。顔を赤らめる事もなく、腕を組み、真剣に自分の心と向き合っている。
相変わらず天然だよね、遥香は。鳳斗さんだって遥香の事を気にかけているから小説を書いているんでしょ。遥香は天然だからはっきり言わないと気持ちに気付いてもらえないよ。友達の幸さんみたいに遠慮なくどっかのRPGゲームのように(ガンガン行こうぜ)って感じで攻めればいいのに。まあ、幸さんは幸さんでアピールが凄くて、ちょっとウザいけどね。
「さて、そろそろ帰ろ。小説、面白かったら私にも見せてね」
遥香の態度に呆れた久美は、そう言いながらカバンなどを持ち、遥香を促す。遥香もそれに続き、
「そだね。とりあえず、小説よりも映画だしね」
と立ち上がりながらそう言って、伝票を手に取る。レジに向かう2人はまた映画の話に戻っていった
料理が出てくる時には二人とも脚本を読み終わっていた。
サラダにフォークを刺しながら遥香は真っ直ぐな目で久美を見て、率直な意見を聞いてみた。
「ねえ、久美、この脚本どう思った?」
「う~ん、正直言っていい?」
「もちろん」
そう言って久美の言葉を待つ遥香。
「なんかさ、推理ってよりもサスペンスに近いのかなって思う」
「それ、私もそう思った」
「遥香も? 推理物って言う私のイメージは……見た目は子供、頭脳は大人的な感じなの」
「あ~、それ凄く分かる」
遥香が久美の言葉に相槌を打つ。
「だから、この脚本はどちらかって言うと、2時間サスペンスドラマ、崖の上でネタバラシって感じ」
「凄くよく分かる例えをありがとう、久美。確かにもう少し崩した感じが良いような気はするね」
そう言いながら遥香は爆笑し、久美の意見に賛成しながら自分の意見を言い始める。
「私的には題材が有り触れているのがどうかと思うんだよね」
「どういうこと?」
「なんかベタじゃない? どこかで見たことあるような内容だしね」
「確かにね。でも、しょうがない。そんな斬新な内容なんてなかなか出来ないよ。総監督の若木君だっけ? 監督がどう変えていくかを期待しようよ」
「そうだね」
あっ、そうだ。鳳斗さんの連絡、忘れてた。どこまで進んでるのかな。
……昨日の今日だからそんなに進んでないよね。あまり期待しすぎても駄目だよね。でも、なんで鳳斗さんが書く小説が気になるんだろう? ちょっとブログ読んだだけなのにな。
う~ん、まあいいや。とりあえず確認しよっと。
「誰かに電話でもするの? もしかして昨日の鳳斗さん?」
その様子を見ていた久美が身を乗り出して遥香に聞いてくる。
「まあ、相手はそうなんだけど、」
「あれ? 遥香についに春がやってきた? これ、洒落じゃないからね」
「言わなきゃ気付かないし、そんなんじゃないよ」
遥香はすぐさま否定をし、茶々を入れる久美を無視して、鳳斗に連絡をする。
【返事が遅くなってごめんなさい。友達と今度撮影に入る映画の打ち合わせをしていました。今度の日曜日の昼間なら空いています。でも、そんなに早く小説って書けますか? 無理しないでくださいね。私はいつでも良いですから】
遥香が送信ボタンを押して鳳斗にメールを送る。携帯をバックに収める遥香を見て久美が関西のおばさんのように遥香に詰め寄ってきた。
「ねえねえ、あれからどんな話したの? 口説かれているの?」
「く、口説かれてはいないかな。それははっきり言えると思う」
「へっ? ……はぁ~、何やってんのよ! 遥香が気に入ったんだったら積極的に行かないと」
少し後ずさりしながら遥香がオドオドしながら答えると、久美が少しだけ怒ったような目で遥香を見る。
「気に入ったのは鳳斗さんの文章を作る、書く才能だよ。多分だけど」
「確かにあのブログは面白かった。それは分かる。で、連絡したの? されたの?」
遥香の声は段々小さくなっていくが、次々に久美の質問が切れることなく続いてくる。
「こっちからした。しかも夜中の3時に」
「3時~?」
「うん」
ん? 冷静に考えると私って結構非常識な事をしてない? 夜中の3時、しかも昨日初めてあった人にメールとはいえ、携帯を鳴らすなんて。え~と、私って映画の事になると周りが見えなくなっちゃうところあるな。これから気を付けないと。
「寝てるとは思ったんだよ。でも、小説の内容がどうしても気になっちゃって。それで、ついね」
「それにしても3時は普通、連絡しないでしょ」
「だよね。ちょっとどうかしていました」
「まあ、逆に遥香がそこまで鳳斗さんの才能に惚れ込んだって事か。でも、私はそんなに印象ないんだよね。どこが良かったの?」
ん~確かに私は鳳斗さんの事、何も知らないや。
昨日も小説の話しかしてないし。何が良かったのって言われてもね。私が知りたいよ。鳳斗さんの何が気になってるの、私。まあ、あの漫才みたいな関係は面白かったけどね。
遥香が昨日の中で思い出すのは、幸と呼ばれる幸隆がボケたり、鳳斗がツッコミをいれたり、ヨッシーと呼ばれる良孝をイジくっていたシーンしか思い浮かばない。鳳斗と話した時間はごく僅か。しかし鳳斗の隣で座っていた時間はとても居心地がよく、遥香にとっては初めての経験であった。
「まあ、なんとなくかな」
「なんとなくって」
「でもね、家に帰ってから他のブログも読んでみたの。凄く面白いの」
そう言いながら遥香はバッグに納めた携帯を取り出し、保存しておいた鳳斗のブログを久美に見せる。鳳斗のブログを真剣に読み始める久美。読み進める久美の表情が次第に緩んでいく。その内、久美はクスクスと笑い出した。
「確かに面白いね。日常の事なのに書き方で面白くしてるね。私が同じようなブログを書いたら5行ぐらいで終わる。それは間違いない。だけど、それをこんなに面白く書けるなんて、凄い才能かも」
そう言って久美が遥香に携帯を返した。すると携帯を受け取った遥香は
「でしょ、でしょ。凄い文才だと思わない? こんなブログを書く人が、小説とか脚本とかを書いたら読んでみたいって思うでしょ」
と、目を輝かせながら久美に詰め寄った。その遥香の行動に今度は久美が後ずさりする。
「う、うん。そ、そうかもね。あと遥香、近いって」
目を輝かせながら遥香が久美に力説する。握り拳を作り、熱く語る遥香に対し若干引き気味になりつつ、顔を赤くする久美。そんな雰囲気の空気を出しても遥香は熱く語る事を辞めなかった。
「だから、それが楽しみでしょうがないの」
「あ、そう。それは良かったね」
それってさ、遥香を口説くため、興味を引こうと思って書いているだけだよね。気付いていないの、この娘は!
まあ、遥香が他人に興味を示すことは珍しいし。しかも、相手は男。天然で映画バカの遥香にとっては重大な出来事。ここは面白そうだから……もとい、親友として温かく見守るとしましょうか。
「んで、書き上がるのはいつ?」
(ここで1年後とか言われたらどうしよう)
聞いておいて久美は急に不安になった。しかし、その久美の心配は杞憂に終わる。
「来週の日曜日だって」
「早っ! って、それって早過ぎない? そんなに早く書けるものなの?」
驚きの声を上げる久美に対してきょとんとする遥香。
「ん~、そうだよね。早すぎるよね」
「気付くの遅っ! そんなに早く書けるものじゃないでしょ」
「だよね。うん、私もそう思うよ。でも、書けるって言ってるから、楽しみに待ってみる」
天然の遥香に少し呆れながら、久美はもはや何も言えなくなった。嬉しそうに自分に男の話題を振ってくる遥香を見て
(まあ、遥香がこれだけ人に期待するって事はやっぱりそれなり才能を持った人なのかも)
と、久美は自信も根拠も全くないがそう思った。
「んで、彼氏は今も頑張ってると」
「だから彼氏じゃないって」
久美がテーブルに肩肘を着きながら遥香にそう言うと、遥香は慌てて強く否定する。
「でも、好きなんでしょ? 鳳斗さんの事。好きな男じゃないとそこまで期待しないでしょ?」
「う~ん、どうかな。好きなのかな? いやでも……う~ん」
久美がきっぱりと遥香に言うが、煮え切らない態度の遥香。顔を赤らめる事もなく、腕を組み、真剣に自分の心と向き合っている。
相変わらず天然だよね、遥香は。鳳斗さんだって遥香の事を気にかけているから小説を書いているんでしょ。遥香は天然だからはっきり言わないと気持ちに気付いてもらえないよ。友達の幸さんみたいに遠慮なくどっかのRPGゲームのように(ガンガン行こうぜ)って感じで攻めればいいのに。まあ、幸さんは幸さんでアピールが凄くて、ちょっとウザいけどね。
「さて、そろそろ帰ろ。小説、面白かったら私にも見せてね」
遥香の態度に呆れた久美は、そう言いながらカバンなどを持ち、遥香を促す。遥香もそれに続き、
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