金魚#1

Rollman

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第3話.嘘

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睨み付けるマイを前に「友達の菜月」だよって伝えると
マイが「本当に友達?」って聞きなおしてきた。
俺は苦し紛れに「友達だよ、疑ってんの?」
そう言うと、マイは疑いの目で俺を見た。
その時、菜月が「友達の菜月です。」ってマイに話しかける。
俺は完全にテンパっているが冷静に菜月がマイに話し始める。
「今そこで、たまたま会って話してたんですよ。」
っといい、菜月は笑顔を見せた。
それに対してマイも冷静になったのか、「初めましてカズ君の彼女のマイです」って。
そして2人の視線が俺に向けられる!
俺は苦笑いをしながら、これから軽く呑みに行く?
って、尋ねると菜月が「この後用事があるので」って、その場を去った。
そしてマイが俺を見ながら「浮気したら絶対わかるからね」って笑顔で言う。
俺は「浮気なんてしないし、まだ疑ってるの?」
って聞き直した。
マイが俺を見ながら「今は疑って無いよ、呑みに行こう」って言って来たので呑みに行くことに。
そしていつもの店に着くか着かないくらいに菜月からメールが。
店に入って席に座って飲み物を頼むと俺はトイレに。
トイレで菜月からのメールを確認する。
「カズ君そろそろハッキリさせてね。」
俺は返事を返さず、トイレを出た。
席に戻ると、飲み物が来ていた。
マイが「早く乾杯しよう」って笑顔で。
乾杯をしながら俺はこの笑顔に嘘をついているのかと思うと心が痛い。
それでも、もう後戻りが出来ないくらい菜月を好きになっている自分がいる事には気付いていた。
「カズ君、顔が怖いよ考え事?」
ってマイに言われ俺は「違うよ、ぼーっとしちゃった、マイが可愛いから」って、また嘘を重ねる。
人を好きになるって突然過ぎる事を実感しながら俺はいつもより苦いお酒を飲む。
そしてマイの笑顔がピュア過ぎて俺の心を締めつける。
そんな夜もこの街は優しく俺を包む。
そして2人はまたこの街に溺れていく。
2人のピリオドに向かって。

つづく
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