最低のピカレスク-死刑囚は神を殺す

ねこねこ大好き

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狂太郎のテクニック

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 山賊のアジトである洞窟に着くとため息が出る。
「死体くらい片づけろよ」
 あたり一面には強姦された女の死体、暴行され、性器を切り取られた男の死体が転がっていた。悪臭が充満し、虫が集って汚らしい。
「これじゃあ服も靴も期待薄か?」
 死体の臭いは簡単には落ちない。さすがに死姦の趣味はないので服にしみついていても嬉しくもなんともない。血の臭いだってそこまで好きじゃない。あくまでも、獲物を殺した時の充実感が好きなだけだ。
 しかし、無い物ねだりをしても仕方がない。ササっと物色して、服と靴を履いて人里へ行く。そこで新しい服と靴を奪う。風呂に入る。それまでの我慢だ。

 アジトはそこそこ広く、百人ほど生活できるほどのスペースがある。と言っても死体が積み重なっていて実際は非常に狭い。おまけにどうも死体を食料にしていたようで、食器類はもちろん調理器具も全滅だ。
「片付いていたらここを拠点にしても良かったんだが、これじゃあ無理だ」
 幸い服と靴は見つけた。汚らしかったが、寒さをしのぐには十分だ。
「しかし、女の楽しみ方ってのを知らねえ連中だ」
 改めて部屋を見渡すとため息が出る。女は犯すに限る。殺したって面白くない。
「呼吸音が聞こえる?」
 戻ろうと思ったとき、かすかに息を吸う音が聞こえた。
 呼吸音をたどる。すると一番奥に、鎖でつながれた女が居た。
「この惨状でよく生き残ったな」
 壁と女の傷を見ると女のしぶとさに思わず感心する。殴る蹴るはもちろん、ナイフや銃で打ち抜かれた。なのに生きている。
 女の髪を掴んで面を見る。中中に綺麗だ。おまけに胸は出ていて、抱き心地がよさそうだ。体つきから膣の締りが良いことも分かる。
 ただ残念なことに正気を失っている。体は生きているが心が死んでいる。さすがにこれを犯す気にはならない。
「普通だったらほっとくが、そろそろ女を抱きてえし、持っていくか」
 こんな汚らしいところでやる気はないので、鎖を引きちぎって女を背負う。
「川まで行って、目を覚まさしてやるか」
 川なら体を洗えるし、飯も調達できる。それにキャンプもできる。
「しかし、いい女だ」
 背負って歩くと女の豊満な乳房が背中に当たる。乳首の大きさも俺好み。下半身が滾ってきた!
「慌てんなよ! 慌てんなよ!」
 必死に己を鎮める! 俺は強姦のスペシャリストだ! そこら辺の強姦魔と一緒にされては困る!

 川まで行くと、木と葉を利用してシェルターを作る。草木の毛布も引いたので準備完了!
「後はこいつを正気に戻すだけ」
 薬草と木の実で作った薬を飲ませる。最初は何の反応も無いが、身体反応で反射的に飲み始める。
「こいつは効くぜ。薬中も正気に戻る代物だからな」
 俺は女を差別しない。薬中も病気もちも等しく犯してきた。だからそのための薬の作り方も完ぺきに暗記している。
「よしよし、全部飲んだな」
 女が薬をすべて飲んだので寝かせておく。放っておけば後は独りでに目が覚める。
 それまで飯を作っておく。魚と沢蟹にキノコの丸焼き。死体よりもずっと美味い!

「ん……」
 飯の用意ができると何もすることが無くなったので、汚れた女の体を拭いていると、拭き終わったところで女が目を覚ました。
「気が付いたか?」
 女は俺の顔を見る。そして俺のいきり立った一物を見ると再び顔を伏せる。
「おいおい、なんか言ったらどうだ?」
 女は何も言わない。覚悟を決めているようだった。
「じゃあ、お言葉に甘えて、やらせてもらうぜ」
 飯を食って、お互い体力満タンになってから楽しもうと思ったが、相手が急かすのなら仕方がない。
「さてさて、いい声で鳴いてくれよ」

 女の背後に回って乳房をこねくり回す。女は抵抗しない。どうやら諦めているようだ。さんざん犯された証だ。
 左の乳首をしごきながら陰核を撫でる。反応がない。それに濡れない。
「そうとう乱暴されたようだな」
 女を寝かして覆いかぶさり、乳首を舐める。そして肉棒の先端で女の陰核を愛撫する。カウパーで陰核は濡れたが、膣は全く濡れない。
「極度のストレスによる不感症。そんなに怖かったのか?」
 女は何も答えない。ただそっぽを向き続ける。さっさと済ませろと無言で言っている。
「そう焦るな。気持ちよくなるのはこれからだぜ」
 女がそっぽを向いているすきに、リラックス効果と興奮作用がある香をたく。後はじっくり嬲ればいい。
「じゃあ改めて、いただきます」
 無理やり突っ込んで気持ちよくさせてもいいが、今の俺は紳士になりたい気分だ。だからゆっくりと気を待つ。
 俺は優しいからな。

「ん!」
 三十分くらい、乳首と陰核を愛撫すると女が声を漏らす。効いていた。
「気持ちいいか?」
 女は相変わらず無言だ。だがじっとりと汗が染み出ていて、花びらも湿り気を帯び始めている。
「これからどんどん気持ちよくなるぜ」
 乳首の先端を舌で転がす。すると女の肩がわずかに竦む。陰核をチンポで力強くこすり上げると背筋をビクンとさせる。
「どこら辺が気持ちいいのかな?」
 乳首とクリトリスを愛撫しながら膣に指を突っ込む。かなり濡れていて、ぎゅうぎゅうと締め付けてくる。指をまげて膣の膨れている個所を引っかく。そしてそのままゆっくりと回す。女はびくびくと体を痙攣させる。少しずつ、弱点が分かってきた。
「気持ちいいか?」
 女は顔を真っ赤にさせながらそっぽを向く。
 そのすきに、今度は先ほどよりも強い興奮作用がある香をたく。
「我慢は良くないぜ」
 もう三十分も嬲れば誰もが羨む娼婦の完成だ。

「ん! ん!」
 三十分経つと女の反応が顕著に変わる。
「ここが弱点か」
 膣とクリトリスが好きで、乳首は敏感すぎて痛む。脇が意外にも性感帯で、へそを舐められるのが好き。
「どうだ? 俺のテクニックは凄いだろ!」
「馬鹿じゃないの!」
 ついに女が声を荒げる。
「男ってのは本当に馬鹿だね! 女が犯されて気持ちいいと本気で思ってるの! 愛撫されて気持ちいいと本気で思ってんの! さっさと射精しろ!」
「ようやく喋ったな。良い声だ。美しい。射精したくなってきたぜ」
「さっさとしな! こちとらあんたの下手くそな愛撫で疲れてんだよ!」
 顔を真っ赤にしながら、暗に挿入をねだる。
「良いのか? 一突きで意識が飛んじまうぜ」
「さっさとしろって言ってんだよ! こっちはあんたの臭いで吐きそうなんだ!」
「じゃあ、遠慮なく」
 ずぶりと陰茎を根元まで突っ込む。女がびくびくと背筋を伸ばしながら痙攣する。
「おいおい、一突きで逝ったらこの先身が持たないぜ」
 ぐちゃぐちゃとチンポを突き立てる。そのたびに女がのけぞる。
「お前のマンコ、涎を垂らして喜んでるぜ。そんなに良いのか」
「いいわけ……ないだろ! 痛いだけだ!」
「じゃあもっと激しくしてやるよ!」
 びちゃびちゃと水遊びをしているかのような音が響く。さすがに我慢の限界だ。
「行くぜ! 中で行くぜ!」
「あぁ! あああ!」
 女はもはや聞いていない。
「行くぞ! 行くぞ!」
 びくりと女の中で射精する。凄まじい快楽が下半身を支配する。そして女はあまりの絶頂に足を腰に絡ませる。
「このまま三発出すぞ!」
「いや! もういや!」
 泣き叫ぶ女を無視して、チンポを動かし続ける。

 三回行って、ようやく満足したとき、女は白目を向いて気絶していた。
「そういえば飯食ってなかったな。おい、目を覚ませ」
 頬をチンポでぺしぺし叩いてみる。
「も……む……り……」
 完全に気をやってしまった。仕方ないので起きるまで待つことにする。
「いやーやっぱり女って良いわ!」
 これまで女を犯してきたが、みんな最初は恐怖、怒りで体を強張らせる。そして皆最後には気絶するほど感じる。どんな奴もそうだった。
「まだまだテクニックは落ちてねえな」
 しかし、起きるまで待つのが退屈になってきた。もう五発程度出して置くか。
 ずぶりと挿入すると女が痙攣しながら起きる。
「な……んで……もう……おわり」
「お前がいい女だからだ」

 結局、女が起きたのは次の日の朝だった。さすがにやりすぎた。
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