風が吹く丘

あけみさんを食べる

しかし驚いた。

あけみさんってサラブレッドだった。

隠さなくてもいいのに。

自分の力だけで頑張ろうとするあけみさんって素敵だな。

しかし、カミングアウトする？あの状況で？

理解あるお父さんだからできるんだろうな？

私の親だったら、半狂乱かも。

でもちゃんと私の事考えてくれてるって事だよね、嬉しい。

私も堂々と言えるようになりたい。必ずなろう。

決戦の一日が終わった。

専務の登場であけみさんの勝ちは確定していたみたいだけど。

私の件はおまけみたいな感じかな。



あけみさんからLINEがきた。

あけみ「終わった？」

愛「終わりましたよ。」

あけみ「ご飯食べに行こうよ。祝杯上げよ。」

愛「いいですね、行きましょう。」

あけみ「何食べたい？」

愛「あけみさんがいい。」

あけみ「私？」

愛「うん。」

あけみ「ウチ来る？」

愛「はいっ。」

二人で買い物して、あけみさんのマンションに帰った。

私は簡単な鍋料理にして、あけみさんと楽しく鍋をつついた。

あけみ「ねぇ、私も食べてくれるの？」

愛「うん、食べたい。」

あけみ「お風呂用意するから」

愛「そのままでもいいのに」

あけみ「ダメ、私汚いから」

愛「私、そのままのあけみさんがいい。」

あけみ「もう、ホント、臭いかもしれないよ。」

愛「大丈夫、臭くないし、汚くないから」

あけみ「もう、知らないよ。」

愛「ベット行こ」

あけみ「うん」

私はあけみさんの服を一枚づつ脱がして行く。下着だけににし、しばし鑑賞。

あけみ「ねえ、恥ずかしいよ、愛ちゃんも脱がしてもいい？」

愛「私はダメ。生理だもん。もう四日目だから少ないけど。」

あけみ「えー、そうなの？」

愛「今日は私がいっぱい愛してあげる。」

私はあけみさんのマンションに置いていたパジャマに着替えてベットに入った。

あけみ「私だけこんな格好ヤダ。上だけでも脱いで欲しいな。」

愛「えー、脱いだらあけみさん触るでしょ？」

あけみ「触っちゃダメなの？」

愛「だって、触られるともっとされたくなるもん。」

あけみ「生理でもしてあげたいな。もう少ないんでしょ？」

愛「そうだけど、汚いよ。」

あけみ「大丈夫、愛ちゃんのなら汚くないから。」

愛「汚いって、ダメだよ。」

あけみ「愛ちゃんなら平気だよ、オシッコだって飲めちゃう」

愛「もう、わかったから、オシッコはやめてね」

結局、私も脱ぐハメになった。