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7 /ユーグ
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「ユーグ様!お早うございますぅ!」
今朝もユーグは寮の前で待ち伏せていた。
毎朝来るつもりかしら?と辟易するわたしとは違い、
ブリジットとジェシーは顔を輝かせて、ユーグに挨拶をした。
「お早う、エリザもお早う」
「お早うございます、お義兄様」
ユーグはいつも通り、礼儀正しくしていたが、女子部棟の近くまで着て、
「エリザを借りてもいいかな?」と二人を先に行かせた。
わたしを連れて道を外れると、足を止めて振り返った。
一体、何の用だろう?
「お義兄様、何かあったのですか?」
振り返ったユーグの顔には、先程まであった愛想は消えていた。
深い碧色の目を半眼にし、冷やかにわたしを見ている。
機嫌が悪そうね…
わたし、何かして怒らせたかしら??
記憶を辿っても身に覚えがなく、取り敢えずユーグが口を開くのを待った。
「エリザ、昨日の帰り、男子生徒と一緒だったらしいな、誰だ?
おまえとはどういった関係だ?」
ああ!その事ね…
どうやら、エミリアンと一緒の所を誰かに見られてしまった様だ。
しかも、ユーグに言い付けるなんて!!
誰だか知らないけど、余計な事をしてくれるわね!
「お友達です、エミリアン=カントルーブ公爵子息」
隠しても、どうせ直ぐに分かってしまう事なので、わたしはそれを告げた。
瞬間、ユーグは眉を顰めた。
「カントルーブ公爵子息…親しいのか?」
「知り合ったばかりのお友達です」
「俺が調べるまで、彼との付き合いは控えなさい」
ユーグの言葉にわたしは唖然とした。
「そんなの、横暴よ!!幾ら、お義兄様だからって、わたしの交友関係に口出しする権利は無いわ!」
「おまえの言う通りだ、だが、俺は両親に代わり、おまえを護る責任がある」
ユーグは真顔で言う。
彼が真剣である事は分かる。
ユーグは生真面目だから…
それに、家族に責任を負いたがるのは、自分が養子だからという事もあるだろう。
でも…
「わたしはもう十五歳です、わたしにだって、人を見る目はあります!
エミリアンは素晴らしい人よ、わたしは彼が好きなの!
お義兄様が反対しても、わたしはわたしの思う通りにするわ!」
ユーグはショックを受けた様で、茫然自失に見えた。
少し厳しく言い過ぎたかもしれないと少し後悔したが、言ってしまったものは仕方が無い。
「それでは、お義兄様、ごきげんよう」
わたしは立ち尽くすユーグを置いて、さっさと校舎に向かったのだった。
◇◇ ユーグ ◇◇
「わたしはもう十五歳です、わたしにだって、人を見る目はあります!
エミリアンは素晴らしい人よ、わたしは彼が好きなの!
お義兄様が反対しても、わたしはわたしの思う通りにするわ!」
四年間、離れている間、ユーグの中での義妹は、時を止めていた。
恥ずかしがり屋で、臆病で、内気で、人見知りな少女。
いつも自分の背に隠れていた。それが愛らしく、ユーグの騎士道精神を刺激した。
子供ながらに、「護りたい」と思ったものだ。
それなのに…
学院生たちが校舎へ向かう中、
その脇に立ち尽くすユーグの目の前は、真っ暗だった。
これまで大事に愛しんできた義妹が、あろうことか「男子生徒と二人で歩いていた」と、
お節介な寮生から聞かされた時には発狂しそうになったが、
今はそれよりも更に、打ちのめされていた。
『エミリアンは素晴らしい人よ、わたしは彼が好きなの!』
あの、小さなエリザが、恋をしたというのか?
ユーグは足元がグラリと揺れた気がした。
出会って間もないというのに、《恋》だと?
元来、《一目惚れ》などというものを信じないユーグには、信じ難い事で、エリザの正気を疑った程だ。
「《恋》である筈がない、エリザはまだ十五歳なんだ…」
だが、エリザから「片想いをしている」と聞いた事を思い出した。
「相手は、その、エミリアン=カントルーブ公爵子息なのか?」
ユーグの中に、言い知れぬ黒い感情が渦巻いた。
「こんな所で何をしている、ユーグ」
学院入学時から好敵手と見なされ、今ではすっかり親友の座に収まっているレオンの声で、ユーグは我に返った。
ユーグは誤魔化そうとしたが、思い直し、レオンに話す事にした。
「困った事に、エリザがある男子生徒に興味を持ってしまった…」
瞬間、レオンは呆れた目付きになり、あからさまに嘆息をして見せた。
「おまえ、学院でも《常軌を逸したシスコン》と噂になっているぞ」
「常軌を逸した覚えはない」
レオンは手で額を押さえ、話を戻した。
「驚く事は無い、年頃の娘ならば、恋もするだろう」
「エリザはそんな娘ではない!それに、相手は、エミリアン=カントルーブ公爵子息だ」
その名を聞き、レオンの表情は固くなった。
ユーグは頷いて見せた。
「ドロレスの弟だ___」
ドロレス=カントルーブ公爵令嬢。
ユーグたちよりも一学年下の学院生で、レオンの婚約者だ。
それだけならば、何も問題は無かった。
問題は、ドロレスの素行の悪さにある。
ドロレスは《公爵令嬢》と《第三王子の婚約者》を盾に、学院生を見下している。
命令し、自分の思うままに操るのだ。
いつも取巻きの女子生徒を従えて、身分の低い生徒に対しては威圧的になる事もある。
一年前、アンジェリーヌ=ロベールが入学してからというもの、何かしら因縁をつけ、意地悪をしている。
レオンとユーグは現場に居合わせた事は無かったが、遠目に見た事はあるし、
アンジェリーヌから話を聞いて知っていた。
『《ここ》は、あなたの様な薄汚れた平民女には相応しくない場所よ』
『身の程を知りなさい、ここにいて、恥ずかしい思いをするのはあなたの方よ』
『速やかに学院を去るべきではなくて?』
意地悪を言われたり、貶されるのは勿論、髪を引っ張られたり、突き飛ばされたり、
時には教科書を破られた事もあったが、
ドロレスは他に目撃者がいないのを良い事に、いつも言い逃れてきた。
「あの性悪女の弟か___!」
レオンがギリギリと歯噛みする。
レオンはあの女が自分の婚約者である事を恥じていたし、憎んでもいた。
アンジェリーヌが入学して来た時から、彼女に惹かれていたからだ___
ユーグはそれに気付いていたが、黙っていた。
ドロレスの事も知っていて、レオンがアンジェリーヌに惹かれるのは必然だと思えたからだ。
だが、表向き、レオンとドロレスは婚約をしている身であり、それを口に出す事は憚られた。
王子の身で、不義理をする事は許されない、レオンの評判を落としかねないからだ。
それに、ユーグ自身、アンジェリーヌには少し惹かれる部分があった。
控えめでか弱い彼女に、ユーグは騎士道精神を刺激された。
だが、レオンと自分の仲を考えれば、自分の淡い想いなどは口に出来なかった。
「ユーグ、悪かった、ドロレスの弟ならば、おまえが心配するのも無理はない」
ユーグは頷いた。
「エリザはドロレスを知らない…」
だが、それを言えば、エリザを怒らせる事になりそうだ。
先のエリザの剣幕を思い出し、ユーグは嘆息した。
「エリザからドロレスの弟を引き離すなら、喜んで協力するが、方法がな…」
良い案は思いつかなかった。
二人で唸っていると、何者かが駆けて来た。
「レオン様、ユーグ様、お早うございます!」
アンジェリーヌの笑顔を見ると、パッと周囲が明るくなった気がした。
レオンなどは、先程まであった神妙な雰囲気を消し去り、ぽうっと見惚れている。
「アンジェリーヌ、お早う!」
王子スマイルのレオンに、ユーグは少々体が痒くなった。
「二人共、こんな所で何をしていたんですか?」
アンジェリーヌがあどけない表情で聞く。
大きな緑色の目はキラキラとし、少し傾げた様子が可愛らしさを際立たせた。
彼女は特別美人という訳ではない。
周囲の令嬢たちとは違い、化粧はしておらず、ソバカスも隠していないが、何ともいえない愛嬌がある。
可愛い娘だ…
「ああ、ユーグがな、エリザに好きな男子が出来たと落ち込んでいたんだ」
誤魔化す為か、レオンが軽口を言った。
ユーグもそれに乗る事にした。
「ここだけの話にしておいてくれ、エリザを怒らせたら怖いからな」
「おまえに恐れるものがあったとは驚きだ!」
レオンが声を上げて笑う。
「エリザに、好きな男子?」
アンジェリーヌが奇妙そうにしていたのが少し気になったが、
予鈴が鳴り、直ぐに忘れてしまった。
◇◇◇◇
今朝もユーグは寮の前で待ち伏せていた。
毎朝来るつもりかしら?と辟易するわたしとは違い、
ブリジットとジェシーは顔を輝かせて、ユーグに挨拶をした。
「お早う、エリザもお早う」
「お早うございます、お義兄様」
ユーグはいつも通り、礼儀正しくしていたが、女子部棟の近くまで着て、
「エリザを借りてもいいかな?」と二人を先に行かせた。
わたしを連れて道を外れると、足を止めて振り返った。
一体、何の用だろう?
「お義兄様、何かあったのですか?」
振り返ったユーグの顔には、先程まであった愛想は消えていた。
深い碧色の目を半眼にし、冷やかにわたしを見ている。
機嫌が悪そうね…
わたし、何かして怒らせたかしら??
記憶を辿っても身に覚えがなく、取り敢えずユーグが口を開くのを待った。
「エリザ、昨日の帰り、男子生徒と一緒だったらしいな、誰だ?
おまえとはどういった関係だ?」
ああ!その事ね…
どうやら、エミリアンと一緒の所を誰かに見られてしまった様だ。
しかも、ユーグに言い付けるなんて!!
誰だか知らないけど、余計な事をしてくれるわね!
「お友達です、エミリアン=カントルーブ公爵子息」
隠しても、どうせ直ぐに分かってしまう事なので、わたしはそれを告げた。
瞬間、ユーグは眉を顰めた。
「カントルーブ公爵子息…親しいのか?」
「知り合ったばかりのお友達です」
「俺が調べるまで、彼との付き合いは控えなさい」
ユーグの言葉にわたしは唖然とした。
「そんなの、横暴よ!!幾ら、お義兄様だからって、わたしの交友関係に口出しする権利は無いわ!」
「おまえの言う通りだ、だが、俺は両親に代わり、おまえを護る責任がある」
ユーグは真顔で言う。
彼が真剣である事は分かる。
ユーグは生真面目だから…
それに、家族に責任を負いたがるのは、自分が養子だからという事もあるだろう。
でも…
「わたしはもう十五歳です、わたしにだって、人を見る目はあります!
エミリアンは素晴らしい人よ、わたしは彼が好きなの!
お義兄様が反対しても、わたしはわたしの思う通りにするわ!」
ユーグはショックを受けた様で、茫然自失に見えた。
少し厳しく言い過ぎたかもしれないと少し後悔したが、言ってしまったものは仕方が無い。
「それでは、お義兄様、ごきげんよう」
わたしは立ち尽くすユーグを置いて、さっさと校舎に向かったのだった。
◇◇ ユーグ ◇◇
「わたしはもう十五歳です、わたしにだって、人を見る目はあります!
エミリアンは素晴らしい人よ、わたしは彼が好きなの!
お義兄様が反対しても、わたしはわたしの思う通りにするわ!」
四年間、離れている間、ユーグの中での義妹は、時を止めていた。
恥ずかしがり屋で、臆病で、内気で、人見知りな少女。
いつも自分の背に隠れていた。それが愛らしく、ユーグの騎士道精神を刺激した。
子供ながらに、「護りたい」と思ったものだ。
それなのに…
学院生たちが校舎へ向かう中、
その脇に立ち尽くすユーグの目の前は、真っ暗だった。
これまで大事に愛しんできた義妹が、あろうことか「男子生徒と二人で歩いていた」と、
お節介な寮生から聞かされた時には発狂しそうになったが、
今はそれよりも更に、打ちのめされていた。
『エミリアンは素晴らしい人よ、わたしは彼が好きなの!』
あの、小さなエリザが、恋をしたというのか?
ユーグは足元がグラリと揺れた気がした。
出会って間もないというのに、《恋》だと?
元来、《一目惚れ》などというものを信じないユーグには、信じ難い事で、エリザの正気を疑った程だ。
「《恋》である筈がない、エリザはまだ十五歳なんだ…」
だが、エリザから「片想いをしている」と聞いた事を思い出した。
「相手は、その、エミリアン=カントルーブ公爵子息なのか?」
ユーグの中に、言い知れぬ黒い感情が渦巻いた。
「こんな所で何をしている、ユーグ」
学院入学時から好敵手と見なされ、今ではすっかり親友の座に収まっているレオンの声で、ユーグは我に返った。
ユーグは誤魔化そうとしたが、思い直し、レオンに話す事にした。
「困った事に、エリザがある男子生徒に興味を持ってしまった…」
瞬間、レオンは呆れた目付きになり、あからさまに嘆息をして見せた。
「おまえ、学院でも《常軌を逸したシスコン》と噂になっているぞ」
「常軌を逸した覚えはない」
レオンは手で額を押さえ、話を戻した。
「驚く事は無い、年頃の娘ならば、恋もするだろう」
「エリザはそんな娘ではない!それに、相手は、エミリアン=カントルーブ公爵子息だ」
その名を聞き、レオンの表情は固くなった。
ユーグは頷いて見せた。
「ドロレスの弟だ___」
ドロレス=カントルーブ公爵令嬢。
ユーグたちよりも一学年下の学院生で、レオンの婚約者だ。
それだけならば、何も問題は無かった。
問題は、ドロレスの素行の悪さにある。
ドロレスは《公爵令嬢》と《第三王子の婚約者》を盾に、学院生を見下している。
命令し、自分の思うままに操るのだ。
いつも取巻きの女子生徒を従えて、身分の低い生徒に対しては威圧的になる事もある。
一年前、アンジェリーヌ=ロベールが入学してからというもの、何かしら因縁をつけ、意地悪をしている。
レオンとユーグは現場に居合わせた事は無かったが、遠目に見た事はあるし、
アンジェリーヌから話を聞いて知っていた。
『《ここ》は、あなたの様な薄汚れた平民女には相応しくない場所よ』
『身の程を知りなさい、ここにいて、恥ずかしい思いをするのはあなたの方よ』
『速やかに学院を去るべきではなくて?』
意地悪を言われたり、貶されるのは勿論、髪を引っ張られたり、突き飛ばされたり、
時には教科書を破られた事もあったが、
ドロレスは他に目撃者がいないのを良い事に、いつも言い逃れてきた。
「あの性悪女の弟か___!」
レオンがギリギリと歯噛みする。
レオンはあの女が自分の婚約者である事を恥じていたし、憎んでもいた。
アンジェリーヌが入学して来た時から、彼女に惹かれていたからだ___
ユーグはそれに気付いていたが、黙っていた。
ドロレスの事も知っていて、レオンがアンジェリーヌに惹かれるのは必然だと思えたからだ。
だが、表向き、レオンとドロレスは婚約をしている身であり、それを口に出す事は憚られた。
王子の身で、不義理をする事は許されない、レオンの評判を落としかねないからだ。
それに、ユーグ自身、アンジェリーヌには少し惹かれる部分があった。
控えめでか弱い彼女に、ユーグは騎士道精神を刺激された。
だが、レオンと自分の仲を考えれば、自分の淡い想いなどは口に出来なかった。
「ユーグ、悪かった、ドロレスの弟ならば、おまえが心配するのも無理はない」
ユーグは頷いた。
「エリザはドロレスを知らない…」
だが、それを言えば、エリザを怒らせる事になりそうだ。
先のエリザの剣幕を思い出し、ユーグは嘆息した。
「エリザからドロレスの弟を引き離すなら、喜んで協力するが、方法がな…」
良い案は思いつかなかった。
二人で唸っていると、何者かが駆けて来た。
「レオン様、ユーグ様、お早うございます!」
アンジェリーヌの笑顔を見ると、パッと周囲が明るくなった気がした。
レオンなどは、先程まであった神妙な雰囲気を消し去り、ぽうっと見惚れている。
「アンジェリーヌ、お早う!」
王子スマイルのレオンに、ユーグは少々体が痒くなった。
「二人共、こんな所で何をしていたんですか?」
アンジェリーヌがあどけない表情で聞く。
大きな緑色の目はキラキラとし、少し傾げた様子が可愛らしさを際立たせた。
彼女は特別美人という訳ではない。
周囲の令嬢たちとは違い、化粧はしておらず、ソバカスも隠していないが、何ともいえない愛嬌がある。
可愛い娘だ…
「ああ、ユーグがな、エリザに好きな男子が出来たと落ち込んでいたんだ」
誤魔化す為か、レオンが軽口を言った。
ユーグもそれに乗る事にした。
「ここだけの話にしておいてくれ、エリザを怒らせたら怖いからな」
「おまえに恐れるものがあったとは驚きだ!」
レオンが声を上げて笑う。
「エリザに、好きな男子?」
アンジェリーヌが奇妙そうにしていたのが少し気になったが、
予鈴が鳴り、直ぐに忘れてしまった。
◇◇◇◇
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