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アイリスも苦悩していた
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アイリスは呆然としていた。
「やだ、また私やっちゃった」
夜中にサンドイッチの試作をして、一人では食べられない量を作ってしまう。
朝ごはん、次の日のランチにしてもまだ余る。夕食用に日持ちするものを挟んでしまったり。
それでも帰りにパンを買って深夜に作っている。
パンを買わなければいいと思ったら、寝ぼけてパンを焼いてしまった。
だめだ。
どうするのよアイリス。
あなた、サンドイッチ屋さんにでもなるつもり!?
自分を叱ってみても、作ったサンドイッチの出来がいい。
なんでちょうどいい量で終われないんだろう。パンがあるから具を挟む。具が余ったからまたパンを切る。挟む。
うう。
だってボルク様がどんなのが好きかわからないから、試作するのは仕方ない。
でも別に素人の作るものだから上手じゃなくてもいいんだけど。
でもボルク様にあげるんだから、やっぱりそれなりのものを
そう思って作りすぎたサンドイッチを持って、ランチを外でこっそり食べようと思って出た。庭園のベンチに座ったところで、アルダール様と出会った。
「こんにちは、アイリス嬢。誰かと待ち合わせ?」
「いえ、その」
「もしかしてボルクと?」
「いえ、今日じゃありません。誰も来ません」
「ということは、約束は取り付けたんだ。よかった。
え、一人でその量を食べるの?」
「ちょっと作りすぎてしまいまして……」
ちょっと?
「少しもらってもいい?」
「こんなもので良ければ」
「ありがとう」
アルダール様が三個もらってくれた。
知り合いの女官が、売店のパンが売り切れていたと通りかかって、あげたら喜んでくれた。
毎日サンドイッチを食べている。
さすがに飽きてきた。
「で、結局どれをボルク様に作ったらいいのかわからないわ」
ボルクはボルクで、ものすごく仕事を張り切って片付けていた。
「ボルクいるー?」
職場の女性がざわついた。
「アルダール様!」
「パンいるかい?」
「パン?どうしたの」
「余ったから」
「ありがとう。」
「どういたしまして。」
にこにこ、とそのまま立ち去っていった。
「なんだったんだ」
握らされたサンドイッチとコーヒー。
ボルクは、次のランチでアイリスに一緒に出かけるように提案してみるつもりだった。
アイリスはどこが好きなんだろう。デートコースといえば
植物園、ダメだ。あの養父が連れていってるだろうし。
湖? 公園? 美術館?
思い返しても自分の恋愛偏差値を恨む結果となった。
兄さんを頼るのもなんとなく嫌だ。
それにしてもこのサンドイッチ旨いな
「やだ、また私やっちゃった」
夜中にサンドイッチの試作をして、一人では食べられない量を作ってしまう。
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だめだ。
どうするのよアイリス。
あなた、サンドイッチ屋さんにでもなるつもり!?
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なんでちょうどいい量で終われないんだろう。パンがあるから具を挟む。具が余ったからまたパンを切る。挟む。
うう。
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そう思って作りすぎたサンドイッチを持って、ランチを外でこっそり食べようと思って出た。庭園のベンチに座ったところで、アルダール様と出会った。
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ちょっと?
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「ありがとう。」
「どういたしまして。」
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