【完結】魔界のアダルトグッズ屋のモニターにされました

サーヤ

ガイに揺さぶられながら何度も無理、って思った。

お腹をゴリゴリ擦られるあとに、浅いところをくちゅくちゆされる、
後ろから入れられたときには一突きごとに声をあげてしまう。

こんなに大きいのも初めてだし、熱いし固いし、全然萎えない。
苦しいのに、ガツガツと腰骨をぶつけられると嬉しい。

もうこんなの味わったら他の人としても感じなくなりそう

背面座位で後ろから胸を揉まれてゆらゆらと腰を揺らされる。
尻尾でクリトリスをグルグルと撫でられる。
首筋を甘噛みされながら、深くイッたときに、体がガクンと落ちた。

「あれ？サーヤ？サーヤ！ごめん！」

ガイが慌ててノアを呼びに行った。

ごめん、もう、無理

意識を失う前にそう思った。


目をさますと、元の自分の部屋だった。

「え？」

ベッドの上で、ディルドは入ったまま。

夢？
なんてすごい夢を見たんだろう



それから数日たって、紗綾はイライラしていた。
あのすごい夢を見てから、ディルドを使ってもどうやっても自分ではイケなくなってしまった。

やっぱり夢じゃないと思った。

新しく買ったディルドは大きく太く、記憶の中のガイに近い。

もう一度、彼に会うためにどうすればいいかわからなかった。

鏡を用意して、彼が好きそうな白のベビードールを着る。

ガイにされたみたいに体を高めて、ディルドを納めていく。

今回は大丈夫な気がした。

ガイ、もっと、奥、ねえ、

念じながら差し込むと
ガイと同じところに届いた。

イキそう、やっと


前みたいに落下する感じがあった

イッたあと、力が抜けた。でも、あの世界に行けなかった。

涙が浮かぶ。

その時、ディルドが勝手に動いた。

なにこれ、ちょっ、すごい

「はあっ、サーヤ、サーヤ！」

「ガイ？」

「サーヤなのか？」

打ち付けながら声が聞こえる。

サーヤは返事をしようとするけど喘ぎ声しか出せない

「ノアがオナホールをつくってくれた。これがサーヤと繋がってるんだな」

泣き声混じりにガイが名前を呼ぶ。

なぜだかわからないけど、中にあるのがガイのだと思うと締め付けてしまった。

ガイとサーヤは一日中ほぼ繋がることが可能だけれど、お互いの波長が合う時にだけ強く感じることができた。

狼獣人の月の満ち欠けのサイクルを紗綾が覚えて、ガイの性欲の高まるときに合わせている。

時々、ノアからの届け物がベッドの上に現れる。凶悪なディルドだったり、スライムだったり。
それを使ってガイと楽しめという。

もうすぐ、また転移できる可能性があるらしい。
ガイは紗綾と結婚すると言って準備をしている。
紗綾ももうガイじゃないとイケないので早く行き来したいと思っている。

ノアの店は二人のデータを使ったグッズで今日も賑わっている。