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9 最後の機会
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* ティナside
私は静かに、深く、彼らに頭を下げた。
たったそれだけの動作が、夫と義実家との関係を断つ儀式のようだった。
「……わかりました。皆さまのお考えは、よく理解いたしました」
声は震えていなかった。むしろ、驚くほど澄んでいた。
「ブライアン……大事な話がありますので、明日の午後には、帰って来てください」
私は彼の目をまっすぐに見据え、一語一語をはっきりと告げた。
「必ず、来てください。あなたが娘に会える……最後の機会です」
ブライアンは困ったように眉を顰め、軽く首を振った。
その仕草には、罪悪感も危機感も、何ひとつ感じられなかった。
私はゆっくりと背を向ける。
応接室の重い扉がパタンと音を立てて閉じた。
その音は、私が“夫”との縁を完全に断ち切った音だった。
* ブライアンside
ティナの姿が見えなくなると、応接室の空気がふっとゆるんだ。
まるで面倒な客が帰ったあとのように、みんなの表情には安堵が広がった。
最初に沈黙を破ったのは、母の冷たい笑いだった。
「ミリアが病気だなんて嘘までついて、ブライアンを連れ戻そうとするなんて……本当に浅はかで見苦しいわね」
母は眉をわずかに寄せながら、優雅にティーカップを持ち上げる。
「きっとブライアンが侯爵家にかかりきりなのが気に入らないのでしょうね。あの人、いつもそう。かまってもらえないと、すぐ“かわいそうな私”を演じるんだもの」
エリザベスは、母の言葉にうなずきながら言った。
「本当に……困った人ですわね」
言い返そうかと思ったが、ここでティナを庇えば、もっと面倒なことになる気がした。
俺は小さく苦笑して、黙ることにした。
母はカップを静かにソーサーへ戻した。
「まったく……エリザベスのほうが、よっぽどブライアンの妻にふさわしいわ」
「そんな……ブライアンはティナの夫ですわ。私はもう夫を亡くした身なんですもの……」
エリザベスはわざとらしく肩を落とし、続けた。
「ひとりの夜は、とてもつらいのです。あの人のいないベッドで朝を迎えるのが、どれほど苦しいか……」
その言葉に、胸の奥が少し痛んだ。
「ブライアン、ティナはどこかおかしいんじゃない?ほんと、手のかかる嫁だわ」
母は不機嫌さを隠さない。
確かに先ほどのティナの様子は変だったが、馬車で先に帰れなかったことに腹を立てているだけだろう。
いつまでも引きずっても困る。
「母さん、ティナは大事な妻だし、ミリアは可愛い娘だ。何より、伯爵家の支援がなければ侯爵家はやっていけないだろう」
侯爵家はティナの実家から多くの金を借りている。
余計な争いは避けたい。
「お金の力をいいことに、やりたい放題なのよ……」
「あの子、エリザベスに嫉妬しているのかもしれないわね。エリザベスのほうが“伯爵家の娘”なんかよりよっぽど上品だし、跡継ぎだって産んだんだから」
「母さん……そういうことを言わないでくれ。ただ、ミリアを理由に使うなんてお門違いだ。今回はティナも反省すべきだ」
エリザベスがそっと囁いた。
「あなたって優しいのね、ブライアン。嫉妬心をむき出しにして、みっともないわ。私なら、もっと夫を大切にするのに」
母も続けた。
「そうよ。あなたに本当の愛情を向けてくれる人が、すぐそばにいるのに気づきなさい。伯爵家なんて、偉そうにしていて気に入らないのよ」
「けれど……」
ティナが嫉妬しているのは確かだろう。
俺を誰にも取られたくないという気持ちは分かるが……
「カインさえ生きていたなら……」
「カインが亡くなって、我が侯爵家は不幸続きなのよ。援助を受けるくらい当然だわ」
「……そうだな。ルノー伯爵家は金に余裕があるからな」
ティナの実家は、財力のある名家だ。
「うちの状況を考えれば、支援してもらうのは自然なことよ」
「伯爵家が何か言ってきても、気にする必要はないのよ」
母の言葉に、俺はただ静かにうなずいた。
視線を窓へ向ける。
ティナは昔、もっと明るく優しかった。
いったい、いつからこんなふうになってしまったのだろう。
嫉妬深いのも考えものだ。
窓の外の道には、ティナが去っていった馬車の細い轍が、冷たく残っていた。
***
*ティナside
伯爵家に戻ると、父と叔父のラドルフ、そして従弟のクリフが来ていると執事に知らされた。
私はそのまま執務室へ向かった。
そこで、私は侯爵家で言われたことを全部話した。
湖での事故のことはごまかされ、私の話は信じてもらえなかったことも。
「ブライアンに、すぐ帰されたのか?」
父が静かに聞く。
「ええ。私は興奮しているから、もう屋敷に戻れって……」
その一言で、部屋の空気がざわついた。
しばらく誰も席を動かさないまま、低い怒りが広がっていく。
父は、叔父ラドルフの隣に立ち、肩を並べた。
その姿は、静かだが圧があった。
そして、低い声で言った。
「クレメンツ侯爵家への援助は、ここで終わりにする」
叔父が無言でうなずく。
父はゆっくりと視線を従弟のクリフへ向け、さらに続けた。
「事業の話も、すべてなかったことにする。貸付金も返してもらう」
「すぐに手続きに入ります」
クリフは驚かず、短い返事をした。
「頼んだぞ……」
怒りを押し殺したように、父の声が低く震えた。
父の言葉が落ち着いたあと、私は決意を口に出した。
「……お父様、ひとつだけ、きちんと伝えたいことがあります」
父が私を見た。
私は深く息を吸い込んだ。
「私は、もう……ブライアンの妻ではいられません。今日、はっきりわかった。あの人は、ミリアの父である資格も、私の夫である資格もない」
叔父もクリフも、私を見つめてしっかりとうなずいた。
「彼は湖でのことも、ミリアのことも、まったく気にしていなかった。私がどんな思いで帰ってきたか、想像もしなかった。私が侮辱されても、何も言わなかったわ」
言葉を重ねるほど、胸が締めつけられた。
「だから……離婚します。あの家も、あの男も、もう私たちには何の価値もないわ」
そう言い切ると、足の震えがやっと止まった気がした。
父は、しばらく黙っていた。
そして、ゆっくり歩み寄り、私の肩に手を置いた。
「ティナ……よく決断したな。辛かったな」
その一言に、我慢していた涙が頬を伝って流れ落ちた。
「……離婚はさせる。ミリアを守るためにもな」
「ありがとう……お父様」
「ティナを失うことが、どれほどの痛手なのか思い知るがいい」
話を聞いていた叔父が拳を握り締めた。
「貸付金の返済ができなければ屋敷を取り上げますか?」
「担保は侯爵邸だな」
「あいつ……馬鹿なのか?」
叔父の言葉に皆が鼻で笑った。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
親戚多すぎなので登場人物紹介
《ルノー伯爵家》
ティナ・ルノー :ブライアンの妻
ブライアン・ルノー=クレメンツ :ティナの夫
ミリア(五歳) :ティナとブライアンの娘
ナタリー :ティナの従姉妹
アズル :大公子
イーライ(八歳):大公子の息子
メアリー :ティナのメイド
ラドルフ :ティナの叔父
クリフ :ティナの従兄弟
私は静かに、深く、彼らに頭を下げた。
たったそれだけの動作が、夫と義実家との関係を断つ儀式のようだった。
「……わかりました。皆さまのお考えは、よく理解いたしました」
声は震えていなかった。むしろ、驚くほど澄んでいた。
「ブライアン……大事な話がありますので、明日の午後には、帰って来てください」
私は彼の目をまっすぐに見据え、一語一語をはっきりと告げた。
「必ず、来てください。あなたが娘に会える……最後の機会です」
ブライアンは困ったように眉を顰め、軽く首を振った。
その仕草には、罪悪感も危機感も、何ひとつ感じられなかった。
私はゆっくりと背を向ける。
応接室の重い扉がパタンと音を立てて閉じた。
その音は、私が“夫”との縁を完全に断ち切った音だった。
* ブライアンside
ティナの姿が見えなくなると、応接室の空気がふっとゆるんだ。
まるで面倒な客が帰ったあとのように、みんなの表情には安堵が広がった。
最初に沈黙を破ったのは、母の冷たい笑いだった。
「ミリアが病気だなんて嘘までついて、ブライアンを連れ戻そうとするなんて……本当に浅はかで見苦しいわね」
母は眉をわずかに寄せながら、優雅にティーカップを持ち上げる。
「きっとブライアンが侯爵家にかかりきりなのが気に入らないのでしょうね。あの人、いつもそう。かまってもらえないと、すぐ“かわいそうな私”を演じるんだもの」
エリザベスは、母の言葉にうなずきながら言った。
「本当に……困った人ですわね」
言い返そうかと思ったが、ここでティナを庇えば、もっと面倒なことになる気がした。
俺は小さく苦笑して、黙ることにした。
母はカップを静かにソーサーへ戻した。
「まったく……エリザベスのほうが、よっぽどブライアンの妻にふさわしいわ」
「そんな……ブライアンはティナの夫ですわ。私はもう夫を亡くした身なんですもの……」
エリザベスはわざとらしく肩を落とし、続けた。
「ひとりの夜は、とてもつらいのです。あの人のいないベッドで朝を迎えるのが、どれほど苦しいか……」
その言葉に、胸の奥が少し痛んだ。
「ブライアン、ティナはどこかおかしいんじゃない?ほんと、手のかかる嫁だわ」
母は不機嫌さを隠さない。
確かに先ほどのティナの様子は変だったが、馬車で先に帰れなかったことに腹を立てているだけだろう。
いつまでも引きずっても困る。
「母さん、ティナは大事な妻だし、ミリアは可愛い娘だ。何より、伯爵家の支援がなければ侯爵家はやっていけないだろう」
侯爵家はティナの実家から多くの金を借りている。
余計な争いは避けたい。
「お金の力をいいことに、やりたい放題なのよ……」
「あの子、エリザベスに嫉妬しているのかもしれないわね。エリザベスのほうが“伯爵家の娘”なんかよりよっぽど上品だし、跡継ぎだって産んだんだから」
「母さん……そういうことを言わないでくれ。ただ、ミリアを理由に使うなんてお門違いだ。今回はティナも反省すべきだ」
エリザベスがそっと囁いた。
「あなたって優しいのね、ブライアン。嫉妬心をむき出しにして、みっともないわ。私なら、もっと夫を大切にするのに」
母も続けた。
「そうよ。あなたに本当の愛情を向けてくれる人が、すぐそばにいるのに気づきなさい。伯爵家なんて、偉そうにしていて気に入らないのよ」
「けれど……」
ティナが嫉妬しているのは確かだろう。
俺を誰にも取られたくないという気持ちは分かるが……
「カインさえ生きていたなら……」
「カインが亡くなって、我が侯爵家は不幸続きなのよ。援助を受けるくらい当然だわ」
「……そうだな。ルノー伯爵家は金に余裕があるからな」
ティナの実家は、財力のある名家だ。
「うちの状況を考えれば、支援してもらうのは自然なことよ」
「伯爵家が何か言ってきても、気にする必要はないのよ」
母の言葉に、俺はただ静かにうなずいた。
視線を窓へ向ける。
ティナは昔、もっと明るく優しかった。
いったい、いつからこんなふうになってしまったのだろう。
嫉妬深いのも考えものだ。
窓の外の道には、ティナが去っていった馬車の細い轍が、冷たく残っていた。
***
*ティナside
伯爵家に戻ると、父と叔父のラドルフ、そして従弟のクリフが来ていると執事に知らされた。
私はそのまま執務室へ向かった。
そこで、私は侯爵家で言われたことを全部話した。
湖での事故のことはごまかされ、私の話は信じてもらえなかったことも。
「ブライアンに、すぐ帰されたのか?」
父が静かに聞く。
「ええ。私は興奮しているから、もう屋敷に戻れって……」
その一言で、部屋の空気がざわついた。
しばらく誰も席を動かさないまま、低い怒りが広がっていく。
父は、叔父ラドルフの隣に立ち、肩を並べた。
その姿は、静かだが圧があった。
そして、低い声で言った。
「クレメンツ侯爵家への援助は、ここで終わりにする」
叔父が無言でうなずく。
父はゆっくりと視線を従弟のクリフへ向け、さらに続けた。
「事業の話も、すべてなかったことにする。貸付金も返してもらう」
「すぐに手続きに入ります」
クリフは驚かず、短い返事をした。
「頼んだぞ……」
怒りを押し殺したように、父の声が低く震えた。
父の言葉が落ち着いたあと、私は決意を口に出した。
「……お父様、ひとつだけ、きちんと伝えたいことがあります」
父が私を見た。
私は深く息を吸い込んだ。
「私は、もう……ブライアンの妻ではいられません。今日、はっきりわかった。あの人は、ミリアの父である資格も、私の夫である資格もない」
叔父もクリフも、私を見つめてしっかりとうなずいた。
「彼は湖でのことも、ミリアのことも、まったく気にしていなかった。私がどんな思いで帰ってきたか、想像もしなかった。私が侮辱されても、何も言わなかったわ」
言葉を重ねるほど、胸が締めつけられた。
「だから……離婚します。あの家も、あの男も、もう私たちには何の価値もないわ」
そう言い切ると、足の震えがやっと止まった気がした。
父は、しばらく黙っていた。
そして、ゆっくり歩み寄り、私の肩に手を置いた。
「ティナ……よく決断したな。辛かったな」
その一言に、我慢していた涙が頬を伝って流れ落ちた。
「……離婚はさせる。ミリアを守るためにもな」
「ありがとう……お父様」
「ティナを失うことが、どれほどの痛手なのか思い知るがいい」
話を聞いていた叔父が拳を握り締めた。
「貸付金の返済ができなければ屋敷を取り上げますか?」
「担保は侯爵邸だな」
「あいつ……馬鹿なのか?」
叔父の言葉に皆が鼻で笑った。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
親戚多すぎなので登場人物紹介
《ルノー伯爵家》
ティナ・ルノー :ブライアンの妻
ブライアン・ルノー=クレメンツ :ティナの夫
ミリア(五歳) :ティナとブライアンの娘
ナタリー :ティナの従姉妹
アズル :大公子
イーライ(八歳):大公子の息子
メアリー :ティナのメイド
ラドルフ :ティナの叔父
クリフ :ティナの従兄弟
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