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幸せな日常 ◇◇美鈴視点
ほどける 1
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一人でいたい夜もある。
けれど誰かに添っていてほしい夜もある。それは、寄り添っていてほしいと願う人がいるから。
――そう願われたいと、思うから。
「美鈴」と、かすれ、くぐもった声が耳元でする。熱い吐息が耳朶にかかる。
維月さんがこぼしたその声はいつになく弱々しかった。
泰然として、めったに愚痴や弱音を吐かない維月さんは、その代わりに、こんな風にわたしに縋ってくる時がある。慰めて欲しいと、甘えたがる気持ちを隠さずわたしに見せ、寄りかかってくる。
わたしよりも七つも年上の大人の男性にこんなことを言うのは失礼かもしれないけれど……甘えて寄りかかってくる維月さんはがんぜない子供のようで、ぎゅぅっと抱きしめて背中を撫ぜてあげたくなるほど、……可愛い。
だけど、やっぱり維月さんは子供じゃない。子供っぽく甘えてくるのに、その瞳や声はひどく艶めいている。薄く開かれた唇からこぼれる吐息の熱さも、抱きしめる腕の強さも。
そうして、慰めをわたしに求めてくる。
言葉を欲しがるのではなく、体で求めてくる。
伏しがちな瞳を、ゆっくりとした瞬きのあとに鋭くあげてわたしを見据える。そのまなざしの艶めかしさにわたしは容易く囚われる。いつだって、維月さんの深いまなざしからは逃げられない。
まなざしも腕も唇も、わたしを虜にする維月さんの手練手管は、とまどってしまうくらい強引なのに、苦痛を感じさせない優しさがある。囚われる心地よさに眩暈がするくらい。
維月さんに余裕があるからなんだと思う。わたしの心緒を常に気遣ってくれる維月さんだから。
その余裕が少し薄れた時、――たとえば辛いことや嫌なことがあった時なんかには、維月さんの違う一面をみることができる。余裕がなくなって衝動に駆られる維月さんは、わたしの制止も振り切ってしまう。
そうやって不安や苛立ちをわたしにぶつけて発散させる。
それでも……構わない。
どんな風であれ、維月さんに頼ってもらえるのは嬉しいもの。
それに、維月さんはわたしが本気で嫌がることは絶対にしない。どんなに平静さを欠いていても、感情を酷く乱していても、いつだって維月さんは我を忘れきらない。――優しすぎるほどに優しい人だから。
わたしを抱きしめ、肩に額をのせている維月さんは、そのまま動かない。
わたしは座りなおして、維月さんの背に両腕を回して抱き返す。ベッドが軋んで微かに音をたてた。維月さんは一度顔をあげ、けれどまたすぐにわたしの髪に頬をよせて、肩に額を押しあてる。
「…………」
心音が聴こえる。わたしのと、維月さんのと。
お互いの体温と心音を感じ合いながら、静かに抱き合っている。
シーリングライトのイエローがかった常夜灯、デジタル時計のぼんやりとした鈍色の光、そして柔らかな波のようなシーツの白。夜闇の中に浮きあがる色が仄かな明かりを作っていた。
夜明けにはまだ時間がある。わずかに開いているカーテンの隙間から見える窓の色は雨に濡れた漆黒だった。
狭いベッドは二人寝にはちょっと窮屈。体を伸ばしきれず丸まって、ぴったりと体をくっつけあってる。
こうしてずっと維月さんに抱かれ、――抱いて、夜に浸っている。
会社でのストレスに心痛め、くたびれてしまった維月さんの心身が、わたしの腕の中でどうか少しでも休まりますように。元気を取り戻せますように。
そう願いながら、抱きしめ続けてる。
* * *
会社での維月さん……高倉主任の評判は、派遣社員の女子間では概ね良好だ。悪い評判を耳にしたことがない。少なくともわたしの耳には入ってこない。
高倉主任は、わたし達派遣社員の扱いに慣れている……ように思う。常に一線を敷いていて、その距離感を保つのが上手いのかもしれない。
会社内、各課にいる派遣社員の女子間でささやかれる社員達の評判は仕事ぶりよりもプライベートのあれやそれがほとんど。つまり色めいた話が一番に盛り上がる。「ねぇ、知ってる?」が会話の糸口。真偽はさほど重要視されず、そうした話題は軽いノリで昼食のテーブルに上がって面白可笑しく語られる。
恋愛遍歴の華々しい男性社員の事から口うるさい“お局様”の事、時には営業回りで顔を出す他社の社員の事まで話題にのぼる。
そんな中、意外にも高倉主任の話題はあまり上がらない。浮いた噂……つまり女性関係の話がほとんどないせいかもしれない。
高倉主任の評価は、「なにを考えているのかよくわからない人」というのが多い。「正体の掴めない人だなぁ」と同僚の桃井さんなんかは口惜しげにぼやいてた。「腹黒っぽくはないんだけど、白でも透明でもないって感じで謎すぎる」と、桃井さんは首を捻る。
桃井さんの雑感に、わたしもおおむね同意だった。
高倉主任って底意の知れない人だなと、派遣社員として入社した当時からずっと思ってた。気さくなのに、なんとなく近寄りがたい雰囲気がある。公私の「公」の部分しか見せず、その徹底ぶりに感心すらしてた。
わたしの勝手な憶測だけど、高倉主任は「何を考えているのか分からない」と他者に……この場合、とくにわたし達のような部下に思わせるよう、意図的にそう振る舞っている気がする。親しく付き合うようになってからそう思うようになった。公私をきっちりと使い分けて、会社では極力「私」の部分である「素の自分」を見せないようにしている。そりゃぁ、「素の自分」を垣間見せることだって時にはあるけれど、度を過ぎることはない。
いかなる時も感情に走らず、落ち着いた対応をする高倉主任をもどかしく思う人もいたりする。
「本音でぶつかり合うってのをしないタイプだよね、高倉主任ってさ。いい加減なことは言わないし投げやりな人でもないけど、うまくごまかして流しちゃうことけっこうあるし。ああいうタイプはやりにくい」
そう言ったのは、わたしと同じ課にいる派遣社員の石塚さんだ。
年はわたしより上だけど、半年前に入って来たばかりの派遣社員。派遣元も同じだから、彼女とは自然話す機会が多くなった。
石塚さんは、どうやら高倉主任が苦手らしい。時々、上司である高倉主任に対する不平を鳴らす。
不平、といっても陰口の類に入るようなものではなく、話し方にも悪意を感じられなかったから、わたしも適当に相槌をうって石塚さんの話を聞いていた。職場において、上司のことが話題に上がるのはいたって普通のことだし、そこから職務内容の愚痴や提案などに発展することがほとんどだから、さほど気負いもなく、気軽に話を聞いていた。
そんな石塚さんが、ある日高倉主任に食ってかかった。仕事上のことで何やらトラブルがあり、それに関しての不満を上司に報告、という形で押し迫ったようだ。
高倉主任は少し困った顔をしつつも、彼女の訴えに真摯に耳を傾けていた。――といっても、途中からは別室で話し合っていたから、どのような会話がなされていたのかは分からない。穏やかならぬ雰囲気があったから、ちょっと不安だった。桃井さんなんかも心配そう……というより、好奇心に目を輝かせて別室に赴いた高倉主任と石塚さんの動向を気にかけていた。
小一時間ほど経って、石塚さんは戻ってきた。言いたい事を「言うだけは言った」ことで気分は落ち着いたようで、すっきり顔をしていた。高倉主任とどんな話をしてきたのか、気にはなったけれど、訊かなかった。
一方、高倉主任は僅かに顔を曇らせていた。相変わらずの平静さで、わたし達の前では不快な表情は一切しなかったけれど、時折小さなため息をこぼしていた。
僅かにでも憔悴した顔つきになった高倉主任が心配だった。
――大丈夫ですか?
そう、ひそかにアイコンタクトをとると、高倉主任は微笑を返してくれた。
石塚さんとも普通に話していたし、ピリピリとした空気になることもなかった。
だけど、高倉主任はわたしが予想していたよりずっと疲労感を溜めこんでいたようだった。翌日の金曜の夜、電話がかかってきた。「会いに行ってもいいか」と。多くは語らない。ただ一言、会いたい、と。美鈴に会いたい。そう切羽詰まった声で言った。
少し肌寒い晩夏の夜。窓の外を見ると、雨がぱらつき始めていた。時計の針は十一時を回ってる。
ケータイから聴こえてくる遠慮がちな「維月さん」の声。「遅くにごめん」と謝った声はひどくか細く、儚く聴こえた。
――断れるはずなんてない。
「気をつけて来て下さい。待ってますから」
わたしがそう言うと、維月さんは小さな声で「うん」と応えた。そして、一瞬の間を置いてから維月さんは通話を断った。
けれど誰かに添っていてほしい夜もある。それは、寄り添っていてほしいと願う人がいるから。
――そう願われたいと、思うから。
「美鈴」と、かすれ、くぐもった声が耳元でする。熱い吐息が耳朶にかかる。
維月さんがこぼしたその声はいつになく弱々しかった。
泰然として、めったに愚痴や弱音を吐かない維月さんは、その代わりに、こんな風にわたしに縋ってくる時がある。慰めて欲しいと、甘えたがる気持ちを隠さずわたしに見せ、寄りかかってくる。
わたしよりも七つも年上の大人の男性にこんなことを言うのは失礼かもしれないけれど……甘えて寄りかかってくる維月さんはがんぜない子供のようで、ぎゅぅっと抱きしめて背中を撫ぜてあげたくなるほど、……可愛い。
だけど、やっぱり維月さんは子供じゃない。子供っぽく甘えてくるのに、その瞳や声はひどく艶めいている。薄く開かれた唇からこぼれる吐息の熱さも、抱きしめる腕の強さも。
そうして、慰めをわたしに求めてくる。
言葉を欲しがるのではなく、体で求めてくる。
伏しがちな瞳を、ゆっくりとした瞬きのあとに鋭くあげてわたしを見据える。そのまなざしの艶めかしさにわたしは容易く囚われる。いつだって、維月さんの深いまなざしからは逃げられない。
まなざしも腕も唇も、わたしを虜にする維月さんの手練手管は、とまどってしまうくらい強引なのに、苦痛を感じさせない優しさがある。囚われる心地よさに眩暈がするくらい。
維月さんに余裕があるからなんだと思う。わたしの心緒を常に気遣ってくれる維月さんだから。
その余裕が少し薄れた時、――たとえば辛いことや嫌なことがあった時なんかには、維月さんの違う一面をみることができる。余裕がなくなって衝動に駆られる維月さんは、わたしの制止も振り切ってしまう。
そうやって不安や苛立ちをわたしにぶつけて発散させる。
それでも……構わない。
どんな風であれ、維月さんに頼ってもらえるのは嬉しいもの。
それに、維月さんはわたしが本気で嫌がることは絶対にしない。どんなに平静さを欠いていても、感情を酷く乱していても、いつだって維月さんは我を忘れきらない。――優しすぎるほどに優しい人だから。
わたしを抱きしめ、肩に額をのせている維月さんは、そのまま動かない。
わたしは座りなおして、維月さんの背に両腕を回して抱き返す。ベッドが軋んで微かに音をたてた。維月さんは一度顔をあげ、けれどまたすぐにわたしの髪に頬をよせて、肩に額を押しあてる。
「…………」
心音が聴こえる。わたしのと、維月さんのと。
お互いの体温と心音を感じ合いながら、静かに抱き合っている。
シーリングライトのイエローがかった常夜灯、デジタル時計のぼんやりとした鈍色の光、そして柔らかな波のようなシーツの白。夜闇の中に浮きあがる色が仄かな明かりを作っていた。
夜明けにはまだ時間がある。わずかに開いているカーテンの隙間から見える窓の色は雨に濡れた漆黒だった。
狭いベッドは二人寝にはちょっと窮屈。体を伸ばしきれず丸まって、ぴったりと体をくっつけあってる。
こうしてずっと維月さんに抱かれ、――抱いて、夜に浸っている。
会社でのストレスに心痛め、くたびれてしまった維月さんの心身が、わたしの腕の中でどうか少しでも休まりますように。元気を取り戻せますように。
そう願いながら、抱きしめ続けてる。
* * *
会社での維月さん……高倉主任の評判は、派遣社員の女子間では概ね良好だ。悪い評判を耳にしたことがない。少なくともわたしの耳には入ってこない。
高倉主任は、わたし達派遣社員の扱いに慣れている……ように思う。常に一線を敷いていて、その距離感を保つのが上手いのかもしれない。
会社内、各課にいる派遣社員の女子間でささやかれる社員達の評判は仕事ぶりよりもプライベートのあれやそれがほとんど。つまり色めいた話が一番に盛り上がる。「ねぇ、知ってる?」が会話の糸口。真偽はさほど重要視されず、そうした話題は軽いノリで昼食のテーブルに上がって面白可笑しく語られる。
恋愛遍歴の華々しい男性社員の事から口うるさい“お局様”の事、時には営業回りで顔を出す他社の社員の事まで話題にのぼる。
そんな中、意外にも高倉主任の話題はあまり上がらない。浮いた噂……つまり女性関係の話がほとんどないせいかもしれない。
高倉主任の評価は、「なにを考えているのかよくわからない人」というのが多い。「正体の掴めない人だなぁ」と同僚の桃井さんなんかは口惜しげにぼやいてた。「腹黒っぽくはないんだけど、白でも透明でもないって感じで謎すぎる」と、桃井さんは首を捻る。
桃井さんの雑感に、わたしもおおむね同意だった。
高倉主任って底意の知れない人だなと、派遣社員として入社した当時からずっと思ってた。気さくなのに、なんとなく近寄りがたい雰囲気がある。公私の「公」の部分しか見せず、その徹底ぶりに感心すらしてた。
わたしの勝手な憶測だけど、高倉主任は「何を考えているのか分からない」と他者に……この場合、とくにわたし達のような部下に思わせるよう、意図的にそう振る舞っている気がする。親しく付き合うようになってからそう思うようになった。公私をきっちりと使い分けて、会社では極力「私」の部分である「素の自分」を見せないようにしている。そりゃぁ、「素の自分」を垣間見せることだって時にはあるけれど、度を過ぎることはない。
いかなる時も感情に走らず、落ち着いた対応をする高倉主任をもどかしく思う人もいたりする。
「本音でぶつかり合うってのをしないタイプだよね、高倉主任ってさ。いい加減なことは言わないし投げやりな人でもないけど、うまくごまかして流しちゃうことけっこうあるし。ああいうタイプはやりにくい」
そう言ったのは、わたしと同じ課にいる派遣社員の石塚さんだ。
年はわたしより上だけど、半年前に入って来たばかりの派遣社員。派遣元も同じだから、彼女とは自然話す機会が多くなった。
石塚さんは、どうやら高倉主任が苦手らしい。時々、上司である高倉主任に対する不平を鳴らす。
不平、といっても陰口の類に入るようなものではなく、話し方にも悪意を感じられなかったから、わたしも適当に相槌をうって石塚さんの話を聞いていた。職場において、上司のことが話題に上がるのはいたって普通のことだし、そこから職務内容の愚痴や提案などに発展することがほとんどだから、さほど気負いもなく、気軽に話を聞いていた。
そんな石塚さんが、ある日高倉主任に食ってかかった。仕事上のことで何やらトラブルがあり、それに関しての不満を上司に報告、という形で押し迫ったようだ。
高倉主任は少し困った顔をしつつも、彼女の訴えに真摯に耳を傾けていた。――といっても、途中からは別室で話し合っていたから、どのような会話がなされていたのかは分からない。穏やかならぬ雰囲気があったから、ちょっと不安だった。桃井さんなんかも心配そう……というより、好奇心に目を輝かせて別室に赴いた高倉主任と石塚さんの動向を気にかけていた。
小一時間ほど経って、石塚さんは戻ってきた。言いたい事を「言うだけは言った」ことで気分は落ち着いたようで、すっきり顔をしていた。高倉主任とどんな話をしてきたのか、気にはなったけれど、訊かなかった。
一方、高倉主任は僅かに顔を曇らせていた。相変わらずの平静さで、わたし達の前では不快な表情は一切しなかったけれど、時折小さなため息をこぼしていた。
僅かにでも憔悴した顔つきになった高倉主任が心配だった。
――大丈夫ですか?
そう、ひそかにアイコンタクトをとると、高倉主任は微笑を返してくれた。
石塚さんとも普通に話していたし、ピリピリとした空気になることもなかった。
だけど、高倉主任はわたしが予想していたよりずっと疲労感を溜めこんでいたようだった。翌日の金曜の夜、電話がかかってきた。「会いに行ってもいいか」と。多くは語らない。ただ一言、会いたい、と。美鈴に会いたい。そう切羽詰まった声で言った。
少し肌寒い晩夏の夜。窓の外を見ると、雨がぱらつき始めていた。時計の針は十一時を回ってる。
ケータイから聴こえてくる遠慮がちな「維月さん」の声。「遅くにごめん」と謝った声はひどくか細く、儚く聴こえた。
――断れるはずなんてない。
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