上 下
3 / 6

3話

しおりを挟む

 次の日の夜俺は仕事が終わり、美月の家に直行していた。
俺は(約束は約束だし仕方ないよなー)と自分に言い聞かせていた。
俺は203号室のインターフォンを鳴らしていた。
美月が明るい笑顔で玄関から出て来た。
美月は「わっ本当に来てくれたんだね、良かった~」と喜んでいた。
俺は「昨日約束したから来ただけだ!」と念押しした。
 美月は「部屋に上がってよ昨日のお礼をしないとねー」と言っていた。
俺は「お礼なんていいよ、けどお前本当にヤバかったぞ、あんなになるまで飲むなんて、まだアルコールは飲んじゃダメだぞ!」と俺はイラだって言っていた。
美月は「ごめんなさい、もう迷惑はかけません」と謝ってきた。
美月は冷蔵庫から缶ビールを出して俺の前に置いた。
美月はお茶を飲んでいた。
美月は「本当に昨日はごめんなさい、本当に助かったよー」と猫なで声で言う。
俺は(何なんだーこの可愛さは~だが俺は女が好きだー)
とハァハァと息切れがしていた。
美月は「どうかしたの?ビール美味しくないの?」と聞いていた。
俺は動揺して「イヤ何でもない、考え事をしていただけだから」と焦って言った。
美月は「あ~良かった亨さんみたいな友達が出来てー」と笑顔で言った。
俺は「と友達?おい、お前昨日出会ったばかりだぞ」とパニくっていた。
美月は「ねぇ、僕の名前は美月だよ!美月って呼んでよ」って頬を膨らませていた。
俺は「あー友達だな、美月~」と答えていた。
俺は、ほろ酔いになってきて美月の頬にキスをしていた。
美月はビックリして「えっ?何?」と怒っていた。
俺は「ゴメン」と謝っていた。

 俺は悩んでいた。
(美月は男だ、俺も男だし女が好きだ、なのに何であんな事をしたんだー!)と罪悪感を感じていた。
しおりを挟む

処理中です...