BLゲームのモブに転生したのに推しカップルに挟まれてます。

はぴたん

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本番も問題なく進んだが、1日では終わらず2日目に突入した。

...そして、今日はまさかの出だしでキスシーン...
やばい、緊張する...
緊張しすぎて昨日あまり眠れなかった...

「紫苑大丈夫か?」

「う、うん。大丈夫。
シュミレーションは完璧...なはず、」

「おい、本当に、「檀野役の紫苑さん!こちらにお願いします!」

「はい!
行ってきます。」

「頑張れ、紫苑。」

心配そうに見つめる甲本さんに頷いて大丈夫だと伝え、呼ばれた方へ向かう。



「檀野が内海に告白するシーンから、お願いします。」

「はい。」「分かりました。」



「では本番行きまーす!
よーい....

...アクションッ!」




「内海さん、俺内海さんが好きです。」

「...え?、あぁ、そうか。
俺も好きだぞ。
可愛い後輩が出来て嬉しいよ。」

「誤魔化さないで下さい。
分かってますよね?」

「、何が?」

「俺の好きがどういう好きか。」

「え?、いや、」

「俺の好きは触れたい、キスしたい...そういう好きです。
内海さんは?」

「お、俺は男だぞ?
檀野は男が好き、なのか?」

「俺は内海さんが好き。」

「い、いや、そうじゃなくて...
そもそも俺、結婚してるし、」

「関係ない。」

「な、関係あるだろ!」

「関係ないです。
で?内海さんはどうなんですか?
どう思ってるんですか?」

「そ、それは、」

「早く答えて下さい、」

そう言って内海の方へ歩き、距離を縮める檀野。

「いや、ちょ、」

思わず少し後ずさりする内海。
だがすぐに追いつかれてしまう。

「答えないならその口塞ぎますよ。」

目の前まで迫った檀野は、すりっと内海の頬に指を滑らす。

「っ、//」

無言を肯定と捉えた檀野は、頬を滑らせていた手を内海の後頭部へと回しゆっくり引き寄せる。
内海も待っていたかのように抵抗せず、ゆっくり受け入れる。

そして檀野が内海の唇をキスで塞いだ。

それから確かめるようにゆっくり離れてまたキスをする。
下唇をそっと吸えば、薄らと開いた隙間に舌を滑り込ませる。
ゆっくりと内海の舌に重ねれば内海も応えてくれた。

それから2人で舌を絡め合い愛撫しあう。

気づけば俺の後頭部にも内海の手が添えられていた。


「ん、はぁ、、ぁっ、んっ、」

そしてついに主導権が内海に代わってしまい、俺の声が漏れ出てしまう、

なんかボーッとしてきた、

「っひゃっ、」

上顎をぐりっと押し舐められ思わず声が出た...

ほぼ力の入っていない状態で何とか内海を見上げると、やっと唇が離れ口横から垂れたどちらのものか分からない唾液を舐め取られた。




「はい、カーット!!!」




へ?


...あ、そっか撮影中か、

慌てて内海、もとい椿さんから離れた。
長々と支えてもらうなんて烏滸がましいし申し訳ない...


「うん、2人とも凄く良かったよ!
いやぁ、本当はもっと檀野にグイグイ行ってほしいと思ってたんだけど、内海が羽目を外しちゃう感じ?めちゃくちゃ良かったよ!
さすが椿くん!これで行こう!」

「あぁ、いえ、ありがとうございます。」

「、ありがとうございます。」

確かに台本では俺がグイグイキスして、内海が困りながらも抗えない...そんな感じで終わっていた。
それなのに逆に内海にグイグイ来られてびっくりしたけど、さすが椿さん。
アドリブでしかも監督に褒められるなんて、やっぱり凄い。

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