アイドルのマネージャーになったら

はぴたん

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Let's all make Noise!

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セットには簡易キッチンが2台向かい合わせで置かれており、その奥に椅子が何脚かある。

キッチンの前にそれぞれエルと斗哉が立ち、真ん中に海都と陸都が立っていて奥の椅子には他のメンバーが座っている。


「料理に入っている食材を当てろ!」
「ドキドキクッキングー!」

いぇーい!
パチパチッ

「はい!という事で、このコーナーは僕たち2人で進行していきますっ!」
「お願いしますっ!」

陽稀から真ん中に立っていた双子に進行が移る。

「ではでは!
さっそく聞きたいのですが、のんちゃんは普段料理されますかー?」

「はい。一人暮らしが長いので気づけば自然と得意になっていました。
咲夜にも手料理を振舞ったことがありますよ、ね?」

ね?じゃないよ!エル!!
エルのせいでバッと一斉にスタッフ全員の視線が集まる、、うぅ、、

「のんちゃん、さくちゃんの話はしちゃダメですよ!!
さくちゃんテレビNGなので!!」

「そうなの?」

またもやこちらに向かって投げかけてくるエル。
頼むからやめて、、
とりあえず目をつぶってコクコクと首を振る。

「ほら、もうやめてあげて下さいっ!」

「そっか、せっかくすぐ側にやっと再会出来た咲夜がいるのに全然話せないんですね。
残念だな。」

「すみません。
収録が終わってからでしたらいくらでもお話していただいて大丈夫ですので!」

ついにはプロデューサーさんまで出てきてしまった。
なんか勝手な事言われてる気がするけど。

「そうですね。
じゃあまた後でたくさん話そうね。」

っだから俺に笑いかけるのやめてー、、
悲痛な思いを込めてまたコクコク頷く。

「、、あ、では再開しますね!
えっと、、」「ノエルさんが料理得意なんです、と言った後からで大丈夫です!」

「あ、はい!分かりました。」



「すごい!それは期待が高まります!」

「では続いて!斗哉!料理は得意ですか?」

「、、知ってるだろ。」

「知ってるー!」「しないよねー?」

「あぁ。でも今日はこの企画のために練習してきた。」

「「「おおー!!」」」

「珍しくキッチンにいたもんな。」

「っなんで知ってんだよ。」

「ふふっみんな知ってるよー?」

「僕たちの寮の料理担当の人が全部教えてくれたよ!」

「あいつ、、」

「大丈夫!ぐんぐん上達してるって褒めてたよ?」

「へぇ、それは楽しみですね。」

「ですねー!」

「とおくんは物覚えがいいもんねー!」

「ダンス覚えたりするのも誰よりも早いもんね!」

「まぁ。」

「っとこんな感じでどちらも気合い十分ですっ!」

「では!!さっそく本日おふたりに作っていただく料理をご紹介いたします!」

「デデン!
"チャーハン"です!」

「「わー!」」

パチパチッ

「色々な具材を詰め込みやすいんじゃないでしょうか!」

「それではおふたりとも準備はいいですねー?」

「はい。」「おう。」

せーの、、
「それでは!料理スタート!」


簡易キッチンの下から2人が事前に用意した食材を取り出す。
もちろん相手にバレないよう手元を隠すようにパネルが置かれており、こちらからも一体なにを取り出したのかは分からない。

トントントントンッ

規則正しく包丁を打ち付ける音が響く。

「お!のんちゃん!音で分かる華麗な包丁さばきですね!」

「まぁ、慣れてますから。」

「今切っているのはチャーハンによく入っている食材ですか?」

「んー、、どうでしょう。
あまり見かけないかもしれませんが、俺はいつも入れますね。」

「わー!なんだろう?
楽しみだねー!」

「ねー!僕たちも一緒に食べますので、楽しみにしてます!」

「ぜひ当ててみてください。」

「はい!」

「とおくんも何かを切り始めたよー!」

「本当だ!何切ってるのー?」

「言わねぇよ。」

こちらもトントンッと軽快なリズムが聞こえてくる。
少し前まで包丁をほぼ握った事が無かっただなんて信じられない。

「音がいいねぇー。」「ねー!とおくんも上手ー!」

双子も共感してくれたみたいだ。

「どうゆう系のチャーハンにするのー?」

「んー、、まぁ出来てからのお楽しみだな。」

「えー、それも教えてくれないのー?」

「どうせすぐ分かる。」

「えぇー!!」

この後斗哉が具材を炒め始めると、漂った香ばしい香りで先程の斗哉の言葉の意味を知った。



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