96 / 174
95
しおりを挟む
完全に夕日が沈みきったが、まだ明るい。
それもそのはず、いつの間にか付いていた街灯があちらこちらにある。
しかも光の別荘はキラキラ輝いていた。
庭に入ると囲むようにライトがあり、昼のように明るい。
「夜はまだまだこれからだよ!
まずは腹ごしらえ!これからBBQしよー!」
「「BBQ!?」」
思わず葵とハモってしまった。
た、楽しそう!!
わくわくしながらそう聞くと、
「ほら、このグリルを使ってBBQ出来るんだ!」
庭に備え付けられていたグリルを指さす光。
コンロも備え付けられた結構大きなグリルだ。
「俺が火付けるから、恭達は家の冷蔵庫から肉とか持ってきてくれる?
もう焼くだけの肉達が入ってるはずだから。」
光にそう言われて家の中に入る。
電気を付けて冷蔵庫を開けるがなにも入っていない。
「あれ?光ー?
お肉入ってないよー?」
俺がそう光に叫んだ瞬間、
ガチャッ
後ろでドアの開く音がした。
驚いて振り返ると、、
「夕先輩!?」
「、、久しぶり、恭。
そんな薄着で寒くない?」
夕日を見る際、少し肌寒くなった俺は最初に着ていたシャツを羽織っている。
まあ確かに裸にシャツと海パンのみだがさすがに夏なので寒くはない。
「お久しぶりです。
大丈夫ですよ。」
「そうか、、でもやっぱり、前は閉めとこう。」
そう言ってシャツのボタンを閉めてくれる夕先輩。
別に大丈夫だが心配してくれたのかな、とされるがまま閉めてもらった。
「ちょっとゆう~早いよ~!!」
夕先輩の後ろから間延びした声が聞こえる。
この声は、「大智先輩??」
「わ!おおあたり~!
これが愛の力ってやつかな~恭ちゃん!久しぶりっ!」
にっこにこで夕先輩の後ろからひょっこり顔を出す大智先輩。
「お、お久しぶりです。
あの、2人は何でここに?」
「いや、俺は藤代、、あぁ俺の家の執事に用があって。
そしたらここに肉を届ける予定があると聞いてそれで「俺も聞いてたんだけど~そしたら光が友達連れてこの別荘来てるって言うからここに来たら恭ちゃんに会えるかな~と思って、来ちゃった!」
夕先輩の話を遮って話し始めた大智先輩が最後にウインクを付けて話してくれた。
「まあ、もしかしたら明日傑達も来ちゃうかもね~」
「え、傑先輩達も来るんですか?」
「俺たちの親同士が仲いいからさ、旅行先とかよくバレちゃうんだよ。
でも今回は来ないでほしいなぁ~。」
「なんかすごいですね、、」
「困ったもんだよ、
まあでもみんなより早く会えたからいっか!
え、これ海パンなの?」
サッと近づいてきた大智先輩が俺の海パンをさわさわしながら言ってきた。
「うわ、ちょっと、」「いたたたたっ」
俺が大智先輩の手を払う前に要が先輩の手を捻り上げた。
「気安く触らないでください。」
「痛いなぁもう!」
「あ。これ、悪くなるから早く焼かないと。」
思い出したように夕先輩が手に持っていたビニールを掲げた。
「あ!お肉!
そういえば光が待ってるかも!」
「ほんとだよ!早くお庭に行こー!」
葵の声にみんなで庭へ向かう。
「もうおそーい!
火着いてるよ!早く焼こ!
、、え!?なんで兄ちゃんいるの??」
「いや、
藤代さんに聞いて、肉を届けにきた。」
「兄ちゃんが来なくたって、、
もう。兄ちゃん来るとみんな来ちゃうじゃんか。」
「みんなって俺の事も入ってる~?」
「うわ、、もういるし。」
にっこり顔を覗かせた大智先輩と明らかに嫌そうな光。
でもそんな顔をされても大智先輩はにこにこ嬉しそうだ。
そんなに悪い関係ではないのかな、?
「とりあえず、これ焼こう。」
そう言った夕先輩が率先してお肉を焼いてくれる。
それもそのはず、いつの間にか付いていた街灯があちらこちらにある。
しかも光の別荘はキラキラ輝いていた。
庭に入ると囲むようにライトがあり、昼のように明るい。
「夜はまだまだこれからだよ!
まずは腹ごしらえ!これからBBQしよー!」
「「BBQ!?」」
思わず葵とハモってしまった。
た、楽しそう!!
わくわくしながらそう聞くと、
「ほら、このグリルを使ってBBQ出来るんだ!」
庭に備え付けられていたグリルを指さす光。
コンロも備え付けられた結構大きなグリルだ。
「俺が火付けるから、恭達は家の冷蔵庫から肉とか持ってきてくれる?
もう焼くだけの肉達が入ってるはずだから。」
光にそう言われて家の中に入る。
電気を付けて冷蔵庫を開けるがなにも入っていない。
「あれ?光ー?
お肉入ってないよー?」
俺がそう光に叫んだ瞬間、
ガチャッ
後ろでドアの開く音がした。
驚いて振り返ると、、
「夕先輩!?」
「、、久しぶり、恭。
そんな薄着で寒くない?」
夕日を見る際、少し肌寒くなった俺は最初に着ていたシャツを羽織っている。
まあ確かに裸にシャツと海パンのみだがさすがに夏なので寒くはない。
「お久しぶりです。
大丈夫ですよ。」
「そうか、、でもやっぱり、前は閉めとこう。」
そう言ってシャツのボタンを閉めてくれる夕先輩。
別に大丈夫だが心配してくれたのかな、とされるがまま閉めてもらった。
「ちょっとゆう~早いよ~!!」
夕先輩の後ろから間延びした声が聞こえる。
この声は、「大智先輩??」
「わ!おおあたり~!
これが愛の力ってやつかな~恭ちゃん!久しぶりっ!」
にっこにこで夕先輩の後ろからひょっこり顔を出す大智先輩。
「お、お久しぶりです。
あの、2人は何でここに?」
「いや、俺は藤代、、あぁ俺の家の執事に用があって。
そしたらここに肉を届ける予定があると聞いてそれで「俺も聞いてたんだけど~そしたら光が友達連れてこの別荘来てるって言うからここに来たら恭ちゃんに会えるかな~と思って、来ちゃった!」
夕先輩の話を遮って話し始めた大智先輩が最後にウインクを付けて話してくれた。
「まあ、もしかしたら明日傑達も来ちゃうかもね~」
「え、傑先輩達も来るんですか?」
「俺たちの親同士が仲いいからさ、旅行先とかよくバレちゃうんだよ。
でも今回は来ないでほしいなぁ~。」
「なんかすごいですね、、」
「困ったもんだよ、
まあでもみんなより早く会えたからいっか!
え、これ海パンなの?」
サッと近づいてきた大智先輩が俺の海パンをさわさわしながら言ってきた。
「うわ、ちょっと、」「いたたたたっ」
俺が大智先輩の手を払う前に要が先輩の手を捻り上げた。
「気安く触らないでください。」
「痛いなぁもう!」
「あ。これ、悪くなるから早く焼かないと。」
思い出したように夕先輩が手に持っていたビニールを掲げた。
「あ!お肉!
そういえば光が待ってるかも!」
「ほんとだよ!早くお庭に行こー!」
葵の声にみんなで庭へ向かう。
「もうおそーい!
火着いてるよ!早く焼こ!
、、え!?なんで兄ちゃんいるの??」
「いや、
藤代さんに聞いて、肉を届けにきた。」
「兄ちゃんが来なくたって、、
もう。兄ちゃん来るとみんな来ちゃうじゃんか。」
「みんなって俺の事も入ってる~?」
「うわ、、もういるし。」
にっこり顔を覗かせた大智先輩と明らかに嫌そうな光。
でもそんな顔をされても大智先輩はにこにこ嬉しそうだ。
そんなに悪い関係ではないのかな、?
「とりあえず、これ焼こう。」
そう言った夕先輩が率先してお肉を焼いてくれる。
89
あなたにおすすめの小説
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する幼少中高大院までの一貫校だ。しかし学校の規模に見合わず生徒数は一学年300人程の少人数の学院で、他とは少し違う校風の学院でもある。
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)は、見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良ワーウルフの悪友(同級生)まで……なぜかイケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、異世界学園BLラブコメディ!
毎日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
ビッチです!誤解しないでください!
モカ
BL
男好きのビッチと噂される主人公 西宮晃
「ほら、あいつだろ?あの例のやつ」
「あれな、頼めば誰とでも寝るってやつだろ?あんな平凡なやつによく勃つよな笑」
「大丈夫か?あんな噂気にするな」
「晃ほど清純な男はいないというのに」
「お前に嫉妬してあんな下らない噂を流すなんてな」
噂じゃなくて事実ですけど!!!??
俺がくそビッチという噂(真実)に怒るイケメン達、なぜか噂を流して俺を貶めてると勘違いされてる転校生……
魔性の男で申し訳ない笑
めちゃくちゃスロー更新になりますが、完結させたいと思っているので、気長にお待ちいただけると嬉しいです!
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる