関係ないと思っていたのに。

はぴたん

文字の大きさ
17 / 22

授業

「はる!あんな事言って本当に大丈夫なの?」

「あんな事?」

「生徒会室!また明日行くの?」

「うん。あんまり話せなかったし、もっと話してみたい。」

「そっか。でもあんまり毎日行くとみんながよく思わないんじゃないかなぁ。」

「そうなの?」

「だって生徒会室は生徒会役員のみ入れる場所でしょ?
急に違う人達が入ったらみんなどう思うかなぁ。」

「、、そっか。
明日は約束したから行くよ。また明日話そう。」

「、、、うん。」

「あの、なんか僕のせいでごめんね?」

「?雫のせいじゃないだろ。」

「え、でも、、」

「はぁ、とにかく教室急ご!」


結の言葉に頷き小走りで教室へ向かった。



急いだおかげで次の授業の体育に間に合った。

実は体操服を中に仕込んでいたため着替えは早いのだ。

"はるは着替えるのが遅いんだから体育の日は絶対に体操服を中に着てくるように。"と結に念押ししてもらった甲斐があった。

ちなみに体育の日は前日、当日と教えてくれるので中に着るのを忘れた事は無い。



今日の授業はサッカーだ。

体を動かすのは好きなので体育は大好きだ。

結と雫とパスし合ったり、リフティングしたりしていると、これからチームに分かれて試合する事になった。


先生が振分けたチームには結も雫もいなかった。

2人は同じチームだが、最初に対戦するのはもう1つのチームとだ。

俺1人で大丈夫かな、、と少し不安に思いながらもちゃんと活躍しようと意気込みグラウンドに立つ。


ピーーー


先生の笛の合図でスタートだ。


相手チームにボールが渡った為、全力で追いかける。

相手が怯んだ隙にボールを奪い走り出す。


「秋山!」

「えっええ!!??うわっ!サンキュー!」

1番いいポジションにいた秋山にパスを渡す。

秋山は驚きながらも無事受け取ってくれた。

そのまま走り出すが敵に取られそうになり、他の人へパス。

仲間がパスを回している間にゴール付近へと向かう。


「佐田くんっ!!」

俺の名前を呼びながらパスしてくれたボールを思いっきりゴール目指して蹴りあげる。


「ゴーーール!!!」


キーパーの手の少し上を通り過ぎ、無事ゴール。


「すごーい!!」「さだぁ!!」
「さだくん!!」

同じチームの人達がわぁー!と集まってくる。


「ありがと。パスのおかげ。」

「そ、そんな事ないよ!!すっごくカッコよかった///」

素直に俺もお礼を言うと、なんだか益々褒められてしまった。


「佐田くんっ俺の名前覚えててくれたんだ!」

先程パスを渡した秋山がそう言いながら近づいてきた。

「当たり前だろ?」

「///そっか。ありがと!なんか嬉しかった!」

「?」

名前覚えてただけで?
俺ってそんなに何も覚えて無さそうなのかな、、?

少し複雑な気持ちになっていると、


「はるー!!!カッコよかったよー!!」

結が大声で叫びながら手を振っている。

俺は大声は出せないので手を振って返事をした。



「仲良いんだね。」


「なんて?」

「いや、なんでもないよ。
まだ試合は終わってないよ!がんばろ!」
 

そうだった、まだ1点入れただけだ。
秋山の言葉にまた集中力を高めた。


感想 1

あなたにおすすめの小説

俺の体に無数の噛み跡。何度も言うが俺はαだからな?!いくら噛んでも、番にはなれないんだぜ?!

BL
背も小さくて、オメガのようにフェロモンを振りまいてしまうアルファの睟。そんな特異体質のせいで、馬鹿なアルファに体を噛まれまくるある日、クラス委員の落合が………!!

王様お許しください

nano ひにゃ
BL
魔王様に気に入られる弱小魔物。 気ままに暮らしていた所に突然魔王が城と共に現れ抱かれるようになる。 性描写は予告なく入ります、冒頭からですのでご注意ください。

とある美醜逆転世界の王子様

狼蝶
BL
とある美醜逆転世界には一風変わった王子がいた。容姿が悪くとも誰でも可愛がる様子にB専だという認識を持たれていた彼だが、実際のところは――??

アイドルのマネージャーになったら

はぴたん
BL
大人気5人組アイドル"Noise" ひょんな事からそのマネージャーとして働く事になった冴島咲夜(さえじまさくや)。 Noiseのメンバー達がみんなで住む寮に一緒に住むことになり、一日中メンバーの誰かと共にする毎日。 必死にマネージャー業に専念し徐々にメンバーとの仲も深まってきたけど、、仲深まりすぎたかも!? メンバー5人、だけではなく様々な人を虜にしちゃう総愛され物語。

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人

こじらせた処女
BL
 幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。 しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。 「風邪をひくことは悪いこと」 社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。 とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。 それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?

学園の卒業パーティーで卒業生全員の筆下ろしを終わらせるまで帰れない保険医

ミクリ21
BL
学園の卒業パーティーで、卒業生達の筆下ろしをすることになった保険医の話。 筆下ろしが終わるまで、保険医は帰れません。

【完結】異世界から来た鬼っ子を育てたら、ガッチリ男前に育って食べられた(性的に)

てんつぶ
BL
ある日、僕の住んでいるユノスの森に子供が一人で泣いていた。 言葉の通じないこのちいさな子と始まった共同生活。力の弱い僕を助けてくれる優しい子供はどんどん大きく育ち――― 大柄な鬼っ子(男前)×育ての親(平凡) 20201216 ランキング1位&応援ありがとうごございました!

アルファのアイツが勃起不全だって言ったの誰だよ!?

モト
BL
中学の頃から一緒のアルファが勃起不全だと噂が流れた。おいおい。それって本当かよ。あんな完璧なアルファが勃起不全とかありえねぇって。 平凡モブのオメガが油断して美味しくいただかれる話。ラブコメ。 ムーンライトノベルズにも掲載しております。