23 / 40
22話
しおりを挟む
◆儀式
脅威は去った。ウイングは、勇になる。しかし、ウォーターとファイアはそのままだった。その事を、勇は別段問う事はなかった。勇は2人の先に見える星空を見つめ、言った。
「時間だね?」
ウォーターとファイアは頷いた。そして、その右手に、セイブ・ストーンを乗せた。ファイアは言った。
「ウォーター、これからの説明を」
「はい」
ウォーターは言った。
「ここからは、儀式となるんだ。だから、言葉を本来の物にする事を許してね?勇」
「うん」
ウォーターは、息を1つ吸い、説明を始めた。
「私と教官のセイブ・ストーンは、ここ地球での戦闘許可証である。一方、守護者に与えられたセイブ・ストーンは、戦闘のための力の源である。地球の守護者、安藤勇、その手にセイブ・ストーンを」
勇は、ウォーターとファイアに倣い、セイブ・ストーンを右手に乗せた。ウォーターは続ける。
「これより、私と教官のセイブ・ストーンに水の力、炎の力を込め、地球の守護者へ譲渡する」
勇は、自らのセイブ・ストーンとウォーター、ファイアのセイブ・ストーンを見る。それを認めたファイアは空を見つめ言った。
「守護者承認の儀、開式を宣言する」
すると、強い光が辺りを包む。勇は思わず目を瞑った。しかし、すぐに再び目を開ける。すると、目の前に、犬型の聖犬チャールズを連れた神聖なる老爺が立っていた。
老爺は白い装束を着用し、冠のような帽子を被っていた。白い口髭を持ち、柔らかい白髪をたたえたその老爺の目の前に、ウォーターとファイアは跪き、頭を垂れた。ファイアは言った。
「シールドゴッド様、ここに地球の守護者を迎える事が出来ました」
ウォーターが続ける。
「シールドゴッド様、安藤勇を地球の守護者としてお認めください」
シールドゴッドは言った。
「識別番号、318977369、並びに、888069663、無事の育成、ご苦労だった。褒めてつかわす」
ウォーターとファイアは、同時に返した。
「ありがたきお言葉」
すると、シールドゴッドはその場の雰囲気に圧倒され立ち竦んでいた勇のセイブ・ストーンに光を当てた。驚く勇。すぐにその光をシールドゴッドは収め、言った。
「安藤勇を、地球の守護者とすることを認めよう」
その言葉をきっかけに、ウォーターとファイアは立ち上がり、勇の方を見た。そして、そんな2人の間にチャールズが歩み進んで来る。それを確認したウォーターは言った。
「セイブ・ストーンに、水の力を」
ファイアは言った。
「セイブ・ストーンに、炎の力を」
ウォーターは水の幻影に、ファイアは炎の幻影に包まれる。その幻影は、壮大な物だった。水は、炎は、次々に右手のセイブ・ストーンに吸収されていく。その時間はしばらく続いたが、遂にウォーターとファイアから水や炎の幻影が出なくなる。
それを静かに見守っていたチャールズが遠吠えを響かせた。
すると、ウォーターとファイアのセイブ・ストーンはその右手から浮遊する。そして、それを追いかけるように勇の右手のセイブ・ストーンが浮遊する。
「あっ」
勇の短い声を背に、勇のセイブ・ストーンは、ウォーターとファイアのセイブ・ストーンに囲まれる。そして、2つのセイブ・ストーンは、水と炎の幻影を醸し出しながら勇のセイブ・ストーンの周りを高速で回り始める。やがて、強い光が発せられた。
「まぶしいっ」
勇がそう声を上げた時、無色透明の丸い3つの石だったセイブ・ストーンは、丸みを帯びた三角形の石へと変化した。無色透明のセイブ・ストーンは、ゆっくり勇の右手目指して降下。やがて、着地した。
それを見届けたシールドゴッドは言った。
「地球の守護者、アースセイバートリプル、ここに誕生した事を宣言する!!」
ウォーターとファイアは静かに頭を下げた。勇は言った。
「アースセイバートリプル」
そして、人型となったチャールズが言った。
「守護者承認の儀、閉式を宣言する」
それを受け、ウォーターは言った。
「勇、トリプルとして、この地球を守ってね?」
ファイアは言った。
「これからは、自由に力を使えるぜ!頑張れよ!!」
勇は返した。
「うん!わかったよ!!」
そのやり取りが終わった後、人型のままのチャールズは遠吠えを響かせた。すると、辺りを照らしていた光が縮まっていく。勇は察した。
「お別れだね?涼!晴!僕、立派に地球を守るっ!約束するよ!!」
ウォーターは言った。
「勇、期待してるよ!」
ファイアは言った。
「ああ!お前だったら出来る!!」
3人は、力強く頷いた。そして、3人は声を揃えてこう言った。
「今まで、ありがとう!!」
そして、光は消えた。ウォーター、ファイア、シールドゴッド、チャールズの姿と共に。
それを見届けた勇の顔は、底なしの明るい笑顔から、泣き顔に変わる。
「涼ー!!晴ー!!」
快晴の星空の下、勇の別れの涙が雨を降らした。
◆奇跡を願う
ウォーターとファイアはシールド星に帰還した。神殿に招かれた2人の目は潤んでいた。それを認めたシールドゴッドは犬型になったチャールズを傍らにこう言った。
「318977369、並びに、888069663、辛き事だったな。毎度の事だが」
遂にウォーターとファイアは落涙する。しかし、その涙に負けず、ファイアは言った。
「シールドゴッド様、お心を寄せていただき、ありがとうございます」
ウォーターの言葉は、涙に奪われる。しばらくすすり泣く声が響いたが、ウォーターが言った。
「シールドゴッド様、ミラクルボールを地球に贈りたいです」
ファイアも言った。
「私も、そうさせていただきたいです」
シールドゴッドは、間髪入れずに答えた。
「よかろう」
すると、チャールズが遠吠えを2回響かせた。その音波は清らかな雰囲気をたたえた片手に乗る大きさのボールを2つ作り出した。そのボールは、ウォーターとファイアの右手に収まった。すると、無色透明だった2つのボールは、ウォーターの物は白い物に、ファイアの物は黄色い物に変化した。
それを認めると、シールドゴッドはチャールズを伴いながら立ち去った。こんな言葉を残して。
「力の回復を図り、地球にミラクルボールを贈り給え。318977369、並びに、888069663」
その言葉に、ウォーターとファイアは声を揃えた。
「はい」
と。そして、ウォーターとファイアはそれから神殿の中の贈呈室と呼ばれる部屋に入室し、そこにある椅子に座り、少し休憩を取る。ウォーターが呟くように言った。
「流るる水は大いなる癒し。アースセイバーウォーター」
それを受け、ファイアも呟いた。
「荒ぶる炎は確かな希望。アースセイバーファイア」
ウォーターの目には、再び涙が浮かぶ。一方、ファイアは短く笑った。そのファイアは言葉を続ける。
「あれは、『肩書き』という物だったな」
ウォーターはその頬を涙で濡らしつつ言った。
「最初は、不要だと正直思っていました。けれど、名乗れなくなった今では、愛おしくて、愛おしくて」
ファイアは同意の頷きを見せつつ、再び涙を落とした。そして、ファイアは言った。
「勇、すげぇ贈り物だったぜ?」
「ありがとう。勇。今度は、僕たちから、贈り物をするね?」
ウォーターはそう言うと、立ち上がった。そしてこう続けた。
「教官、私、このボールに願いを込めようと思っています」
「私もだ。お前はどんな願いを?」
ファイアも立ち上がり、尋ねた。ウォーターはそれに答える。
「私は、『癒しの奇跡』をです」
「私は、『希望の奇跡』をだな」
「勇からもらった肩書きの恩を返す時と思っていますよ」
「そうか、そうだな。では、共に贈ろう。ミラクルボールを地球に」
「はい」
2人は、深呼吸を一度した、そして、再び息を大きく吸い込み、言葉を紡ぎ始める。
「ミラクルボールよ、我が命に従い地球へ赴け。願わくば、癒しを与えよ」
「ミラクルボールよ、我が命に従い地球へ赴け。願わくば、希望を与えよ」
2人の右手に収まっていたミラクルボールは、意思を持ったように浮き上がり、優しく光りながら天井の窓から外に出ていった。
しばらくウォーターとファイアはミラクルボールが見えなくなっても天井を仰いでいたが、ファイアは視線をウォーターの方に向け、話し始める。
「さて、出るとするか」
「はい、教官」
ウォーターも視線をファイアの方に向け、答えた。そして、2人は、贈呈室から退出して行った。その部屋の前の廊下にて、ファイアは言った。
「最後の教習は、かなりの特殊事例ではあったが、地球にて特別な経験を積んだと思っている。これからは、一人前の育成者として胸を張っていけ」
「はい。今までありがとうございました、教官。そして、教官の期間を含めて、長い間の育成者としてのお勤め、お疲れ様でした。いい奥様を見つけ、立派な父親となってくださいね」
「わかった。その言葉、死ぬまで忘れない。あわよくば、私の子が育成者となった時の教官は、お前になってもらいたいとも思っているがな」
「その際は、よき育成者となるよう、全力を注ぎます」
「そうしてくれ。そして、この言葉の意味がわかるな?」
「はい。次の星でも、次の次の星でも、生きて帰ります」
「よし、その意気だ。安心して別れられる。元気でな」
「はい、教官もお元気で」
そして、2人は反対方向に歩を進める。決して振り返らず、自らたちの「次」を見据える。これは、888069663と318977369の今生の別れだった。
脅威は去った。ウイングは、勇になる。しかし、ウォーターとファイアはそのままだった。その事を、勇は別段問う事はなかった。勇は2人の先に見える星空を見つめ、言った。
「時間だね?」
ウォーターとファイアは頷いた。そして、その右手に、セイブ・ストーンを乗せた。ファイアは言った。
「ウォーター、これからの説明を」
「はい」
ウォーターは言った。
「ここからは、儀式となるんだ。だから、言葉を本来の物にする事を許してね?勇」
「うん」
ウォーターは、息を1つ吸い、説明を始めた。
「私と教官のセイブ・ストーンは、ここ地球での戦闘許可証である。一方、守護者に与えられたセイブ・ストーンは、戦闘のための力の源である。地球の守護者、安藤勇、その手にセイブ・ストーンを」
勇は、ウォーターとファイアに倣い、セイブ・ストーンを右手に乗せた。ウォーターは続ける。
「これより、私と教官のセイブ・ストーンに水の力、炎の力を込め、地球の守護者へ譲渡する」
勇は、自らのセイブ・ストーンとウォーター、ファイアのセイブ・ストーンを見る。それを認めたファイアは空を見つめ言った。
「守護者承認の儀、開式を宣言する」
すると、強い光が辺りを包む。勇は思わず目を瞑った。しかし、すぐに再び目を開ける。すると、目の前に、犬型の聖犬チャールズを連れた神聖なる老爺が立っていた。
老爺は白い装束を着用し、冠のような帽子を被っていた。白い口髭を持ち、柔らかい白髪をたたえたその老爺の目の前に、ウォーターとファイアは跪き、頭を垂れた。ファイアは言った。
「シールドゴッド様、ここに地球の守護者を迎える事が出来ました」
ウォーターが続ける。
「シールドゴッド様、安藤勇を地球の守護者としてお認めください」
シールドゴッドは言った。
「識別番号、318977369、並びに、888069663、無事の育成、ご苦労だった。褒めてつかわす」
ウォーターとファイアは、同時に返した。
「ありがたきお言葉」
すると、シールドゴッドはその場の雰囲気に圧倒され立ち竦んでいた勇のセイブ・ストーンに光を当てた。驚く勇。すぐにその光をシールドゴッドは収め、言った。
「安藤勇を、地球の守護者とすることを認めよう」
その言葉をきっかけに、ウォーターとファイアは立ち上がり、勇の方を見た。そして、そんな2人の間にチャールズが歩み進んで来る。それを確認したウォーターは言った。
「セイブ・ストーンに、水の力を」
ファイアは言った。
「セイブ・ストーンに、炎の力を」
ウォーターは水の幻影に、ファイアは炎の幻影に包まれる。その幻影は、壮大な物だった。水は、炎は、次々に右手のセイブ・ストーンに吸収されていく。その時間はしばらく続いたが、遂にウォーターとファイアから水や炎の幻影が出なくなる。
それを静かに見守っていたチャールズが遠吠えを響かせた。
すると、ウォーターとファイアのセイブ・ストーンはその右手から浮遊する。そして、それを追いかけるように勇の右手のセイブ・ストーンが浮遊する。
「あっ」
勇の短い声を背に、勇のセイブ・ストーンは、ウォーターとファイアのセイブ・ストーンに囲まれる。そして、2つのセイブ・ストーンは、水と炎の幻影を醸し出しながら勇のセイブ・ストーンの周りを高速で回り始める。やがて、強い光が発せられた。
「まぶしいっ」
勇がそう声を上げた時、無色透明の丸い3つの石だったセイブ・ストーンは、丸みを帯びた三角形の石へと変化した。無色透明のセイブ・ストーンは、ゆっくり勇の右手目指して降下。やがて、着地した。
それを見届けたシールドゴッドは言った。
「地球の守護者、アースセイバートリプル、ここに誕生した事を宣言する!!」
ウォーターとファイアは静かに頭を下げた。勇は言った。
「アースセイバートリプル」
そして、人型となったチャールズが言った。
「守護者承認の儀、閉式を宣言する」
それを受け、ウォーターは言った。
「勇、トリプルとして、この地球を守ってね?」
ファイアは言った。
「これからは、自由に力を使えるぜ!頑張れよ!!」
勇は返した。
「うん!わかったよ!!」
そのやり取りが終わった後、人型のままのチャールズは遠吠えを響かせた。すると、辺りを照らしていた光が縮まっていく。勇は察した。
「お別れだね?涼!晴!僕、立派に地球を守るっ!約束するよ!!」
ウォーターは言った。
「勇、期待してるよ!」
ファイアは言った。
「ああ!お前だったら出来る!!」
3人は、力強く頷いた。そして、3人は声を揃えてこう言った。
「今まで、ありがとう!!」
そして、光は消えた。ウォーター、ファイア、シールドゴッド、チャールズの姿と共に。
それを見届けた勇の顔は、底なしの明るい笑顔から、泣き顔に変わる。
「涼ー!!晴ー!!」
快晴の星空の下、勇の別れの涙が雨を降らした。
◆奇跡を願う
ウォーターとファイアはシールド星に帰還した。神殿に招かれた2人の目は潤んでいた。それを認めたシールドゴッドは犬型になったチャールズを傍らにこう言った。
「318977369、並びに、888069663、辛き事だったな。毎度の事だが」
遂にウォーターとファイアは落涙する。しかし、その涙に負けず、ファイアは言った。
「シールドゴッド様、お心を寄せていただき、ありがとうございます」
ウォーターの言葉は、涙に奪われる。しばらくすすり泣く声が響いたが、ウォーターが言った。
「シールドゴッド様、ミラクルボールを地球に贈りたいです」
ファイアも言った。
「私も、そうさせていただきたいです」
シールドゴッドは、間髪入れずに答えた。
「よかろう」
すると、チャールズが遠吠えを2回響かせた。その音波は清らかな雰囲気をたたえた片手に乗る大きさのボールを2つ作り出した。そのボールは、ウォーターとファイアの右手に収まった。すると、無色透明だった2つのボールは、ウォーターの物は白い物に、ファイアの物は黄色い物に変化した。
それを認めると、シールドゴッドはチャールズを伴いながら立ち去った。こんな言葉を残して。
「力の回復を図り、地球にミラクルボールを贈り給え。318977369、並びに、888069663」
その言葉に、ウォーターとファイアは声を揃えた。
「はい」
と。そして、ウォーターとファイアはそれから神殿の中の贈呈室と呼ばれる部屋に入室し、そこにある椅子に座り、少し休憩を取る。ウォーターが呟くように言った。
「流るる水は大いなる癒し。アースセイバーウォーター」
それを受け、ファイアも呟いた。
「荒ぶる炎は確かな希望。アースセイバーファイア」
ウォーターの目には、再び涙が浮かぶ。一方、ファイアは短く笑った。そのファイアは言葉を続ける。
「あれは、『肩書き』という物だったな」
ウォーターはその頬を涙で濡らしつつ言った。
「最初は、不要だと正直思っていました。けれど、名乗れなくなった今では、愛おしくて、愛おしくて」
ファイアは同意の頷きを見せつつ、再び涙を落とした。そして、ファイアは言った。
「勇、すげぇ贈り物だったぜ?」
「ありがとう。勇。今度は、僕たちから、贈り物をするね?」
ウォーターはそう言うと、立ち上がった。そしてこう続けた。
「教官、私、このボールに願いを込めようと思っています」
「私もだ。お前はどんな願いを?」
ファイアも立ち上がり、尋ねた。ウォーターはそれに答える。
「私は、『癒しの奇跡』をです」
「私は、『希望の奇跡』をだな」
「勇からもらった肩書きの恩を返す時と思っていますよ」
「そうか、そうだな。では、共に贈ろう。ミラクルボールを地球に」
「はい」
2人は、深呼吸を一度した、そして、再び息を大きく吸い込み、言葉を紡ぎ始める。
「ミラクルボールよ、我が命に従い地球へ赴け。願わくば、癒しを与えよ」
「ミラクルボールよ、我が命に従い地球へ赴け。願わくば、希望を与えよ」
2人の右手に収まっていたミラクルボールは、意思を持ったように浮き上がり、優しく光りながら天井の窓から外に出ていった。
しばらくウォーターとファイアはミラクルボールが見えなくなっても天井を仰いでいたが、ファイアは視線をウォーターの方に向け、話し始める。
「さて、出るとするか」
「はい、教官」
ウォーターも視線をファイアの方に向け、答えた。そして、2人は、贈呈室から退出して行った。その部屋の前の廊下にて、ファイアは言った。
「最後の教習は、かなりの特殊事例ではあったが、地球にて特別な経験を積んだと思っている。これからは、一人前の育成者として胸を張っていけ」
「はい。今までありがとうございました、教官。そして、教官の期間を含めて、長い間の育成者としてのお勤め、お疲れ様でした。いい奥様を見つけ、立派な父親となってくださいね」
「わかった。その言葉、死ぬまで忘れない。あわよくば、私の子が育成者となった時の教官は、お前になってもらいたいとも思っているがな」
「その際は、よき育成者となるよう、全力を注ぎます」
「そうしてくれ。そして、この言葉の意味がわかるな?」
「はい。次の星でも、次の次の星でも、生きて帰ります」
「よし、その意気だ。安心して別れられる。元気でな」
「はい、教官もお元気で」
そして、2人は反対方向に歩を進める。決して振り返らず、自らたちの「次」を見据える。これは、888069663と318977369の今生の別れだった。
0
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
悪役皇子、ざまぁされたので反省する ~ 馬鹿は死ななきゃ治らないって… 一度、死んだからな、同じ轍(てつ)は踏まんよ ~
shiba
ファンタジー
魂だけの存在となり、邯鄲(かんたん)の夢にて
無名の英雄
愛を知らぬ商人
気狂いの賢者など
様々な英霊達の人生を追体験した凡愚な皇子は自身の無能さを痛感する。
それゆえに悪徳貴族の嫡男に生まれ変わった後、謎の強迫観念に背中を押されるまま
幼い頃から努力を積み上げていた彼は、図らずも超越者への道を歩み出す。
【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活
シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!
レオナルド先生創世記
ポルネス・フリューゲル
ファンタジー
ビッグバーンを皮切りに宇宙が誕生し、やがて展開された宇宙の背景をユーモアたっぷりにとてもこっけいなジャック・レオナルド氏のサプライズの幕開け、幕開け!
クラス最底辺の俺、ステータス成長で資産も身長も筋力も伸びて逆転無双
四郎
ファンタジー
クラスで最底辺――。
「笑いもの」として過ごしてきた佐久間陽斗の人生は、ただの屈辱の連続だった。
教室では見下され、存在するだけで嘲笑の対象。
友達もなく、未来への希望もない。
そんな彼が、ある日を境にすべてを変えていく。
突如として芽生えた“成長システム”。
努力を積み重ねるたびに、陽斗のステータスは確実に伸びていく。
筋力、耐久、知力、魅力――そして、普通ならあり得ない「資産」までも。
昨日まで最底辺だったはずの少年が、今日には同級生を超え、やがて街でさえ無視できない存在へと変貌していく。
「なんであいつが……?」
「昨日まで笑いものだったはずだろ!」
周囲の態度は一変し、軽蔑から驚愕へ、やがて羨望と畏怖へ。
陽斗は努力と成長で、己の居場所を切り拓き、誰も予想できなかった逆転劇を現実にしていく。
だが、これはただのサクセスストーリーではない。
嫉妬、裏切り、友情、そして恋愛――。
陽斗の成長は、同級生や教師たちの思惑をも巻き込み、やがて学校という小さな舞台を飛び越え、社会そのものに波紋を広げていく。
「笑われ続けた俺が、全てを変える番だ。」
かつて底辺だった少年が掴むのは、力か、富か、それとも――。
最底辺から始まる、資産も未来も手にする逆転無双ストーリー。
物語は、まだ始まったばかりだ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる