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最終話
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◆守りの星から
その頃、シールド星では、シールドゴッデスが言った。
「地球の完全防衛を確認致しました」
それに、シールドゴッドが反応した。
「そうか、良き事よ。チャールズ、通信線を開け」
聖犬チャールズは、犬型のまま、遠吠えを響かせる。それを確認すると、シールドゴッドは語りかけた。
「318977369、並びに、888069663、地球の守護者は、地球を守りきった。育成の任、改めてご苦労であった」
彼島晴ことアースセイバーファイアであった318977369は、傍らに同じ年頃の女性を連れながらその報に接し、呟いた。
「勇、よくやったな。これからは、お前は、お前の人生を歩めよ」
志倉涼ことアースセイバーウォーターであった888069663は、マーキュリーセイバーウォーターとして、水星にいた。マーキュリーセイバーファイアと水星の守護者と共に水星に送り込まれているプラネットクラッシャー2人と戦いつつ呟いた。
「勇、よくやったね。その成功は、僕の誇りだよ。僕は、それを糧に水星の守護者を立派に育成するよ。必ずね」
◆聖夜の
この日は、クリスマスイブであった。冬休みに入ったばかりの勇は、駅前に特設されているクリスマスツリーの前に立っていた。そんな勇の耳に、こんな声が届いた。
「勇くん!待たせてごめん!!」
愛の声だ。勇は、笑顔で手を振った。
「大丈夫!大丈夫!!」
夕方の空気が勇と愛を包んでいた。2人は、合流すると、歩き始めた。すると、豪華なイルミネーションが点灯開始の時間を迎える。勇は、言った。
「ちょうどいい時間だよ!」
「うわー!綺麗!!」
道端の自販機で買ったあたたかい缶のココアをカイロ代わりにしつつ、勇と愛はイルミネーションの並木に沿って散歩をする。その勇の目は、紫に光る。愛は、それに気づき話しかけた。
「勇くん、辛くない?」
「えっ?」
「その、紫に光ってる。勇くんの目」
「大丈夫だよ?」
「なら、いいけど」
ほっとした表情の愛。勇は、少し間を空け、声をかけた。
「愛ちゃん、ずっと言いたかった事があるんだ。聞いてくれる?」
愛は頷いた。
「僕、愛ちゃんが好きなんだ!付き合ってくれない?」
愛の目が見開かれる。そして、こう返した。
「ずっと、一緒だったもんね?これからも、ずっと、一緒にいよう?」
勇の笑顔が弾けた。
「愛ちゃん!ありがとう!!」
そして、勇は人目を憚らず愛に抱きついた。愛はそんな勇を抱き返した。やがて、2人の唇は優しく触れ合った。
◆先生
年は変わった。勇と愛は、三学期を迎える。そんなある日、勇は進路指導の面談を担当の女性教諭としていた。そこで、勇は答えた。
「僕、教師になりたいと思ってます」
「どうして?」
「ここ1年で、色々教えられました。だから、今度は教える側になりたいって思うようになりました」
「そう。なら、大学に行けるように、勉強、頑張ってね」
「はい!」
勇は、進路指導室を出た後、心の中で言った。「涼と晴が教えてくれたように、今度は僕が教えたい。それに、もしかしたら、プラネットクラッシャーは、また地球に来てしまうかもしれない。そんな時に、地球を守れる未来の人を僕が育ててあげたい」と。
◆手に入れた日常
それから、また少し時が経った。ここは、とある高校の3年3組の生徒が学ぶ教室。生徒たちは、新学期を迎えていた。担任の男性教諭が、出席をとっていた。
「安藤勇!」
「はい!」
「芽室愛!」
「はい!」
隣同士となった2人は、元気な返事をした。そして、見つめ合う。その顔には、微笑みが溢れていた。
更に、学校の休日の事だった。安藤家のテレビから、こんな声が。
「クラシファイド・エンジン!イグニッション!!」
そう言った男性は、小さな車輪を複数ちりばめたワインレッドのコスチュームに顔ごと包まれた。更に、こう言った。
「走る、悪の道を。善の道に変えるために。秘密ソルジャーレーサー!只今出走!!」
その様子を、勇はニンマリとした顔で見ていた。
それから、少し時が経つ。秘密ソルジャーレーサーは、こう叫んだ。
「全開!ガード・アクセル!!」
その一声で繰り広げられた必殺技に、勇はこう言った。
「うわぁ!秘密ソルジャーレーサー、かーっこいい!!」
(完)
【エンディングテーマ】
晴れ渡る空に
涼やかな風が吹く
勇気が湧いてくる瞬間
悪の色に彩られ
苦しみ充ちる
星見たくない
Shield! 盾になれ
Heal! 星癒せ
Hope! 希望を
Go! Go! Go! triple power!!
Wing! 守るため
Water! 思いを込め
Fire! 立ち向かう
We are earth saver!!
心の愛よ届けと
夢叶える為に
勇ましく戦う時には
悲しみの環が広がり
痛みが勝つ
星見たくない
Proof! 証求め
Smile! 笑み与え
Future! 未来を
Go! Go! Go! new power!!
Triple! 守るため
Flower! 思いを込め
Seed! 立ち向かう
We are earth saver!!
悪の色に彩られ
苦しみ充ちる星や
悲しみの環が広がり
痛みが勝つ
星見たくない
Shield! 盾になれ
Heal! 星癒せ
Hope! 希望を
Go! Go! Go! triple power!!
Proof! 証求め
Smile! 笑み与え
Future! 未来を
Go! Go! Go! new power!!
Wing & Triple! 守るため
Water & Flower! 思いを込め
Fire & Seed! 立ち向かう
We are earth saver!!
We are earth saver!!
We are earth saver!!
その頃、シールド星では、シールドゴッデスが言った。
「地球の完全防衛を確認致しました」
それに、シールドゴッドが反応した。
「そうか、良き事よ。チャールズ、通信線を開け」
聖犬チャールズは、犬型のまま、遠吠えを響かせる。それを確認すると、シールドゴッドは語りかけた。
「318977369、並びに、888069663、地球の守護者は、地球を守りきった。育成の任、改めてご苦労であった」
彼島晴ことアースセイバーファイアであった318977369は、傍らに同じ年頃の女性を連れながらその報に接し、呟いた。
「勇、よくやったな。これからは、お前は、お前の人生を歩めよ」
志倉涼ことアースセイバーウォーターであった888069663は、マーキュリーセイバーウォーターとして、水星にいた。マーキュリーセイバーファイアと水星の守護者と共に水星に送り込まれているプラネットクラッシャー2人と戦いつつ呟いた。
「勇、よくやったね。その成功は、僕の誇りだよ。僕は、それを糧に水星の守護者を立派に育成するよ。必ずね」
◆聖夜の
この日は、クリスマスイブであった。冬休みに入ったばかりの勇は、駅前に特設されているクリスマスツリーの前に立っていた。そんな勇の耳に、こんな声が届いた。
「勇くん!待たせてごめん!!」
愛の声だ。勇は、笑顔で手を振った。
「大丈夫!大丈夫!!」
夕方の空気が勇と愛を包んでいた。2人は、合流すると、歩き始めた。すると、豪華なイルミネーションが点灯開始の時間を迎える。勇は、言った。
「ちょうどいい時間だよ!」
「うわー!綺麗!!」
道端の自販機で買ったあたたかい缶のココアをカイロ代わりにしつつ、勇と愛はイルミネーションの並木に沿って散歩をする。その勇の目は、紫に光る。愛は、それに気づき話しかけた。
「勇くん、辛くない?」
「えっ?」
「その、紫に光ってる。勇くんの目」
「大丈夫だよ?」
「なら、いいけど」
ほっとした表情の愛。勇は、少し間を空け、声をかけた。
「愛ちゃん、ずっと言いたかった事があるんだ。聞いてくれる?」
愛は頷いた。
「僕、愛ちゃんが好きなんだ!付き合ってくれない?」
愛の目が見開かれる。そして、こう返した。
「ずっと、一緒だったもんね?これからも、ずっと、一緒にいよう?」
勇の笑顔が弾けた。
「愛ちゃん!ありがとう!!」
そして、勇は人目を憚らず愛に抱きついた。愛はそんな勇を抱き返した。やがて、2人の唇は優しく触れ合った。
◆先生
年は変わった。勇と愛は、三学期を迎える。そんなある日、勇は進路指導の面談を担当の女性教諭としていた。そこで、勇は答えた。
「僕、教師になりたいと思ってます」
「どうして?」
「ここ1年で、色々教えられました。だから、今度は教える側になりたいって思うようになりました」
「そう。なら、大学に行けるように、勉強、頑張ってね」
「はい!」
勇は、進路指導室を出た後、心の中で言った。「涼と晴が教えてくれたように、今度は僕が教えたい。それに、もしかしたら、プラネットクラッシャーは、また地球に来てしまうかもしれない。そんな時に、地球を守れる未来の人を僕が育ててあげたい」と。
◆手に入れた日常
それから、また少し時が経った。ここは、とある高校の3年3組の生徒が学ぶ教室。生徒たちは、新学期を迎えていた。担任の男性教諭が、出席をとっていた。
「安藤勇!」
「はい!」
「芽室愛!」
「はい!」
隣同士となった2人は、元気な返事をした。そして、見つめ合う。その顔には、微笑みが溢れていた。
更に、学校の休日の事だった。安藤家のテレビから、こんな声が。
「クラシファイド・エンジン!イグニッション!!」
そう言った男性は、小さな車輪を複数ちりばめたワインレッドのコスチュームに顔ごと包まれた。更に、こう言った。
「走る、悪の道を。善の道に変えるために。秘密ソルジャーレーサー!只今出走!!」
その様子を、勇はニンマリとした顔で見ていた。
それから、少し時が経つ。秘密ソルジャーレーサーは、こう叫んだ。
「全開!ガード・アクセル!!」
その一声で繰り広げられた必殺技に、勇はこう言った。
「うわぁ!秘密ソルジャーレーサー、かーっこいい!!」
(完)
【エンディングテーマ】
晴れ渡る空に
涼やかな風が吹く
勇気が湧いてくる瞬間
悪の色に彩られ
苦しみ充ちる
星見たくない
Shield! 盾になれ
Heal! 星癒せ
Hope! 希望を
Go! Go! Go! triple power!!
Wing! 守るため
Water! 思いを込め
Fire! 立ち向かう
We are earth saver!!
心の愛よ届けと
夢叶える為に
勇ましく戦う時には
悲しみの環が広がり
痛みが勝つ
星見たくない
Proof! 証求め
Smile! 笑み与え
Future! 未来を
Go! Go! Go! new power!!
Triple! 守るため
Flower! 思いを込め
Seed! 立ち向かう
We are earth saver!!
悪の色に彩られ
苦しみ充ちる星や
悲しみの環が広がり
痛みが勝つ
星見たくない
Shield! 盾になれ
Heal! 星癒せ
Hope! 希望を
Go! Go! Go! triple power!!
Proof! 証求め
Smile! 笑み与え
Future! 未来を
Go! Go! Go! new power!!
Wing & Triple! 守るため
Water & Flower! 思いを込め
Fire & Seed! 立ち向かう
We are earth saver!!
We are earth saver!!
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