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第14話 友達
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「おう!おはよう!玲!」
「ああ!おはよう!翔!」
俺と翔はあの日以降、仲良くなった。好きなものや趣味が似ていたのだ。その話をしだしてから、意気投合した。
そして、翔は最近、早く起きて学校に来るようになった。
その理由は…
「今日は俺の勝ちだ!」
「クッソー、速いなー玲は…」
そう、勝負しているのだ。
何を勝負しているのかと言うと、どちらが早く学校に来ることができるのか、どれだけ早起きができて、続けられるかの2つの勝負をしている。
翔は勝負事が好きだから、こう言う勝負をさせると、自然に早く起きるようになる!そう考えた俺は、翔に提案したのだ!当然買った方はご褒美が貰える。お菓子やジュースなどもらえると嬉しいものを景品にした。
今日は俺の勝ちだった。お互いに負けないように、早起きを続けており、早く来るようにしている。
それに、これで翔が1人で起きることができるようになれば…
神楽坂さんと若葉さんがゆっくり来れるだろう…そう思って、翔に勝負を吹っ掛けた。
今日の授業が終わり、俺は職員室に寄ってから帰ることにした。
「失礼しましたー」
職員室の用事を終え、下駄箱へ行こうとしていた。
すると…
~~♪~~~♪♪♪~~♪~♪♪~
下駄箱へ行く途中で、音色が聞こえてきた。
「どこから?」
そう思った俺は、音の発生場所を探した。
音は音楽室からなっていた。
音楽室の扉を少し開けた。ピアノの音だったようだ。
「うーん…違うなー、でも、ここは…」
「こうじゃない?違うか…」
なんか、悩んでいるような声が聞こえてきた。
俺はそっと中に入り、ピアノに近づいた。
そこにいたのは、若葉さんと神楽坂さんの2人だった。
「2人ともどうしたの?」
「「え!」」
2人はまさか俺がいるとは思わなかったらしく、とても驚いていた。
「白鳥くん」
「なんで、あなたがここに…」
「いや、音色が聞こえてきたから、気になって…」
「そう…」
「何の曲を弾いていたの?」
「[On the Wings of Tomorrow]です。」
「!!!!そ、そうか…その曲、とてもいいよね」
「ですよねー私も好きで良く聞くんです。」
若葉さんが弾いていたのは、[On the Wings of Tomorrow]、[フォクシード]の曲だった。
「この曲を弾くのは難しいって言われてるから、練習を続けているんですけれど…なかなか上手くいかなくて…」
「なるほどね、神楽坂さんはその付き添い?」
「私は、昔ピアノやってたから、ある程度、風香に教えることができると思ったのだけれど…意外に難しくて…」
「手こずっているってことか…」
確かにあの曲は、速いテンポと遅いテンポで組み合わさっているから、ピアノで弾く時、難しい箇所は何個かある。
それを弾くとなると、実力のある者が必死に練習する必要があった。日向も必死に練習していたから、相当な努力が必要だと感じていた。
「ちょっとピアノを触ってもいいかな?」
「え?!」
俺は若葉さんから椅子を貸してもらうと、座ってピアノに向き合った。そして…
~♪~~♪♪~♪~♪~~♪~~♪~~♪~
「「え?!」」
2人が驚いている声が聞こえた。俺が弾けるとは思わなかったのだろう。
俺は楽譜の通り、1音1音、丁寧に弾いていった。
演奏が終わった俺は、2人の方を見た。2人とも驚いた顔で俺を見ていた。
「どうかな?多分こんな感じだと思うんだけれど…」
「「どうして弾けるの?!!」」
「うお!!」
2人がずいっと近づいてきた。俺は慌てて離れた。
「昔、ピアノとか触ったことあって、練習とかしてたから、楽譜を見れば、ある程度は…」
「すごいね!!」
「まあ、ちょっとだけだけれど…」
「それでもだよ!私なんて全然なのにー」
「いや、そんなことないだろ」
「ねえ!」
俺と若葉さんが話していると、神楽坂さんが声を上げた。
「ん?どうした?」
「ピアノ、そこまで上手いなら、風香に教えてあげてよ」
「「え?」」
俺と若葉さんの声が重なった。
「だって、ここまで上手いなら、風香のダメなとことか、練習するべきとことか、分かるじゃない?だから……」
「ごめん…それはできない…」
「!…どうしてよ?」
「俺、教えるのが下手なんだ、だから、伝わるか分からない」
「大丈夫よ!風香も私も理解できる…」
「俺が無理なんだ!!!」
「!!!」
俺が突然大声を出したせいで神楽坂さんは、少し怯えてしまった。
「あ…ごめん……と、とにかく教えることはできないから……それじゃあ……」
俺はそれだけ言うと、音楽室を出た。
◾️梓 視点
音楽室に無音が続いた。
白鳥くんが音楽室を去ってからも私たちは何も話せずにいた。
「白鳥くん、ピアノ弾けたんだね?びっくりしたよー」
風香が話し始めた。
「え…ええ、私も驚いたわ…」
私はあんなに必死に教えることを拒む彼を見たことはなかった。
いつも、学校で翔と一緒に勝負事や、ゲームのことを話している姿は見ていた。
とても楽しそうで、翔もゲームの話をして楽しかったって言っていた。
あいつは俺の大親友だ!って
彼が翔に勝負を吹っ掛けたことがきっかけで、朝も早く起きるようになり、私と風香は時間に余裕を持って投稿することができるようになった。それはとても有り難かったことで、翔のために早く起きる必要がなくなったから、とても助かっていた。
でも、私はどうしても彼を友達だとは言えなくて、少し線を引いてしまっていた。
(何か昔に嫌なことがあったのかしら…だから、教えるのが嫌なのか…彼のこと何も知らないわね)
私は少し、彼のことが心配で仕方がなかった。
◾️風香 視点
私は今日、驚かされた。
音楽室で私の好きな曲を弾けるように練習していた時だった。
白鳥くんが突然音楽室に現れた。
私も梓ちゃんも驚いていたと思う。突然だったから、しかも、翔くんと話している姿は見たことがあったけれど、私たちと関わることがあまりなかった人物だったから。
そして、話していて、気づいたことがあった。白鳥くんは、人の目を見てしっかり聞いてくれる人だということ、優しくて、励ましてくれる人だということ、それらを知れたことがとても嬉しかった。
(お友達になれるかな?翔くんみたいに)
私は少し期待した。
その後、彼がピアノを弾いてくれた。
その時にも、驚かされた。あんなにも綺麗に流れるように弾かことができるんだって。そんな姿を見て、すごいと言う言葉以外見つからなかった。
(彼みたいに上手くピアノが弾けたら…)
私は彼に少し憧れを抱いた。
その後、梓ちゃんと白鳥くんが話していたけれど、どうやら私にピアノを教えるかで話し合っていたらしい。梓ちゃんは私が上手くなれるようにって気持ちで白鳥くんに提案していたみたいだったけれど、白鳥くんは教えるのが嫌らしい。その理由は分からなかったけれど…突然怒鳴られた時、すごく苦しそうに見えて、私は心配になった。
(何か嫌なことがあったのかな?知りたいな…)
私は彼が笑顔になってくれることを願った。
◾️玲 視点
(あああああ!!!やってしまったーーー!!)
音楽室を去った俺は、帰り道で頭を抱えてしまった。
(何であんな言い方したんだろ…最悪だーーーぜーったい、嫌われたーーーー、ヒロインに嫌われるって結構、心に来るなぁーーーー、はぁー最悪)
俺はトボトボとしょんぼりした雰囲気で家に帰った。
※あとがき
白鳥くん、今でも[フォクシード]の曲弾けるんだねー
あと、ギターなのにピアノもできるって、やばすぎ!
次回、花宮さんピンチ?!
お楽しみにー
「ああ!おはよう!翔!」
俺と翔はあの日以降、仲良くなった。好きなものや趣味が似ていたのだ。その話をしだしてから、意気投合した。
そして、翔は最近、早く起きて学校に来るようになった。
その理由は…
「今日は俺の勝ちだ!」
「クッソー、速いなー玲は…」
そう、勝負しているのだ。
何を勝負しているのかと言うと、どちらが早く学校に来ることができるのか、どれだけ早起きができて、続けられるかの2つの勝負をしている。
翔は勝負事が好きだから、こう言う勝負をさせると、自然に早く起きるようになる!そう考えた俺は、翔に提案したのだ!当然買った方はご褒美が貰える。お菓子やジュースなどもらえると嬉しいものを景品にした。
今日は俺の勝ちだった。お互いに負けないように、早起きを続けており、早く来るようにしている。
それに、これで翔が1人で起きることができるようになれば…
神楽坂さんと若葉さんがゆっくり来れるだろう…そう思って、翔に勝負を吹っ掛けた。
今日の授業が終わり、俺は職員室に寄ってから帰ることにした。
「失礼しましたー」
職員室の用事を終え、下駄箱へ行こうとしていた。
すると…
~~♪~~~♪♪♪~~♪~♪♪~
下駄箱へ行く途中で、音色が聞こえてきた。
「どこから?」
そう思った俺は、音の発生場所を探した。
音は音楽室からなっていた。
音楽室の扉を少し開けた。ピアノの音だったようだ。
「うーん…違うなー、でも、ここは…」
「こうじゃない?違うか…」
なんか、悩んでいるような声が聞こえてきた。
俺はそっと中に入り、ピアノに近づいた。
そこにいたのは、若葉さんと神楽坂さんの2人だった。
「2人ともどうしたの?」
「「え!」」
2人はまさか俺がいるとは思わなかったらしく、とても驚いていた。
「白鳥くん」
「なんで、あなたがここに…」
「いや、音色が聞こえてきたから、気になって…」
「そう…」
「何の曲を弾いていたの?」
「[On the Wings of Tomorrow]です。」
「!!!!そ、そうか…その曲、とてもいいよね」
「ですよねー私も好きで良く聞くんです。」
若葉さんが弾いていたのは、[On the Wings of Tomorrow]、[フォクシード]の曲だった。
「この曲を弾くのは難しいって言われてるから、練習を続けているんですけれど…なかなか上手くいかなくて…」
「なるほどね、神楽坂さんはその付き添い?」
「私は、昔ピアノやってたから、ある程度、風香に教えることができると思ったのだけれど…意外に難しくて…」
「手こずっているってことか…」
確かにあの曲は、速いテンポと遅いテンポで組み合わさっているから、ピアノで弾く時、難しい箇所は何個かある。
それを弾くとなると、実力のある者が必死に練習する必要があった。日向も必死に練習していたから、相当な努力が必要だと感じていた。
「ちょっとピアノを触ってもいいかな?」
「え?!」
俺は若葉さんから椅子を貸してもらうと、座ってピアノに向き合った。そして…
~♪~~♪♪~♪~♪~~♪~~♪~~♪~
「「え?!」」
2人が驚いている声が聞こえた。俺が弾けるとは思わなかったのだろう。
俺は楽譜の通り、1音1音、丁寧に弾いていった。
演奏が終わった俺は、2人の方を見た。2人とも驚いた顔で俺を見ていた。
「どうかな?多分こんな感じだと思うんだけれど…」
「「どうして弾けるの?!!」」
「うお!!」
2人がずいっと近づいてきた。俺は慌てて離れた。
「昔、ピアノとか触ったことあって、練習とかしてたから、楽譜を見れば、ある程度は…」
「すごいね!!」
「まあ、ちょっとだけだけれど…」
「それでもだよ!私なんて全然なのにー」
「いや、そんなことないだろ」
「ねえ!」
俺と若葉さんが話していると、神楽坂さんが声を上げた。
「ん?どうした?」
「ピアノ、そこまで上手いなら、風香に教えてあげてよ」
「「え?」」
俺と若葉さんの声が重なった。
「だって、ここまで上手いなら、風香のダメなとことか、練習するべきとことか、分かるじゃない?だから……」
「ごめん…それはできない…」
「!…どうしてよ?」
「俺、教えるのが下手なんだ、だから、伝わるか分からない」
「大丈夫よ!風香も私も理解できる…」
「俺が無理なんだ!!!」
「!!!」
俺が突然大声を出したせいで神楽坂さんは、少し怯えてしまった。
「あ…ごめん……と、とにかく教えることはできないから……それじゃあ……」
俺はそれだけ言うと、音楽室を出た。
◾️梓 視点
音楽室に無音が続いた。
白鳥くんが音楽室を去ってからも私たちは何も話せずにいた。
「白鳥くん、ピアノ弾けたんだね?びっくりしたよー」
風香が話し始めた。
「え…ええ、私も驚いたわ…」
私はあんなに必死に教えることを拒む彼を見たことはなかった。
いつも、学校で翔と一緒に勝負事や、ゲームのことを話している姿は見ていた。
とても楽しそうで、翔もゲームの話をして楽しかったって言っていた。
あいつは俺の大親友だ!って
彼が翔に勝負を吹っ掛けたことがきっかけで、朝も早く起きるようになり、私と風香は時間に余裕を持って投稿することができるようになった。それはとても有り難かったことで、翔のために早く起きる必要がなくなったから、とても助かっていた。
でも、私はどうしても彼を友達だとは言えなくて、少し線を引いてしまっていた。
(何か昔に嫌なことがあったのかしら…だから、教えるのが嫌なのか…彼のこと何も知らないわね)
私は少し、彼のことが心配で仕方がなかった。
◾️風香 視点
私は今日、驚かされた。
音楽室で私の好きな曲を弾けるように練習していた時だった。
白鳥くんが突然音楽室に現れた。
私も梓ちゃんも驚いていたと思う。突然だったから、しかも、翔くんと話している姿は見たことがあったけれど、私たちと関わることがあまりなかった人物だったから。
そして、話していて、気づいたことがあった。白鳥くんは、人の目を見てしっかり聞いてくれる人だということ、優しくて、励ましてくれる人だということ、それらを知れたことがとても嬉しかった。
(お友達になれるかな?翔くんみたいに)
私は少し期待した。
その後、彼がピアノを弾いてくれた。
その時にも、驚かされた。あんなにも綺麗に流れるように弾かことができるんだって。そんな姿を見て、すごいと言う言葉以外見つからなかった。
(彼みたいに上手くピアノが弾けたら…)
私は彼に少し憧れを抱いた。
その後、梓ちゃんと白鳥くんが話していたけれど、どうやら私にピアノを教えるかで話し合っていたらしい。梓ちゃんは私が上手くなれるようにって気持ちで白鳥くんに提案していたみたいだったけれど、白鳥くんは教えるのが嫌らしい。その理由は分からなかったけれど…突然怒鳴られた時、すごく苦しそうに見えて、私は心配になった。
(何か嫌なことがあったのかな?知りたいな…)
私は彼が笑顔になってくれることを願った。
◾️玲 視点
(あああああ!!!やってしまったーーー!!)
音楽室を去った俺は、帰り道で頭を抱えてしまった。
(何であんな言い方したんだろ…最悪だーーーぜーったい、嫌われたーーーー、ヒロインに嫌われるって結構、心に来るなぁーーーー、はぁー最悪)
俺はトボトボとしょんぼりした雰囲気で家に帰った。
※あとがき
白鳥くん、今でも[フォクシード]の曲弾けるんだねー
あと、ギターなのにピアノもできるって、やばすぎ!
次回、花宮さんピンチ?!
お楽しみにー
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