この世界の思い、始まりは変わらない 少年がゲームの世界で音楽無双?!音楽で人々も友達も、ヒロインもみんな笑顔にしてみせます!!!

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第18話 定期試験

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「れーいー!タースーケーテー」
学校に着いて早々、誰かが俺のところに来た。まあ、見なくても分かるんだが…
「何だよ?」
「勉強…教えて」
もうすぐ定期試験がやって来る。このテストで赤点を取るととんでもなく怖い先生と授業することになる。
(ゲームでは、この時間飛ばせたからなーすぐに定期試験終わった後に行くことできたんだけれど……現実ですもんねー)
俺はテスト勉強が憂鬱になっていた。
(でも、確かテストで赤点を主人公が取ったら、夏休みのイベントが全部消えるんじゃなかったっけ?そうなったら、ヒロインの好感度がーーー)
俺は、主人公である翔が夏休み補習になった場合の心配をしていた。
「はぁ…仕方ないなー」
「やったー!」
俺は翔の勉強を見ることになった。

「うーん、えっと、ここはー、あ、これ使ってーでーこれをーこうしてーできた!」
「さっきからずっと声出てるなーうるさいわ」
「うええええ!!出てた?!マジ?!」
「うん、ずっと喋ってた」
今、俺たちは学校近くのカフェに来ている。
カフェの中は人が数人いて、騒ぎすぎない限り話してても大丈夫な空間になっている。
「はぁ、数学って何でこんなめんどくさいんだろ、やりたくねぇよー」
「その気持ちは分かるが、やるしかないんだから、とりあえず、スイーツとか食べて、再開しようぜ」
「へーい」
「すみませーん」
俺たちは店員さんを呼んだ。
「はい!ご注文はお決まりでしょうか?お伺いいたします。」
「えっと、この『幸せのパンケーキ』1つと『漆黒のダークチョコ』1つ、翔は?」
「俺はー『ふわふわミルクのショートケーキ』と『ときめきプリン』1つずつください!」
「かしこまりました!ご注文は以上でよろしいですか?」
「「はい!それでお願いします」」
「かしこまりました。失礼致します」
店員さんが去っていった。
「ここのカフェのネーミング独特だな」
「まあ、名前はともかく、味は美味いから良いだろ?」
「まあな」
(ここがゲームの世界だからなのか、ケーキの名前、絶対、前の世界ではつけられないはず…)
俺はケーキの名前について、色々考えながら、翔の勉強を見た。

「んんーーー美味い!」
「!!確かに美味いなこのケーキ」
俺と翔は休憩で頼んだケーキを食べていた。
「もう少しだけ、勉強しますかー」
「うへぇーやりたくなーい」
「ああ、やりたくないならやらなくて良いぞー」
「なにー?!」
「ただ、夏休みが消えるだけだけれどなー」
「!!それは絶対にやだ!……勉強するか」
翔は嫌そうな顔をしながら、夏休みのために勉強を再開した。
(さて、俺も前の知識があるとはいえ、油断できないから勉強しよーっと、主人公とヒロインがくっつくようにしないとなー)
俺もペンを持って、勉強に取りかかった。

「よし!終わろうか」
「いやっほーーーーーーい!!!」
「片付けるのはえーなーおい!」
勉強を終わると宣言した瞬間に、翔は教科書やら筆箱やら全部片付けやがった。
「だって、もうやらないんだろ?なら、片付けても良いじゃねーか」
「どんだけやりたくなかったんだよ」
「めーーーーーーっちゃ!やりたくなかった」
「はいはい、ほんじゃあ、帰りますか」
「ういー帰ろ!帰ろ!」
ウキウキしている翔を連れて店を出た。外はもう真っ暗で、晩御飯を過ぎたぐらいの時間だった。
「よし!玲!家まで競争だーー!!」
「いや、待て待て!俺とお前家の方向逆!どうやって競争するつもりだよ!!」
「あれ?そうだっけ?」
「そうだよ、途中で別れるだろうが」
「なら、その途中までーよーい、どん!」
「だから、待てって言ってるだろうが!!」
勝手に走り出した翔を追って俺も走った。
その後、くたくたになりながら、家に帰った。

試験後…
「テスト終わったー!!よし!遊ぶぞー!」
「翔はすぐ遊びに行くなぁー」
「もちろん!俺は遊ぶことで生きられるのだからー」
「どんな体になってんだよ。遊ぶことで生きられるって、なんじゃそりゃ」
「あははは!!」
「全く……それで、テストはどんな感じだったんだ?手応えとかさ」
「うーーん、多分、いけた、はず……」
「心配だな?!おい!やめろよ?補習とか」
「た、多分、ない……はず」
「自信をなくすなよ………」
「そういう玲はどうだったんだよ」
「いや、まあ、いけてる手応えはあるよ?」
「うええええ!!意外と賢いのか?!玲は!」
「意外とってなんだ!意外とって」
「いやー、俺と一緒で勉強やばい組だと思ってたから」
「いや、ふざけんな…お前さんとはちがーう」
「ちくしょーーーー!!!」
(まあ、前の時の知識があったからだけれど…)
俺は心の中でそんなことを思いながら、翔と話し込んだ。

試験結果日当日……
「ふぅー、今日か」
俺は少し緊張しながら、学校へ向かった。中学のテストとはいえ、ちょっと難しい問題があったため、それができてるか不安だった。
あとは……
(頼むから翔が赤点ではありませんようにー)
翔のテストが赤点だと、ヒロイン達との交流がなくなり、そこから好感度を上げていくのはきついため、今日の発表に緊張していた。
(本人がいけてるかどうか、分かんないって感じだったからなー、頼むーーーー!!!)
俺は願いながら、自分の教室を目指した。

「さて、それじゃあ、テストを返すぞー、1番から取りに来てくれー」
先生がテストを返すと言い出した。
(きた!さあ、頼むぞ!!)
俺はそう願いながら、自分のテストを返してもらった。中を見ると、
『5教科 合計 483点』
(よし!)
俺のテストの合計点数が高かった。5教科のそれぞれの点数も平均50点を上回っていた。
(あとは、翔だけだ!俺の心配は!)
翔が先生に呼ばれた。
(頼む頼む頼む頼む頼む頼む頼む頼む頼頼む頼む)
俺は願った。
翔がテストを受け取り、中を見た。その時の表情は……
とても嬉しそうだった。
(!!あの顔は多分いけたってことか?めっちゃ嬉しそうな顔してるが)
俺は翔を見続けた。すると、向こうも俺に気づいたのだろう。すぐにこっちに来た。
「玲ー見てくれ!」
翔のテストを見ると……
『5教科 合計 419点』
「おおおー!!やったな!翔!」
「おう!5教科全部赤点なし!!」
「やったな!!これで!」
「ああ!これで!」

「「夏休みだーーーーーー!!!」」

俺たちはあまりに嬉し過ぎて教室で叫んでしまった。すると…
「うるさい!そこ!静かにする!!」
クラスの委員長が怒ってきた。
「す……すみません…」
「ヒェー…ごめんなさい」
俺も翔も怯えて縮こまってしまった。
「自分の席に座りなさい!」
委員長にさらに注意され、俺と翔は自分の席に帰った。

「ううう……委員長……こえー」
「まあ、あれは俺たちが悪いから、怒られて当然だわ」
「ううう…でも、あんな言い方ないじゃん」
「まあ、仕方ないさ、さあ!切り替えて、夏休みのこととか考えようぜ!」
「賛成ー!!」
俺と翔は夏休みの予定を練ることにした。
(ちなみにこの委員長も高校生編でのヒロインなんだよなー、一応好感度上げておくかー)
俺は密かに翔と委員長が関わるようにしようと考えた。

※あとがき
試験終わりましたねー
2人とも良い成績を取ったのではー?
さて、この物語がついに夏休みand2学期編に突入!
さらなる、盛り上がりがあるかも?
またまた、主人公とヒロイン達の恋はどうなるのかー!!

次回、夏休み!遊んで遊んで遊ぶぞー 
お楽しみにー
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