サポーターとアイドル 世界で活躍していた元バンドマン、アイドルのサポーター兼ボディーガード始めました!!アイドル達をトップにしてみせます!!

berumeru

文字の大きさ
1 / 3

プロローグ 出会い

しおりを挟む
「ふぁぁぁぁああああ……ねむ…」
雨が降り、外の雲の色が黒く、外の景色が全体的に暗い雰囲気の中、学校で授業を受けていた。興味のない話だったため、寝ようかどうか迷っていた。睡魔には勝てそうにない。
終業時間までまだ30分もあった。
「暇すぎる……スマホいじっとこ」
俺の席は後ろから1番目の真ん中の列で、先生からはあまり見えない(多分見えないはずの)場所のため、前のやつの背中に隠れてスマホをいじっていた。

「はい、次の問題を…雨宮くん…ん?雨宮くん?……寝てるし……あーまーみーやー!!」
「………」
「雨宮!!あーまーみーやー!!!」
「………」
「なんで起きないんだよ!!あーまーみーやー!!!」
なんかガタガタ鳴っているのが聞こえたが、俺は無視して眠りにつこうとした。すると……
バシンッ!!
「ふぇあ!!いったぁー!!な、なんだ?!」
頭を叩かれたため、飛び起きたのだが、目の前に先生が立っていた。俺はいつの間にか寝ていたらしい。先生が腕を組んで、足をトントン…いや、ダンダンだな…めっちゃ鳴らしていて、鬼の形相で俺を睨んでいた。
「あ、どうも……おはようございます…」
「……あ、どうも…おはようございます……じゃねーよ!!そんなに私の授業はくだらないか?あん?」
「はい」
「んだとこの!!」
先生が俺の頭をぐりぐりしてきた。それがあまりにも痛すぎて、俺は体を捻って先生から抜け出そうとした。でも、力が強すぎて逃げれなかった。
「痛い痛い痛い痛い!!」
「こんのー!!次寝たら承知しないからなー!!」
「…へい」
先生のぐりぐりから解放された俺は、頭を押さえながら、先生の授業を聞くことにした。

「あーいってぇー頭がズキズキするー」
頭があまりにも痛いため、机に突っ伏しながら、頭を押さえていた。
「何してんだよーしろうさー」
「いや、寝てたら、先生に見つかった。」
「そりゃ見つかるだろー問題当てられてたんだからー」
「あれま?!」
やれやれそう言いながら俺の前の席に座ったこの男子は俺の大親友、早乙女 大輝(さおとめ だいき)、俺と同じようにふざけたり、調子に乗ったりする友達で、学校でもうるさい2人だとよく言われている。
「ま、しろうさが100%悪いわ笑笑」
「バレないと思ったんだけれど……くそー」
大袈裟に悔しがってみた。大輝はカッカッカッと笑っていた。

ま、こんな感じで学校に通っている俺は、雨宮 白兎(あまみや はくと)と言う。親しい友達は俺を『しろうさ』とか『うさぎ』とか呼んでくる。俺のあだ名安直すぎねぇ?
ま、そんな俺が主人公ですわー

自分で言ってて恥ずい……

ま、そんな俺にも色々ありまして……
今現在、家にいます。
「白兎ーちょいと頼み事があるんだけれどー」
母さんが俺を呼んできた。
「なーにー?って頼み事?」
「ああ、これをまた、届けてやって欲しいのよー」
母さんの手には綺麗に包まれた弁当だった。それも、2つも!
「あー、また忘れたの?あの人達」
「うん…頼むよー白兎」
「ういー」
だるそうに返事をした。2つの弁当を持って、持ち主のところまで届けに行った。

「ふ~んふふふふ~~んん…」
俺の好きなバンドの曲を鼻歌で歌いながら自転車を漕いでいた。
多くのビルが立ち並び、人々が歩いていた。
そのビルの1つに俺の目的地がある。

「うーっす、お疲れ様ですー」
中に入ると受付の人がいた。
「お疲れ様で……って雨宮くん!どうしたの?」
「あー、あの人達がまた、弁当忘れたらしいんで届けにー」
「ああ!なるほどね、あの人達なら15階で撮影中だと思うわ」
「りょーかいです!あざます!」
早速エレベーターで、15階まで登った。

15階に着くと、色んな人が慌ただしく働いていた。
「お邪魔しまっすー」
静かに隅っこに移動した。
色んな撮影器具があり、大人達があちこち移動していた。すると…
「雨宮さん!入られますー」
その声と共に現れたのは、青くて長いストレート髪の女性だった。
「本日はよろしくお願いします」
「はい!よろしくねー、それじゃあ、撮影始めて行くよー」
その女性は、撮影スポットに移動した。
「本格的だなー」
何台ものカメラがあって、女性がポーズをとるたびにシャッターが押されていた。
ぼーっとしながらその様子を見ていると……
「あら、雨宮くん来てくれたの?」
声がした方を見ると、スーツ姿の女性が立っていた。
「お疲れ様です。雅(みやび)さん」
この方は雅 茜(みやび あかね)さん、撮影スポットで撮影しているのが、雨宮 夏(あまみや なつ)俺の姉だ。雅さんは夏姉の専属マネージャーで、夏姉がいるところにいつもいる姉御肌の女性だ。
「また、夏が忘れたのね。ごめんなさいね?」
「気にしないでくださいよー、いつものことなんで、それに、こうやって届けに来たら、こう言う撮影とか見れるんで、有り難いですよー」
楽しそうに撮影している夏姉を見た。自然と現れている笑顔が眩しかった。
「そう…なら、いいのだけれど…」
雅さんと雑談していると……
「はい!本日の撮影は終わりですーお疲れ様でしたー」
「お疲れ様でーす…あ!」
夏姉の撮影が終わった。夏姉が俺に気づいて走ってきた。
「はーくん!!」
「はいはい、お疲れ様ーこれ、母さんから弁当……あと、これ黒叔父に渡しておいてー」
「あらま、黒さんも忘れてたの?分かったー渡しておくわ」
夏姉に黒叔父の弁当も渡した。
「じゃ、帰るわ」
「え!もう帰っちゃうの?」
「うん…充分見たし、俺、家でゲームしたいから…ほんじゃ!雅さん、夏姉をよろしくです」
「ええ、任せてちょうだい!」
「ええー!!……仕方ないさっさと仕事終わらして、私も帰るから!」
「はーい、頑張ってーそれじゃあ!」
夏姉の仕事場を去った。

俺の家族は色々複雑だ。まず、俺。まあ、次男なんですこう見えて。そして、夏姉、俺の3個上。因みに俺は高校1年生、だから、夏姉は大学1年生、そして、俺の兄、雷(らい)23歳の社会人、有名なギタリストでもある。そして、俺の母、七海(ななみ)、俺の父、冬馬(とうま)の5人家族、さらに、叔父の黒都(くろと)、叔母の雪乃(ゆきの)の2人が俺たちの家に住んでいる。まあ、色々あったんだよー
そんで、そんな家族の中にいる俺が、母と叔母のせいで色々巻き込まれていく物語らしい……

って何に巻き込まれるの?!俺!いやなんですけれど……

ま、めんどくさいことにはならないことを願うか……

※あとがき
今回、4作品目になります。
あ、ベルメールです!いつも小説を読んでいただきありがとうございます!

さて、今回はアイドルとそれを支える男子のお話です。自分でもどんなお話にしようか悩みながらも書いていきますので、最後までお付き合いください!
よろしくお願いします!

ではでは!
次回! 衝撃!!サポーターに就任?
お楽しみにー
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

私の推し(兄)が私のパンツを盗んでました!?

ミクリ21
恋愛
お兄ちゃん! それ私のパンツだから!?

俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。

true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。 それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。 これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。 日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。 彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。 ※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。 ※内部進行完結済みです。毎日連載です。

敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています

藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)

大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。 この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人) そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ! この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。 前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。 顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。 どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね! そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる! 主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。 外はその限りではありません。 カクヨムでも投稿しております。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

処理中です...