3 / 3
第2話 アイドルとサポーター
しおりを挟む
「本当にごめんなさい……」
「……いえいえ」
俺の頭に大きなタンコブができていた。痛すぎたので、冷やしているが……
「あははは!!あの白兎が女の子に殴られて気を失うって……くっくっくっ…!!面白すぎるでしょ!」
叔母さんがずっと笑っていた。
「………笑いすぎだと思うんだけれど」
「はぁーお腹痛いわー笑笑……ごめんなさいねー、この子が突然いたから驚いたのよね?みんな」
「そうよ!その男が悪いのよ!」
俺を殴った張本人が叫んできた。
(こいつ、ぶん殴ってやろうか)
心の中でイラつきながらも、話を聞くことにした。
「それで、この人は…?」
マネージャーさんが叔母さんに聞いていた。
「以前話していた、サポーターをやってくれる子よ、名前は、雨宮 白兎、高校一年生よ」
「…雨宮です。以後お見知り置きを」
不貞腐れたように挨拶してやった。
「それで、白兎、この子達があなたがサポートするアイドル達よ、ほら、挨拶してちょうだい」
叔母さんがみんなに促した。
「えっと、改めまして、濱中 佳奈(はまなか かな)です。高校1年生です。よろしくお願いします」
さっき、虫がいて怖すぎて俺に飛びついてきた女子だった。茶髪のボブで身長が小さめだった。目がくりっとしていて、可愛らしい人だった。
「えっと、他の子達は…」
「…長谷川 蘭(はせがわ らん)、あんたみたいなやつと仲良くなんてしないから」
凄く怒っているような雰囲気の女子。彼女は紫色の髪をポニーテールにしていた。キリッとした鋭い目つきで俺を睨んでいた。
(絶対、仲良くなれそうにない)
「初めまして!波崎 光莉(なみさき ひかり)です!よろしくお願いします!サポーター!」
「さ、サポーター?」
「え、サポーターでしょ?役目、だったら、名前もサポーターで良くない?」
凄くフレンドリーな女子だった。黄色の髪色で、ゆるふわボブっていう髪型?ぽかった。
「……どうも、黒影 南(くろかげ みなみ)………よろしく」
静かな雰囲気の女子だった。紺色の髪が長めで下ろしていて、ストレートになっていた。
無口な雰囲気があって、近づき難い感じだった。
「初めまして!僕は、小雀 林(シャオチュエ リン)って言います!よろしく!」
黒髪のベリーショートの女子?だった。エネルギッシュなスポーツっ子って感じだった。
ただ…
「しゃ、シャオチュエ?リン?って名前なのか?」
「あ、はい!僕、出身が中国で、育ったのが日本なんですよーだから、日本語が話せるんです!中国語も一応話せますよー、本場の中国人ほどではないですけれど……」
「すごいな、えっと、ちなみに僕って言うのは…」
「女の子よ、この子は」
叔母さんがそう教えてくれた。
「…そうっすか」
俺は男子だったらって期待したが、女の子と言われ少しがっかりした。
何せ、男が今いないのだ。同性がいないのは結構きつい。
(俺、やっていけるかな?)
めっちゃ不安になってしまった。
「ま、自己紹介はこのくらいにして、前に話していた通り、この子達のサポーターとして、働いてもらうわ、あと、この子が矢那咲 翠(やなさき みどり)ちゃん。一応、ここにいるアイドル達のマネージャーよ、お世話になると思うから、覚えておきなさい」
「あ、えっと、雨宮 白兎です。よろしくお願いします。」
「矢那咲 翠です。よろしくね?」
少し緊張しているのか、それとも、警戒されているからなのか、俺をじっと見てきた。
「な、何ですか?」
「いや、あなたどこかで……」
「き、気のせいだと思いますけれど……」
俺は少しヒヤヒヤしながら、彼女の目を見た。
「そうよね…気のせいかな?」
納得していない表情をしていたが、やがて諦めたかのように、元の表情に変わっていた。
(あっぶねぇー!バレたらめんどいことなるから、絶対話さないでおこーっと)
俺も知らん顔をしながら、おばさんの話を聞くことにした。
「よし、みんな揃ったね…それじゃあ、今後のこと話そうか…」
叔母さんが話し始めた。
「ま、アイドルのみんなは今までとそんなに変わらないんだけれど…普段はマネージャーと共に行動することがあったでしょ?たまに、サポーターである白兎と行動してもらうから、そこはしっかり覚えておいて。いいね?」
「私は構いませんよー」
「……お好きにどうぞ」
「うん!僕も大丈夫です!」
「わ、私も…だ、大丈夫です。」
4人は賛成してくれたみたいだ。けれど…
「なんで、こんなやつと一緒に行動しないといけないの?しかも、男なんて……」
長谷川さんは反対らしい。
「蘭ちゃん…」
「たとえマネージャーとゆっきーさん(おばさんの名前が雪乃だから、ゆっきーさんらしい)が決めたことだとしても、私は認めませんし、そんなの許すことができません!失礼します!」
長谷川さんが部屋を出て行った。
「あ、待ってよー蘭ー」
「…お話は終わりですかね?なら、帰らせていただきます」
「え!えっと、あのー…し、失礼します!」
「ま、待ってよー!」
長谷川さんの後を追って、他の4人も出て行った。
「ごめんねー、蘭ちゃんは男性が苦手でね」
「…なら、なぜ俺を?」
「ゆっきーさんが突然言いだしたので…」
矢那咲さんも分かっていなかったらしい。
「翠ちゃんにはまだ、何も伝えてなかったから、この場で伝えるわね?この子…前に蘭ちゃんと光莉ちゃんを助けた張本人なのよ」
「え!」
矢那咲さんがめっちゃ驚いていた。
「攫われたことがあったでしょ?この子、近くにいてね、彼女達を助けるために追って、救出したのよ、この子がそばにいれば、あの子達が危険な目に遭わなくなると思ってさ」
「そうだったんですか…あ!その、蘭と光莉を助けていただきありがとうございます!」
ぺこりとお辞儀した矢那咲さん。
「いえ、たまたまですので…」
(バラしやがったー…最悪…)
俺は内心、ズーンとなりながら、矢那咲さんの感謝を受け取った。
「助けたことってあの子達に伝えるんですか?」
「えっと、そのつもりだけれど、蘭達からも言わないといけないと思うから」
「あの、それ言わないってことにしてくれませんかね?」
「え?どうして?」
「その、俺、善意でやっただけですし、たまたまですし、それに、あまり目立ちたくないって言うか…俺の家系がやばいんで…その…余計に不安にさせたくないと言うか…なんというか」
俺の声がだんだん小さくなって行った。
矢那咲さんはそんな俺を見た後、おばさんの方を見た。
「この子は私と同じ家系よ?分かるわよね?」
「………そういうことですか。なるほど」
矢那咲さんはやっと分かったようで、納得してくれた。
「分かりました。あの子達には伝えません。ただ、感謝の言葉は私から受け取ってください。ありがとうございました。」
また、矢那咲さんが頭を下げた。
「だ、大丈夫ですよ!さっき頭を下げていただいたのですから。こちらこそ、これからよろしくお願いします。サポーターとして全力で頑張ります!」
「!!はい!よろしくお願いします」
「さて!2人が仲良くなったところで、仕事について話すわよ?白兎」
「はいよ…」
「では、一応、みんなのこれからのスケジュールを送っておきますね?」
そう言って、矢那咲さんが俺にスケジュールの写真を送ってくれた。
「こ、これが仕事の量?えっと…あの…」
「言いたいことは分かります…すごく…」
そこには…
ほとんど仕事が書いていなかった。白紙だった。
「仕事がないんです。オファーが来なくて…」
「ま、まじですか…」
「はい…まじです」
「よく、事務所続けられましたね?」
「今までは、前の社長が何とかしてくれていたので、続いてこれたのですが…」
「ん?その言い方だと、続けられないって感じなんですが……」
「……おっしゃる通りです。前社長が引退されて、新しい社長が就任されたため、私たちの活動が不必要だと断言されまして、結果を出せなければ、来年には辞めさせると申しておりまして……」
「……それ、やばくないですか?」
「はい…やばいです。」
「ま、そこで、あんたの出番!」
叔母さんがウッキウキで俺にそう言ってきた。
「は?俺の出番?」
「そ!あんたの出番!!」
「……嫌な予感するんだが…」
「ふっふっふっ…この芸能界を知っているあんたなら打開策あるでしょ?!」
「……なんでそう決めつけるのかな?この人は…」
「そう言わないのー、で、ある?打開策」
「はぁ……あのね……」
「うんうん!」
「ないわ!!そんなもん!」
「えええええ!!!」
この人はバカなんだろうか…
「何であるって思ってんのさ…しかも、俺の仕事、サポーターだよね?そんな仕事あるって言ってなかったよね?増やそうとしてるよね?」
「気のせいよー気のせい…てか、ないのかー」
「ないでしょ…彼女達が頑張る他やり方はありません!」
「ぶーーーー」
この人は本当に大人なんだろうか…大きな赤ちゃんがいるみたいなんだが……
「はぁ……どうするんだよ…てか、俺、やばいところに入ったか?はぁ…」
※あとがき
なんか、やばい事務所に入れられたかもしれない。俺、もうすでに辞めたい。サポーターの仕事……あと、叔母さん…バカだったらしい。
次回、初仕事…うまくいく気がしない
お楽しみに…
「……いえいえ」
俺の頭に大きなタンコブができていた。痛すぎたので、冷やしているが……
「あははは!!あの白兎が女の子に殴られて気を失うって……くっくっくっ…!!面白すぎるでしょ!」
叔母さんがずっと笑っていた。
「………笑いすぎだと思うんだけれど」
「はぁーお腹痛いわー笑笑……ごめんなさいねー、この子が突然いたから驚いたのよね?みんな」
「そうよ!その男が悪いのよ!」
俺を殴った張本人が叫んできた。
(こいつ、ぶん殴ってやろうか)
心の中でイラつきながらも、話を聞くことにした。
「それで、この人は…?」
マネージャーさんが叔母さんに聞いていた。
「以前話していた、サポーターをやってくれる子よ、名前は、雨宮 白兎、高校一年生よ」
「…雨宮です。以後お見知り置きを」
不貞腐れたように挨拶してやった。
「それで、白兎、この子達があなたがサポートするアイドル達よ、ほら、挨拶してちょうだい」
叔母さんがみんなに促した。
「えっと、改めまして、濱中 佳奈(はまなか かな)です。高校1年生です。よろしくお願いします」
さっき、虫がいて怖すぎて俺に飛びついてきた女子だった。茶髪のボブで身長が小さめだった。目がくりっとしていて、可愛らしい人だった。
「えっと、他の子達は…」
「…長谷川 蘭(はせがわ らん)、あんたみたいなやつと仲良くなんてしないから」
凄く怒っているような雰囲気の女子。彼女は紫色の髪をポニーテールにしていた。キリッとした鋭い目つきで俺を睨んでいた。
(絶対、仲良くなれそうにない)
「初めまして!波崎 光莉(なみさき ひかり)です!よろしくお願いします!サポーター!」
「さ、サポーター?」
「え、サポーターでしょ?役目、だったら、名前もサポーターで良くない?」
凄くフレンドリーな女子だった。黄色の髪色で、ゆるふわボブっていう髪型?ぽかった。
「……どうも、黒影 南(くろかげ みなみ)………よろしく」
静かな雰囲気の女子だった。紺色の髪が長めで下ろしていて、ストレートになっていた。
無口な雰囲気があって、近づき難い感じだった。
「初めまして!僕は、小雀 林(シャオチュエ リン)って言います!よろしく!」
黒髪のベリーショートの女子?だった。エネルギッシュなスポーツっ子って感じだった。
ただ…
「しゃ、シャオチュエ?リン?って名前なのか?」
「あ、はい!僕、出身が中国で、育ったのが日本なんですよーだから、日本語が話せるんです!中国語も一応話せますよー、本場の中国人ほどではないですけれど……」
「すごいな、えっと、ちなみに僕って言うのは…」
「女の子よ、この子は」
叔母さんがそう教えてくれた。
「…そうっすか」
俺は男子だったらって期待したが、女の子と言われ少しがっかりした。
何せ、男が今いないのだ。同性がいないのは結構きつい。
(俺、やっていけるかな?)
めっちゃ不安になってしまった。
「ま、自己紹介はこのくらいにして、前に話していた通り、この子達のサポーターとして、働いてもらうわ、あと、この子が矢那咲 翠(やなさき みどり)ちゃん。一応、ここにいるアイドル達のマネージャーよ、お世話になると思うから、覚えておきなさい」
「あ、えっと、雨宮 白兎です。よろしくお願いします。」
「矢那咲 翠です。よろしくね?」
少し緊張しているのか、それとも、警戒されているからなのか、俺をじっと見てきた。
「な、何ですか?」
「いや、あなたどこかで……」
「き、気のせいだと思いますけれど……」
俺は少しヒヤヒヤしながら、彼女の目を見た。
「そうよね…気のせいかな?」
納得していない表情をしていたが、やがて諦めたかのように、元の表情に変わっていた。
(あっぶねぇー!バレたらめんどいことなるから、絶対話さないでおこーっと)
俺も知らん顔をしながら、おばさんの話を聞くことにした。
「よし、みんな揃ったね…それじゃあ、今後のこと話そうか…」
叔母さんが話し始めた。
「ま、アイドルのみんなは今までとそんなに変わらないんだけれど…普段はマネージャーと共に行動することがあったでしょ?たまに、サポーターである白兎と行動してもらうから、そこはしっかり覚えておいて。いいね?」
「私は構いませんよー」
「……お好きにどうぞ」
「うん!僕も大丈夫です!」
「わ、私も…だ、大丈夫です。」
4人は賛成してくれたみたいだ。けれど…
「なんで、こんなやつと一緒に行動しないといけないの?しかも、男なんて……」
長谷川さんは反対らしい。
「蘭ちゃん…」
「たとえマネージャーとゆっきーさん(おばさんの名前が雪乃だから、ゆっきーさんらしい)が決めたことだとしても、私は認めませんし、そんなの許すことができません!失礼します!」
長谷川さんが部屋を出て行った。
「あ、待ってよー蘭ー」
「…お話は終わりですかね?なら、帰らせていただきます」
「え!えっと、あのー…し、失礼します!」
「ま、待ってよー!」
長谷川さんの後を追って、他の4人も出て行った。
「ごめんねー、蘭ちゃんは男性が苦手でね」
「…なら、なぜ俺を?」
「ゆっきーさんが突然言いだしたので…」
矢那咲さんも分かっていなかったらしい。
「翠ちゃんにはまだ、何も伝えてなかったから、この場で伝えるわね?この子…前に蘭ちゃんと光莉ちゃんを助けた張本人なのよ」
「え!」
矢那咲さんがめっちゃ驚いていた。
「攫われたことがあったでしょ?この子、近くにいてね、彼女達を助けるために追って、救出したのよ、この子がそばにいれば、あの子達が危険な目に遭わなくなると思ってさ」
「そうだったんですか…あ!その、蘭と光莉を助けていただきありがとうございます!」
ぺこりとお辞儀した矢那咲さん。
「いえ、たまたまですので…」
(バラしやがったー…最悪…)
俺は内心、ズーンとなりながら、矢那咲さんの感謝を受け取った。
「助けたことってあの子達に伝えるんですか?」
「えっと、そのつもりだけれど、蘭達からも言わないといけないと思うから」
「あの、それ言わないってことにしてくれませんかね?」
「え?どうして?」
「その、俺、善意でやっただけですし、たまたまですし、それに、あまり目立ちたくないって言うか…俺の家系がやばいんで…その…余計に不安にさせたくないと言うか…なんというか」
俺の声がだんだん小さくなって行った。
矢那咲さんはそんな俺を見た後、おばさんの方を見た。
「この子は私と同じ家系よ?分かるわよね?」
「………そういうことですか。なるほど」
矢那咲さんはやっと分かったようで、納得してくれた。
「分かりました。あの子達には伝えません。ただ、感謝の言葉は私から受け取ってください。ありがとうございました。」
また、矢那咲さんが頭を下げた。
「だ、大丈夫ですよ!さっき頭を下げていただいたのですから。こちらこそ、これからよろしくお願いします。サポーターとして全力で頑張ります!」
「!!はい!よろしくお願いします」
「さて!2人が仲良くなったところで、仕事について話すわよ?白兎」
「はいよ…」
「では、一応、みんなのこれからのスケジュールを送っておきますね?」
そう言って、矢那咲さんが俺にスケジュールの写真を送ってくれた。
「こ、これが仕事の量?えっと…あの…」
「言いたいことは分かります…すごく…」
そこには…
ほとんど仕事が書いていなかった。白紙だった。
「仕事がないんです。オファーが来なくて…」
「ま、まじですか…」
「はい…まじです」
「よく、事務所続けられましたね?」
「今までは、前の社長が何とかしてくれていたので、続いてこれたのですが…」
「ん?その言い方だと、続けられないって感じなんですが……」
「……おっしゃる通りです。前社長が引退されて、新しい社長が就任されたため、私たちの活動が不必要だと断言されまして、結果を出せなければ、来年には辞めさせると申しておりまして……」
「……それ、やばくないですか?」
「はい…やばいです。」
「ま、そこで、あんたの出番!」
叔母さんがウッキウキで俺にそう言ってきた。
「は?俺の出番?」
「そ!あんたの出番!!」
「……嫌な予感するんだが…」
「ふっふっふっ…この芸能界を知っているあんたなら打開策あるでしょ?!」
「……なんでそう決めつけるのかな?この人は…」
「そう言わないのー、で、ある?打開策」
「はぁ……あのね……」
「うんうん!」
「ないわ!!そんなもん!」
「えええええ!!!」
この人はバカなんだろうか…
「何であるって思ってんのさ…しかも、俺の仕事、サポーターだよね?そんな仕事あるって言ってなかったよね?増やそうとしてるよね?」
「気のせいよー気のせい…てか、ないのかー」
「ないでしょ…彼女達が頑張る他やり方はありません!」
「ぶーーーー」
この人は本当に大人なんだろうか…大きな赤ちゃんがいるみたいなんだが……
「はぁ……どうするんだよ…てか、俺、やばいところに入ったか?はぁ…」
※あとがき
なんか、やばい事務所に入れられたかもしれない。俺、もうすでに辞めたい。サポーターの仕事……あと、叔母さん…バカだったらしい。
次回、初仕事…うまくいく気がしない
お楽しみに…
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる