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第4章
告白?はい好きです
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バスルームの扉が開き、湯気とともに亮が出てきた。借りたグレーのスウェットは、袖も、丈も若干短かった。
居酒屋の一件の後、由紀の提案で亮は彼女の部屋に泊まる事になった。
「……すみません、お父さんの服、借りちゃって」
「ううん、大丈夫。全然泊まりに来てなくて着てなかったやつだから。……やっぱり亮君が着るとちょっと小さいね」
由紀は先に風呂を済ませていて、ドライヤーで髪を乾かし終えたばかりだった。部屋には湯あがりの石鹸とフローラルな香りが漂い、2人だけの静けさに包まれている。
「お茶、どうぞ」
「ありがとうございます」
ソファに座った亮にカップを手渡す。落ち着いたようだが、その顔はどことなく暗かった。
「……あの、亮君」
「はい」
亮が小さく返事をする。その声の奥に、ほんのわずかに残る不安の色を由紀は感じ取っていた。
「……どうして、あの場所に来たんですか?」
言葉を選びながら問いかけると、亮は一度目を伏せて、苦笑いのように息を吐いた。
「退社する時に……由紀さんの顔、見たくなっちゃって」
ぽつりと、思いがけない理由が返ってきた。
「……それでエントランスでちょっと待ってたら、三浦さんに会って。『課長と一緒に退社しましたよ』って聞いて……」
そう言う彼の指先が、カップの縁をなぞっていた。
「でも……どうしてお店が分かったんですか?」
由紀が首を傾げると、亮は真っ直ぐと目を向けてきた。
「……三浦さんが、“多分あそこじゃないか”って。前に課長が“静かで美味しい”って言ってた居酒屋、聞いたことあったって……それで、つい」
「……そっか。そうだったんですね」
克也が、そんな話を三浦にしていたのか。確かに店を選んだのは彼だった。
亮が無理やりあんな行動を取ったことに戸惑いはあるけれど、きっかけは彼なりの不安だったのだと、ようやく実感として受け止めた。
すると──。
隣から、ゆっくりと重さが寄りかかってきた。亮が体を傾け、由紀の肩に額を押し当てていた。頬がふれて、体温が伝わる。
「……さっきも言いましたけど。嫉妬しました。すごく、勝手に」
まるで少年のような声音だった。
「俺……、不安で、どうしようもなくなっちゃって」
私のことで、こんなにも──。由紀は目を伏せた。胸の奥が、きゅう、と締めつけられる。
「大丈夫。私は亮君の隣にいますから。私こそごめんなさい。江口さんと食事に行くって、事前に伝えておくべきだった」
由紀の手が、亮の濡れた髪をそっと撫でる。その指先に、亮の体温と、ほんのりとした石鹸の香りが伝わってくる。
「……由紀さんにとって、江口課長って。どんな存在でなんですか?」
「どんな……。本当ずっと先輩って感じ。ずっと迷惑かけっぱなしの」
「……慕ってるんですか」
「人として、ね。……恋愛感情とか、本当そういうのではないの」
「そう、なんですか……」
それでも亮は唇に手を当てて、不安そうに目を伏せた。
「俺、変ですよね。こういうの、重いって思われるかもしれないけど……。でも、嫌なんです。由紀さんが、他の男と笑ってるの。居ても立っても居られなくなる」
亮の顔に一瞬表情がなくなる。由紀は返す言葉を失っていた。
確かに、さっきの嫉妬は、異常といえば異常だった。でも、その重さが、今の自分の中で少しずつ「愛しさ」に形を変え始めていることに気づく。
自分のために不安になって、焦って、走ってきた彼。
居酒屋に現れた彼の瞳に浮かんでいた、あの必死さ。
そして──裏路地で、涙を浮かべて膝を折ったあの姿。
あの時、少し彼から得体の知れない「怖さ」を感じた。
けれど今、こうして寄り添ってくる彼を前にすると、その感情は薄らいでいた。
「亮君」
由紀はそっと彼の頬に手を添え、向かい合うように顔を覗き込んだ。
「私……たぶん、前よりちゃんと、自分の気持ちを信じられるようになってきてる」
「……え?」
「昔の私はなんでもすぐに引いて、逃げてばかりで。でもね、亮君といると、少しずつ……それが変わってきたんです」
由紀は柔らかい笑みを浮かべた。
「私、亮君が好き」
亮の目がわずかに見開かれる。
「今までごめんなさい。ずっと好きだって言ってもらっていたのに。私の態度が曖昧だったから、不安にさせて」
──おねえちゃん。
「え?」
呟かれたその言葉はあまりにも小さくて、聞き取れなかった。
そして次の瞬間、胸元にぎゅっとしがみつかれる。
「ゆき、さん……好き。本当に、好き、です」
低く震える声が、彼の喉奥から漏れた。体を揺らすほど強く抱きしめられ、少しだけ驚いた。けれど、そのまま、大きな背にそっと手を回す。
ただ、優しく。何も言わず、受け入れて。
その背を撫で続けた。
***
顔が、見たかっただけなんだ。
ただそれだけだった。退社のタイムカードを押し、上着に腕を通しながら、ふと彼女の姿が浮かんだ。ただそれだけの理由で、亮はビルのエントランスで立ち尽くしていた。
そこへ偶然現れた後輩──三浦佳奈が、ぽろりと告げた。
「藤木さん、江口課長と一緒に退社してましたよ。たぶん飲みに行ったんじゃないですか?」
その瞬間、心臓の奥にざらりとした熱が走った。
──課長。江口克也。
その名前を聞いた瞬間、血が逆流するようだった。
落ち着こうとした。でも頭の中がノイズのようにざわめいて、勝手に手がポケットの携帯を探っていた。
お正月由紀が家に来た時に、財布にそっと入れた小型のGPS。彼女が通勤途中で何かあった時のためにと、自分に言い訳して入れたものだ。
その信号が、駅前の居酒屋にピンポイントで立っていた。
──なんで、あんなとこに。なんで、ふたりで。
胸の内が焼けつくように熱くなり、居ても立ってもいられず、気づいたら走っていた。
そうして、自分の理性よりも、嫉妬が先に動いた。
店に入った時には、もう何をどう振る舞えばよいか分からなくなっていた。ただ無意識に、由紀の手首を取り、克也の前で唇を重ねた。
僕の“お姉ちゃん”だと、言ってしまいたかった。
誰にも渡したくなかった。
──最低だ。何やってるんだ、僕は。
亮はその直後、自分の中に膨れ上がる自己嫌悪に押し潰されそうになっていた。けれども、裏路地で膝をついた時、由紀は逃げなかった。責めもしなかった。震える自分を、ただ、受け止めてくれた。
そして、部屋で。
やや濡れた髪で、彼女は告げた。
──私、亮君が好き。
その言葉に、胸の奥がじんと熱くなった。感情が溢れ、喉の奥が詰まりそうだった。
思わず、言葉にならぬ声で、彼女の名を呼んだ。
ああ、ほんとうに。
この人が好きなんだ。
強く彼女を抱きしめれば、胸の痛みが、ゆっくりと溶けていくようだった。
たとえどんな不安が胸を刺しても。
たとえ、醜い自分の一面を知られても。
僕はあなたからずっと離れたくない──。
ずっと欲しかった言葉。焦がれていた言葉。
喉の奥が熱くなり、視界が滲む。
それでも、泣くわけにはいかないと思っていた。
けれど、涙は勝手にあふれてきた。
彼女の前ではもう、何も取り繕えない。
「……ゆき、さん……」
その声は、必死に愛を乞う、少年のような震えを含んでいた。
瞬間、感情が決壊する。
亮はその唇に貪るようなキスを落とす。
ふたりの呼吸が乱れる。唇を離しては重ね、頬、まぶた、首筋へと、口づけは止まらなかった。
「由紀さん……ずっと……俺だけを、見てて……」
その言葉のひとつひとつが、震えていた。
由紀は、何も拒まなかった。ただ、受け止めていた。自分のために涙を流すこの人の、狂おしいほどまっすぐな愛を、拒める理由がどこにもなかった。
「亮君……だいじょうぶ。いるから、ここに……」
優しくささやいた声が、彼の背中を撫でるように包んだ。けれどその優しさが、亮の執着を逆撫でするようにも働いた。
指が、彼女の背にまわった手が、強く握る。熱がにじむように触れ合う体温。湿った吐息が、互いの肌に落ちていった。
居酒屋の一件の後、由紀の提案で亮は彼女の部屋に泊まる事になった。
「……すみません、お父さんの服、借りちゃって」
「ううん、大丈夫。全然泊まりに来てなくて着てなかったやつだから。……やっぱり亮君が着るとちょっと小さいね」
由紀は先に風呂を済ませていて、ドライヤーで髪を乾かし終えたばかりだった。部屋には湯あがりの石鹸とフローラルな香りが漂い、2人だけの静けさに包まれている。
「お茶、どうぞ」
「ありがとうございます」
ソファに座った亮にカップを手渡す。落ち着いたようだが、その顔はどことなく暗かった。
「……あの、亮君」
「はい」
亮が小さく返事をする。その声の奥に、ほんのわずかに残る不安の色を由紀は感じ取っていた。
「……どうして、あの場所に来たんですか?」
言葉を選びながら問いかけると、亮は一度目を伏せて、苦笑いのように息を吐いた。
「退社する時に……由紀さんの顔、見たくなっちゃって」
ぽつりと、思いがけない理由が返ってきた。
「……それでエントランスでちょっと待ってたら、三浦さんに会って。『課長と一緒に退社しましたよ』って聞いて……」
そう言う彼の指先が、カップの縁をなぞっていた。
「でも……どうしてお店が分かったんですか?」
由紀が首を傾げると、亮は真っ直ぐと目を向けてきた。
「……三浦さんが、“多分あそこじゃないか”って。前に課長が“静かで美味しい”って言ってた居酒屋、聞いたことあったって……それで、つい」
「……そっか。そうだったんですね」
克也が、そんな話を三浦にしていたのか。確かに店を選んだのは彼だった。
亮が無理やりあんな行動を取ったことに戸惑いはあるけれど、きっかけは彼なりの不安だったのだと、ようやく実感として受け止めた。
すると──。
隣から、ゆっくりと重さが寄りかかってきた。亮が体を傾け、由紀の肩に額を押し当てていた。頬がふれて、体温が伝わる。
「……さっきも言いましたけど。嫉妬しました。すごく、勝手に」
まるで少年のような声音だった。
「俺……、不安で、どうしようもなくなっちゃって」
私のことで、こんなにも──。由紀は目を伏せた。胸の奥が、きゅう、と締めつけられる。
「大丈夫。私は亮君の隣にいますから。私こそごめんなさい。江口さんと食事に行くって、事前に伝えておくべきだった」
由紀の手が、亮の濡れた髪をそっと撫でる。その指先に、亮の体温と、ほんのりとした石鹸の香りが伝わってくる。
「……由紀さんにとって、江口課長って。どんな存在でなんですか?」
「どんな……。本当ずっと先輩って感じ。ずっと迷惑かけっぱなしの」
「……慕ってるんですか」
「人として、ね。……恋愛感情とか、本当そういうのではないの」
「そう、なんですか……」
それでも亮は唇に手を当てて、不安そうに目を伏せた。
「俺、変ですよね。こういうの、重いって思われるかもしれないけど……。でも、嫌なんです。由紀さんが、他の男と笑ってるの。居ても立っても居られなくなる」
亮の顔に一瞬表情がなくなる。由紀は返す言葉を失っていた。
確かに、さっきの嫉妬は、異常といえば異常だった。でも、その重さが、今の自分の中で少しずつ「愛しさ」に形を変え始めていることに気づく。
自分のために不安になって、焦って、走ってきた彼。
居酒屋に現れた彼の瞳に浮かんでいた、あの必死さ。
そして──裏路地で、涙を浮かべて膝を折ったあの姿。
あの時、少し彼から得体の知れない「怖さ」を感じた。
けれど今、こうして寄り添ってくる彼を前にすると、その感情は薄らいでいた。
「亮君」
由紀はそっと彼の頬に手を添え、向かい合うように顔を覗き込んだ。
「私……たぶん、前よりちゃんと、自分の気持ちを信じられるようになってきてる」
「……え?」
「昔の私はなんでもすぐに引いて、逃げてばかりで。でもね、亮君といると、少しずつ……それが変わってきたんです」
由紀は柔らかい笑みを浮かべた。
「私、亮君が好き」
亮の目がわずかに見開かれる。
「今までごめんなさい。ずっと好きだって言ってもらっていたのに。私の態度が曖昧だったから、不安にさせて」
──おねえちゃん。
「え?」
呟かれたその言葉はあまりにも小さくて、聞き取れなかった。
そして次の瞬間、胸元にぎゅっとしがみつかれる。
「ゆき、さん……好き。本当に、好き、です」
低く震える声が、彼の喉奥から漏れた。体を揺らすほど強く抱きしめられ、少しだけ驚いた。けれど、そのまま、大きな背にそっと手を回す。
ただ、優しく。何も言わず、受け入れて。
その背を撫で続けた。
***
顔が、見たかっただけなんだ。
ただそれだけだった。退社のタイムカードを押し、上着に腕を通しながら、ふと彼女の姿が浮かんだ。ただそれだけの理由で、亮はビルのエントランスで立ち尽くしていた。
そこへ偶然現れた後輩──三浦佳奈が、ぽろりと告げた。
「藤木さん、江口課長と一緒に退社してましたよ。たぶん飲みに行ったんじゃないですか?」
その瞬間、心臓の奥にざらりとした熱が走った。
──課長。江口克也。
その名前を聞いた瞬間、血が逆流するようだった。
落ち着こうとした。でも頭の中がノイズのようにざわめいて、勝手に手がポケットの携帯を探っていた。
お正月由紀が家に来た時に、財布にそっと入れた小型のGPS。彼女が通勤途中で何かあった時のためにと、自分に言い訳して入れたものだ。
その信号が、駅前の居酒屋にピンポイントで立っていた。
──なんで、あんなとこに。なんで、ふたりで。
胸の内が焼けつくように熱くなり、居ても立ってもいられず、気づいたら走っていた。
そうして、自分の理性よりも、嫉妬が先に動いた。
店に入った時には、もう何をどう振る舞えばよいか分からなくなっていた。ただ無意識に、由紀の手首を取り、克也の前で唇を重ねた。
僕の“お姉ちゃん”だと、言ってしまいたかった。
誰にも渡したくなかった。
──最低だ。何やってるんだ、僕は。
亮はその直後、自分の中に膨れ上がる自己嫌悪に押し潰されそうになっていた。けれども、裏路地で膝をついた時、由紀は逃げなかった。責めもしなかった。震える自分を、ただ、受け止めてくれた。
そして、部屋で。
やや濡れた髪で、彼女は告げた。
──私、亮君が好き。
その言葉に、胸の奥がじんと熱くなった。感情が溢れ、喉の奥が詰まりそうだった。
思わず、言葉にならぬ声で、彼女の名を呼んだ。
ああ、ほんとうに。
この人が好きなんだ。
強く彼女を抱きしめれば、胸の痛みが、ゆっくりと溶けていくようだった。
たとえどんな不安が胸を刺しても。
たとえ、醜い自分の一面を知られても。
僕はあなたからずっと離れたくない──。
ずっと欲しかった言葉。焦がれていた言葉。
喉の奥が熱くなり、視界が滲む。
それでも、泣くわけにはいかないと思っていた。
けれど、涙は勝手にあふれてきた。
彼女の前ではもう、何も取り繕えない。
「……ゆき、さん……」
その声は、必死に愛を乞う、少年のような震えを含んでいた。
瞬間、感情が決壊する。
亮はその唇に貪るようなキスを落とす。
ふたりの呼吸が乱れる。唇を離しては重ね、頬、まぶた、首筋へと、口づけは止まらなかった。
「由紀さん……ずっと……俺だけを、見てて……」
その言葉のひとつひとつが、震えていた。
由紀は、何も拒まなかった。ただ、受け止めていた。自分のために涙を流すこの人の、狂おしいほどまっすぐな愛を、拒める理由がどこにもなかった。
「亮君……だいじょうぶ。いるから、ここに……」
優しくささやいた声が、彼の背中を撫でるように包んだ。けれどその優しさが、亮の執着を逆撫でするようにも働いた。
指が、彼女の背にまわった手が、強く握る。熱がにじむように触れ合う体温。湿った吐息が、互いの肌に落ちていった。
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