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第5話 村娘シアとの出会い、そして魔猪襲来
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翌朝、俺は早起きして村の外周の見回りをしていた。
昨日、神眼で感知した「水源付近の闇属性魔石」が気になっていたのだ。村の井戸が汚染されるようなことがあれば、レント村の生活は一瞬で崩壊する。
霧の残る森の入口に差しかかると、小鳥の鳴き声が静けさを破った。川沿いを進むと、岩肌の影に、確かに不自然な魔力のうねりがあった。
神眼を起動すると、地中に黒く濁った球体が埋まっているのが見える。直径三十センチほどの闇の魔石。自然にできるものではない。
何者かが意図的に埋めた――そう確信した。
「放っておけないな。解呪構文を――」
地に手をかざした瞬間、背後の茂みが大きく揺れた。
反射的に振り返り、神眼を照射。木々の奥から突進してくる巨大な影――斑紋だらけの魔猪だった。肩ほどの高さがあり、牙は短槍のように鋭い。
「いきなりかよ!」
跳ねるように横へ跳んで衝撃をかわす。地面がえぐれ、土と草が飛ぶ。村の柵を壊して侵入されたら大惨事だ。
俺は咄嗟に魔力を練り、右腕に風をまとわせた。
「風刃!」
透明な刃が唸りを上げて走り、魔猪の脚を切り裂く。だが倒れない。怒りで目を血走らせ、さらに勢いを増して再突進してきた。重さと力で押し切るタイプの魔獣だ。中途半端に攻撃しても止まらない。
「なら、動けなくしてやるだけだ!」
神眼が弱点を展開する。【急所:側腹/魔素経路交差点】の文字に合わせて、手を地に叩きつけた。
風の呪文に土の魔法を掛け合わせ、瞬間的に地面を隆起させる。
足を取られた魔猪は派手に転倒した。
「いまだ——!」
拳に炎を纏わせ、突撃する。炸裂音とともに衝撃波が走り、魔猪の巨体が宙を舞った。煙と焦げた臭い、そして地面に倒れ伏す音。完全に沈黙した。
だが、片付くよりも早く足音が響く。
「レオンさんっ!? た、大丈夫ですか!」
シアが籠を抱えて駆けてきた。寝巻きのままだ。
彼女の足もとまで土が跳ね、息を切らしたまま俺を見つめた。
「朝から大騒ぎですね……。いきなり爆発が聞こえたから、村が襲われたのかと思って!」
「ちょっとしたトラブルだ。そいつが暴れてただけだよ」
魔猪の死骸を指さすと、シアは目を丸くする。
「こ、これ、一頭で街の食料半年分くらいありますよ……!」
「そうなのか? じゃあ、無駄にならなくて良かったな」
俺が淡々と答えると、シアは呆れ半分、感心半分の笑顔を浮かべた。
「レオンさん、本当に雑用士なんですか?」
「……うるさいな。それ、一応禁句だ」
シアは吹き出したあと、少し真剣な表情を見せた。
「この村、ここ数日で魔獣が活発化してきてるんです。父が言うには、西の荒野から何かに追われるように出てきてるかもしれないって」
神眼のログを呼び出すと、確かに周辺の魔素分布が乱れている。まるで何かが地脈を歪めているかのようだ。
村の北東――王都とは逆方向に、闇の濃度が一点集中している。
「西の荒野……」
脳裏にひとつの仮説が浮かぶ。昨日見つけた闇の魔石。あれが単なる廃棄物ではなく、“封印の欠片”である可能性だ。
つまり――誰かが封印を解こうとしている。
その瞬間、神眼にノイズが走った。遠く離れた方角で、黒い霧のようなものが爆発している。
距離的に十キロ以上は離れているはずなのに、視覚越しに感じる瘴気がぞっとするほど濃い。
「嫌な流れだな」
俺がつぶやくと、シアが心配そうに首を傾げた。
「何かわかったんですか?」
「この村の南西に、何か封じられてる。おそらく、それが原因で魔獣が荒れてる。放っておけば、こいつ以上のやつが出るかもしれない」
「……じゃあ、退治しに行くんですか?」
静かに問う彼女に、俺は苦笑する。
「俺はもう戦うつもりはない、って言いたいところなんだけどな」
そう言いながらも、手は自然と武器代わりの棒――いや、実際は神眼で生み出した魔力の刃――を握っていた。
戦いたくないが、放置もできない。それが結局、俺という人間なのだろう。
話を終えると、村長が慌てて駆けてきた。
「な、なんじゃこの騒ぎは!? まさか魔獣の群れでも出たのか!」
「一頭だけです。処理は済ませました。それより村長、村の水源を浄化しておきます。少し怪しいものがあったんで」
「お、おお……本当に頼もしい。お主が来てから、わしら命が助かってばかりじゃ」
その言葉に、なんとも言えないくすぐったさが背中に残る。
勇者アリアンの下にいたときは、どれだけ働いても感謝されることなんてなかった。余計なプライドも、もう思い出せない。
昼過ぎ、俺は川沿いで魔石の浄化作業を始めた。
神眼で見れば、魔石の中にわずかに残る“感情”のような残留魔力が見える。それは怨念にも似て、冷たく濃密だ。
浄化呪文を構築し、魔法円を展開させる。青い光が溢れ、空気が澄んでいく。
「これでよし、か」
周囲の魔素流が安定し、川の水が静かに流れ出した。その透明な流れを見つめながら、シアが小さく拍手する。
「すごい……まるで水が生き返ったみたいです」
「ちょっとした応急手当だよ。本格的にやるなら、術式を組む必要がある」
そのとき、村の方角から甲高い悲鳴が上がった。
「助けてぇぇぇっ!! 豚が、豚が暴れてるぅぅ!!」
即座に神眼を起動。村の中央の通りを、さっきよりさらに巨大な魔猪が暴走しているのが見えた。
体表に黒い線のような紋様――あれは闇の魔石と同じ痕跡。闇に呑まれた変異個体だ。
「二波目、来やがったか!」
俺は地を蹴る。風を纏って瞬間加速、十数メートルを一息で飛び越える。村人たちが逃げ惑う中、魔猪の突進ルートに立ちはだかる。
「来るぞ!」
衝撃を伴う突進。だが、避けない。
拳に神眼の力を集中。魔石同調フィールドを構築して相殺する――目には見えない防御魔法だ。
衝突の瞬間、村全体が震えた。風圧が爆ぜ、土煙が舞い上がる。
村人の悲鳴が止む。煙の中で俺が立っている。手を伸ばした突きの途中で、魔猪の巨体が完全に停止していた。
「もう寝てろ」
軽く拳を振り抜くと、魔猪は崩れ落ちた。衝撃波で村の柵が倒れる。だが被害は最小限に抑えられた。
シアが駆けつけ、俺の手を握った。
「レオンさん……すごい……」
「別に、すごくはないさ。勝手に体が動いてるだけだ」
言いながら、空を見上げる。昼の太陽なのに、何かが揺らめくような暗い影が見える。
神眼が反応する。解析の結果が浮かび上がった。
【闇の胎動:封印解除進行度5%】
「やっぱり、誰かが封印を解こうとしてる」
村を救ったばかりなのに、次の危機の気配がもう迫っていた。
のんびり暮らすつもりだった田舎生活が、思った以上に波乱の幕開けになりそうだ。
俺はため息を吐き、倒れた魔猪を見下ろした。
「――仕方ない。少し本気を出すか」
昨日、神眼で感知した「水源付近の闇属性魔石」が気になっていたのだ。村の井戸が汚染されるようなことがあれば、レント村の生活は一瞬で崩壊する。
霧の残る森の入口に差しかかると、小鳥の鳴き声が静けさを破った。川沿いを進むと、岩肌の影に、確かに不自然な魔力のうねりがあった。
神眼を起動すると、地中に黒く濁った球体が埋まっているのが見える。直径三十センチほどの闇の魔石。自然にできるものではない。
何者かが意図的に埋めた――そう確信した。
「放っておけないな。解呪構文を――」
地に手をかざした瞬間、背後の茂みが大きく揺れた。
反射的に振り返り、神眼を照射。木々の奥から突進してくる巨大な影――斑紋だらけの魔猪だった。肩ほどの高さがあり、牙は短槍のように鋭い。
「いきなりかよ!」
跳ねるように横へ跳んで衝撃をかわす。地面がえぐれ、土と草が飛ぶ。村の柵を壊して侵入されたら大惨事だ。
俺は咄嗟に魔力を練り、右腕に風をまとわせた。
「風刃!」
透明な刃が唸りを上げて走り、魔猪の脚を切り裂く。だが倒れない。怒りで目を血走らせ、さらに勢いを増して再突進してきた。重さと力で押し切るタイプの魔獣だ。中途半端に攻撃しても止まらない。
「なら、動けなくしてやるだけだ!」
神眼が弱点を展開する。【急所:側腹/魔素経路交差点】の文字に合わせて、手を地に叩きつけた。
風の呪文に土の魔法を掛け合わせ、瞬間的に地面を隆起させる。
足を取られた魔猪は派手に転倒した。
「いまだ——!」
拳に炎を纏わせ、突撃する。炸裂音とともに衝撃波が走り、魔猪の巨体が宙を舞った。煙と焦げた臭い、そして地面に倒れ伏す音。完全に沈黙した。
だが、片付くよりも早く足音が響く。
「レオンさんっ!? た、大丈夫ですか!」
シアが籠を抱えて駆けてきた。寝巻きのままだ。
彼女の足もとまで土が跳ね、息を切らしたまま俺を見つめた。
「朝から大騒ぎですね……。いきなり爆発が聞こえたから、村が襲われたのかと思って!」
「ちょっとしたトラブルだ。そいつが暴れてただけだよ」
魔猪の死骸を指さすと、シアは目を丸くする。
「こ、これ、一頭で街の食料半年分くらいありますよ……!」
「そうなのか? じゃあ、無駄にならなくて良かったな」
俺が淡々と答えると、シアは呆れ半分、感心半分の笑顔を浮かべた。
「レオンさん、本当に雑用士なんですか?」
「……うるさいな。それ、一応禁句だ」
シアは吹き出したあと、少し真剣な表情を見せた。
「この村、ここ数日で魔獣が活発化してきてるんです。父が言うには、西の荒野から何かに追われるように出てきてるかもしれないって」
神眼のログを呼び出すと、確かに周辺の魔素分布が乱れている。まるで何かが地脈を歪めているかのようだ。
村の北東――王都とは逆方向に、闇の濃度が一点集中している。
「西の荒野……」
脳裏にひとつの仮説が浮かぶ。昨日見つけた闇の魔石。あれが単なる廃棄物ではなく、“封印の欠片”である可能性だ。
つまり――誰かが封印を解こうとしている。
その瞬間、神眼にノイズが走った。遠く離れた方角で、黒い霧のようなものが爆発している。
距離的に十キロ以上は離れているはずなのに、視覚越しに感じる瘴気がぞっとするほど濃い。
「嫌な流れだな」
俺がつぶやくと、シアが心配そうに首を傾げた。
「何かわかったんですか?」
「この村の南西に、何か封じられてる。おそらく、それが原因で魔獣が荒れてる。放っておけば、こいつ以上のやつが出るかもしれない」
「……じゃあ、退治しに行くんですか?」
静かに問う彼女に、俺は苦笑する。
「俺はもう戦うつもりはない、って言いたいところなんだけどな」
そう言いながらも、手は自然と武器代わりの棒――いや、実際は神眼で生み出した魔力の刃――を握っていた。
戦いたくないが、放置もできない。それが結局、俺という人間なのだろう。
話を終えると、村長が慌てて駆けてきた。
「な、なんじゃこの騒ぎは!? まさか魔獣の群れでも出たのか!」
「一頭だけです。処理は済ませました。それより村長、村の水源を浄化しておきます。少し怪しいものがあったんで」
「お、おお……本当に頼もしい。お主が来てから、わしら命が助かってばかりじゃ」
その言葉に、なんとも言えないくすぐったさが背中に残る。
勇者アリアンの下にいたときは、どれだけ働いても感謝されることなんてなかった。余計なプライドも、もう思い出せない。
昼過ぎ、俺は川沿いで魔石の浄化作業を始めた。
神眼で見れば、魔石の中にわずかに残る“感情”のような残留魔力が見える。それは怨念にも似て、冷たく濃密だ。
浄化呪文を構築し、魔法円を展開させる。青い光が溢れ、空気が澄んでいく。
「これでよし、か」
周囲の魔素流が安定し、川の水が静かに流れ出した。その透明な流れを見つめながら、シアが小さく拍手する。
「すごい……まるで水が生き返ったみたいです」
「ちょっとした応急手当だよ。本格的にやるなら、術式を組む必要がある」
そのとき、村の方角から甲高い悲鳴が上がった。
「助けてぇぇぇっ!! 豚が、豚が暴れてるぅぅ!!」
即座に神眼を起動。村の中央の通りを、さっきよりさらに巨大な魔猪が暴走しているのが見えた。
体表に黒い線のような紋様――あれは闇の魔石と同じ痕跡。闇に呑まれた変異個体だ。
「二波目、来やがったか!」
俺は地を蹴る。風を纏って瞬間加速、十数メートルを一息で飛び越える。村人たちが逃げ惑う中、魔猪の突進ルートに立ちはだかる。
「来るぞ!」
衝撃を伴う突進。だが、避けない。
拳に神眼の力を集中。魔石同調フィールドを構築して相殺する――目には見えない防御魔法だ。
衝突の瞬間、村全体が震えた。風圧が爆ぜ、土煙が舞い上がる。
村人の悲鳴が止む。煙の中で俺が立っている。手を伸ばした突きの途中で、魔猪の巨体が完全に停止していた。
「もう寝てろ」
軽く拳を振り抜くと、魔猪は崩れ落ちた。衝撃波で村の柵が倒れる。だが被害は最小限に抑えられた。
シアが駆けつけ、俺の手を握った。
「レオンさん……すごい……」
「別に、すごくはないさ。勝手に体が動いてるだけだ」
言いながら、空を見上げる。昼の太陽なのに、何かが揺らめくような暗い影が見える。
神眼が反応する。解析の結果が浮かび上がった。
【闇の胎動:封印解除進行度5%】
「やっぱり、誰かが封印を解こうとしてる」
村を救ったばかりなのに、次の危機の気配がもう迫っていた。
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