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第9話 「あの伝説の賢者」呼ばわりされて困惑する
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西の荒野での戦闘から一夜明けた。
静かな朝を迎えると、俺は村の外に座り込みながら疲れた体を伸ばしていた。
昨日のキメラとの戦いで体力を使い果たしたものの、不思議と心地よい充足感が残っている。
だが、それをゆっくり味わう間もなく――。
「すみませーん! 伝説の賢者様はいらっしゃいますかーっ!」
……朝っぱらから何だそれは。
家の外から声が響き、俺は頭をかかえた。村人が新しい悪ノリでも始めたのかと思ったが、どうやら違う。
宿の前には、鎧姿の若い冒険者が十人ほど並び、俺の名前を大声で呼んでいる。
「レオン=サーヴァント殿! あなたが“賢者”だと聞きまして!」
「誰が賢者だよ……!」
思わず叫ぶが、もう遅い。
村の子供たちまで真似して「けんじゃさまー!」とはしゃぎ始めた。
どうやら昨日の戦闘を見ていた冒険者の一部が、王都へ報告を上げたらしい。
その結果、“田舎に伝説級の賢者が現れた”という噂が瞬く間に広がったようだった。
まじで勘弁してほしい。
「レオンさん、よかったですね。もう有名人ですよ」
満面の笑みで言ってくるのは、もちろんシアだ。
「良くない。こういうの、ろくなことにならないんだ」
「でも、みんな感謝してますし……」
「感謝と誤解は別物だよ」
そう言いながら頭を掻いていると、メリアが歩み寄ってきた。
鋭い目をしたまま、腕を組んで俺を見下ろす。
「賢者ね。案外、的を射てるかもしれない」
「おい、あんたまで……」
「昨日の魔力制御、見事だったわ。あれはもはや人の域じゃない。戦う哲学者か、世界の理を知る者の領域よ」
「そんな格好いいもんじゃ――」
「じゃあ何? 本気を出せばもっと強いとでも言うの?」
「いや……まあ、そうかな」
うっかり本音を漏らした俺に、場の空気が固まる。
数秒の沈黙の後、周囲の冒険者たちがどよめいた。
「やっぱり伝説級じゃないか!」
「無自覚最強の賢者!? 話が違うけど最高!」
……最悪だ。これじゃ訂正するにも説得力がない。
自覚なし最強とか、そんな伝説を勝手に作らないでほしい。
昼になると、村の広場には屋台まで出ていた。
“聖眼の賢者降臨記念”という意味不明な垂れ幕が立ち、子供たちは木の杖を振って遊んでいる。
俺の名が一夜で祭りの題材にまで昇格していた。
「俺はもう知らんぞ……」
日陰でため息をついていると、ティアナがやってきた。
白いドレスの裾を軽く押さえ、少し困ったように微笑む。
「この村、随分にぎやかですね。王都とは違う意味で落ち着きません」
「全くだ」
「でも――それだけ、あなたに感謝しているのですよ」
「過剰だろ。俺はただ倒しただけだ」
「人は、希望が欲しいのです。あなたはその象徴になってしまっただけ」
穏やかな声で告げるティアナの顔はどこか寂しげだった。
神眼を通して見ると、彼女の魔力が不安定に揺らめいている。――封印の影響だ。
王都の儀式と関係する魔導炉の制御が、彼女の血筋を介して繋がっているのだろう。
「王都の方はどうだ? まだ“封印再活性”が進行してるのか?」
「はい。父上……国王が、ついに実行に移すそうです。三日後、王都の地下で儀式が行われると」
「三日後……。思ったより早いな」
封印解除進行度――神眼が示す数値は、すでに20%に達していた。
放置すれば王国ごと吹き飛ぶ危険さえある。
メリアが口を挟む。
「異端探索団の動きも活発よ。封印の力を取り込もうとしてる。もしやつらが核を掌握したら、国が沈むわ」
「だからこそ行くしかないな。王都に」
俺の言葉に全員の視線が集まる。
「王都に?」とシアが目を丸くする。
「行くの、危険すぎます。王都は今、戒厳令下ですよ!」
「それでもやらなきゃいけない。放っとけば、いつかこの村にも届く」
「……分かりました。でも私も行きます」
「おい、シア、お前まで」
「薬師の勘が言ってるんです。放っておけません」
ティアナとメリアも顔を見合わせ、頷いた。
「わたくしも同行します。封印の炉を止める鍵を持っているのは、王族の血だけですから」
「私も行く。どうせ興味もあるし、それに……あなたの魔力、観測したい」
「観測って……人を実験台みたいに言うなよ」
だが内心、悪くないチームだと思った。
貴族出身の王女、才気あるA級魔導士、天才肌の薬師。そして――無自覚の雑用士。
どう考えてもバランスが悪い、けれど妙に面白そうでもあった。
出発の段取りを整えていると、村人たちがまた押しかけてきた。
「賢者様、旅立たれるのですか!」
「どうか、王都を救ってください!」
「お守りです、持っていってください!」
次々と差し出される花束や手作りの護符に、俺は顔を覆った。
――村を救っただけなのに、なんでこうなった。
「レオン様、ぜひお名前を祈りの詩に残させていただきます!」
「やめて、本気でやめてくれ……!」
笑い声の中で、シアがそっと言った。
「ねえレオンさん。たぶん、これが“英雄の始まり”ってやつなんですよ」
「俺は英雄になりたいわけじゃない」
「でも、そう呼ばれる人ほど、そう言うんです」
言い返せなかった。
彼女の目が真剣すぎて、何も言えなくなってしまったのだ。
夜、旅支度を整えながら、俺は焚き火の前でため息をついた。
神眼の示す地図の中央に、王都ルグランが光を放っている。
同時にそこから黒い線が世界中へと延び、何かが脈動していた。
【封印解除進行度:22%】
――間に合うのか?
それでも、やるしかない。
「賢者、か。俺には似合わねぇよな」
ぼやく俺の横で、シアが微笑んだ。
「“無自覚最強の賢者様”ですもん。似合ってますよ」
焚き火の炎がぱちぱちと鳴る。
その音に背を押されるように、俺は立ち上がった。
次の目的地――王都。
運命も、封印も、全部まとめて“雑用”のつもりで片付けてやる。
静かな朝を迎えると、俺は村の外に座り込みながら疲れた体を伸ばしていた。
昨日のキメラとの戦いで体力を使い果たしたものの、不思議と心地よい充足感が残っている。
だが、それをゆっくり味わう間もなく――。
「すみませーん! 伝説の賢者様はいらっしゃいますかーっ!」
……朝っぱらから何だそれは。
家の外から声が響き、俺は頭をかかえた。村人が新しい悪ノリでも始めたのかと思ったが、どうやら違う。
宿の前には、鎧姿の若い冒険者が十人ほど並び、俺の名前を大声で呼んでいる。
「レオン=サーヴァント殿! あなたが“賢者”だと聞きまして!」
「誰が賢者だよ……!」
思わず叫ぶが、もう遅い。
村の子供たちまで真似して「けんじゃさまー!」とはしゃぎ始めた。
どうやら昨日の戦闘を見ていた冒険者の一部が、王都へ報告を上げたらしい。
その結果、“田舎に伝説級の賢者が現れた”という噂が瞬く間に広がったようだった。
まじで勘弁してほしい。
「レオンさん、よかったですね。もう有名人ですよ」
満面の笑みで言ってくるのは、もちろんシアだ。
「良くない。こういうの、ろくなことにならないんだ」
「でも、みんな感謝してますし……」
「感謝と誤解は別物だよ」
そう言いながら頭を掻いていると、メリアが歩み寄ってきた。
鋭い目をしたまま、腕を組んで俺を見下ろす。
「賢者ね。案外、的を射てるかもしれない」
「おい、あんたまで……」
「昨日の魔力制御、見事だったわ。あれはもはや人の域じゃない。戦う哲学者か、世界の理を知る者の領域よ」
「そんな格好いいもんじゃ――」
「じゃあ何? 本気を出せばもっと強いとでも言うの?」
「いや……まあ、そうかな」
うっかり本音を漏らした俺に、場の空気が固まる。
数秒の沈黙の後、周囲の冒険者たちがどよめいた。
「やっぱり伝説級じゃないか!」
「無自覚最強の賢者!? 話が違うけど最高!」
……最悪だ。これじゃ訂正するにも説得力がない。
自覚なし最強とか、そんな伝説を勝手に作らないでほしい。
昼になると、村の広場には屋台まで出ていた。
“聖眼の賢者降臨記念”という意味不明な垂れ幕が立ち、子供たちは木の杖を振って遊んでいる。
俺の名が一夜で祭りの題材にまで昇格していた。
「俺はもう知らんぞ……」
日陰でため息をついていると、ティアナがやってきた。
白いドレスの裾を軽く押さえ、少し困ったように微笑む。
「この村、随分にぎやかですね。王都とは違う意味で落ち着きません」
「全くだ」
「でも――それだけ、あなたに感謝しているのですよ」
「過剰だろ。俺はただ倒しただけだ」
「人は、希望が欲しいのです。あなたはその象徴になってしまっただけ」
穏やかな声で告げるティアナの顔はどこか寂しげだった。
神眼を通して見ると、彼女の魔力が不安定に揺らめいている。――封印の影響だ。
王都の儀式と関係する魔導炉の制御が、彼女の血筋を介して繋がっているのだろう。
「王都の方はどうだ? まだ“封印再活性”が進行してるのか?」
「はい。父上……国王が、ついに実行に移すそうです。三日後、王都の地下で儀式が行われると」
「三日後……。思ったより早いな」
封印解除進行度――神眼が示す数値は、すでに20%に達していた。
放置すれば王国ごと吹き飛ぶ危険さえある。
メリアが口を挟む。
「異端探索団の動きも活発よ。封印の力を取り込もうとしてる。もしやつらが核を掌握したら、国が沈むわ」
「だからこそ行くしかないな。王都に」
俺の言葉に全員の視線が集まる。
「王都に?」とシアが目を丸くする。
「行くの、危険すぎます。王都は今、戒厳令下ですよ!」
「それでもやらなきゃいけない。放っとけば、いつかこの村にも届く」
「……分かりました。でも私も行きます」
「おい、シア、お前まで」
「薬師の勘が言ってるんです。放っておけません」
ティアナとメリアも顔を見合わせ、頷いた。
「わたくしも同行します。封印の炉を止める鍵を持っているのは、王族の血だけですから」
「私も行く。どうせ興味もあるし、それに……あなたの魔力、観測したい」
「観測って……人を実験台みたいに言うなよ」
だが内心、悪くないチームだと思った。
貴族出身の王女、才気あるA級魔導士、天才肌の薬師。そして――無自覚の雑用士。
どう考えてもバランスが悪い、けれど妙に面白そうでもあった。
出発の段取りを整えていると、村人たちがまた押しかけてきた。
「賢者様、旅立たれるのですか!」
「どうか、王都を救ってください!」
「お守りです、持っていってください!」
次々と差し出される花束や手作りの護符に、俺は顔を覆った。
――村を救っただけなのに、なんでこうなった。
「レオン様、ぜひお名前を祈りの詩に残させていただきます!」
「やめて、本気でやめてくれ……!」
笑い声の中で、シアがそっと言った。
「ねえレオンさん。たぶん、これが“英雄の始まり”ってやつなんですよ」
「俺は英雄になりたいわけじゃない」
「でも、そう呼ばれる人ほど、そう言うんです」
言い返せなかった。
彼女の目が真剣すぎて、何も言えなくなってしまったのだ。
夜、旅支度を整えながら、俺は焚き火の前でため息をついた。
神眼の示す地図の中央に、王都ルグランが光を放っている。
同時にそこから黒い線が世界中へと延び、何かが脈動していた。
【封印解除進行度:22%】
――間に合うのか?
それでも、やるしかない。
「賢者、か。俺には似合わねぇよな」
ぼやく俺の横で、シアが微笑んだ。
「“無自覚最強の賢者様”ですもん。似合ってますよ」
焚き火の炎がぱちぱちと鳴る。
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