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第10話 魔導士メリア、俺を師匠と呼ぶ
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王都へ向けて出発した俺たちは、街道沿いの宿場町を五つ越えた場所に来ていた。
旅の仲間はティアナ、シア、そして魔導士のメリア。いつの間にか“レオンパーティー”なんて呼ばれるようになっていたらしい。俺の知らないところで、例の“伝説の賢者”の噂はさらに膨れ上がっていた。
平穏な道中を願っていたが、世界はそんな甘くない。
魔獣の出現頻度は明らかに増しており、各地の冒険者たちは疲弊していた。
俺たちは休息を兼ねて、途中のギルド支部に立ち寄ることにした。
宿場町グリンは人口千ほどの小さな町だが、中央を流れる川のおかげで旅人が多い。
通りには商人と冒険者が入り混じり、いくつもの竈から焼きたてのパンの香りが漂っていた。
だが、町の空気はどこか張り詰めていた。神眼を起動すると、街の中央付近――教会の方向に異常な魔素の渦が見えた。
「やっぱりか……」
思わずつぶやくと、メリアがすぐに反応した。
「封印由来の魔力ね。干渉率が高い。こっちも測定値が限界近くまで上がってるわ」
さすがA級魔導士、目の付け所が鋭い。思えばこの旅を始めてから、俺よりもメリアのほうが騒動を嗅ぎつけるのが速いくらいだ。
宿を取る間もなく、俺たちは教会へ向かった。
古びた白壁の教会。扉の前では神官たちが青ざめながら集まっていた。
「聖女様が……! 聖女様が結界の中で気を失われたのです!」
「原因が分からん! 封印の碑が勝手に発動を――!」
悲鳴のような声が飛び交う。
ティアナが顔を硬くする。
「封印……やはり王都地下だけではないのですね」
メリアが一歩前に出て、神官たちに声をかける。
「私たちに任せて。異常魔力の緩衝なら私が得意よ」
言うや否や、メリアは呪文を詠唱し始めた。
しかし、教会の扉を開いた瞬間、内部から吹き荒れた重圧に彼女の足が止まる。
空気は濃密な闇に染まり、天井から黒い触手のような魔力が垂れている。
聖堂の中心に刻まれた封印陣。そこには、意識を失った聖女が倒れていた。
「くそっ、普通の封印じゃない。融合魔術だ……」
俺はすぐに神眼を全開にする。
闇の魔石によく似た構造、しかしそれよりも複雑だ。回路が二重螺旋状に組まれ、魔力を吸い上げる構造になっている。
つまりこれは、エネルギー供給炉そのもの――王都の封印炉から漏れ出たエネルギーをこの教会で受け取っている。
「このままじゃ、聖女の命が魔力に削り取られる」
メリアが歯を食いしばる。
「私が魔力遮断陣を展開する。レオン、干渉部分を解析して!」
「了解」
流れるような連携。俺とメリアが同時に動くと、周囲の神官たちは息をのんだ。
光の線が床を走り、封印陣に新しい経路を書き換える。
それはまるで即席の再設計。神眼に映る世界の数式を、俺は思考だけで上書きしていく。
「メリア、左側の符号、逆位に変えろ!」
「了解よ、“師匠”!」
「は?」
思わず顔を上げたが、メリアは真剣そのものだった。
その言葉に反応して、後ろで見ていたシアが吹き出す。
「レオンさん、弟子ができましたね」
「いや、そういうんじゃ――」
訂正する暇もなく、再び魔力が暴発する。
封印の核が目覚めたのだ。聖女の体から黒い光が噴き出す。
「駄目、制御が……!」
その瞬間、俺は聖女の前に立ち塞がった。
「力を解放するしかないか」
腰の剣を抜く代わりに、右手をかざす。
神眼の回路が渦を巻き、全スキルを統合する融合構文が展開された。
「聖浄斬」
光が落ち、闇が消える。
轟音とともに封印陣が崩壊し、聖堂の中を駆け抜けた風が空気を洗い流す。
数秒後――闇は完全に消滅していた。
俺の足元に魔石の欠片が転がり、聖女は静かに眠っていた。
誰も言葉を発さなかった。
メリアだけが、信じられないというように俺を見つめていた。
「今の……理論上は不可能な術式よ。複数属性の完全融合なんて……」
「いや、偶然だ。試しただけだ」
「偶然で再現可能なレベルじゃないわ。“師匠”と呼ぶの、訂正しないわよ」
真顔で言われ、俺は頭を抱えた。
ティアナまでくすっと笑う。
「レオン様の教えを受けられるなら、誰でも弟子になりたいでしょうね」
「やめてくれ、本当に恥ずかしいから」
聖女は意識を取り戻し、弱々しく微笑んだ。
「あなた方が……助けてくださったのですね。封印の“声”が耳元で囁いていました。『核を破壊せよ』と」
「封印が自ら壊れようとしている……か」
神眼の視界に、また別の文字が浮かび上がった。
【封印解除進行度:30%】
【魔導炉より逆流する瘴気確認】
「やっぱり王都本体が原因か。ここを起点に世界中へ拡散してる」
俺の言葉にティアナが青ざめる。
「父上は……何かを犠牲にしてでも封印の力を制御しようとしているのかもしれません。でも、それでは……!」
「放ってはおけませんね。救えるものがあるなら、私たちで止めるしか」
メリアが立ち上がり、いつになく頼もしい表情になった。
そして、慣れたように俺の隣に立つと小声で囁いた。
「師匠、次の目的地を」
「……やめろ」
「嫌です。もう決めました。あなたの技を全部盗ませてもらう」
「弟子入り宣言が軽すぎないか?」
「軽い方が続くのよ。それに、あなたの力を見てると心が躍るんだから」
困った弟子だ。本気で付いてくる気らしい。
シアはあきれ顔でそれを見ながら、ティアナと話をしていた。
「ティアナ様、このあと王都に向かうんですよね?」
「ええ。父の暴走を止めなければ」
「じゃあ、私も行きます。先生たちだけに危ない橋を渡らせません」
「先生……あ、もういいや」
俺は頭を掻きながら笑う。
結局、誰に何を言っても止まらない。
日が傾くころ、俺たちは町を出発した。
風が背を押すように吹き抜け、遠くの空に黒い雲が渦を巻いている。
王都の方角だ。
そこから広がる魔素の波が空に反射して見える。
神眼がその中心を捉え、新たな情報を流した。
【封印核活性率:32%】
【次の現象予測:魔導嵐】
「どうやら休んでる暇はなさそうだな」
俺がそう言うと、メリアは笑って杖を握り直した。
「師匠、次はどんな教えをくれるのかしら?」
「だからやめろって言ってるだろ!」
「はいはい、“師匠”」
空の雲が割れ、光が差した。
その光に照らされながら、俺たちは王都への坂道を歩き出した。
騒がしい旅だが――悪くない。
旅の仲間はティアナ、シア、そして魔導士のメリア。いつの間にか“レオンパーティー”なんて呼ばれるようになっていたらしい。俺の知らないところで、例の“伝説の賢者”の噂はさらに膨れ上がっていた。
平穏な道中を願っていたが、世界はそんな甘くない。
魔獣の出現頻度は明らかに増しており、各地の冒険者たちは疲弊していた。
俺たちは休息を兼ねて、途中のギルド支部に立ち寄ることにした。
宿場町グリンは人口千ほどの小さな町だが、中央を流れる川のおかげで旅人が多い。
通りには商人と冒険者が入り混じり、いくつもの竈から焼きたてのパンの香りが漂っていた。
だが、町の空気はどこか張り詰めていた。神眼を起動すると、街の中央付近――教会の方向に異常な魔素の渦が見えた。
「やっぱりか……」
思わずつぶやくと、メリアがすぐに反応した。
「封印由来の魔力ね。干渉率が高い。こっちも測定値が限界近くまで上がってるわ」
さすがA級魔導士、目の付け所が鋭い。思えばこの旅を始めてから、俺よりもメリアのほうが騒動を嗅ぎつけるのが速いくらいだ。
宿を取る間もなく、俺たちは教会へ向かった。
古びた白壁の教会。扉の前では神官たちが青ざめながら集まっていた。
「聖女様が……! 聖女様が結界の中で気を失われたのです!」
「原因が分からん! 封印の碑が勝手に発動を――!」
悲鳴のような声が飛び交う。
ティアナが顔を硬くする。
「封印……やはり王都地下だけではないのですね」
メリアが一歩前に出て、神官たちに声をかける。
「私たちに任せて。異常魔力の緩衝なら私が得意よ」
言うや否や、メリアは呪文を詠唱し始めた。
しかし、教会の扉を開いた瞬間、内部から吹き荒れた重圧に彼女の足が止まる。
空気は濃密な闇に染まり、天井から黒い触手のような魔力が垂れている。
聖堂の中心に刻まれた封印陣。そこには、意識を失った聖女が倒れていた。
「くそっ、普通の封印じゃない。融合魔術だ……」
俺はすぐに神眼を全開にする。
闇の魔石によく似た構造、しかしそれよりも複雑だ。回路が二重螺旋状に組まれ、魔力を吸い上げる構造になっている。
つまりこれは、エネルギー供給炉そのもの――王都の封印炉から漏れ出たエネルギーをこの教会で受け取っている。
「このままじゃ、聖女の命が魔力に削り取られる」
メリアが歯を食いしばる。
「私が魔力遮断陣を展開する。レオン、干渉部分を解析して!」
「了解」
流れるような連携。俺とメリアが同時に動くと、周囲の神官たちは息をのんだ。
光の線が床を走り、封印陣に新しい経路を書き換える。
それはまるで即席の再設計。神眼に映る世界の数式を、俺は思考だけで上書きしていく。
「メリア、左側の符号、逆位に変えろ!」
「了解よ、“師匠”!」
「は?」
思わず顔を上げたが、メリアは真剣そのものだった。
その言葉に反応して、後ろで見ていたシアが吹き出す。
「レオンさん、弟子ができましたね」
「いや、そういうんじゃ――」
訂正する暇もなく、再び魔力が暴発する。
封印の核が目覚めたのだ。聖女の体から黒い光が噴き出す。
「駄目、制御が……!」
その瞬間、俺は聖女の前に立ち塞がった。
「力を解放するしかないか」
腰の剣を抜く代わりに、右手をかざす。
神眼の回路が渦を巻き、全スキルを統合する融合構文が展開された。
「聖浄斬」
光が落ち、闇が消える。
轟音とともに封印陣が崩壊し、聖堂の中を駆け抜けた風が空気を洗い流す。
数秒後――闇は完全に消滅していた。
俺の足元に魔石の欠片が転がり、聖女は静かに眠っていた。
誰も言葉を発さなかった。
メリアだけが、信じられないというように俺を見つめていた。
「今の……理論上は不可能な術式よ。複数属性の完全融合なんて……」
「いや、偶然だ。試しただけだ」
「偶然で再現可能なレベルじゃないわ。“師匠”と呼ぶの、訂正しないわよ」
真顔で言われ、俺は頭を抱えた。
ティアナまでくすっと笑う。
「レオン様の教えを受けられるなら、誰でも弟子になりたいでしょうね」
「やめてくれ、本当に恥ずかしいから」
聖女は意識を取り戻し、弱々しく微笑んだ。
「あなた方が……助けてくださったのですね。封印の“声”が耳元で囁いていました。『核を破壊せよ』と」
「封印が自ら壊れようとしている……か」
神眼の視界に、また別の文字が浮かび上がった。
【封印解除進行度:30%】
【魔導炉より逆流する瘴気確認】
「やっぱり王都本体が原因か。ここを起点に世界中へ拡散してる」
俺の言葉にティアナが青ざめる。
「父上は……何かを犠牲にしてでも封印の力を制御しようとしているのかもしれません。でも、それでは……!」
「放ってはおけませんね。救えるものがあるなら、私たちで止めるしか」
メリアが立ち上がり、いつになく頼もしい表情になった。
そして、慣れたように俺の隣に立つと小声で囁いた。
「師匠、次の目的地を」
「……やめろ」
「嫌です。もう決めました。あなたの技を全部盗ませてもらう」
「弟子入り宣言が軽すぎないか?」
「軽い方が続くのよ。それに、あなたの力を見てると心が躍るんだから」
困った弟子だ。本気で付いてくる気らしい。
シアはあきれ顔でそれを見ながら、ティアナと話をしていた。
「ティアナ様、このあと王都に向かうんですよね?」
「ええ。父の暴走を止めなければ」
「じゃあ、私も行きます。先生たちだけに危ない橋を渡らせません」
「先生……あ、もういいや」
俺は頭を掻きながら笑う。
結局、誰に何を言っても止まらない。
日が傾くころ、俺たちは町を出発した。
風が背を押すように吹き抜け、遠くの空に黒い雲が渦を巻いている。
王都の方角だ。
そこから広がる魔素の波が空に反射して見える。
神眼がその中心を捉え、新たな情報を流した。
【封印核活性率:32%】
【次の現象予測:魔導嵐】
「どうやら休んでる暇はなさそうだな」
俺がそう言うと、メリアは笑って杖を握り直した。
「師匠、次はどんな教えをくれるのかしら?」
「だからやめろって言ってるだろ!」
「はいはい、“師匠”」
空の雲が割れ、光が差した。
その光に照らされながら、俺たちは王都への坂道を歩き出した。
騒がしい旅だが――悪くない。
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