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新たなる旅路?
H度が進化するとか何事?
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ワタシ達は、移動をやめて今夜は天然露天風呂のあるここで、夜を明かすことにした。
ワタシとルナリアが先にテントで休ませてもらい、マティとケティが見張りに…
でもケティが猛然と不満を顕にさせたわ
ルナリアと一緒にテントに入る事に対してね
それをマティが言い聞かせて、渋々承諾してた。
ごめんねケティ
ワタシとしては、ルナリアと2人だけで話をしたかったのよ。
砦跡地下での顛末を
ワタシのした事は、手前勝手で傲慢な振る舞い、そもそも神を信仰する者からすれば、度し難い行為に映ると思う
女神を信仰するルナリアはおろか、マティやケティが酷く怒ると思う
場合によっては、”神敵”とされて、粛正されてもおかしくないわね
でも…ワタシには、あれが神の眷属とは全く持って受け入れて難い
ワタシとルナリアはテントの中で並んで横になり、天井を見上げていた
意外な事にワタシの話しをルナリアは黙って聞いてくれている
「……と、まあ、そんな事で黒き者達と交わっているうちに、コレは違うって、思ったわけ」
「……」
「そうしたら不変と思われていたもの全てが疑念に変わったわ、ああ、これは”洗脳”されているんだって」
「洗脳……ですか」
「怒りのあまりに黒き者達の殲滅って凶行に走ったけど、ワタシは後悔してないのよ」
「…エムはそれこそ男性神の介入だと考えなかったのですか?」
ルナリアの言葉が冷ややか、怒ってるわね、でもワタシは自分の意志を示すだけ。
「考えなかったわね、だってどちらも信用できないんだもの」
「どちらも信用できない?」
「ねえ、男性神が”悪”だとなんで言えるの?女神信仰には”教典”とかないの?」
「教典などはありません、女神信仰は500年前から、口伝で謳われいて…」
「口伝なのね」
女神信仰は、隠された教え。目につく形で残していないとは思ってた。
「それに対して、男性神信仰のチンブ・ラーダ教団は、女神を悪としてるわよね?」
「彼らの信仰が、女神と相反するからです」
「男と女が性別以外で相反するとか、おかしくない?」
「それは、思想の違いとか…」
「痴話喧嘩でもしたのかしら?」
ルナリアが、ぷっと噴き出した
「それで、こんな世にされたのなら、いい迷惑ですね」
実際そうなってるわよ?、とは言わない
男性神と女神の間になにが起きたのか、金獅子商会の書庫に文献は見つけられなかった。
チンブ・ラーダ系の教会に行けば、”教典”が誰にでも閲覧できる。ただ、内容は色々と端折られていて、神々の間での出来事は記されていないわ、その”教典”の大元になっている”聖典”なる文書があることはわかってる
「教団の”聖典”って読んだ事ある?」
「いいえ、”聖典”は禁書ですから、私達が知っているのは、”教典”の方です」
「やっぱりそうなのね」
ルナリアがため息をついた
「”聖典”は神々の言葉で綴られているそうです、我々では読み解くことも、理解する事も出来ない代物だと聞いてます」
「だけど、そこから教典が作られてるのよね?」
「そうです」
「読めない物からどうやって作るのよ」
「教団の始祖が”神”とされているからです」
「あー、なるほど」
「エムは子供の頃に教わってないの?」
「覚えてないのよ、子供の頃はおろか、最近の事まで」
「え?」
「深くは話せないけど、いわゆる記憶喪失なのよ、今までどこで何して来たのかわからない、ただ、ぼやっとした僅かな記憶と知識、そして言葉だけは覚えてる」
「そんなことあり得るんですか?」
「現にそうなのよ、でもそんな事はどうでもいいの、ワタシは楽しくHに過ごしたいの」
「…エムがどうしようもないアバズレで、少し変わった人だと言う事がよく分かりました」
「悪かったわね」
「安心しました」
「何が?」
ルナリアがワタシの手を握ってきた。ワタシも握り返す
「エムは悪神の使いなのかと思ってた」
「それはこっちのセリフだわ、先に酷い目に合わせたのはアンタだからね」
「ふふ」
「何がおかしいのよ」
「馬鹿馬鹿しくなっちゃって」
「はぁ?」
「本当は、ずっと腹立たしかったんです、私の信仰を否定されてる気がして」
「否定してるわよ」
「でも、不思議なんです。エムに言われるとそれが正しく思えるんです」
「流されやすいだけじゃない?、ルナリアはそう言う所があるものね」
「そうかも知れません……だから失敗した、裏切られた」
「あー、そこはワタシも同じね、失敗して裏切られたわ」
「同志ですね」
「一緒にすんな」
「もう!そこは、”そうね”って言って下さい、ひねくれ者」
「ひねくれ者だもの」
「もう!嫌い」
ルナリアはワタシから手を引くとプイっと反対を向いてしまったわ
いやん、カワイイ
「ねぇルナリア、”選別者”ってなんだと思う?」
「男性神の選んだ慰み者です」
「慰み者ねぇ…」
「……選別者は、常に悪意に晒される、男達に狙われ、男性神の眷属であるエルフに襲われ、抗うことさえ出来ず凌辱される、他になんだと言うんですか?」
「それになんの意味があるのかって話しよ」
「意味??」
「男性神が気持ちいいのかしらね?、それとも女に対する嫌がらせ?」
「…そう言う話なら後者だと思います。正確には女神に対する嫌がらせです」
「なんで?」
「”選別者”は、男性神に選ばれた巫女であり、快楽を与える者、とされてますけど、実際は女神と関わりがある者と言われてます」
「はぁ?」
「選別者は女神の力を強く宿してる、選別者に神聖術士が多いのは女神の加護があるからです。その力を削ぐために、男性神は神託により”選別者”として指定し、襲わせているんです」
「神聖術ねぇ…」
ワタシは使えない、それは女神の加護がないってことよね?
「砦地下での出来事を考えると、恐らくエムは、”選別者”、だから女神と関わりがあるって事です。心当たりは?」
「ないわね、神聖術は使えないし…」
何度も言うけど、ワタシは神聖術が使えない=女神の加護なし
だからそう即答はしたけど、可能性はゼロじゃないわ。
ワタシがこの世界に来た原因はクソエルフではなく、女神の可能性もあるのよね。
「……女神の加護と言えば、クソエルフってさ、女王が1人君臨していて、オスは働きアリ的に多数でしょ?、男性神の眷属って、構図的に逆じゃない?」
「逆?」
「男は女を囲いたがるわよね、ほら王様は1人で本妻に側室、あとは側女だ、妾だ、と……」
「父は母一筋です」
ルナリアが口を尖らせた
「ブンター様がそうだって言ってないじゃん、怒んないでよ」
「エルフが男性神の眷属じゃないとでも?……」
「視点を変えるとね」
「視点ですか……」
「ワタシって、やっぱりひねくれてるのかしらね?」
「ええ、十分過ぎるほどひねくれてますね。でも、さっき”洗脳”って言われて、思う所はあります。エムのひねくれ思考は、私の視野を広げてくれました」
「それは僥倖ね、褒め言葉と捉えておくわ」
「……」
話はそこで途切れた、暗闇のテントに沈黙と静寂が流れる
「…ルナリアは、なんでついてきたのよ」
「…私は貴方に惹かれました。だからついて行くと決めました」
「そのためにエメルーダを解散したの?」
「はい」
「揉めなかった?」
「揉めました、でも最後は理解してくれました」
「本当でしょうね、ワタシのせいで恨まれるのはごめんよ?」
「2人とも感謝してました。恨んではいませんよ」
「ならいいけど……ワタシは神を、女神を否定してるわよ?」
「確かに私は女神の信徒です。でも貴方にそれを強いるつもりはありませんし、私としては貴方のすることはどんな事であろうと信じて、支持しようと心に決めてます」
「ダメよ」
「どうして?」
「ワタシの考えが正しいかなんてわからない、誤った事もするし、直情的にやらかすこともあるわ、ルナリアにはワタシが間違った事をしてると思ったら、止めてほしいの、貴方の信じるもののままに」
「……ヤラシイ事しても?」
なんでやねん
「Hで止めるのはやめて」
「エム……」
ルナリアが目を潤ませて近づいて来た
「ああもう、ワタシはそっち系じゃないわよ、アンタだってそうでしょ?」
「でも、今はエムとしたい」
「ねえルナリア、それ女神の影響?男性神の影響?」
「かもしれません、でも、コレは私の意志です、私とは嫌?」
そう言って潤んだ瞳で見つめて来るルナリア。
ああ、クソっ!、カワイイんだから。
「……こ、今回だけだからね」
「うん、いいわ」
ルナリアがワタシに覆い被さって来て、跨いで四つん這いに。
壁ドンならぬ床ドンね
「エム…好き」
「ワタシもルナリアは嫌いじゃないわよ?」
そう言ったもんだから、ルナリアが泣き出しちゃったわ
「…この!ひねくれ者!」
そんなルナリアを抱き寄せて、上下入れ替わる、驚いたルナリアに、微笑み返して彼女の唇にキスをした
舌を入れると、ルナリアも応じて来る、舌を絡めあう、そして、ルナリアの寝衣の下から手を入れて、彼女の乳房をその手に収め、揉み上げる。
うん、想像より柔らかい、お餅みたい
「ん、んふ、う」
ルナリアがビクビクっと反応してる。
感度良いわね
乳首が立ってる、ワタシは指でそれを転がしてあげた
「ふぁ、あ、いっ!」
ワタシから唇を離して、声を出して身をのけぞらずルナリア
おっと、マティとケティに聞かれちゃう
“ウィンドベール”
風魔法で音消し、コレでよし
「え、エム、エムぅ」
ルナリアの目がトロンとしてる、呼吸を荒げ、身悶えしてるわ
ワタシは寝衣を脱ぐと、ルナリアも脱がした。
そしてショーツだけの姿で絡み合う、ルナリアが興奮して脚を締め付けてくる
お互いの太ももで股間に押し付け合い、乳首を擦り合う
「あ、んああ」
なんかヤバイ、凄い興奮する
なんだろうこの感じ、どこかで同じ体験をした?
リンナとのH?違う
ネイルとのH?違う
マティとケティとのH?それも違う、
…金獅子商会長のオジ様とのH??…近いけどアレとは質が違う
わからない、わからないけど……んあっ!抱き合ってるだけなのに気持ちいい!!
いつのまにかルナリアがワタシの上になり、抑え込まれて、彼女の指がワタシのショーツの中に入ってきた。
股間に触れ、くちゅうっと音を立てる
「エム、凄い濡れてるわ」
「ああ、いゃん…」
思わずワタシはルナリアのその手を掴む、掴んだけど、掴んだだけ、拒めなかった
「イヤラシ人ね」
そう言ってルナリアは再び、キスをしてきた。
主導権を握られた
「んー、んっんんーっ!」
ルナリアの指テク、まるでオジ様のよう、気持ちいい、ああ、ダメ
「ヒィッ!」
「ふふ、なんだかんだと好きなんじゃない」
ムカっ!こんニャロメ!
ワタシはルナリアを押し倒し、逆に上になると、ルナリアの乳首に吸い付いた
「なっ!んああっ!」
とにかく舌で転がして転がして転がして、吸い付いて、舐めまわして嬲ってやる
「いやん!あ、いやあんっ!!」
ふふふ、乳首はルナリアの弱点と見たり。
「あ、んなぁっ!!」
散々舐めまわし、クタリとなったルナリア
そしてワタシはその舌を離し、彼女の胸の谷間からヘソへ向かって舐めながら下がり、ルナリアの脚の裏に両腕を入れ、持ち上げて股を割って、彼女の股間に顔を埋めた。
「あ、ああっ!」
舌で、ルナリアの秘穴の入り口を舐め上げてあげる
「あ、え、エムっ!、ひあぅ!」
クリPさんを舌で転がし、ヒダを念入りに舐めまわし、舌を入れる。
ルナリアはワタシの頭を掴んで、身体をびくつかせては、膝を立て腰を持ち上げた。
「あ、ああ、ひあぁっ、いっ!!」
ルナリアが悶えまくってる、勝ったわ
「い、イクっうっ!」
させませーん
ルナリアが絶頂に達しようと、言うところでワタシは舌を離した。
「あ、ふ、な、なんでやめちゃうのぉ?」
「なんでだと思う?」
ワタシはニヤリと笑うと、アレを取り出した、それは
夜のトバリ御謹製“法具”
「な、ナニ、そ、それ?」
「見た通りニセチンPです」
「え…あ、ああ?」
ルナリアがなにそれ?的に困惑してる
「んっ」
ワタシは法具を自分の股間に刺し入れたわ。久々だから、ワタシの方もビクビクっと来た。
そしてその姿をルナリアに晒して見せる。
信じられないモノでも見たかのような顔をしてる
でも、身体が熱い、ヤバイ、ちょっと今日は変だわ
法具を握り、股を開いたルナリアへとその先っぽを突き立てた。
ルナリアは不安げにワタシの顔と、股間を交互に見つめ、何か言おうとしてたけど、ワタシは、ズヌッとその先を押し入れた。
「ああっ!」
「んなぁ!」
お互い身をのけぞらせた。
こんな反応、前はなかった。
ワタシの股間が疼く、それはルナリアも一緒、ワタシは腰をゆっくりと押し込んで行く
ほんと、ヤバイ、突き上げ始めたらどうなっちゃうの?
「エ、エム!エムぅ!コレ、や、凄っ!ひぁっ!、んあっ!!」
「わ、ワタシも、な、なんでコレ、んなぁっ!!」
腰が勝手に動く、突き上げ始める
ワタシの意志を無視して。
ワタシ達は抱きしめ合い、激しく腰を振りまくった。
ルナリアがだいしゅきホールドしてきた
「エムぅ!えむうぅ!!んなあっ!ああっあああん!!」
「や、ああっ!ヒアっ、ナニこれっ!凄いっ!い、いっちゃう、はあっ!んああっ!!る、ルナぁぁぅ!!」
ビュルッ
え?
ビュっビュッビュルル
えええっ!?
な、なんで!?法具にそんな機能なかったはず!なんで命の液が出るのぉ!?
ヤバイ、なんか凄い魔力を持ってかれた
今の命の液の放出は、魔力!?
リンナちゃん!聞いてないよ!!
あ、ああ、腰がガクガクする、ふぁあ
ちょっと異常、法具のコントロールができない、どうなってんの!?
2人してイキ果てるも、ワタシは法具に操られるかの様に、立て続けに冷めやらぬルナリアに法具を突っ込み、何度も何度もHしちゃったわ
呪具じゃないわよね?コレ
イク度に凄い勢いで、ごっそりと魔力が命の液になって放たれる、魔素チャージャーが追いつかないほどに…
コレ、まさかルナリアを孕ませたりしないわよね?
でもやめられない、出す時が凄いキモチいい!無理矢理女の子の中に放つっていう贖罪感が凄い
レイプしたがる男の気持ちがわかる気がする
男性神関係ないわ
「あうっあ、ああ……」
バック突きしてたワタシは遂に魔力が尽きて、ルナリアの背中の上に身体を重ねて動けなくなった。
ダメ、癖になりそう
ワタシとルナリアが先にテントで休ませてもらい、マティとケティが見張りに…
でもケティが猛然と不満を顕にさせたわ
ルナリアと一緒にテントに入る事に対してね
それをマティが言い聞かせて、渋々承諾してた。
ごめんねケティ
ワタシとしては、ルナリアと2人だけで話をしたかったのよ。
砦跡地下での顛末を
ワタシのした事は、手前勝手で傲慢な振る舞い、そもそも神を信仰する者からすれば、度し難い行為に映ると思う
女神を信仰するルナリアはおろか、マティやケティが酷く怒ると思う
場合によっては、”神敵”とされて、粛正されてもおかしくないわね
でも…ワタシには、あれが神の眷属とは全く持って受け入れて難い
ワタシとルナリアはテントの中で並んで横になり、天井を見上げていた
意外な事にワタシの話しをルナリアは黙って聞いてくれている
「……と、まあ、そんな事で黒き者達と交わっているうちに、コレは違うって、思ったわけ」
「……」
「そうしたら不変と思われていたもの全てが疑念に変わったわ、ああ、これは”洗脳”されているんだって」
「洗脳……ですか」
「怒りのあまりに黒き者達の殲滅って凶行に走ったけど、ワタシは後悔してないのよ」
「…エムはそれこそ男性神の介入だと考えなかったのですか?」
ルナリアの言葉が冷ややか、怒ってるわね、でもワタシは自分の意志を示すだけ。
「考えなかったわね、だってどちらも信用できないんだもの」
「どちらも信用できない?」
「ねえ、男性神が”悪”だとなんで言えるの?女神信仰には”教典”とかないの?」
「教典などはありません、女神信仰は500年前から、口伝で謳われいて…」
「口伝なのね」
女神信仰は、隠された教え。目につく形で残していないとは思ってた。
「それに対して、男性神信仰のチンブ・ラーダ教団は、女神を悪としてるわよね?」
「彼らの信仰が、女神と相反するからです」
「男と女が性別以外で相反するとか、おかしくない?」
「それは、思想の違いとか…」
「痴話喧嘩でもしたのかしら?」
ルナリアが、ぷっと噴き出した
「それで、こんな世にされたのなら、いい迷惑ですね」
実際そうなってるわよ?、とは言わない
男性神と女神の間になにが起きたのか、金獅子商会の書庫に文献は見つけられなかった。
チンブ・ラーダ系の教会に行けば、”教典”が誰にでも閲覧できる。ただ、内容は色々と端折られていて、神々の間での出来事は記されていないわ、その”教典”の大元になっている”聖典”なる文書があることはわかってる
「教団の”聖典”って読んだ事ある?」
「いいえ、”聖典”は禁書ですから、私達が知っているのは、”教典”の方です」
「やっぱりそうなのね」
ルナリアがため息をついた
「”聖典”は神々の言葉で綴られているそうです、我々では読み解くことも、理解する事も出来ない代物だと聞いてます」
「だけど、そこから教典が作られてるのよね?」
「そうです」
「読めない物からどうやって作るのよ」
「教団の始祖が”神”とされているからです」
「あー、なるほど」
「エムは子供の頃に教わってないの?」
「覚えてないのよ、子供の頃はおろか、最近の事まで」
「え?」
「深くは話せないけど、いわゆる記憶喪失なのよ、今までどこで何して来たのかわからない、ただ、ぼやっとした僅かな記憶と知識、そして言葉だけは覚えてる」
「そんなことあり得るんですか?」
「現にそうなのよ、でもそんな事はどうでもいいの、ワタシは楽しくHに過ごしたいの」
「…エムがどうしようもないアバズレで、少し変わった人だと言う事がよく分かりました」
「悪かったわね」
「安心しました」
「何が?」
ルナリアがワタシの手を握ってきた。ワタシも握り返す
「エムは悪神の使いなのかと思ってた」
「それはこっちのセリフだわ、先に酷い目に合わせたのはアンタだからね」
「ふふ」
「何がおかしいのよ」
「馬鹿馬鹿しくなっちゃって」
「はぁ?」
「本当は、ずっと腹立たしかったんです、私の信仰を否定されてる気がして」
「否定してるわよ」
「でも、不思議なんです。エムに言われるとそれが正しく思えるんです」
「流されやすいだけじゃない?、ルナリアはそう言う所があるものね」
「そうかも知れません……だから失敗した、裏切られた」
「あー、そこはワタシも同じね、失敗して裏切られたわ」
「同志ですね」
「一緒にすんな」
「もう!そこは、”そうね”って言って下さい、ひねくれ者」
「ひねくれ者だもの」
「もう!嫌い」
ルナリアはワタシから手を引くとプイっと反対を向いてしまったわ
いやん、カワイイ
「ねぇルナリア、”選別者”ってなんだと思う?」
「男性神の選んだ慰み者です」
「慰み者ねぇ…」
「……選別者は、常に悪意に晒される、男達に狙われ、男性神の眷属であるエルフに襲われ、抗うことさえ出来ず凌辱される、他になんだと言うんですか?」
「それになんの意味があるのかって話しよ」
「意味??」
「男性神が気持ちいいのかしらね?、それとも女に対する嫌がらせ?」
「…そう言う話なら後者だと思います。正確には女神に対する嫌がらせです」
「なんで?」
「”選別者”は、男性神に選ばれた巫女であり、快楽を与える者、とされてますけど、実際は女神と関わりがある者と言われてます」
「はぁ?」
「選別者は女神の力を強く宿してる、選別者に神聖術士が多いのは女神の加護があるからです。その力を削ぐために、男性神は神託により”選別者”として指定し、襲わせているんです」
「神聖術ねぇ…」
ワタシは使えない、それは女神の加護がないってことよね?
「砦地下での出来事を考えると、恐らくエムは、”選別者”、だから女神と関わりがあるって事です。心当たりは?」
「ないわね、神聖術は使えないし…」
何度も言うけど、ワタシは神聖術が使えない=女神の加護なし
だからそう即答はしたけど、可能性はゼロじゃないわ。
ワタシがこの世界に来た原因はクソエルフではなく、女神の可能性もあるのよね。
「……女神の加護と言えば、クソエルフってさ、女王が1人君臨していて、オスは働きアリ的に多数でしょ?、男性神の眷属って、構図的に逆じゃない?」
「逆?」
「男は女を囲いたがるわよね、ほら王様は1人で本妻に側室、あとは側女だ、妾だ、と……」
「父は母一筋です」
ルナリアが口を尖らせた
「ブンター様がそうだって言ってないじゃん、怒んないでよ」
「エルフが男性神の眷属じゃないとでも?……」
「視点を変えるとね」
「視点ですか……」
「ワタシって、やっぱりひねくれてるのかしらね?」
「ええ、十分過ぎるほどひねくれてますね。でも、さっき”洗脳”って言われて、思う所はあります。エムのひねくれ思考は、私の視野を広げてくれました」
「それは僥倖ね、褒め言葉と捉えておくわ」
「……」
話はそこで途切れた、暗闇のテントに沈黙と静寂が流れる
「…ルナリアは、なんでついてきたのよ」
「…私は貴方に惹かれました。だからついて行くと決めました」
「そのためにエメルーダを解散したの?」
「はい」
「揉めなかった?」
「揉めました、でも最後は理解してくれました」
「本当でしょうね、ワタシのせいで恨まれるのはごめんよ?」
「2人とも感謝してました。恨んではいませんよ」
「ならいいけど……ワタシは神を、女神を否定してるわよ?」
「確かに私は女神の信徒です。でも貴方にそれを強いるつもりはありませんし、私としては貴方のすることはどんな事であろうと信じて、支持しようと心に決めてます」
「ダメよ」
「どうして?」
「ワタシの考えが正しいかなんてわからない、誤った事もするし、直情的にやらかすこともあるわ、ルナリアにはワタシが間違った事をしてると思ったら、止めてほしいの、貴方の信じるもののままに」
「……ヤラシイ事しても?」
なんでやねん
「Hで止めるのはやめて」
「エム……」
ルナリアが目を潤ませて近づいて来た
「ああもう、ワタシはそっち系じゃないわよ、アンタだってそうでしょ?」
「でも、今はエムとしたい」
「ねえルナリア、それ女神の影響?男性神の影響?」
「かもしれません、でも、コレは私の意志です、私とは嫌?」
そう言って潤んだ瞳で見つめて来るルナリア。
ああ、クソっ!、カワイイんだから。
「……こ、今回だけだからね」
「うん、いいわ」
ルナリアがワタシに覆い被さって来て、跨いで四つん這いに。
壁ドンならぬ床ドンね
「エム…好き」
「ワタシもルナリアは嫌いじゃないわよ?」
そう言ったもんだから、ルナリアが泣き出しちゃったわ
「…この!ひねくれ者!」
そんなルナリアを抱き寄せて、上下入れ替わる、驚いたルナリアに、微笑み返して彼女の唇にキスをした
舌を入れると、ルナリアも応じて来る、舌を絡めあう、そして、ルナリアの寝衣の下から手を入れて、彼女の乳房をその手に収め、揉み上げる。
うん、想像より柔らかい、お餅みたい
「ん、んふ、う」
ルナリアがビクビクっと反応してる。
感度良いわね
乳首が立ってる、ワタシは指でそれを転がしてあげた
「ふぁ、あ、いっ!」
ワタシから唇を離して、声を出して身をのけぞらずルナリア
おっと、マティとケティに聞かれちゃう
“ウィンドベール”
風魔法で音消し、コレでよし
「え、エム、エムぅ」
ルナリアの目がトロンとしてる、呼吸を荒げ、身悶えしてるわ
ワタシは寝衣を脱ぐと、ルナリアも脱がした。
そしてショーツだけの姿で絡み合う、ルナリアが興奮して脚を締め付けてくる
お互いの太ももで股間に押し付け合い、乳首を擦り合う
「あ、んああ」
なんかヤバイ、凄い興奮する
なんだろうこの感じ、どこかで同じ体験をした?
リンナとのH?違う
ネイルとのH?違う
マティとケティとのH?それも違う、
…金獅子商会長のオジ様とのH??…近いけどアレとは質が違う
わからない、わからないけど……んあっ!抱き合ってるだけなのに気持ちいい!!
いつのまにかルナリアがワタシの上になり、抑え込まれて、彼女の指がワタシのショーツの中に入ってきた。
股間に触れ、くちゅうっと音を立てる
「エム、凄い濡れてるわ」
「ああ、いゃん…」
思わずワタシはルナリアのその手を掴む、掴んだけど、掴んだだけ、拒めなかった
「イヤラシ人ね」
そう言ってルナリアは再び、キスをしてきた。
主導権を握られた
「んー、んっんんーっ!」
ルナリアの指テク、まるでオジ様のよう、気持ちいい、ああ、ダメ
「ヒィッ!」
「ふふ、なんだかんだと好きなんじゃない」
ムカっ!こんニャロメ!
ワタシはルナリアを押し倒し、逆に上になると、ルナリアの乳首に吸い付いた
「なっ!んああっ!」
とにかく舌で転がして転がして転がして、吸い付いて、舐めまわして嬲ってやる
「いやん!あ、いやあんっ!!」
ふふふ、乳首はルナリアの弱点と見たり。
「あ、んなぁっ!!」
散々舐めまわし、クタリとなったルナリア
そしてワタシはその舌を離し、彼女の胸の谷間からヘソへ向かって舐めながら下がり、ルナリアの脚の裏に両腕を入れ、持ち上げて股を割って、彼女の股間に顔を埋めた。
「あ、ああっ!」
舌で、ルナリアの秘穴の入り口を舐め上げてあげる
「あ、え、エムっ!、ひあぅ!」
クリPさんを舌で転がし、ヒダを念入りに舐めまわし、舌を入れる。
ルナリアはワタシの頭を掴んで、身体をびくつかせては、膝を立て腰を持ち上げた。
「あ、ああ、ひあぁっ、いっ!!」
ルナリアが悶えまくってる、勝ったわ
「い、イクっうっ!」
させませーん
ルナリアが絶頂に達しようと、言うところでワタシは舌を離した。
「あ、ふ、な、なんでやめちゃうのぉ?」
「なんでだと思う?」
ワタシはニヤリと笑うと、アレを取り出した、それは
夜のトバリ御謹製“法具”
「な、ナニ、そ、それ?」
「見た通りニセチンPです」
「え…あ、ああ?」
ルナリアがなにそれ?的に困惑してる
「んっ」
ワタシは法具を自分の股間に刺し入れたわ。久々だから、ワタシの方もビクビクっと来た。
そしてその姿をルナリアに晒して見せる。
信じられないモノでも見たかのような顔をしてる
でも、身体が熱い、ヤバイ、ちょっと今日は変だわ
法具を握り、股を開いたルナリアへとその先っぽを突き立てた。
ルナリアは不安げにワタシの顔と、股間を交互に見つめ、何か言おうとしてたけど、ワタシは、ズヌッとその先を押し入れた。
「ああっ!」
「んなぁ!」
お互い身をのけぞらせた。
こんな反応、前はなかった。
ワタシの股間が疼く、それはルナリアも一緒、ワタシは腰をゆっくりと押し込んで行く
ほんと、ヤバイ、突き上げ始めたらどうなっちゃうの?
「エ、エム!エムぅ!コレ、や、凄っ!ひぁっ!、んあっ!!」
「わ、ワタシも、な、なんでコレ、んなぁっ!!」
腰が勝手に動く、突き上げ始める
ワタシの意志を無視して。
ワタシ達は抱きしめ合い、激しく腰を振りまくった。
ルナリアがだいしゅきホールドしてきた
「エムぅ!えむうぅ!!んなあっ!ああっあああん!!」
「や、ああっ!ヒアっ、ナニこれっ!凄いっ!い、いっちゃう、はあっ!んああっ!!る、ルナぁぁぅ!!」
ビュルッ
え?
ビュっビュッビュルル
えええっ!?
な、なんで!?法具にそんな機能なかったはず!なんで命の液が出るのぉ!?
ヤバイ、なんか凄い魔力を持ってかれた
今の命の液の放出は、魔力!?
リンナちゃん!聞いてないよ!!
あ、ああ、腰がガクガクする、ふぁあ
ちょっと異常、法具のコントロールができない、どうなってんの!?
2人してイキ果てるも、ワタシは法具に操られるかの様に、立て続けに冷めやらぬルナリアに法具を突っ込み、何度も何度もHしちゃったわ
呪具じゃないわよね?コレ
イク度に凄い勢いで、ごっそりと魔力が命の液になって放たれる、魔素チャージャーが追いつかないほどに…
コレ、まさかルナリアを孕ませたりしないわよね?
でもやめられない、出す時が凄いキモチいい!無理矢理女の子の中に放つっていう贖罪感が凄い
レイプしたがる男の気持ちがわかる気がする
男性神関係ないわ
「あうっあ、ああ……」
バック突きしてたワタシは遂に魔力が尽きて、ルナリアの背中の上に身体を重ねて動けなくなった。
ダメ、癖になりそう
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