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しおりを挟む「聖女」のスキルを
得たのはクラスのアイドル。
中本 美雪(なかもとみゆき)だ。
アイドルと言われるように
とても可愛い容姿をしている。
あと、金髪美人と違い黒髪である。
うん。
金髪美人を見た今ではそれぐらい
しか言うことはない。
傾国の美女を目の当たりにすると
目のレベルが上がりすぎて
中本から飛び抜けた可愛さを
感じなくなった。
「無限魔力」を持っているのは
山中 真威人(やまなかまいと)。
イカツい名前の通り
見た目も喋り方もイカツい。
だが、教室で暴れたりするわけ
ではなくただただイカツいだけ。
悪いやつではない。
「おっ、お二人のスキルも
とても強力なものです。
「聖女」スキルは「勇者」スキルの
攻撃が回復に変わったような
能力で、「勇者」と対になっています。
「無限魔力」はどれだけ魔法を
使っても魔力がなくなりません。
全属性魔法に適正がつくので
魔力はあるけど魔法が使えない
みたいにはなりません」
…………はい、チート。
なんか、今聞いた感じだと
「無限魔力」が最強なんじゃ?
いくらでも魔法が打てるのは
強すぎるし、全属性適正は
それだけのスキルもありそうな
ほど、強いと思う。
今まで読んだラノベ知識からいうと。
その後も次々と、金髪美人に
スキルの質問をするクラスメイト。
わんちゃんチートスキルである
可能性を求めたのと、金髪美人と
一言で良いから喋りたいという
願望だな。
だが、最初の三人にかなうスキルは
なく能力値の合計も斎藤に勝てる
ほど高いやつはいなかった。
…………皆100は超えてたけどな。
そんなこんなあって、
俺以外のクラスメイトは
スキルの効果を聞き終わった。
三人ほどではないが
ほどほどに強い能力ばかり
だった。
クラスメイトの話を
聞き終わった後。
「あなたの能力は何ですか?」
おっ!
なんと、金髪美人が俺に
近づいてきたではないか!
だが、疑問。
別に教える義務などないはずでは?
「スキルの詳細を
知ることであなたは
効率よく成長できるのです」
こちらの心情を見抜くような
発言。
まぁ、教えて減るもんでは
ないか。
それに、自分で色々試すより
教えてもらったほうが早い
のはたしかだ。
「俺のスキルは「コンパス」です」
ほんの少しの静寂の後。
クラスメイトの誰かがプッっと
笑った。
それを皮切りに城の中は
爆笑に包まれた。
戸惑っているのは金髪美人と
騎士達でほとんどのクラスメイト
が笑っている。
もしくは、こらえているようだ。
「コッ、コンパスですか?」
慌てたような金髪美人。
もしかして、強スキルだったり
するのか?
「今までにそんなスキルは
見つかっていません」
なるほどなぁ。
…………スキル教えた意味
なかっただろ。
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