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エルフの集落
第41話:夜中の訪問者
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「カナリア、君は天才だ。最高においしかった」
アイレは膨れ上がったお腹を擦りながらテーブルの山菜料理をフェアと一緒に平らげて満足気に言った。
二人は山を下り降りた所の近くにフルト村のカナリアの家に移動していた。フルト村では殆どが農業を生業としているが、ここ数週間前から魔物に食い荒らされる被害が増え始めた
防衛についても不安な声が多く出ているという。
カナリアはいつも山で山菜を取っているのだが、この近辺で魔物と遭遇した事がなく油断していたと言っていた。
「本当においしかったわ。ありがとう」
フェアが丁寧にカナリアにお礼を言った。
「いえいえ! 命の恩人さんには申し訳ないくらいですよー!」
3人がフルト村に到着した時には既に暗くなっており。カナリアは魔物の出現を村長に伝えると。近々、領主の護衛兵が魔物の駆逐の巡回をしてくれるまで
村人は外には極力出ない様にとなった。
アイレとフェアはカナリアの命の恩人というで村長から直々にお礼がしたいとなったが、アイレはカナリアの山菜料理が食べたいと今日の所はお世話になる事になった。
実に図々しいが、カナリアは終始嬉しそうにしていた。
「カナリアちゃん、本当に泊まっていっていいの?」
「勿論ですよ! いつもはお父さんがいるんですが、数日前に収穫した作物を近くの街まで卸しにいってていなくて……帰りは護衛付きの龍車で帰ってくるといってたので大丈夫だとは思うのですが」
カナリアは不安そうな表情を浮かべていた。
「きっと大丈夫だよ。カナリアの為に無事帰って来るよ」
アイレがそういうと、カナリアは満面の笑顔で
「そう……ですよね! それで今日はぼーっとしちゃってて……私も気を付けなきゃ」
「俺達もずっと気を張ってたからな。こんなにゆっくりできるのは久しぶりだよ」
「そうね。今日は安心して眠れそう……」
「はい! 良かったです! 暖かいお湯を用意しておくので、簡易的な作りですが後で汗も流してくださいね!」
カナリアはテキパキと動きながら丁寧な言葉と料理でアイレとフェアを歓迎した。年齢の割にはとてもしっかりしていて、優しい性格も節々に滲み出ている。
「……結婚しないか?――いてっ」
アイレが真剣な瞳でカナリアに向かって決め顔をした所をフェアが間髪入れず頭を叩いた。幸いカナリアには聞こえていなかった様で
何かいいました? と笑顔で家事をこなしていた。
生活魔法も卒なく使える様で、魔法でお湯を温めたり電気をつけたりと器用な所も見える。
アイレとフェアが交代でカナリアの用意してくれたシャワーで合わせ流してから部屋に案内した。お父さんの部屋が空いているので、それでよければとの事だったが
枕と布団が一つしかなかった。
「では、おやすみなさい!」
カナリアはアイレとフェアは恋人同士だと思っていたらしく、特に気にする様子もなく元気に自分の部屋の扉を閉めた。
「……」
「……」
「まぁ、こんな時間に気を遣わせるも悪いし、アイレは床で私はベットで寝るわ」
「いやいや……この前の睡眠交代でいうと俺の番だぞ!」
二人は言い合いながら、騒がしくしてはいけないと同時に気づいて
少し離れながら背中を合わせて寝る事にした。
「ちょっと……毛布引っ張りすぎ」
「いや、俺なんかもうはみ出てるからな」
アイレは何でもないような顔をして、フェアは少し顔を赤らめていた。それでも疲れていたので気づいたら
二人ともぐっすりと。
そして、3時間ほど経ち完全に二人が寝静まったのを見計らった様にロック達がカナリアの家を取り囲み動きはじめた。
「俺とグレースで家に侵入する。 ワイズ、ミット、フルボは入口と裏口を見張ってろ」
「了解」「OK」「わかったよ」「あたしに任せて」
4人は囁く様に了承した。
ロックが器用にドアを開けると、グレースが静かに家に入った。慎重に音を立てないように気配を殺しながら。
慣れた手信号でロックとグレースは部屋を見つけた。
ロックはカナリアの部屋にグレースはアイレとフェアの部屋の扉の前に立った。殆ど無音で魔力の揺らぎもなく静かに行動していた。
グレースは静かに扉をあけた。ベットは布団が膨らんでおり、二人が寝ているのがわかる。グレースとロックはベットの横の近くに魔法のブレスレッドが置いてあるのを確認すると
静かにグレースは近づいてブレスレッドを盗ろうとした。その時
「何だお前らは」
アイレがグレースの首元に後方から短刀を突き付けた。グレースが扉に入る直前に魔力をフェアが感知して罠を張っていた。
「……盗賊ね。目的はこれかしら?」
魔法のブレスレッドをグレースから取り上げて、腕につけた。掌を翳して魔力を集中させた。グレースは静かに何も答えず
首元に触れている短刀のまま平然と二人の顔をあげた。
「凄いね。なんでわかったの? 完璧に気配は殺したと思ってたのに」
「技術は認めてあげる。けど、ほんの少しだけど魔力が揺らいでたわ。残念だっ――」
フェアがそう言いかけている時に、扉からロックが現れた。カナリアを人質に取って。
「形勢逆転かな」
――何!?
感知能力が高いフェアですら、ロックの気配には気付かずカナリアを人質に取られた。グレースはしたり顔でアイレの短刀を手でどけると
フェアから魔法のブレスレッドを再び奪い取って後ろに下がった。
「ごめんね~」
「人質を取るのは趣味ではないが、穏便に済ませるにはこれが一番だ。 君は……エルフだろ? 間近で見て気づいたが、ハーフエルフか」
ロックはアイレを一目見ただけでハーフエルフと見抜いた。耳がピンとしていない状態で気づかれるのは今までの経験でも数える程だ。
「……さぁ」
「なぁ、おっさん。カナリアを放してくれ。そのブレスレッドはやる。なんだったら俺の武器もくれてやっていい。 傷つけないでくれ」
アイレは冷静にロックの目を見て言った。カナリアは首元にナイフを突きつけられていて、大人しく声も出ず震えていた。
「それは助かる。だが、君の武器は必要ない。欲張りすぎると人生損をするからな」
ロックはまるでお茶をしている様に冷静にアイレと会話をした。フェアは対峙していてもロックから魔力を感じないのが逆に恐怖だった。
「この子は無事に帰すが、村の外に出るまではダメだ。騒がれてると俺達も困るんでな」
「……信用しろってのが無理があるぜ」
アイレはロックから目を離さず、いつでも動けるようにしていた。フェアも隙があればすぐに動こうとしたが
ロックには微塵の隙もなかった。
「ロックは嘘はつかないよ。 現にあなた達を殺そうと思えばもうやってる」
グレースは魔法のブレスレッドを手でぽんぽんと浮かせながら陽気に言った。最後の言葉だけは殺気が漲っており
ロックの気配の消し方なら、確かに殺されていたかもしれないとフェアもアイレも心の底では理解した。
「ごめんなさい。アイレさん、フェアさん……」
カナリアはかなり恐怖を感じて震えながら謝った。アイレとフェアはそれを見てロック達を信用する他なかった。ロックとグレースはカナリアを捕まえたまま、後ろ足で玄関に近づくと
外からワイズ、ミット、フルボの声が聞こえた。
グレースが驚き、ロックもそれに少しだけ気を取られた瞬間にアイレは目にも留まらぬ速さで距離を詰めた。カナリアを掴んでいる手を切断する勢いで短刀で切り裂こうとしたが
ロックはカナリアをアイレの方に突き飛ばして直ぐに玄関の扉をあけてグレース共に外へ出た。
カナリアは押された衝撃でアイレの体に飛び込むと抱きしめられるように掴まれた。
「大丈夫か!? カナリア!」
「はわわわっ!」
「逃がさないわよ!」
フェアはロックとグレースを追いかけて扉をあけた。すると、そこにはロックとグレースの仲間の男3人が驚いた様子で二人に話しかけていた。それに対して
フェアは直ぐに掌を翳して魔法で攻撃しようとした時、ロックが話かけてきた。
「おい。休戦だ。どうやらやりあってる暇はねぇらしい。グレース、寄越せ」
「はーい……」
ロックはそういうと、グレースから魔法のブレスレッドを取ってフェアに投げた。
「……どういう事? あなた達は何がしたいの?」
フェアはロックに聞いた。
「目を瞑って感知してみな」
ロックはフェアにそう言い、フェアも何かに気づいた様で目を瞑って直ぐに驚いた表情を見せた。その時、アイレが扉から飛びでてきて
ロック達に遅いかかるとうしたとき、それをフェアが手を出して制止した。
「アイレ。直ぐにカナリアを安全な場所に。それに村人全員を起こさないと」
「……? 何をいってるんだ? どういう事だ???」
アイレは狐につままれたようにフェアを見た。ロック達もがやがやと何か話している。
「……スタンピードだわ。今すぐ守りを固めないと大変な事になる」
「……スタンピートってなんだよ? わかるように説明してくれ」
「この村に……ありえない程の大勢の魔物が押し寄せてきてる」
tobe continued
アイレは膨れ上がったお腹を擦りながらテーブルの山菜料理をフェアと一緒に平らげて満足気に言った。
二人は山を下り降りた所の近くにフルト村のカナリアの家に移動していた。フルト村では殆どが農業を生業としているが、ここ数週間前から魔物に食い荒らされる被害が増え始めた
防衛についても不安な声が多く出ているという。
カナリアはいつも山で山菜を取っているのだが、この近辺で魔物と遭遇した事がなく油断していたと言っていた。
「本当においしかったわ。ありがとう」
フェアが丁寧にカナリアにお礼を言った。
「いえいえ! 命の恩人さんには申し訳ないくらいですよー!」
3人がフルト村に到着した時には既に暗くなっており。カナリアは魔物の出現を村長に伝えると。近々、領主の護衛兵が魔物の駆逐の巡回をしてくれるまで
村人は外には極力出ない様にとなった。
アイレとフェアはカナリアの命の恩人というで村長から直々にお礼がしたいとなったが、アイレはカナリアの山菜料理が食べたいと今日の所はお世話になる事になった。
実に図々しいが、カナリアは終始嬉しそうにしていた。
「カナリアちゃん、本当に泊まっていっていいの?」
「勿論ですよ! いつもはお父さんがいるんですが、数日前に収穫した作物を近くの街まで卸しにいってていなくて……帰りは護衛付きの龍車で帰ってくるといってたので大丈夫だとは思うのですが」
カナリアは不安そうな表情を浮かべていた。
「きっと大丈夫だよ。カナリアの為に無事帰って来るよ」
アイレがそういうと、カナリアは満面の笑顔で
「そう……ですよね! それで今日はぼーっとしちゃってて……私も気を付けなきゃ」
「俺達もずっと気を張ってたからな。こんなにゆっくりできるのは久しぶりだよ」
「そうね。今日は安心して眠れそう……」
「はい! 良かったです! 暖かいお湯を用意しておくので、簡易的な作りですが後で汗も流してくださいね!」
カナリアはテキパキと動きながら丁寧な言葉と料理でアイレとフェアを歓迎した。年齢の割にはとてもしっかりしていて、優しい性格も節々に滲み出ている。
「……結婚しないか?――いてっ」
アイレが真剣な瞳でカナリアに向かって決め顔をした所をフェアが間髪入れず頭を叩いた。幸いカナリアには聞こえていなかった様で
何かいいました? と笑顔で家事をこなしていた。
生活魔法も卒なく使える様で、魔法でお湯を温めたり電気をつけたりと器用な所も見える。
アイレとフェアが交代でカナリアの用意してくれたシャワーで合わせ流してから部屋に案内した。お父さんの部屋が空いているので、それでよければとの事だったが
枕と布団が一つしかなかった。
「では、おやすみなさい!」
カナリアはアイレとフェアは恋人同士だと思っていたらしく、特に気にする様子もなく元気に自分の部屋の扉を閉めた。
「……」
「……」
「まぁ、こんな時間に気を遣わせるも悪いし、アイレは床で私はベットで寝るわ」
「いやいや……この前の睡眠交代でいうと俺の番だぞ!」
二人は言い合いながら、騒がしくしてはいけないと同時に気づいて
少し離れながら背中を合わせて寝る事にした。
「ちょっと……毛布引っ張りすぎ」
「いや、俺なんかもうはみ出てるからな」
アイレは何でもないような顔をして、フェアは少し顔を赤らめていた。それでも疲れていたので気づいたら
二人ともぐっすりと。
そして、3時間ほど経ち完全に二人が寝静まったのを見計らった様にロック達がカナリアの家を取り囲み動きはじめた。
「俺とグレースで家に侵入する。 ワイズ、ミット、フルボは入口と裏口を見張ってろ」
「了解」「OK」「わかったよ」「あたしに任せて」
4人は囁く様に了承した。
ロックが器用にドアを開けると、グレースが静かに家に入った。慎重に音を立てないように気配を殺しながら。
慣れた手信号でロックとグレースは部屋を見つけた。
ロックはカナリアの部屋にグレースはアイレとフェアの部屋の扉の前に立った。殆ど無音で魔力の揺らぎもなく静かに行動していた。
グレースは静かに扉をあけた。ベットは布団が膨らんでおり、二人が寝ているのがわかる。グレースとロックはベットの横の近くに魔法のブレスレッドが置いてあるのを確認すると
静かにグレースは近づいてブレスレッドを盗ろうとした。その時
「何だお前らは」
アイレがグレースの首元に後方から短刀を突き付けた。グレースが扉に入る直前に魔力をフェアが感知して罠を張っていた。
「……盗賊ね。目的はこれかしら?」
魔法のブレスレッドをグレースから取り上げて、腕につけた。掌を翳して魔力を集中させた。グレースは静かに何も答えず
首元に触れている短刀のまま平然と二人の顔をあげた。
「凄いね。なんでわかったの? 完璧に気配は殺したと思ってたのに」
「技術は認めてあげる。けど、ほんの少しだけど魔力が揺らいでたわ。残念だっ――」
フェアがそう言いかけている時に、扉からロックが現れた。カナリアを人質に取って。
「形勢逆転かな」
――何!?
感知能力が高いフェアですら、ロックの気配には気付かずカナリアを人質に取られた。グレースはしたり顔でアイレの短刀を手でどけると
フェアから魔法のブレスレッドを再び奪い取って後ろに下がった。
「ごめんね~」
「人質を取るのは趣味ではないが、穏便に済ませるにはこれが一番だ。 君は……エルフだろ? 間近で見て気づいたが、ハーフエルフか」
ロックはアイレを一目見ただけでハーフエルフと見抜いた。耳がピンとしていない状態で気づかれるのは今までの経験でも数える程だ。
「……さぁ」
「なぁ、おっさん。カナリアを放してくれ。そのブレスレッドはやる。なんだったら俺の武器もくれてやっていい。 傷つけないでくれ」
アイレは冷静にロックの目を見て言った。カナリアは首元にナイフを突きつけられていて、大人しく声も出ず震えていた。
「それは助かる。だが、君の武器は必要ない。欲張りすぎると人生損をするからな」
ロックはまるでお茶をしている様に冷静にアイレと会話をした。フェアは対峙していてもロックから魔力を感じないのが逆に恐怖だった。
「この子は無事に帰すが、村の外に出るまではダメだ。騒がれてると俺達も困るんでな」
「……信用しろってのが無理があるぜ」
アイレはロックから目を離さず、いつでも動けるようにしていた。フェアも隙があればすぐに動こうとしたが
ロックには微塵の隙もなかった。
「ロックは嘘はつかないよ。 現にあなた達を殺そうと思えばもうやってる」
グレースは魔法のブレスレッドを手でぽんぽんと浮かせながら陽気に言った。最後の言葉だけは殺気が漲っており
ロックの気配の消し方なら、確かに殺されていたかもしれないとフェアもアイレも心の底では理解した。
「ごめんなさい。アイレさん、フェアさん……」
カナリアはかなり恐怖を感じて震えながら謝った。アイレとフェアはそれを見てロック達を信用する他なかった。ロックとグレースはカナリアを捕まえたまま、後ろ足で玄関に近づくと
外からワイズ、ミット、フルボの声が聞こえた。
グレースが驚き、ロックもそれに少しだけ気を取られた瞬間にアイレは目にも留まらぬ速さで距離を詰めた。カナリアを掴んでいる手を切断する勢いで短刀で切り裂こうとしたが
ロックはカナリアをアイレの方に突き飛ばして直ぐに玄関の扉をあけてグレース共に外へ出た。
カナリアは押された衝撃でアイレの体に飛び込むと抱きしめられるように掴まれた。
「大丈夫か!? カナリア!」
「はわわわっ!」
「逃がさないわよ!」
フェアはロックとグレースを追いかけて扉をあけた。すると、そこにはロックとグレースの仲間の男3人が驚いた様子で二人に話しかけていた。それに対して
フェアは直ぐに掌を翳して魔法で攻撃しようとした時、ロックが話かけてきた。
「おい。休戦だ。どうやらやりあってる暇はねぇらしい。グレース、寄越せ」
「はーい……」
ロックはそういうと、グレースから魔法のブレスレッドを取ってフェアに投げた。
「……どういう事? あなた達は何がしたいの?」
フェアはロックに聞いた。
「目を瞑って感知してみな」
ロックはフェアにそう言い、フェアも何かに気づいた様で目を瞑って直ぐに驚いた表情を見せた。その時、アイレが扉から飛びでてきて
ロック達に遅いかかるとうしたとき、それをフェアが手を出して制止した。
「アイレ。直ぐにカナリアを安全な場所に。それに村人全員を起こさないと」
「……? 何をいってるんだ? どういう事だ???」
アイレは狐につままれたようにフェアを見た。ロック達もがやがやと何か話している。
「……スタンピードだわ。今すぐ守りを固めないと大変な事になる」
「……スタンピートってなんだよ? わかるように説明してくれ」
「この村に……ありえない程の大勢の魔物が押し寄せてきてる」
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