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第33話 悲しい盗人
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この世界の上級魔法使いは、一つの固有魔法を昇華させていく。
俺たちの結界や摩滅のように、たった一つの力をありとあらゆる方向から強めていくのだ。
その理由は、多くのリソースを扱って戦う方が効率が悪いと、魔人や魔族との戦いで証明されたから。
結果として、生活、支援魔法を除いてそういった戦いが劇的に広まった。
そして、プラタ・リースの闇魔法は、魔を思わせる強力な魔法だ。
固有魔法は、相手の魔力や体力を奪う吸収。
奪った魔力を放つことも、身体能力に強化することもできる。
相手が強ければ強いほど効果が高い。
俺も何度か戦ったが、魔結界で封じ込めることができなければ相当苦労しただろう。
前評判と違ってプラタは常に笑顔で人当たりがい良い。
行動に関しても、他におかしいと思うところはない。
あの日、俺が見た行動を除けば。
そしてついにというべきか、おもちから連絡が入った。
深夜、誰もが寝静まっている。
今日は他国で王家の集まりがあるらしく、兵士が少ないと事前情報が入っていた。
偶然とは思えない。
ルージュを起こすか迷ったが、俺の見間違いという可能性もゼロじゃない。
それにもし危険な目に合うとしたら、俺だけの方がいい。
急いで渡り廊下に出る。
だが気配は消す。
おもちは、遥か上空で旋回していた。
俺にしか見えないほど高く、だが心が通じ合っている。
あの日からおもちに頼んでいた。
部屋の中で眠るより外でのんびりするのが好きなので、教えてほしいと。
真っ暗闇だが、目を凝らせばプラタの微量な魔力を感じる。
まるで兵士のルーティンを把握しているかのように、交代のタイミングで、プラタが別棟に入っていく。
もはや間違いないだろう。
何が目的なのかはわからない。
だがハッキリとその場を抑える。俺は王都に仕える宮廷結界師の候補生だ。
これもまた仕事の一巻。
兵士に声をかけてもいいが、プラタの闇魔法を弾き返すことができる人は限られている。
そしてそのとき、ココア先生の言葉がリフレインした。
『お前たちは、敵を殺すのが目的だ』――と。
もしプラタが何かとんでもないことをしようとしていたら、殺す事が出来るのだろうか。
もちろん、今までその覚悟はあった。当然そのつもりだった。
だが日に日に彼女と接しているうちに、どうしたらいいのかわからなくなっていた。
その理由は――。
『あの少女が生き残りの魔女らしいぞ』
『……確か、魔人の手先だって噂だろ? 候補生なんていいのか?』
『真実はわからないが、不信感は国民に影響する。勘弁してほしいよ』
多くの陰口のせいだろう。
兵士からはもちろん、王都に住む一般の人からもヒソヒソと話されていた。
自分の五感が鋭いことが、こんなにも嫌だと思ったことはない。
ただ今のプラタは法を犯している。
断然たる事実は受け入れなきゃいけない。
兵士が交代してしまったので、空のおもちに注意を逸らしてもらう。
わざと下降し、姿を表す。
「なんだ? ああ、魔獣か」
その間に空中に魔結界を形成。空への階段を創る。
ちらりと地面を見ると、恐怖で足がすくんだ。
そのままてっぺんまで辿り着く。
降り立った棟の中は、まるで天文台を思わせる。
なぜこんな高い場所にあるのかというと、ただシンプルに地下よりも辿り着くのが困難だからだ。
「すごいな……」
上を見上げると、まだまだ螺旋階段が続いていた。
プラタのは姿はない。
俺は中心に魔結界を形成し、階段は使わずあがっていく。
足音でバレないように魔結界の強度を柔らかく。
一番上に辿り着く。重厚な扉が目に飛び込んできた。
普段は固く閉ざされているのだろう。だが、そのカギは開いている。
間違いない、プラタだ。
ドアの隙間から中に入る。
しっかりとした棚に、魔法本がが並んでいる。
ここはミリシアから教えてもらったことがある。
戦争時に使用された非人道的な魔法、禁忌術が保管されている場所だ。
気配と魔力を閉じて静かに歩く。
そこには、魔法本を立ち読みしているプラタの姿があった。
習得することは禁じられた本。
……そういうことだったのか。
普通なら持ち帰る。だが彼女は特別だ。
王都の魔法本を一瞬で習得した。
一体何を覚えようとしているのか。
いやそんなことはどうでもいい、
――殺すしかない。
俺は、静かに二本指を立てた。
プラタの地面からジジジと音が響いて、感知を許さない速度で囲んだ。
気づいたプラタは、慌てて俺に視線を向けた。
目を見開いて驚く。
直後、闇の使い手は例外なく残虐性があると思い出す。
「何してるんだ。プラタ」
「……クライン」
「その本を閉じろ」
禁忌魔法は外側が特殊で、しっかりと中身を見ないとなんの本なのかは話からmない。
だが、人間破壊する魔法もあると聞く。
一瞬の油断も許されない。
プラタが少しでも変な動きをすれば、彼女を――殺す。
「……嫌よ」
「何が目的だ?」
俺の強さは知っているはず。だがプラタは、決して本から手を放そうとはしなかった。
何よりも驚いたのは、怯えたり、怒ったりしているのではなく、とても悲し気な顔をしていたことだ。
酷くむなしく見える。
「私はただ、自分の事が知りたいの」
「……わかるように言え」
「私の事は知ってるでしょ。生き残りの魔女、プラタよ」
「ああ」
「でも……私には記憶がない。両親の記憶も、祖国も、魔人の事も。でも……闇魔法だけ扱える。だからみんな私を魔人の手先だと思ってるわ」
「……それは知らなかった。ならなせこんなことをする?」
「それは、違うとも言い切れないからよ」
プラタは困惑しているように思えた。
悔しそうに、悲しそうに。
魔結界の力は決して緩まない。彼女は、話を続ける。
「私はこの王都を破壊しようとか、誰かを殺そうなんて思ってないし、思ったこともない。ただ、自分の事が知りたいだけなの」
彼女は、敵意がないことを示しながらゆっくりと本の中身を見せてきた。
文字を読むのはまだ慣れない。
だがそこには、記憶回帰の魔法と書かれている。
「これは隠されている記憶を引き出す魔法。元々は戦時中、相手から情報を聞き出す為に作られた。当人の許可なく頭を除くのは非人道的な行為だと禁止されたのよ」
「……もしかしてプラタ、君はそれを自分に掛けたいってことか?」
プラタは、ゆっくりと悲しげに頷く。
「私は自分のことが知りたい。自分が何者なのか、どうして闇魔法が使えるのか。この本の存在を知ってから、ずっと探してたの。そして、ようやく見つけた」
「だが…禁止魔法だった」
「そう、王都にあると分かった時はどうしたらいいのか永遠と悩んだ。」
「……だから候補生になったのか?」
「そうよ」
「鍵開けの本は、この為だったのか」
「……そう。この国のカギは事前に入手していた情報と変わっていたの。だから、急遽覚える必要があった」
これで全てが繋がった。
だが、最悪なパターンが残っている。
「その魔法を習得して記憶が戻るとしよう。だが君が本当に魔人の手先だったら? 何らかの形で記憶を失い、それを思い出したら? 君でもどうなるかわからないだろう」
「……その通りよ。記憶がない私は、自分が何者なのかもわからない。でもあなたにはわからないわ。闇の力を持っているだけで、生き残りの魔女と言われ卑下される気持ちが。でも信じてほしい。私は絶対に、魔人の手先なんかじゃない。何も覚えていないけど、わかるの」
プラタの今にも泣き出そうな表情に、心が揺れ動かされそうになる。
だが彼女の言葉に根拠は何一つない。
そもそも彼女が魔人の手先だったとすれば今の感情はまったくの無意味だ。
思い出した途端に嘘をつくかもしれないし、記憶が戻った途端に何かとんでもないことが起こるかもしれない。
俺がすべきこと。それは、プラタを殺すこと。
すでに法は犯している。
今の言葉から、それは故意であることも自ら暴露した。
わかっている。自分が何をすべきかなんて。
「クライン、私は――」
「黙ってろ」
魔結界を強める。
俺は覚悟したはずだ。
この世界に生まれて、メアリーとリルド、フェア、おもちと幸せになりたいと思ったあの日から。
けど……なんで、なんでこんなにも迷うんだ。
どうしてプラタが、俺と重なるんだ。
……そうか、わかった。
プラタが俺に似ている理由、それは――過去の俺と同じだからだ。
虐げられ、誰も味方がいなかったあの日。
だが俺にはおもちがいた。
しかし彼女には――本当信じられる人がいない。
笑顔の奥では孤独を感じていた。
たった1人で失った記憶と戦っていた。
……それを知る為には――。
「クライン、どうしたんだ!?」
「これは……なに?」
そのとき、後ろからルージュとミリシアがやってきた。
「どうやってここに?」
「リリが反応したの。で、ルージュに訪ねてみたら部屋にはいないって。それで分かったの」
「兵士たちには伝えたのか?」
ミリシアが、横に首を振る。
「クラインがいなかったから、もしかしたら1人でここに来てる可能性も考えて……言わなかった。ここへはバレずにきた」
「おいクライン、プラタが何かしてたのか?」
「……ルージュ、ミリシア頼みがある」
そして俺は、ある決意をした。
「俺とプラタを魔結界で囲ってくれ」
記憶を辿る工程を二人で行う。
そして彼女が魔人の手先だった場合――俺ごと殺してもらう。
俺たちの結界や摩滅のように、たった一つの力をありとあらゆる方向から強めていくのだ。
その理由は、多くのリソースを扱って戦う方が効率が悪いと、魔人や魔族との戦いで証明されたから。
結果として、生活、支援魔法を除いてそういった戦いが劇的に広まった。
そして、プラタ・リースの闇魔法は、魔を思わせる強力な魔法だ。
固有魔法は、相手の魔力や体力を奪う吸収。
奪った魔力を放つことも、身体能力に強化することもできる。
相手が強ければ強いほど効果が高い。
俺も何度か戦ったが、魔結界で封じ込めることができなければ相当苦労しただろう。
前評判と違ってプラタは常に笑顔で人当たりがい良い。
行動に関しても、他におかしいと思うところはない。
あの日、俺が見た行動を除けば。
そしてついにというべきか、おもちから連絡が入った。
深夜、誰もが寝静まっている。
今日は他国で王家の集まりがあるらしく、兵士が少ないと事前情報が入っていた。
偶然とは思えない。
ルージュを起こすか迷ったが、俺の見間違いという可能性もゼロじゃない。
それにもし危険な目に合うとしたら、俺だけの方がいい。
急いで渡り廊下に出る。
だが気配は消す。
おもちは、遥か上空で旋回していた。
俺にしか見えないほど高く、だが心が通じ合っている。
あの日からおもちに頼んでいた。
部屋の中で眠るより外でのんびりするのが好きなので、教えてほしいと。
真っ暗闇だが、目を凝らせばプラタの微量な魔力を感じる。
まるで兵士のルーティンを把握しているかのように、交代のタイミングで、プラタが別棟に入っていく。
もはや間違いないだろう。
何が目的なのかはわからない。
だがハッキリとその場を抑える。俺は王都に仕える宮廷結界師の候補生だ。
これもまた仕事の一巻。
兵士に声をかけてもいいが、プラタの闇魔法を弾き返すことができる人は限られている。
そしてそのとき、ココア先生の言葉がリフレインした。
『お前たちは、敵を殺すのが目的だ』――と。
もしプラタが何かとんでもないことをしようとしていたら、殺す事が出来るのだろうか。
もちろん、今までその覚悟はあった。当然そのつもりだった。
だが日に日に彼女と接しているうちに、どうしたらいいのかわからなくなっていた。
その理由は――。
『あの少女が生き残りの魔女らしいぞ』
『……確か、魔人の手先だって噂だろ? 候補生なんていいのか?』
『真実はわからないが、不信感は国民に影響する。勘弁してほしいよ』
多くの陰口のせいだろう。
兵士からはもちろん、王都に住む一般の人からもヒソヒソと話されていた。
自分の五感が鋭いことが、こんなにも嫌だと思ったことはない。
ただ今のプラタは法を犯している。
断然たる事実は受け入れなきゃいけない。
兵士が交代してしまったので、空のおもちに注意を逸らしてもらう。
わざと下降し、姿を表す。
「なんだ? ああ、魔獣か」
その間に空中に魔結界を形成。空への階段を創る。
ちらりと地面を見ると、恐怖で足がすくんだ。
そのままてっぺんまで辿り着く。
降り立った棟の中は、まるで天文台を思わせる。
なぜこんな高い場所にあるのかというと、ただシンプルに地下よりも辿り着くのが困難だからだ。
「すごいな……」
上を見上げると、まだまだ螺旋階段が続いていた。
プラタのは姿はない。
俺は中心に魔結界を形成し、階段は使わずあがっていく。
足音でバレないように魔結界の強度を柔らかく。
一番上に辿り着く。重厚な扉が目に飛び込んできた。
普段は固く閉ざされているのだろう。だが、そのカギは開いている。
間違いない、プラタだ。
ドアの隙間から中に入る。
しっかりとした棚に、魔法本がが並んでいる。
ここはミリシアから教えてもらったことがある。
戦争時に使用された非人道的な魔法、禁忌術が保管されている場所だ。
気配と魔力を閉じて静かに歩く。
そこには、魔法本を立ち読みしているプラタの姿があった。
習得することは禁じられた本。
……そういうことだったのか。
普通なら持ち帰る。だが彼女は特別だ。
王都の魔法本を一瞬で習得した。
一体何を覚えようとしているのか。
いやそんなことはどうでもいい、
――殺すしかない。
俺は、静かに二本指を立てた。
プラタの地面からジジジと音が響いて、感知を許さない速度で囲んだ。
気づいたプラタは、慌てて俺に視線を向けた。
目を見開いて驚く。
直後、闇の使い手は例外なく残虐性があると思い出す。
「何してるんだ。プラタ」
「……クライン」
「その本を閉じろ」
禁忌魔法は外側が特殊で、しっかりと中身を見ないとなんの本なのかは話からmない。
だが、人間破壊する魔法もあると聞く。
一瞬の油断も許されない。
プラタが少しでも変な動きをすれば、彼女を――殺す。
「……嫌よ」
「何が目的だ?」
俺の強さは知っているはず。だがプラタは、決して本から手を放そうとはしなかった。
何よりも驚いたのは、怯えたり、怒ったりしているのではなく、とても悲し気な顔をしていたことだ。
酷くむなしく見える。
「私はただ、自分の事が知りたいの」
「……わかるように言え」
「私の事は知ってるでしょ。生き残りの魔女、プラタよ」
「ああ」
「でも……私には記憶がない。両親の記憶も、祖国も、魔人の事も。でも……闇魔法だけ扱える。だからみんな私を魔人の手先だと思ってるわ」
「……それは知らなかった。ならなせこんなことをする?」
「それは、違うとも言い切れないからよ」
プラタは困惑しているように思えた。
悔しそうに、悲しそうに。
魔結界の力は決して緩まない。彼女は、話を続ける。
「私はこの王都を破壊しようとか、誰かを殺そうなんて思ってないし、思ったこともない。ただ、自分の事が知りたいだけなの」
彼女は、敵意がないことを示しながらゆっくりと本の中身を見せてきた。
文字を読むのはまだ慣れない。
だがそこには、記憶回帰の魔法と書かれている。
「これは隠されている記憶を引き出す魔法。元々は戦時中、相手から情報を聞き出す為に作られた。当人の許可なく頭を除くのは非人道的な行為だと禁止されたのよ」
「……もしかしてプラタ、君はそれを自分に掛けたいってことか?」
プラタは、ゆっくりと悲しげに頷く。
「私は自分のことが知りたい。自分が何者なのか、どうして闇魔法が使えるのか。この本の存在を知ってから、ずっと探してたの。そして、ようやく見つけた」
「だが…禁止魔法だった」
「そう、王都にあると分かった時はどうしたらいいのか永遠と悩んだ。」
「……だから候補生になったのか?」
「そうよ」
「鍵開けの本は、この為だったのか」
「……そう。この国のカギは事前に入手していた情報と変わっていたの。だから、急遽覚える必要があった」
これで全てが繋がった。
だが、最悪なパターンが残っている。
「その魔法を習得して記憶が戻るとしよう。だが君が本当に魔人の手先だったら? 何らかの形で記憶を失い、それを思い出したら? 君でもどうなるかわからないだろう」
「……その通りよ。記憶がない私は、自分が何者なのかもわからない。でもあなたにはわからないわ。闇の力を持っているだけで、生き残りの魔女と言われ卑下される気持ちが。でも信じてほしい。私は絶対に、魔人の手先なんかじゃない。何も覚えていないけど、わかるの」
プラタの今にも泣き出そうな表情に、心が揺れ動かされそうになる。
だが彼女の言葉に根拠は何一つない。
そもそも彼女が魔人の手先だったとすれば今の感情はまったくの無意味だ。
思い出した途端に嘘をつくかもしれないし、記憶が戻った途端に何かとんでもないことが起こるかもしれない。
俺がすべきこと。それは、プラタを殺すこと。
すでに法は犯している。
今の言葉から、それは故意であることも自ら暴露した。
わかっている。自分が何をすべきかなんて。
「クライン、私は――」
「黙ってろ」
魔結界を強める。
俺は覚悟したはずだ。
この世界に生まれて、メアリーとリルド、フェア、おもちと幸せになりたいと思ったあの日から。
けど……なんで、なんでこんなにも迷うんだ。
どうしてプラタが、俺と重なるんだ。
……そうか、わかった。
プラタが俺に似ている理由、それは――過去の俺と同じだからだ。
虐げられ、誰も味方がいなかったあの日。
だが俺にはおもちがいた。
しかし彼女には――本当信じられる人がいない。
笑顔の奥では孤独を感じていた。
たった1人で失った記憶と戦っていた。
……それを知る為には――。
「クライン、どうしたんだ!?」
「これは……なに?」
そのとき、後ろからルージュとミリシアがやってきた。
「どうやってここに?」
「リリが反応したの。で、ルージュに訪ねてみたら部屋にはいないって。それで分かったの」
「兵士たちには伝えたのか?」
ミリシアが、横に首を振る。
「クラインがいなかったから、もしかしたら1人でここに来てる可能性も考えて……言わなかった。ここへはバレずにきた」
「おいクライン、プラタが何かしてたのか?」
「……ルージュ、ミリシア頼みがある」
そして俺は、ある決意をした。
「俺とプラタを魔結界で囲ってくれ」
記憶を辿る工程を二人で行う。
そして彼女が魔人の手先だった場合――俺ごと殺してもらう。
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