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39.マルタン会談-3
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「あとは米についての話だが」
「はい」
「まずは、今まで通りにただで提供しようと思う」
マルタンは3人を見て、ニコリと笑った。
「マルタンさん!」
ロナはマルタンのありがたい提案に感激した。
「利益がでるようになったら、その時は遡って請求させてもらうよ。だから、一日も早く利益を出してくれたまえよ」
「はい!ありがとうございます!」
「「ありがとうございます。マルタンさん」」
テオとリナも深々と頭を下げた。
「ところで、この計画書にある『梅干しとシャケの有無についての確認』とは何かね?」
マルタンは運営計画書の備考に書かれている『確認事項』に目を留めた。
「はい。先日マルタンさんに試食して頂いたのは塩にぎりでしたが、おにぎりというのは中に具が入っていて、更に表面を海苔で包んでいるものが一般的なのです」
「中に具とは?」
「代表的なのが梅干しとシャケです。梅干しというのは梅の木の実を塩漬けした後に日干ししたものです。シャケは鮭のいう魚の身を塩を振り焼いてほぐしたものです」
「具が中に入っている、海苔がまいてある…食べ物…」
「どうされましたか?」
「それは、おむすびというものではないのか?」
「そう!そうです!」
「東の国からくるものたちが、丸い黒いものを食べているのを見たことがあるのだ。その黒いものは何かと聞いたら、海苔だと言われたことがあってな。中には酸っぱい木の実を入れていて、酸っぱい酸っぱいと食べていたのだよ」
「梅干しはとても酸っぱいものなのです。しかし、腐食防止の効果があるのでおにぎりの中にはよく入れるのです」
「おにぎりとおむすびは同じものなのか?」
「はい、呼び方が異なるだけで、同じものです」
「おそらく、海苔、梅干し、シャケは東の国から手に入れることができるだろう。そちらは私が確認しておく。他には何かあるかな?」
「おにぎりと一緒に汁物も提供したいのです。その為に味噌という調味料も欲しいのです」
「あい分かった!」
ロナはテオ、リナと見つめ合い、今回の会談が予想以上のものであったことを喜びあった。
「はい」
「まずは、今まで通りにただで提供しようと思う」
マルタンは3人を見て、ニコリと笑った。
「マルタンさん!」
ロナはマルタンのありがたい提案に感激した。
「利益がでるようになったら、その時は遡って請求させてもらうよ。だから、一日も早く利益を出してくれたまえよ」
「はい!ありがとうございます!」
「「ありがとうございます。マルタンさん」」
テオとリナも深々と頭を下げた。
「ところで、この計画書にある『梅干しとシャケの有無についての確認』とは何かね?」
マルタンは運営計画書の備考に書かれている『確認事項』に目を留めた。
「はい。先日マルタンさんに試食して頂いたのは塩にぎりでしたが、おにぎりというのは中に具が入っていて、更に表面を海苔で包んでいるものが一般的なのです」
「中に具とは?」
「代表的なのが梅干しとシャケです。梅干しというのは梅の木の実を塩漬けした後に日干ししたものです。シャケは鮭のいう魚の身を塩を振り焼いてほぐしたものです」
「具が中に入っている、海苔がまいてある…食べ物…」
「どうされましたか?」
「それは、おむすびというものではないのか?」
「そう!そうです!」
「東の国からくるものたちが、丸い黒いものを食べているのを見たことがあるのだ。その黒いものは何かと聞いたら、海苔だと言われたことがあってな。中には酸っぱい木の実を入れていて、酸っぱい酸っぱいと食べていたのだよ」
「梅干しはとても酸っぱいものなのです。しかし、腐食防止の効果があるのでおにぎりの中にはよく入れるのです」
「おにぎりとおむすびは同じものなのか?」
「はい、呼び方が異なるだけで、同じものです」
「おそらく、海苔、梅干し、シャケは東の国から手に入れることができるだろう。そちらは私が確認しておく。他には何かあるかな?」
「おにぎりと一緒に汁物も提供したいのです。その為に味噌という調味料も欲しいのです」
「あい分かった!」
ロナはテオ、リナと見つめ合い、今回の会談が予想以上のものであったことを喜びあった。
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