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Case01.
5.控え室は新たな局面をむかえる
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「ゴメン!ゴメン!オリビア嬢」
「えっ!チャーリー様」
振り返り、立ち上がる令嬢
「本当に、本当に俺は馬鹿で、君に酷いことをした。許して欲しい」
チャーリーは頭を床につけ、土下座をした。
「チャーリー様、おやめ下さい」
令嬢は、土下座する婚約者に駆け寄った。
「本当に申し訳無かった」
「頭を、頭をあげて下さいませ」
令嬢も床に座り込んだ。
「チャーリー様、どうしてここに……」
「僕が君にしたことは、本当に許されることでは無かった。許して欲しい。彼女と二人でお茶をしたのも、食事を分け与えたのも、君の誕生日に彼女と一緒にいたのも、本当に酷いことだった」
「ど、どうしてそれを……」
婚約者からの謝罪の言葉に戸惑う令嬢。
その時
「こら!!学園の備品を私用に使ってんじゃないよっ!!」
という声が、テーブルの上に置いてある、私のエプロンから聞こえてきた。
「えっ!えっ!」
驚き、言葉が出ない令嬢。
「こら!!あんた!今日は半休だよっ!」
ガチャガチャという音がして、エプロンからの声は消えた。
(は!半休……や、やむ無し)
「これは、食堂部が使っている備品でして……」
私はポケットから、黒い小さな箱をテーブルの上に置いた。
「このALLにスイッチを合わせると、食堂のスピーカーに、音が出るんです。このマイクが拾った音が」
「……と、いうと……」
「はい。ここで私たちが話していた内容は、全て食堂のスピーカーで聞こえていたはずです」
令嬢は婚約者の顔を見た。
「そ、そ、そうなんだ」
婚約者は項垂れながら言った。
「ここで話した話が?!」
「はい。全部です」
「ぜ、全部……」
へたり込む令嬢を婚約者が慌てて支える。
「言い訳をさせてくれないか……」
「は、はい……」
「僕が彼女とお茶をしていたのは、彼女が君の話をしてくれると言うからなんだ。その……君とのエピソードを色々教えてくれるって」
「エ、エピソード」
「君はいつも、欲しいものは特に無い、結構ですって言って、僕に何かをねだることも無かっただろ?だから、何を好きで、何を欲しがっているのか、知りたかったんだ」
「本当に、欲しい物は無かったので……」
「欲しい物はみーんなあの女に奪われちゃうんだもの、望むことすらやめちゃうわよねっ」
あ!つい『あの女』なんて言っちゃった♪
「そうだったんだね。そんなことも知らずに僕は、彼女とお茶をしてたんだね。愚かだったよ」
「いえ、私の事を知ろうとして下さったことなので……」
「あのぉ、床に座っていては、腰も冷えます。冷えは女性には良くないので、椅子に座って下さい」
-つづく-
「えっ!チャーリー様」
振り返り、立ち上がる令嬢
「本当に、本当に俺は馬鹿で、君に酷いことをした。許して欲しい」
チャーリーは頭を床につけ、土下座をした。
「チャーリー様、おやめ下さい」
令嬢は、土下座する婚約者に駆け寄った。
「本当に申し訳無かった」
「頭を、頭をあげて下さいませ」
令嬢も床に座り込んだ。
「チャーリー様、どうしてここに……」
「僕が君にしたことは、本当に許されることでは無かった。許して欲しい。彼女と二人でお茶をしたのも、食事を分け与えたのも、君の誕生日に彼女と一緒にいたのも、本当に酷いことだった」
「ど、どうしてそれを……」
婚約者からの謝罪の言葉に戸惑う令嬢。
その時
「こら!!学園の備品を私用に使ってんじゃないよっ!!」
という声が、テーブルの上に置いてある、私のエプロンから聞こえてきた。
「えっ!えっ!」
驚き、言葉が出ない令嬢。
「こら!!あんた!今日は半休だよっ!」
ガチャガチャという音がして、エプロンからの声は消えた。
(は!半休……や、やむ無し)
「これは、食堂部が使っている備品でして……」
私はポケットから、黒い小さな箱をテーブルの上に置いた。
「このALLにスイッチを合わせると、食堂のスピーカーに、音が出るんです。このマイクが拾った音が」
「……と、いうと……」
「はい。ここで私たちが話していた内容は、全て食堂のスピーカーで聞こえていたはずです」
令嬢は婚約者の顔を見た。
「そ、そ、そうなんだ」
婚約者は項垂れながら言った。
「ここで話した話が?!」
「はい。全部です」
「ぜ、全部……」
へたり込む令嬢を婚約者が慌てて支える。
「言い訳をさせてくれないか……」
「は、はい……」
「僕が彼女とお茶をしていたのは、彼女が君の話をしてくれると言うからなんだ。その……君とのエピソードを色々教えてくれるって」
「エ、エピソード」
「君はいつも、欲しいものは特に無い、結構ですって言って、僕に何かをねだることも無かっただろ?だから、何を好きで、何を欲しがっているのか、知りたかったんだ」
「本当に、欲しい物は無かったので……」
「欲しい物はみーんなあの女に奪われちゃうんだもの、望むことすらやめちゃうわよねっ」
あ!つい『あの女』なんて言っちゃった♪
「そうだったんだね。そんなことも知らずに僕は、彼女とお茶をしてたんだね。愚かだったよ」
「いえ、私の事を知ろうとして下さったことなので……」
「あのぉ、床に座っていては、腰も冷えます。冷えは女性には良くないので、椅子に座って下さい」
-つづく-
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