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若き龍の目醒め 12
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「あ、うわ。ど、ども……」
九郎は顔を真っ赤にして、慌てて会釈を返す。周りから、嫉妬と羨望のまなざしが向けられているのが、嫌でもわかる。顔を上げたころには、女神は立ち去ろうとしていた。歩く姿がまた美しい。
「やっほ、九郎くん!今帰るとこ?」
後ろ姿の綾乃を遮るように、杏はひょこっと割り込んできた。
「馬野、鳳松院さんと知り合いなの?」
「うん!ちょっとね。やっぱり九郎くんも綾姫に興味があるんだ?」
杏が、九郎の脇腹を肘でちょんちょんとつつく。
「いや、意外だなって思っただけ」
「そんなこと言って~。ほんとはうらやましいんでしょ~?」
杏はいやらしい笑みを浮かべて更に脇腹をつついてくる。
「ち、ちげぇよ!」
九郎の必死の否定には耳を貸さず、かっかっかと、杏は笑っている。彼女と学院の聖女がどのような知り合いであるかという疑問は、あっさりごまかされた。
「ったく、まぁいいや。そいじゃあな、馬野………って、なんでついてくるわけ?」
帰ろうとした九郎の後ろを、二歩ほど離れてとことこと杏がついてきたのである。
「えへへ……、たまには一緒に帰ろうかな~なんて思ったりして……」
頬を赤らめ、上目遣いでいつもと違う女の子らしい仕草の杏に、九郎は、
「……偽物?」
「何でよっ!?」
「いや、いつもの馬野じゃないみたいだから、つい……」
「ったく、失礼しちゃうな!ほら、行くよ!」
プリプリ怒りながら先を歩いていく杏を、九郎は苦笑しながら小走りで追っていくのだった。
「しかし、どうしたのさ?急に、一緒に帰ろうなんて。何か頼み事?」
しばらく二人は並んで歩いていたが、九郎は不意に、杏が自分を帰りに誘った理由を聞いてみた。
彼女は普段、沙耶と帰るか、優たちと一緒にどこかに遊びに行くかするので、放課後一人でいるのこなど滅多にないのだ。
「別にぃ~♪たまには、九郎くんとおしゃべりでもしながら帰るのもいいかなぁって思っただけだよ~」
「ふーん……おしゃべりねぇ」
普段なら、女の子と一緒に帰っているという状況に、ドギマギしているだろうが、今日はどうもそういう気分じゃない。
今はとにかく、由紀子と話したい。だが、一緒に帰っているのに別の誰かの事を考えているのは杏に対して失礼だと思い、気を取り直して杏となんでもない話をしながら帰ることにした。
「あはは!でさ~、こーじったら弱いくせにあたしにゲームに挑戦してくるのよね~!おかげで、百円で何回もゲームできちゃった!」
「ははっ、鴻二は負けず嫌いなところがあるからな」
二人が校門を出て十分。他愛のない話をしながら、二人は駅に向かっている。杏とのおしゃべりは楽しくて、いつの間にか駅はもうすぐそこだ。
「身の程を知れってのよ!あたしに勝とうなんざ十年早い!」
「じゃあ、次は僕が挑戦しようかな?」
「おっ、いいじゃん!まぁ、九郎くんでもあたしの足下には及ばないかも知れないけどね~!」
「はは、お手柔らかに」
「でさ、九郎くん……」
今までの話を一旦打ち切り、杏は真剣な顔で、九郎の顔を見た。
「ん?」
「急に変なことを聞くけど……」
杏が口を開き、本題に入ろうとした時だった
「やめないか!!」
九郎がいきなり怒声をあげた。
言い終わらないうちに駆けだしている。これまでの学校生活で、杏が見たこともない激しい怒りの表情を浮かべていた。九郎が駆け寄ろうとしたのは、駅に続く道の脇にある小さな公園だ。
そこで、数人の若者が、小さな子犬にイタズラをしていた。目の上には太いペンで眉毛を書かれ、胴体にはダーツに使う的のようなものを書かれ、逃げ回る子犬をエアガンで狙い撃ちにして、ゲラゲラ笑っていた。
杏は知らない。今朝、九郎が目にした光景とよく似ていることを。
そして、その時、九郎は見て見ぬふりをしてしまったことを。何度となく、九郎はそうしてしまったことも知らない。たとえ、そのことを知らなくても、九郎と友達付き合いをしていれば、不良どもを頭ごなしに怒鳴りつけ、救いに入る九郎というのは、充分に違和感のある光景だった。
「どうしたんだろ……?九郎くんらしくない。九郎くん本来の性格じゃないよね。誰かの影響……?そういうことかな」
杏は自分の制服の袖をめくりあげた。彼女はギリギリまで長袖でいるつもりだった。手首のややしたあたり、白い腕にくっきりと奇妙な形の痣がある。
それを他人に見せたくなかったからだ。今はますますそう思う。なぜなら、その痣は九郎の手の甲に浮かび上がったものと同じ形をしているからだ。
「ペアでタトゥーだ、なんて言われたくないだろうなぁ……、九郎くんは」
痣をまじまじと見つめながら、杏は言おうとしていた質問を胸のうちで繰り返した。
『九郎くん……、最近、おかしな〈夢〉を見なかった?』
もう一度、よく考えてみる。
「ストレートすぎるかな、やっぱ」
さて、自分の時は……綾乃にどうやって訊ねられたか。
「あ、やば」
九郎が、殴られて地面に倒れている。もちろん、彼が喧嘩に勝てるはずなかった。運動神経や体力はともかく、喧嘩はまず慣れだ。九郎には、それがない。
「んもぉ……しょうがないなぁ~」
杏は、悠然と歩き出した。ほんのささいな喧嘩だが、戦いは戦いだ。それに対する恐れを、微塵も出さない足の運びだった。まるで、修羅場というものに慣れきっているかのような。
「何だ、オメェは?」
不良たちの一人が、腹を抱えて咳き込んでいる九郎を上から覗き込む。
「ムカつくんだよな―そうやって正義漢ぶる勘違い野郎見てるとさ~!」
別の一人が、そう言いながらうずくまり下を向いている九郎の顔を蹴り上げる。
「おめ、頭おかしいんじゃねぇの?見なかったことにすりゃあ、痛い目あわなくて済んだのによ」
そう言ったのは、覗き込んだほうだったか、それとも九郎の顔を蹴ったほうか。あるいは別の一人だったかもしれない。
不良たちは全部で四人いた。顔も髪型も服装も、それぞれ全然違っている。いずれも耳や鼻に何個ものピアスをつけ髪は脱色したのか染めているのかそれとも両方か、下品な色に下品な髪型だ。
そのせいか、九郎には、彼らを見分けることができなかった。声質もまったく違うのに、聞き分けることができないのだ。その必要もなかった。彼らの外見がどうであれ、中身は一緒なのだ。
(そうなんだよなー僕、どうしちゃったんだろ?でも見て見ぬ振りなんてもうしたくない!弱き者を救うとあの時誓ったではないかっ!?)
“あの時”?いつ?
“誓った”?何を?
呼吸は、どうやら平常に戻ってきている―――。 そんなことを思っている瞬間に、また背中をつま先で蹴りつけられて、息が詰まった。
「さて……こいつどうしよっか?」
「いきなり出てきて『そんな真似して恥ずかしくないのか』、だって。ギャハハハ!」
「お前の方が、よっぽど恥ずかしいっつーの!何か勘違いしてんじゃねーの?」
「あのさ、知らねーみたいだから教えてやるよ。正義を振りかざしたって、何の得にもならねぇの。今の世の中はね、そういうものなの」
彼らは口々にそう言った。確かに彼らの言葉の所々に、つい納得してしまう時はある。
九郎だって、正義なんてものがあるとは思えないし、無償の善意なんてバカバカしいとも思う。
でも、どうしてなのか、九郎自身にもわからなかったけれど、弱い何かが痛めつけられているのを見たら、身体が勝手に動いたのだ。
ただ―――。
恥ずかしいとか照れくさいとか、それから自分に助けられるだけの力があるのかどうかが不安だったけれど、不思議と恐怖を感じなかった。
自分が痛みを感じるのは、大したことじゃないとも思える。九郎はどうにか首を起こした。
公園の隅っこで、身体を丸めて震えている子犬がいる。雑種だろうか。耳は垂れ下がり、四本の足は短い。顔はダックスフンドともウェルシュコーギーにも見える。
この犬が、エアガンの弾や不良たちから逃げ回っているのを見て、九郎は動いたのだった。
その子犬と目があった。
種族も違ければ言葉も通じないけれど、その子犬の瞳は、はっきりと九郎に感謝していた。
九郎は顔を真っ赤にして、慌てて会釈を返す。周りから、嫉妬と羨望のまなざしが向けられているのが、嫌でもわかる。顔を上げたころには、女神は立ち去ろうとしていた。歩く姿がまた美しい。
「やっほ、九郎くん!今帰るとこ?」
後ろ姿の綾乃を遮るように、杏はひょこっと割り込んできた。
「馬野、鳳松院さんと知り合いなの?」
「うん!ちょっとね。やっぱり九郎くんも綾姫に興味があるんだ?」
杏が、九郎の脇腹を肘でちょんちょんとつつく。
「いや、意外だなって思っただけ」
「そんなこと言って~。ほんとはうらやましいんでしょ~?」
杏はいやらしい笑みを浮かべて更に脇腹をつついてくる。
「ち、ちげぇよ!」
九郎の必死の否定には耳を貸さず、かっかっかと、杏は笑っている。彼女と学院の聖女がどのような知り合いであるかという疑問は、あっさりごまかされた。
「ったく、まぁいいや。そいじゃあな、馬野………って、なんでついてくるわけ?」
帰ろうとした九郎の後ろを、二歩ほど離れてとことこと杏がついてきたのである。
「えへへ……、たまには一緒に帰ろうかな~なんて思ったりして……」
頬を赤らめ、上目遣いでいつもと違う女の子らしい仕草の杏に、九郎は、
「……偽物?」
「何でよっ!?」
「いや、いつもの馬野じゃないみたいだから、つい……」
「ったく、失礼しちゃうな!ほら、行くよ!」
プリプリ怒りながら先を歩いていく杏を、九郎は苦笑しながら小走りで追っていくのだった。
「しかし、どうしたのさ?急に、一緒に帰ろうなんて。何か頼み事?」
しばらく二人は並んで歩いていたが、九郎は不意に、杏が自分を帰りに誘った理由を聞いてみた。
彼女は普段、沙耶と帰るか、優たちと一緒にどこかに遊びに行くかするので、放課後一人でいるのこなど滅多にないのだ。
「別にぃ~♪たまには、九郎くんとおしゃべりでもしながら帰るのもいいかなぁって思っただけだよ~」
「ふーん……おしゃべりねぇ」
普段なら、女の子と一緒に帰っているという状況に、ドギマギしているだろうが、今日はどうもそういう気分じゃない。
今はとにかく、由紀子と話したい。だが、一緒に帰っているのに別の誰かの事を考えているのは杏に対して失礼だと思い、気を取り直して杏となんでもない話をしながら帰ることにした。
「あはは!でさ~、こーじったら弱いくせにあたしにゲームに挑戦してくるのよね~!おかげで、百円で何回もゲームできちゃった!」
「ははっ、鴻二は負けず嫌いなところがあるからな」
二人が校門を出て十分。他愛のない話をしながら、二人は駅に向かっている。杏とのおしゃべりは楽しくて、いつの間にか駅はもうすぐそこだ。
「身の程を知れってのよ!あたしに勝とうなんざ十年早い!」
「じゃあ、次は僕が挑戦しようかな?」
「おっ、いいじゃん!まぁ、九郎くんでもあたしの足下には及ばないかも知れないけどね~!」
「はは、お手柔らかに」
「でさ、九郎くん……」
今までの話を一旦打ち切り、杏は真剣な顔で、九郎の顔を見た。
「ん?」
「急に変なことを聞くけど……」
杏が口を開き、本題に入ろうとした時だった
「やめないか!!」
九郎がいきなり怒声をあげた。
言い終わらないうちに駆けだしている。これまでの学校生活で、杏が見たこともない激しい怒りの表情を浮かべていた。九郎が駆け寄ろうとしたのは、駅に続く道の脇にある小さな公園だ。
そこで、数人の若者が、小さな子犬にイタズラをしていた。目の上には太いペンで眉毛を書かれ、胴体にはダーツに使う的のようなものを書かれ、逃げ回る子犬をエアガンで狙い撃ちにして、ゲラゲラ笑っていた。
杏は知らない。今朝、九郎が目にした光景とよく似ていることを。
そして、その時、九郎は見て見ぬふりをしてしまったことを。何度となく、九郎はそうしてしまったことも知らない。たとえ、そのことを知らなくても、九郎と友達付き合いをしていれば、不良どもを頭ごなしに怒鳴りつけ、救いに入る九郎というのは、充分に違和感のある光景だった。
「どうしたんだろ……?九郎くんらしくない。九郎くん本来の性格じゃないよね。誰かの影響……?そういうことかな」
杏は自分の制服の袖をめくりあげた。彼女はギリギリまで長袖でいるつもりだった。手首のややしたあたり、白い腕にくっきりと奇妙な形の痣がある。
それを他人に見せたくなかったからだ。今はますますそう思う。なぜなら、その痣は九郎の手の甲に浮かび上がったものと同じ形をしているからだ。
「ペアでタトゥーだ、なんて言われたくないだろうなぁ……、九郎くんは」
痣をまじまじと見つめながら、杏は言おうとしていた質問を胸のうちで繰り返した。
『九郎くん……、最近、おかしな〈夢〉を見なかった?』
もう一度、よく考えてみる。
「ストレートすぎるかな、やっぱ」
さて、自分の時は……綾乃にどうやって訊ねられたか。
「あ、やば」
九郎が、殴られて地面に倒れている。もちろん、彼が喧嘩に勝てるはずなかった。運動神経や体力はともかく、喧嘩はまず慣れだ。九郎には、それがない。
「んもぉ……しょうがないなぁ~」
杏は、悠然と歩き出した。ほんのささいな喧嘩だが、戦いは戦いだ。それに対する恐れを、微塵も出さない足の運びだった。まるで、修羅場というものに慣れきっているかのような。
「何だ、オメェは?」
不良たちの一人が、腹を抱えて咳き込んでいる九郎を上から覗き込む。
「ムカつくんだよな―そうやって正義漢ぶる勘違い野郎見てるとさ~!」
別の一人が、そう言いながらうずくまり下を向いている九郎の顔を蹴り上げる。
「おめ、頭おかしいんじゃねぇの?見なかったことにすりゃあ、痛い目あわなくて済んだのによ」
そう言ったのは、覗き込んだほうだったか、それとも九郎の顔を蹴ったほうか。あるいは別の一人だったかもしれない。
不良たちは全部で四人いた。顔も髪型も服装も、それぞれ全然違っている。いずれも耳や鼻に何個ものピアスをつけ髪は脱色したのか染めているのかそれとも両方か、下品な色に下品な髪型だ。
そのせいか、九郎には、彼らを見分けることができなかった。声質もまったく違うのに、聞き分けることができないのだ。その必要もなかった。彼らの外見がどうであれ、中身は一緒なのだ。
(そうなんだよなー僕、どうしちゃったんだろ?でも見て見ぬ振りなんてもうしたくない!弱き者を救うとあの時誓ったではないかっ!?)
“あの時”?いつ?
“誓った”?何を?
呼吸は、どうやら平常に戻ってきている―――。 そんなことを思っている瞬間に、また背中をつま先で蹴りつけられて、息が詰まった。
「さて……こいつどうしよっか?」
「いきなり出てきて『そんな真似して恥ずかしくないのか』、だって。ギャハハハ!」
「お前の方が、よっぽど恥ずかしいっつーの!何か勘違いしてんじゃねーの?」
「あのさ、知らねーみたいだから教えてやるよ。正義を振りかざしたって、何の得にもならねぇの。今の世の中はね、そういうものなの」
彼らは口々にそう言った。確かに彼らの言葉の所々に、つい納得してしまう時はある。
九郎だって、正義なんてものがあるとは思えないし、無償の善意なんてバカバカしいとも思う。
でも、どうしてなのか、九郎自身にもわからなかったけれど、弱い何かが痛めつけられているのを見たら、身体が勝手に動いたのだ。
ただ―――。
恥ずかしいとか照れくさいとか、それから自分に助けられるだけの力があるのかどうかが不安だったけれど、不思議と恐怖を感じなかった。
自分が痛みを感じるのは、大したことじゃないとも思える。九郎はどうにか首を起こした。
公園の隅っこで、身体を丸めて震えている子犬がいる。雑種だろうか。耳は垂れ下がり、四本の足は短い。顔はダックスフンドともウェルシュコーギーにも見える。
この犬が、エアガンの弾や不良たちから逃げ回っているのを見て、九郎は動いたのだった。
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